2011年 12月 29日
土と語らう・・とは? |

初心だったころ・・読みあさった書物の中に
しばしば出てきた言葉のひとつが・・これ
「土と・・語らう」だった
土と語らう・・
この擬人法表現を理解するには・・少し時間がかかった
土が・・もの言う口はどこにあるのだろ
土に・・言い聞かせる耳をどこに探せというのだ

しかし・・「土と語らう」
この言葉の響きには・・どこか心地よさがあって
忘れることのない言葉になった

長い時間をかけて・・ロクロを挽き
思い通りにならない土の暴走に
どれほど翻弄されただろうか
いつの間にか・・
「頼むから・・おとなしくしてくれよ!!」と
独りごちてる自分に気づき
語ってることには・・気づいたが
その返事を・・聞いたことはなかった

今は・・少し聞こえているような気がする
聞こえる・・と書けば耳だと思うのが普通だ
そこが・・間違っていた
土の言葉を聞こうとしたら・・
耳ではない・・指だ!
土に触れてる指で聞けばいい
しかし・・不思議なことに
目に見えてる指には・・聞こえない
だから・・
目をつぶって・・ロクロを挽いてごらん
壊れてもいいから・・目をつぶって・・
土が・・饒舌にもの言うのが判る筈だ
平たくいえば・・
土を自在に扱うというのは・・
径でも高さでもない・・厚みなのだ
厚み以外は・・目で見える
目で見えるものなら・・制御できるが
見えないものをどうするか・・?
目をつぶって・・指で感じればいい
目を閉じた途端に・・びっくりするほど・・
指が敏感になるのが判るはずだ
「土が・・聞こえる」・・私にはそう思える
昨日は・・久しぶりに
地元の陶芸家仲間と・・忘年会をした
広島焼きを食べて・・カラオケハウスで飲みながら喋った
5人で・・3時まで
さすがに・・即日更新ができず
しかも・・今朝は少し遠くまで
大皿を納品する約束だったから・・
戻って・・今書く羽目になってしまった
たまには・・こんな日もあると・・
来年古希・・朝帰りはちときついかも
反省!!・・はしてみたが・・

by touseigama696
| 2011-12-29 16:39
| ●窯だ行進曲
|
Comments(2)
そうですね〜
練込なんかやっていると
土と語るというより
膝をつき寄せて問い詰めたい
「だからホントのところはどうなの?」
「正直に教えてくれ〜」
みたいな感じです。
粘土本人も知らない事が多くって〜
「勝手に焼いておくれ!」って言われても困っちゃうし・・・
粘土の個性をうまく導いて
より良い作品に出来ればと思っています。
だからこそ
「正直に語っておくれ!!!」
陶芸だからこそ焼くことも大切にしています。
でも、ここにもまた「炎と語る」みたいな
とんちクイズが待っています
一休さんが陶芸家だったらな〜
>>笑
練込なんかやっていると
土と語るというより
膝をつき寄せて問い詰めたい
「だからホントのところはどうなの?」
「正直に教えてくれ〜」
みたいな感じです。
粘土本人も知らない事が多くって〜
「勝手に焼いておくれ!」って言われても困っちゃうし・・・
粘土の個性をうまく導いて
より良い作品に出来ればと思っています。
だからこそ
「正直に語っておくれ!!!」
陶芸だからこそ焼くことも大切にしています。
でも、ここにもまた「炎と語る」みたいな
とんちクイズが待っています
一休さんが陶芸家だったらな〜
>>笑
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broccoli1105さん
ありがとうございます
土のことに熟知のあなたでも
やはり・・笑
でも・・扱いにくい土ほど面白いとも・・
面白くても・・疲れるかぁ・・苦笑
来年は・・是非工房訪問させてください
ありがとうございます
土のことに熟知のあなたでも
やはり・・笑
でも・・扱いにくい土ほど面白いとも・・
面白くても・・疲れるかぁ・・苦笑
来年は・・是非工房訪問させてください