2011年 07月 11日
ヘラ使いのデモ |
ときどき・・教室で
技術的なデモをすることがあります
誰かのためにすることでも・・
大抵居合わせたみんなも・・見ます
それぞれが抱えている問題意識で
見てくれれば・・どこかにヒントが・・
そうだといいんだけど・・
このデモは5月ごろのこと・・忘れてた
引っ張り出して・・貼りつけることにしました
目的は・・1.5kgの粘土で
ヘラを使った・・鉢の作り方です
小さい高台で・・朝顔型に開いた鉢
そんなイメージなので・・
まずは・・細く高く引き上げます
鉢づくりというより・・花入れかな・・って感じ
高くあげてから開くことで
一杯に開いた口と・・
小さな高台の差を作ります
ここから・・ヘラを使います
口の部分を少しづつ倒しながら
薄味に引きあげてゆきます
ただ倒すだけでは・・厚い鉢になってしまいます
右手のヘラに向かって
左手指で・・土を押しつけてゆく感じで
土は・・薄くなってゆきます
開くのは・・ヘラを持った右手のように見えますが
左手が緩むと・・クラゲのようにへたってしまいます
ここらへんは・・私の場合
この長柄のヘラを使います
牛ベラとは少し違う形状ですが
既製品ではなく・・いただいたもの?だったような
実に便利なヘラで・・多用しています
幾ら小さな高台でも・・
見込が狭ますぎては使い勝手が悪いので
柔らかいシルエットで膨らまします
そこで使うのは・・これです
小さなヘラですが・・
立てたり寝かしたりすることで
見込を傷つけることなく・・丸みがでます
仕上げに・・
朝顔の花弁のように口を開きますが・・
リムをつけずに・・シルエットで開きたいので
このヘラの・・凹面を利用します
口にあてて・・外側に倒すように開きます
乾燥に伴って・・少し起きあがることを
計算にいれる必要があります
やり過ぎれば・・へたるから要注意です
直径30cmですが・・
高台は8cmにしました
竹ひごでつまんで・・輪花にしてあります
花弁のシルエットがイメージ
均等わりにせず・・不規則三点輪花
あそび・・かな
この日のデモは・・ヘラを使っての作り方
でもヘラを使わなくてはできないのではなく
あくまでも・・手で作ることが大事です
道具が自由になるためには
まず・・手が自由であるべきだからです
道具は・・手の補完に過ぎません
私は・・そう思って作っています
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by touseigama696
| 2011-07-11 07:53
| ○陶芸教室
|
Comments(2)
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by
harukob1 at 2011-07-12 21:41
先生の手首、上の方に筋肉がしっかりついていますね。
ピアニストと筋肉のつく位置が同じだなぁって思いました。
今日の写真、、、仕事をする人の姿は美しいと思いました。
ピアニストと筋肉のつく位置が同じだなぁって思いました。
今日の写真、、、仕事をする人の姿は美しいと思いました。
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Commented
by
touseigama696 at 2011-07-12 22:57
harukobさん
ありがとうございます
日に日に落ちてゆく筋肉を大事に
負けないように・・って頑張ってます・・笑
ピアノが弾ける筋肉が欲しいです・・笑
私も・・若いころから
職人の仕事を見るのが好きでした
腕のいい職人は・・
片づけながら仕事し・・流れるようにきれで
リズミカルでしたね・・
我が家に出入りしてた大工さんには
随分教えてもらいました
職人の職人らしさを・・ね
ありがとうございます
日に日に落ちてゆく筋肉を大事に
負けないように・・って頑張ってます・・笑
ピアノが弾ける筋肉が欲しいです・・笑
私も・・若いころから
職人の仕事を見るのが好きでした
腕のいい職人は・・
片づけながら仕事し・・流れるようにきれで
リズミカルでしたね・・
我が家に出入りしてた大工さんには
随分教えてもらいました
職人の職人らしさを・・ね