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作風

作風を意識するような陶芸になるなんて・・
始めたころには・・想像もしないことだった
好きな器を・・好きなように作る
それしかなかったはずである
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このモチーフを作り始めて・・全ては変わった
糸抜きを技法名にして・・10年

この皿が・・私の陶芸を進化もさせたが
同時に・・私を縛ることにもなった
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小品を作っても・・こうなる
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注文をいただいても・・こうなる

糸を貼る都合と・・それによって見えてくる紋様が
ロクロの挽き方を支配する
造形と紋様がぶつかるのを嫌がるからだ
シンプルに挽く・・いつの間にか定着していた
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糸抜き波状紋を始める前・・
公募展への出品は・・天目組鉢だった

2001年の日本陶芸展で・・初めて認めてもらえた
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だから・・個展で使うシリーズに加えた
漆黒の奥で溜め色に傾く・・微妙な色調の変化と
重ねて置いた・・鉄の赤にこだわった
だから・・これもロクロはシンプルである

そんなことがあって・・
何を作るにせよ・・ロクロに手間をかけるようになった
作風らしきものが芽生えたのは・・こうした流れだった

陶土を使いながら・・磁器のように挽き・削る
それがいいのか悪いのか・・まだ答えは出してない
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以前には・・こうしたものも作っていた
黄瀬戸の茶碗・・油揚げ手が好きだ
手なりに挽いて殆ど削っていない
土も・・思いっきり粗い
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粉引きの銅鑼鉢
鉄分の多い赤土に・・御本を期待してた
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灰釉の片口鉢
好きな風合いだが・・レシピを失くして
再現できなくなった


指まかせに挽いて・・単味の釉にどっぷり
手間がかからず・・・その素朴も好きだ

でも好きだからといって
単純にそこに戻るわけにもゆかない
アイデンティティーとは・・そうしたものだ

蝋抜きという古い技法を・・糸抜きに変えて
伝統を・・時代にどう反映させるか
そこらへんで・・
際限もなく苦しい模索の日々である
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粗削り・・仕上げ削り
昨日も手間のかかる仕事で・・あっという間の一日だった



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Commented by harukob1 at 2011-06-23 01:54
いろんな技法をたくさん体験して、それをふるいにかけて、
残ったのが今の糸抜き波状紋、、、
すごいところに行き着いたんですね〜
糸抜き10年、、、、で、、糸に時々縛られる先生!
すばらしいですね!
これからもなんだかとっても楽しみです。
Commented by touseigama696 at 2011-06-23 07:37
harukobさん
ありがとうございます
キャリアの長い陶芸家なら
引出が一杯あるんでしょうに
私には・・幾つもありません・・トホホ

だから・・これやるっきゃない!・・で
ここまで歩いてきましたっが
もっと引出がほしいと痛感します

もし間に合うなら・・
学校で勉強したいくらいです

自縄自縛から逃れるには
ポテンシャルの高い引出が大事です
ちょっと間に合わないだろな・・苦笑
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by touseigama696 | 2011-06-21 09:15 | ○陶芸雑感 | Comments(2)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696