2011年 05月 01日
炎芸術・・2011夏 |
出版社から・・この季刊誌が送られてきた
「第21回日本陶芸展」を話題に・・
東京国立近代美術館の唐沢昌宏さんが
公募展レポートを寄稿されているからだった
いつだったか・・
伝統工芸展の講評の席だと思うが
「・・形もいい・・装飾もいい
だけど・・両者が合ってない・・」
それが理由で選外になる作品は少なくない
そういう話だった
別の機会・・
第3回菊池ビエンナーレの
会場での列品解説の折り・・
「・・この作家は・・
波状紋を作ることを意識するあまり
形をおき忘れているようだ・・」
今・・笠間の陶芸美術館館長
金子賢治さんの講評だった
つまり・・私のこと
このふたつのエピソードは
それからの私の制作に
大きな・・課題を与えた
唐沢さんの批評は・・
「・・形と表現による必然性という見方からは・・
糸抜き波状紋大鉢は・・波紋様を予測して
糸を貼りつける必要があり・・それには
見込の浅い器形が不可欠である」・・と書いてくださった
図録の作品解説でも
審査の榎本徹さん(岐阜県現代陶芸美術館館長)が
「・・平面的な大鉢の造形は
装飾をしっかりと受けとめるだけの力があり
作家のデザイン力と・・造形力の両方を評価したい・・」
と言ってくださってることと相まって
まさに・・課題へのアプローチが認められたことになり
作家としては嬉しいお褒めである
同時に・・形と装飾の調和は
確かな指針があって組めるものではなく
いつでも苦しみの末の発見のようでもある
新たな展開を模索する昨今・・
同じことを・・もう一度できるか
確固とした自信など・・持てようはずもないが
だから・・
日暮れてなお遥かな道を・・
なろうことなら・・できるだけ楽しそうに
歩いてみたいものである
応援してくださる方・・クリックしてネ!
by touseigama696
| 2011-05-01 00:54
| ○陶芸雑感
|
Comments(2)
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by
aimons at 2011-05-01 17:41
本、年間購読してます。昨日来て・・中を見ると先生の器が~
^^。凄いですよね~。公募の入賞作品が、本を通して見れる
んで、かなり・・嬉しいです。また、先生の器に会えるのを
楽しみにしてます。
^^。凄いですよね~。公募の入賞作品が、本を通して見れる
んで、かなり・・嬉しいです。また、先生の器に会えるのを
楽しみにしてます。
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Commented
by
touseigama696 at 2011-05-02 00:00