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なぜ?・・公募展

前回の第20回展から・・日本陶芸展は
笠間の陶芸美術館に巡回することになった
立派な美術館で・・まるで本展みたいである

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                              前回の笠間・・陶芸美術館

「・・この間出品した作品・・受賞だって・・!!」
「うっそォ~~!! すっご~い! センセイ!」
教室での開口一番が・・これだ

「・・あのぉ~友達に陶芸やってる・・って話すと
大抵・・どんなセンセイ?って聞かれるんです
センセイが入選したり・・受賞したりすると
とっても説明し易いし・・よかったね!
って言ってくれるんですよ・・」

教室を主宰しようとするなら・・
これって・・案外大事なことだと
教室を始めた頃から・・思ってきた
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                              この時は賞候補で・・賑々しく飾られた

「私は・・ちゃんとしたセンセイだよ!」って
なかなか言えない台詞だが
言えたとしても・・ほんと?・・でもある

だから・・言わずに信じてもらうためには
幾つかの手だてが必要だと・・思う

ひとつは・・実際に上手に作って・・見せること
センセイが・・モタモタと下手なもの作ってちゃ
そりゃ信じてもらえない
上手だなぁ~~素人目にもそう見える技術が一番だ

もうひとつは・・
定評のある展覧会で入選・受賞することである
センセイの上手さをオーソライズできるのは
しかるべき展覧会での入選である
それが・・センセイとしての客観性だろう
少なくとも・・県展レベルでの評価は持っているべきだ

私が・・公募展を意識したのも
始まりは・・そこだった

自分の技術を・・客観的に評価してもらいたい
そうすることで・・我田引水を避けることができる
独りよがりな押しつけは・・学ぶ者には迷惑だ

大きな公募展で・・入選しようとしたら
偏った技術では・・きっと無理だ
基本をきちんとマスターし
大抵のことなら・・何でもできて
それが我流ではないことを
説明できるだけの知識も・・必要である
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                            今年も・・ここで展示される 名誉なことだ

自分の作家活動と・・
教室での指導者としての仕事は
必ずしも・・一致しない

自分のしないことを・・教えることもあれば
自分でしてることを・・教えないこともある
教える時期を間違えると・・混乱することが多い
タイミングを図る・・これが大事だが難しいことでもある

でも・・ひとつだけ共通するものがある
基本を・・どう扱うかである
いつでも・・基本に立ち戻る気持ち
それは・・プロとて同じである

今は亡き加藤唐九郎さんが・・
白州正子さんの問いに答えて
「・・そこにある茶碗・・?それね・・
作品作る前に・・指慣らしで捻ったもんだ
それしないと・・調子が出ないんでね・・」


指慣らしに・・変わったことするわけはない
基本に帰れば・・指は正しく動く

私見として言えば・・
「基本とは・・
他の何かで代替させてはいけない技術で
そのまま・・慣れて身につけるべきもの」

と・・定義している

慣れて身につくまでやらずに
「やりにくいから・・こっちの方法で・・」
「出来ないから・・道具で・・」
「面倒だから・・簡略にして・・」
一時的には・・楽できても
いずれ・・大きな壁にぶつかる

こうしたことを我慢して
しっかりとした基本が身につくように・・
指導者が考えるべきことは
これに尽きる・・と思う

公募展の厳しい評価に耐えて
入選・・受賞が叶うには
自ら本道を歩かねばならない

教えることは・・
言ってみれば自戒である
自分にできないことを・・
教えることはできない

だからできることを・・増やす
増えたら・・質を良くする
質が良くなったら・・
どう伝えれば・・教えられるか・・
それが・・指導者の義務だ
日々・・努力はそのためでないと・・

自分にできたことだから
あなたにもできる・・そう信じることが
学ぶ者に・・信じてもらえる
唯一の「絆」ではなかろうか・・



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Commented by はるこ at 2011-02-12 01:23 x
ほんとですね、、。
先生の今日の内容は、陶芸以外のものにも通じますね。
基礎を身につける大切さ。
正統派ですね、、、、なにをやっても一流、、!
尊敬します。
Commented by mohariza6 at 2011-02-12 01:36
<教えることは・・
言ってみれば自戒である
自分にできないことを・・
教えることはできない>
これが、教える人の基本と思います。

陶芸は自分で一からやったことはありませんが、
人間の背筋が出ているような、
でも、千利休が愛した泥臭い器は、人間味の一端を表わしているような・・・。
なお、線のみで植物等を表現するのは難しく、お持ちかも知れませんが、江戸等の文様が参考になると思いますが、(見つからず、)
手元にある本では、フィリックス・パトゥリ著(土田光義訳)の「驚異のデザイナー~植物の織りなす不思議な世界」/白揚社刊/1980年第1版、及び、江戸時代の日本最初の植物図鑑を基にした「木の手帳~TREES OF JAPAN」/尚学図書編集/小学館刊/1991年第1版
が参考になるか、と思います。
当然、アラベスク文様は、線模様の極致とは思いますが・・・。
挑戦を楽しみにしています。
Commented by gu-nya7 at 2011-02-12 07:58
ものすごくいい教えを頂きました

これから教室です
未だに生徒さんに教える事で勉強させてもらってます
今日は気を引き締めて頑張ってきます!
Commented by tes_music_system at 2011-02-12 09:23
作品より受賞歴を見る方が多いけど、越えなければいけない事ですよね!
独りよがりをいさめる意味でも必要なんでしょうね~
公募展で入選、入賞することで、人の見る眼が違ってくるのを体験しました?!(笑い)
Commented by halko_s at 2011-02-12 23:22
touseigamaさーん!ヒツジも日陶展、入選してました!
パーティの日は行けそうなので、久しぶりに上京しようと思います!
touseigamaさんを間近でお祝いできる幸せ、
じっくりかみしめようと思います!
それにしても、点数、書いてなかったんですが…
あれれ???
Commented by masiro at 2011-02-12 23:46 x
こんばんは^^素敵な美術館ですね!

昨年ほどから器にとても興味を持って過ごしていました
自分が毎日使う器を自分で作ってみたいと思っていたのです^^

教室に通ってみようかと考えていましたが。。。周りでは陶芸をされている方がいないのでどうしていいものかと考えていました

そうしたら!昨日、教室をされている方と出逢ってお話する機会があったのです(全然陶芸とは関係の無い場所です(笑))

これも何かのご縁なので流れにのって・・・一歩進んでみたいと思います

目標は、お家で使う器やお皿やを作って楽しむことができるようになりたいです
(誰もが驚くほど不器用なので・・・かなり遠い・・・目標です(笑))

本日は私事になってしまい申し訳ございません

感謝です^^
Commented by touseigama696 at 2011-02-13 00:03
はるこ さん
ありがとうございます
自分が基本をやってた頃
それがちっとも嫌でなかったんです
だから・・これは結構難しい芸なんだと
しっかりと感じたのを覚えています

その感触を・・どうしたら伝えられるか
厄介だけど・・少しづつ通じてるのを実感してます
手を見てれば・・判りますからね・・
Commented by touseigama696 at 2011-02-13 00:07
mohariza6さん
ありがとうございます
いろいろな情報・・多謝です

自分の中で消化できるものできないもの
色々あって・・どう独創に結び付けるか
悩ましい問題です・・日々勉強なんでしょうね
Commented by touseigama696 at 2011-02-13 00:10
gu-nyaさん
ありがとうございます
教室・・いかがでしたか・・?
確かに・・教えるって・・実は
自分が学ぶことでもありますね

上手く教えられることは
自分でも巧くできることですもんね
お互いに・・ガンバリマスかぁ~~笑
Commented by touseigama696 at 2011-02-13 00:12
tes_music_systemさん
ありがとうございます
入選受賞を・・重ねながら
すこしづつ・・作品が育ってゆくように思います
Commented by touseigama696 at 2011-02-13 00:15
halko_sさん
おめでとうございます・・!!
いつも書いてることだけど
あなたは・・王道を歩いているから
じっくりといい仕事を・・と願っています
入選が・・自信にも力にもなるので
飛躍を祈っていますよ

是非・・パーティーでお目にかかれるのを
楽しみにしています
Commented by touseigama696 at 2011-02-13 00:19
masiroさん
ありがとうございます
陶芸を始められるとしたら
それも・・嬉しいことです
是非・・楽しんでください

不器用というのは・・もしほんとうだとしても
それはとても大事な武器です
コツコツと積み上げて・・上手になる
それができるのは・・器用よりは不器用ですからね
食器は・・陶芸の最も大事な器です
我が家の食器は・・全部自分の手で・・
素敵な目標になりますよ
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by touseigama696 | 2011-02-11 23:47 | ●メッセージ | Comments(12)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696