人気ブログランキング |

屈辱こそ・・バネ (38)

d0085887_1473137.jpg

               お借りした写真だが・・これって今年のボールかな・・?


南アでの日本サッカーは・・終った
楽しませてもらった・・素晴らしかった

予選は・・ゲームに勝って
決勝トーナメントは・・PKで負けた

この事実が暗示するものを・・考えていた

戦前・・岡田監督を先頭に日本代表はこき下ろされた
それでも・・岡田監督が進退伺をだしたとき
不思議なことをするな・・と思った

だが・・後に「何故?」と聞かれて
監督は・・こう答えた

「練習試合に負け続けたのは・・選手が悪いわけじゃない
彼らは・・疲労困憊していた・・それでも
この練習試合のひとつふたつを勝つためなら
もしかしたら・・選手を休ませれば可能だった

でも・・勝たねばならないのは・・練習試合ではない
本番で勝つためには・・ここで休ませるわけにはゆかない
それが・・私の判断だった

だから・・その責任は監督の自分にある
それが・・進退伺だったわけです」


わけもわからん素人同然のキャスターもどきが
悪口雑言罵詈讒言のバッシングの最中
岡田監督の態度は・・立派だと思った

大衆の意見を聞きさえすれば
それが民主主義だと言いたげな
愚かな政治家たちとは・・一線を画していたからだ

ファンのために監督をしているわけじゃない
本番で試合に勝つために・・最善を尽くそうとすれば
信念に従うしかないこと・・それが責任の取り方なのだ

さて・・この時点で
今回の大会での結果を導く
重要なモチベーションが生まれた

多分・・選手の胸の中に
沸々として屈辱感が湧きあがったに違いない
練習試合に負け続けた・・その結果だけで・・
ボロクソになじられたことの屈辱

それを庇ってくれたのは・・監督だけで
進退伺までだした

代表選手たちの気持ちの中に芽生えたものは
「本番で負けてなるものか・・
それが・・唯一世間への見返しであり
監督への・・古い言葉だが・・恩返し」

火事場の馬鹿力は・・
褒められてでるものではない
身体が震えるほどの・・屈辱の悔しさ
これだけが為しうる奇跡だと思う

無責任ななタレント・コメンテーターさんたちは
最高の貢献をしたことになる
日本選手を本気で怒らせてくれたのだ

(フランス・チームでも選手は怒ったらしいが
怒りは怒りでも・・方向が違えば惨憺たるもの
監督の難しさ・・誰にでも判ることじゃない)


大会に入って強くなったのは・・
屈辱がバネになった意地だったに違いない
確かに・・結果が出た

今夜の試合にしても・・
ゲームでは負けていない
PKは・・意地ではない
殆どが運みたいなものだから
負けたとしても・・それは仕方ない

屈辱の意地だけで・・ベスト4とか
優勝とかには届きはしない
まだそれなりの実力でしかないだろう

(屈辱の意地でベスト16・・見事な結果をだした
でもPKで・・運を与えてベスト8にしてしまうと
日本人は・・過大評価してまた大騒ぎするだろう
次回までに鍛えて・・実力ベスト8を勝ちとれ・・神の声・・笑)


今夜の結果を見ていて
全ては・・神のシナリオかと思うほどに
見事な終焉だった

手のひらを返したように
褒めまくるテレビのコメント
彼らにとって・・どうせ気になるのは
視聴率だけでしかない
彼らには・・何の収穫もなかっただろうに
選手たちは・・想定以上に成長したはずだ

「屈辱こそ・・成長のバネ」
誰にでも起こること
誰にでも・既に起こってること
その屈辱を・・どう生かすか
それは人生の分かれ目にさえなり得る

(秋葉原の無差別通り魔殺人事件も・・
先日の工場内通り魔殺人も・・
間違えた分かれ目だった・・のだ)


負けて失墜するも
勝って・・自信を手にするも
それは・・生かし方次第なのだ

私にも・・その試練はあった
人生最大の屈辱感・・10年くらい前のことだ
でも・・それを書くことは目的ではない

「ひとかどの陶芸家になってみせる・・」
その覚悟は・・屈辱を晴らすためのものだった
だから・・今もまだ・・その途上を歩いている

しかし・・同時に
その出来事に・・感謝してもいいと思い始めてもいる
あれがなければ・・
陶芸は・・晩年の趣味で終わったかもしれない

日暮れてなお・・遥かなる道を歩くのは
全てを恩讐の彼方に押しやるほどに
今を楽しめてるから・・だと思う

たったひとり・・PKをはずした選手
彼のこころに起きてることは・・
想像にかたくないが
真珠貝に挟まれた核の傷だと思えばいい
痛みと悔しさが・・
彼を更なる名手に育てるはずだ
彼だけがもらった特別なボーナス

だって・・
試合に負けて退場するよりも
PKで負けたから・・が
バッシングをした人間にも
バッシングされた人間にも
穏やかな落としどころだったではないか
駒野選手は・・そのための犠牲者だった・・
と思えばいいのだ・・そのためのボーナス

別チャンネルで・・
ウィンブルドンのテニスを中継してる
個人技の難しさと・・楽しさ
これも・・ひとつの世界だ

やきものは・・こっちに近いかもしれない
誰のせいでもない・・誰のおかげでもない
全ては・・自分だけの自己責任

思いどおりにゆかず
貼ったり・・剥がしたり
それで一日は・・終ってしまった

気をとりなおして
明日・・頑張ることにするつもりである

追伸:
今朝のテレビで・・岡田秘話が紹介されていた

「・・頭きたから・・いっぱつかましてきます!!・・」
出陣直前に・・友人に語ったとか・・

これが・・岡田ジャパン全員の気持ちだったと思う
どんなに走り込んでも・・鍛えられない「バネ」・・
それが意地なのだ・・
我が意を得たりの・・本音!・・なのでした




人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
Commented at 2010-06-30 21:07
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by touseigama696 at 2010-07-01 01:46
mFramboise さん
ありがとうとざいます
誰にでも・・
ひとに語らぬ忌まわしい出来事は
あるものですね

それをバネにして
より高みに登りたいものです
上手く生かせれば・・悪い思い出でもないし・・苦笑
名前
URL
画像認証
削除用パスワード
by touseigama696 | 2010-06-30 03:07 | ○陶芸雑感 | Comments(2)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696