2010年 04月 04日
高台削り (78) |
三日前に挽いた・・筒湯呑み
昨日荒削りしておいたものを
今夜・・仕上げ削りをした
どんな場合でも・・
荒削りと仕上げ削りの
両方をするわけじゃない
ろくろ目や・・カンナ目を残すことだってある
でも・・この湯呑み・・
糸を貼るつもりでいるから
できるだけ肌理細かい削りに・・と
二度の手間をかけることにしたのだ
人間の手仕事で・・
最も難しいことのひとつは
水平であれ・・垂直であれ
真っすぐに挽いたり・・削ったりすることだ
真っすぐのつもりでも・・
ラインは・・「 ( 」に膨らみやすい
気分的に言えば・・
「 ) 」くらいのつもりでカンナを下ろしてきて
丁度「 | 」垂直になる
だから・・稽古するなら
垂直削り・・を繰り返すといい
垂直ができれば・・たまご型に曲げるのは
難しいことじゃない
今仕上げをしているのは
荒削りの際の・・やや湾曲したラインを
できるだけ垂直にしようと
補正しているというわけだ
同じ3日前に挽いた65センチの大鉢
これも・・仕上げ削りをした
でも・・もっと乾燥が進んだ時点で
口縁部の裏側や・・高台そのものの形状を
補正したい気もする
慌てずに時間を待つつもり
65センチあったこの鉢・・今は62センチである
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by touseigama696
| 2010-04-04 00:08
| ●工房便り
|
Comments(2)
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by
mousseinmtl at 2010-04-04 12:40
キリリと削りあげられた感じが写真からも伝わります。ご説明もいつものことながらなるほど・・と拝読いたしました。スタジオに通って作業をしていると、気をつけていても一番削りやすいタイミングを逃してしまうこともしばしば・・・デス(泣)。
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Commented
by
touseigama696 at 2010-04-04 19:57
mousseinmtlさん
分かります・・わかります・・!
陶芸は・・タイミングの技術ですからね
だから・・毎日工房にいて・・
頃合いに頃合いの作業ができるってのが便利で・・
これはプロになってしまうしかしゃあないのかも・・笑
分かります・・わかります・・!
陶芸は・・タイミングの技術ですからね
だから・・毎日工房にいて・・
頃合いに頃合いの作業ができるってのが便利で・・
これはプロになってしまうしかしゃあないのかも・・笑