2010年 02月 06日
片手落ち (25) |
相撲の決まり手に・・片手落ち・・はない
でも・・相撲協会とか横綱審議会には
この決まり手は・・なくちゃいけない
朝青龍問題・・一件落着のようだが
ここは・・手を挙げて「もの言い」をつけなきゃ・・
お借りした写真
横綱のご乱行騒ぎ・・別に驚いたりはしない
今までにも・・何度も繰り返されてきたことだ
ただ・・今回・・身近なところで話題にしたら
意外なことが判った・・
「・・本来・・力士としての最高位はさ・・大関なんだよ
つまり・・関取りの中で一番って意味で・・だから大関・・」
「へぇ~そうなんだぁ・・!」
まずここで・・「へぇ~知らなかった」がくる・・次に・・
「・・で・・その大関の中で・・ただ強いだけじゃなく
人格・識見相備わった・・心・技・体秀逸な大関に限って
横綱という名誉職・・つまり神格化された大関として
別格に推挙したわけさ・・
と言うのも・・上覧相撲とか奉納相撲では
品格が問題になるからだろうね
話は古いが・・横綱誕生の創生期
例えば勝率では劣る谷風は横綱を張ったが
史上最強と言われた雷電は横綱になっていない
雷電が人格に劣るというわけでもなかろうが
もし・・勝ちさえすれば横綱・・なら
雷電だって当然横綱だったことになる・・ってわけよ
江戸時代には・・二場所連続優勝・・なんて規定はなかったんだ」
今回の朝青龍事件は・・ね
ただ強いだけの大関を・・人格・識見を見極めずに
横綱に推挙した・・というだけのこと
だって・・連続二場所優勝すれば・・まぁ大体推挙しちゃうって
そういう決めみたいなものを・・協会が作っちゃったんだもんね
朝青龍は・・横綱に推挙される前から・・ヤンチャだったはずだ
勝てば「どうじャァ~!」・・負ければ「アッタマ・・きたぁ!」
勝つまではダメを詰めて・・相手を追いやるし
昔風にいえば・・
決して横綱相撲になれそう・・ではなかったよね
それでも横綱に推挙したわけさ・・
二場所優勝規定を満たしたからね
負ければ陥落すればいいだけの大関と違って
神様関取りだから・・陥落なしの引退だけが待ってる
そういう名誉職に推挙したのは・・協会じゃないか
で・・朝青龍に引退させておきながら・・
推挙した協会は・・お咎めなし・・
これを・・「片手落ち」・・と言いたいね
再び・・「へぇ~そうだったんだぁ・・!」となる
相撲をスポーツとするのも・・
時代を考えれば・・当然かもしれない
ガッツポーズも・・極く自然な嬉しさだし
油断できない真剣勝負だから・・ダメ押しも悪くない
見てる者を楽しませるパフォーマンスだって
プロ・スポーツ・・なら当然のことだ
ただ・・歴史的には相撲はスポーツではない
神事のひとつなのだ・・国技の所以でもある
祭りの人寄せの中で・・力自慢が最強を競って
神に捧げる・・農民の祈りだったのかもしれない
だから・・勝ち負けへの潔さも・・
相手への畏敬も・・日頃の精進も
そのどれも大事にしようとした名残りが
横綱への過剰な期待になったのだ
モンゴル相撲のチャンピオンに・・
推挙の使者を迎えるまでに
日本に固有の相撲道を伝えて・・その上で
横綱になって頑張れ!・・いろいろ教えるから・・
それが親方の仕事だし・・協会の責任でもあった
今の協会幹部には・・人格・識見に秀逸な役員がいなかった
そういうことなのだろう
神事なら神事らしく・・
スポーツなら・・スポーツらしく扱うことも
これからの時代に・・どう適応させるかの問題だ
「偉大なアスリートではあったが・・
偉大な横綱ではなかった・・」とした評論も
そこを問題提起しているような・・気がする
昭和の名横綱・・双葉山
その歴史的雄姿を眺めて
相撲の今昔に・・ふと思いを馳せてみた
日の下開山横綱・・
ただのチャンピオンではないとした定義を
朝青龍は・・どう考えていたのだろう・・?
応援してくださる方・・クリックしてネ!
でも・・相撲協会とか横綱審議会には
この決まり手は・・なくちゃいけない
朝青龍問題・・一件落着のようだが
ここは・・手を挙げて「もの言い」をつけなきゃ・・
お借りした写真
横綱のご乱行騒ぎ・・別に驚いたりはしない
今までにも・・何度も繰り返されてきたことだ
ただ・・今回・・身近なところで話題にしたら
意外なことが判った・・
「・・本来・・力士としての最高位はさ・・大関なんだよ
つまり・・関取りの中で一番って意味で・・だから大関・・」
「へぇ~そうなんだぁ・・!」
まずここで・・「へぇ~知らなかった」がくる・・次に・・
「・・で・・その大関の中で・・ただ強いだけじゃなく
人格・識見相備わった・・心・技・体秀逸な大関に限って
横綱という名誉職・・つまり神格化された大関として
別格に推挙したわけさ・・
と言うのも・・上覧相撲とか奉納相撲では
品格が問題になるからだろうね
話は古いが・・横綱誕生の創生期
例えば勝率では劣る谷風は横綱を張ったが
史上最強と言われた雷電は横綱になっていない
雷電が人格に劣るというわけでもなかろうが
もし・・勝ちさえすれば横綱・・なら
雷電だって当然横綱だったことになる・・ってわけよ
江戸時代には・・二場所連続優勝・・なんて規定はなかったんだ」
今回の朝青龍事件は・・ね
ただ強いだけの大関を・・人格・識見を見極めずに
横綱に推挙した・・というだけのこと
だって・・連続二場所優勝すれば・・まぁ大体推挙しちゃうって
そういう決めみたいなものを・・協会が作っちゃったんだもんね
朝青龍は・・横綱に推挙される前から・・ヤンチャだったはずだ
勝てば「どうじャァ~!」・・負ければ「アッタマ・・きたぁ!」
勝つまではダメを詰めて・・相手を追いやるし
昔風にいえば・・
決して横綱相撲になれそう・・ではなかったよね
それでも横綱に推挙したわけさ・・
二場所優勝規定を満たしたからね
負ければ陥落すればいいだけの大関と違って
神様関取りだから・・陥落なしの引退だけが待ってる
そういう名誉職に推挙したのは・・協会じゃないか
で・・朝青龍に引退させておきながら・・
推挙した協会は・・お咎めなし・・
これを・・「片手落ち」・・と言いたいね
再び・・「へぇ~そうだったんだぁ・・!」となる
相撲をスポーツとするのも・・
時代を考えれば・・当然かもしれない
ガッツポーズも・・極く自然な嬉しさだし
油断できない真剣勝負だから・・ダメ押しも悪くない
見てる者を楽しませるパフォーマンスだって
プロ・スポーツ・・なら当然のことだ
ただ・・歴史的には相撲はスポーツではない
神事のひとつなのだ・・国技の所以でもある
祭りの人寄せの中で・・力自慢が最強を競って
神に捧げる・・農民の祈りだったのかもしれない
だから・・勝ち負けへの潔さも・・
相手への畏敬も・・日頃の精進も
そのどれも大事にしようとした名残りが
横綱への過剰な期待になったのだ
モンゴル相撲のチャンピオンに・・
推挙の使者を迎えるまでに
日本に固有の相撲道を伝えて・・その上で
横綱になって頑張れ!・・いろいろ教えるから・・
それが親方の仕事だし・・協会の責任でもあった
今の協会幹部には・・人格・識見に秀逸な役員がいなかった
そういうことなのだろう
神事なら神事らしく・・
スポーツなら・・スポーツらしく扱うことも
これからの時代に・・どう適応させるかの問題だ
「偉大なアスリートではあったが・・
偉大な横綱ではなかった・・」とした評論も
そこを問題提起しているような・・気がする
昭和の名横綱・・双葉山
その歴史的雄姿を眺めて
相撲の今昔に・・ふと思いを馳せてみた
日の下開山横綱・・
ただのチャンピオンではないとした定義を
朝青龍は・・どう考えていたのだろう・・?
応援してくださる方・・クリックしてネ!
by touseigama696
| 2010-02-06 21:13
| ○未分類
|
Comments(10)
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toyokoID at 2010-02-06 21:38
結局どっちも時代に振り回されちゃった、、そんな感じなんですかねえ?協会の人たちも今や現代人、、朝青龍も大平原モンゴル育ちのお国の現代人。
そして見ている側の定義は、今や国技ではなく、思わずガッツポースにスッキリ~と自らのストレスを発散する現代人の愛すべきスポーツ!・・・ってことにしちゃえばことすむことなのだと、思っちゃったりします、、。
あの会見からすると、朝青龍自身が日本マスコミの家族までのことまで語っていたことに、なあんか逆に記者たちが大平原に立たされた感じがしました♪
そして見ている側の定義は、今や国技ではなく、思わずガッツポースにスッキリ~と自らのストレスを発散する現代人の愛すべきスポーツ!・・・ってことにしちゃえばことすむことなのだと、思っちゃったりします、、。
あの会見からすると、朝青龍自身が日本マスコミの家族までのことまで語っていたことに、なあんか逆に記者たちが大平原に立たされた感じがしました♪
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gaunn at 2010-02-07 08:22
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at 2010-02-07 10:31
x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
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tes_music_system at 2010-02-07 17:09
逸材を惜しい事しました・・・もう少し高砂親方が真剣に指導していたら・・・
親方の教育が今一番大事なんじゃないかな・・・?!
責任もってやってもらわないと、弟子が可哀そうです!!!
しっかり教育されていたら、立派な横綱になれたものを・・・
親方の教育が今一番大事なんじゃないかな・・・?!
責任もってやってもらわないと、弟子が可哀そうです!!!
しっかり教育されていたら、立派な横綱になれたものを・・・
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by
touseigama696 at 2010-02-07 20:59
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by
touseigama696 at 2010-02-07 21:01
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touseigama696 at 2010-02-07 21:05
samsさん
ようこそ・・どうぞよろしく!!
陶芸もおやりになる様子・・
また同好の士に触れ合って
それが・・ブログの良さでもあるのでしょう
いつでも・・どこでも・・だれとでも
間にやききものが挟まっていれば
たのしい交流ができますね
ようこそ・・どうぞよろしく!!
陶芸もおやりになる様子・・
また同好の士に触れ合って
それが・・ブログの良さでもあるのでしょう
いつでも・・どこでも・・だれとでも
間にやききものが挟まっていれば
たのしい交流ができますね
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touseigama696 at 2010-02-07 21:07
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ikkannet at 2010-02-08 07:32
かつては、輪島と貴ノ花の取り組みに盛り上がり・・・
(小学生の頃・・・そういう世代です)、
以前は、藤島部屋の朝稽古を見学に行ったりと
割合、相撲好きだった私ですが、
大相撲の色々な問題がニュースになって聞こえてくる度に
思う事があるんです。
何故、皆さんもっともらしく大騒ぎするのか。
多分、国技として認定し、法律的には税金を優遇しているからでしょう。
あれがプロレスの団体と同じ存在であれば、
何の問題にもなっていないと思うのですから。
国技としての・・・文化として育ち存在する「心」をどう扱うかで大騒ぎしている。
形として見えにくいですからね。
で、思うのです。
「保存文化としての相撲協会」と「スポーツゲームとしての相撲団体」。
別々に存在させるしかないのかな、と。
勿論、両方に所属する人がいてもいいわけです。
柔道も国際化して、世界の人のルールになって日本の「柔道」とは違う
「JUDO」になったと聞きます。
時代とともに価値観も含め変化していく事は必然。
どう魅力的に対応していくのか・・・それも文化なのかな・・・。
・・・長々と書いてしまいました。すみません・・・。
(小学生の頃・・・そういう世代です)、
以前は、藤島部屋の朝稽古を見学に行ったりと
割合、相撲好きだった私ですが、
大相撲の色々な問題がニュースになって聞こえてくる度に
思う事があるんです。
何故、皆さんもっともらしく大騒ぎするのか。
多分、国技として認定し、法律的には税金を優遇しているからでしょう。
あれがプロレスの団体と同じ存在であれば、
何の問題にもなっていないと思うのですから。
国技としての・・・文化として育ち存在する「心」をどう扱うかで大騒ぎしている。
形として見えにくいですからね。
で、思うのです。
「保存文化としての相撲協会」と「スポーツゲームとしての相撲団体」。
別々に存在させるしかないのかな、と。
勿論、両方に所属する人がいてもいいわけです。
柔道も国際化して、世界の人のルールになって日本の「柔道」とは違う
「JUDO」になったと聞きます。
時代とともに価値観も含め変化していく事は必然。
どう魅力的に対応していくのか・・・それも文化なのかな・・・。
・・・長々と書いてしまいました。すみません・・・。
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touseigama696 at 2010-02-08 09:39
ikkannetさん
ありがとうございます
相撲の歴史や由来が・・
そのまま生きられそうな時代ではありませんね
柔道だって・・体重別になって
「小・・よく大を制す」の精神は・・どこかへ吹っ飛んだし
だから相撲も・・もっとスポーツとして
はっきりさせちゃうほうがいいのかもしれません
ただ・・スポーツだろうが・・伝統芸だろうが
最後にものをいうのは・・どこの世界でも品性で
全くこれなしで・・強いだけでいいとも思いにくいから
アスリート個人の問題でもあるのだと思います
ありがとうございます
相撲の歴史や由来が・・
そのまま生きられそうな時代ではありませんね
柔道だって・・体重別になって
「小・・よく大を制す」の精神は・・どこかへ吹っ飛んだし
だから相撲も・・もっとスポーツとして
はっきりさせちゃうほうがいいのかもしれません
ただ・・スポーツだろうが・・伝統芸だろうが
最後にものをいうのは・・どこの世界でも品性で
全くこれなしで・・強いだけでいいとも思いにくいから
アスリート個人の問題でもあるのだと思います