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数字のマジック (36)

普段は・・ご飯は茶碗一杯
ちょっとお腹減ってれば・・二杯
運動したりして無茶苦茶減ってれば・・三杯

これなら分かりやすいが・・もしも

普段は・・茶碗一杯だけど
ちょっと減ってたら・・一升
メチャ減ってる日は・・1俵食っちゃうかも・・

これじゃ・・計算できない・・だろな
ところが・・ろくろに乗せた粘土には
似たようなところがある

器の大きさと・・粘土量
大きなものを挽くようになると
必ず行き当たる・・悩ましさである
d0085887_2352247.jpg

この数日・・試してアップした皿のことで
少々・・そこらへんの数字のマジックに触れてみよう

右は・・3キロで挽いた35センチ皿
左は・・5キロで挽いた45センチ皿
高台を削って・・並べてみると・・こうなる
たった10センチの違いでしかないが・・
やっぱり・・それなりに大きさの差を感じる
d0085887_2352339.jpg

データーを・・一覧にしてみた・・実寸である
d0085887_23541654.jpg

同じ場所で撮ればよかったが・・
これは・・20キロで挽いた65センチ鉢

この三つを使って・・ちょっと比較してみよう

[35]・・と・・[45]・・と・・[65]を・・便宜上
 A       B      C・・としよう

まず・・直径を比較すると
BはAの・・128%  CはAの・・186%

次に・・面積で比較すると
BはAの・・165%  CはAの・・345%

最後に・・土の量で比較すると
BはAの・・170%  CはAの667%・・ってことだ

よく考えれば・・次第に数字が急加速で増えるのは
当たりまえなのだが・・なかなか実感しにくいところがある

たとえば・・大きな紙にコンパスで
35と45と65センチの円を書いて切り抜き
その紙の重さを計ったら・・大して変わらないはず
紙の重さなんて・・しれてるから

ところが粘土でだと・・
びっくりするほど・・数字が変わる

直径でなら・・65は35の86%増しにすぎないが
面積では・・3.5倍になってしまう・・し
使用粘土ともなると・・6.7倍必要になる・・わけだ
(土の種類や・・陶工の腕の良し悪しにも影響されるのはちょっと無視・・笑)

直径がちょっと増えただけでも・・
面積は・・飛躍的に大きくなるし

その大きさを・・
引力に逆らって支える力も必要だから
数字が1増えると・・エネルギーは31倍
もし2増えたら・・エネルギーは1.000倍・・という
あの地震のマグニチュード計算みたいに
加速度的な数字の変化を・・
頭にいれておくのも大事である

3キロで35センチの皿
直径の比率で・・186%なら
3キロの186%・・6キロほどあれば
65センチの皿が挽けそうなものを・・

そうはいかないのは・・
面積と重さは・・
直径の比率では計りしれないものがあるからで

サイズを5センチ大きくするために
急速に増える粘土の大きさに
びっくりしながら・・も
やはり・・この数字のマジックには
慣れておかねばならない・・のである

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Commented by kyoko5346 at 2010-01-26 13:09
この数字を見ているだけで頭がいたくなりそうです。
とりあえず1尺の皿を目標にすると3kgぐらいですね。前途多難です。
Commented by touseigama696 at 2010-01-26 23:54
kyoko5346さん
尺皿は・・大物の出発点
徹底的に稽古しておくと
あとで・・必ず生きてきますよ
がんばってください
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by touseigama696 | 2010-01-26 00:59 | ●窯だ行進曲 | Comments(2)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696