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危険な大皿の乾燥 (28)

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一昨年だっかな・・
年末から年初にかけて挽いた大皿が
立て続けに3枚ほど・・切れてしまいました
真冬のろくろは・・これが恐いのです

春の出品のための制作でしたが
乾燥に手間取ることを計算して
早目に取り組んだはずでした

途方にくれるほど・・焦ったのを思い出します
秋が深まる前に挽いておけばいいのですが
それもまた・・気分が乗らないこともあります

高台を削って・・素焼きを待つ間の切れってのは
挽いた晩に何かが起こるより・・
はるかにショックが大きいものです

切れるまでの時間を取り戻せるだろうか・・?
慌てて・・数枚挽きなおしましたが
乾燥切れへの対応に苦労しました

一晩中・・弱くエアコンと加湿器をつけたり
ビニールで包んだり・・色々やってみました

理屈は・・概ね判ってます
高台まわりの土の厚みと
口縁部の土の薄みの違いが
収縮のアンバランスにつながり
底部で切れたり・・口縁部で切れたりするのです

薄いところも厚いところも
同じように乾いてくれれば・・問題解決ですが
放っておいては叶いません
薄い方から乾くのが自然の理だからだです

今は・・↑こんな風にして乾かしています
高台周りは・・乾燥を促し
口縁部の乾燥を・・遅くさせるために
穴のあいた新聞紙で包んでいるのです
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新聞紙をはずしてみると・・
全体が同じような色合いで乾いているのがわかります
何もしなければ・・
口縁部は・・白く
高台周りは・・濃灰色になりやすいのです
今のところ・・順調のようです

明日には・・ひっくり返して・・高台部を下にするつもり
このままにしておくと・・
今度は・・昨日も書きましたが
形状記憶の作用で・・
口が閉じる方向に戻りたがる力を妨げ
切れてしまうこともあるからです

ほぼ60センチの口径に対して
高台は・・15センチ
1/4ほどに小さい高台だから
うまく焼きあがれば・・それなりに
緊張感を確保できますが・・危うい姿でもあります

年末から新年にかけて・・
更にに挽くことになりますが・・
無事に乾いてほしい
それが正直な願いなのです

順調に乾いたら・・きれいなラインを狙って
超鋼カンナで仕上げ削りをします

糸抜きの段階では
表面処理の良し悪しが・・
決め手になったりするからです

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Commented by tes_music_system at 2009-12-26 09:19
完成品を見ているだけの身には、製作途中の苦労が理解できます!!
大物って、こんな所も難しいんですね~!!
Commented by touseigama696 at 2009-12-26 23:22
tes_music_systemさん
ありがとうございます
陶芸に限ったことではないでしょうが
見えないところで苦労する
その集積が・・
僅かでも技につながってゆけばと
日々悪戦苦闘してるともいえます・・笑
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by touseigama696 | 2009-12-25 23:34 | ●窯だ行進曲 | Comments(2)

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・


by touseigama696