2009年 12月 09日
忘れえぬ・・ひと (3) |

「50歳からのプロ・・」
いつか書いてみたいと思ってきた我が道である
傍証を重ねつつ・・
「プロ」という言葉が
どういう響きを持ってひとを惹きつけるのか・・
そんな思いが実を結べば・・と
願いつつ・・船出しようと思うのだ・・06/08/29
3年前の夏の終り・・このブログの最初にそう書いた
そうなると・・
どうしても「忘れえぬひと」がひとりいて
50歳からのプロ・・の大事なきっかけを
私に与えてくれたことを・・思い出す
50歳からのプロ もうひとつの偶然06/09/01
リンクを貼ったのですが・・何やら不調です・・
クリックした画面をスクロールすると・・本日分の下にアップされるようです・・
なんでだか・・わからんのですが・・トホホ

1994/12/21・・私がこの写真を撮った
この夜見学して・・翌新年早々から稽古を始めた
そして・・その春・・彼女は逝ったのである
陶芸を始めて1年足らずの頃の・・彼女
今見れば・・まだ初心でしかない
菊練りの土も・・水挽きの仕種も覚束ない
でも・・このまま稽古が続けられたなら・・
今ごろは・・よいライバルだったに違いない

人生なんて・・ほんとに分からないものだ
予定された道など・・あるはずもない
あるとすれば・・ほんの些細な偶然が
思いがけない行く末を導くことがある・・ということだ
彼女の夭折も・・私の転向も・・
予定だったはずもないのである
たった一本の電話・・
彼女からのその電話が・・私の晩年を決めた
お互いにそんなこととはつゆ知らず
ささやかな偶然を受け入れただけなのに・・
そして・・何より皮肉なことは
彼女は・・私にもたらした晩年の転向を
何も知らない・・ということだ
できれば・・一緒に喜んでもらいたいことも
幾つかはあったのに・・

by touseigama696
| 2009-12-09 22:55
| ●エッセイ50歳からのプロ
|
Comments(2)
50歳からの新しい道、そのときの決断が「今」なのですね。
そのきっかけは1本の電話であっても、決めたのはtouseigamaさんの
心です。人生ってそういうものかもしれませんね!
>>人生なんて・・ほんとに分からないものだ
>>予定された道など・・あるはずもない
私もいつもそんな気持ちで生きていますが、なにもできないでいます。
ただ目の前の道を歩いているだけのような気がします(笑)
そのきっかけは1本の電話であっても、決めたのはtouseigamaさんの
心です。人生ってそういうものかもしれませんね!
>>人生なんて・・ほんとに分からないものだ
>>予定された道など・・あるはずもない
私もいつもそんな気持ちで生きていますが、なにもできないでいます。
ただ目の前の道を歩いているだけのような気がします(笑)
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yumita6 さん
ありがとうございます
そのときは・・たいしたことだとおもってなくても
今になると・・あれがきっかけだった・・って
そういう偶然みたいなもので・・いろいろ決まってゆくのでしょう
目の前の道を歩くだけだって・・
いつの日か・・あの日がきっかけだった・・って
ことが起こるのです
だから・・分からんものです・・苦笑
ありがとうございます
そのときは・・たいしたことだとおもってなくても
今になると・・あれがきっかけだった・・って
そういう偶然みたいなもので・・いろいろ決まってゆくのでしょう
目の前の道を歩くだけだって・・
いつの日か・・あの日がきっかけだった・・って
ことが起こるのです
だから・・分からんものです・・苦笑