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桃青窯696

touseigama.exblog.jp

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

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今日(11/20)から始まった第14回伝統工芸陶葉会展
千葉県立美術館での初日でしたが・・私の当番日でした


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かろうじて間に合った三点を出品しましたが
自分のこととは別に知らずにいてびっくりの出来事がありました
今日はそちらの話題に・・


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         中山忠彦--永遠の美を求めて 画集より表紙絵


ホールを挟んだ隣りの展示室で
それも三室ぶち抜きの大空間に
華やかな大作がずらりの・・この展覧会
「中山忠彦--永遠の美を求めて」
が開催されているではありませんか

千葉県立美術館の主催によるこの企画展は
11月3日に始まって・・来年1月20日までの会期
当番が終ってから早速鑑賞しました


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私の手元にある図録は三冊
1985年・2008年・それと2018年開催分
勿論開催されたもの全てを見ているわけじゃなくても
この規模は毎年のように開かれる展覧会ではありません
チャンスを見逃さずにすんでラッキーでした


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中山画伯の画歴のコンセプトには大きな柱があります
一貫して良江夫人がモデルを務め
ヨーロッパのアンティークなコスチュームを纏って描く
長いことこのシリーズの大作を拝見してきたものです

絵画もまたあくなき美を求めて遥かな道ですが
多くの場合賛否分かれるものもある世界
しかし・・中山先生の絵は
百人見て百人が是とする美しさに溢れているように思います
この絵が掛かっていて困る場所は何処にもない
そんな思いで拝見してきた半世紀なのです

途中からそのコスチュームやアクセサリーの小物を含め
ご夫妻でヨーロッパで蒐集されるようになり
そのコレクションも盛名を馳しておいでです
今回の展覧会でも展示されていますから
見事な衣装を見ることができました


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実は中山先生ご夫妻は
我々夫婦の旧宅時代お近くだったので
多少のご縁があっておつき合いいただきましたが
お二人とも気さくなお人柄
大家の素振りをお見せになるようなこともなく
とても穏やかなご夫妻なのです

まだ私がテレビに関わっていた頃
小さな番組でしたが
個性的な生き方のご夫婦を取り上げる番組で
先生のアトリエで取材させていただいたことがあります

その頃も良江夫人がモデルで
天井の高いアトリエに大きなイーゼルを立て
当時でも素晴らしいオーディオ装置で
バロック音楽を聴きながら
静かにゆっくりとした時間を取材したことを思い出します

日本洋画壇の重鎮として
今もご夫妻でご健勝にお過しと聞きます
ずらりと並んだ良江夫人の大作画を拝見し
久しぶりにお目にかかった気分なのでした

帰宅して妻に仔細を話し
あらためてふたりで鑑賞に赴くことにしたのでした




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# by touseigama696 | 2018-11-20 22:28 | ○展覧会 | Comments(0)

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写真を撮るとき・・ふと思うこと
薔薇が薔薇であるために
花弁のシルエットの全てが鮮明である必要はない
狙いすました数本のラインが
オブラート1枚の薄いスライスの中で
鋭く自我を主張してくれたら
薔薇は薔薇以外の何にも変身したりはしない

茫洋としたソフトフォーカスの厚みの中に
オブラート1枚のピントをつくる
それが薔薇の薔薇たるコアなのだ
もしかしたら・・人間の生き方にも言えそう

1枚のオブラートが作れれば
あとはぼんやりしてる方が多分暖かいよ





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# by touseigama696 | 2018-11-19 06:09 | ●エッセイ | Comments(2)
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この写真は・・グーグルでたどり着いたパリの路地裏
住所を辿ったら・・何やら雰囲気に見覚えのある一角に出た
左上にPIZZAの看板のある店の下
赤いドアーが住所とほぼ一致したのだ
54 Rue des Acacias Paris 17e
Bar Etoileバー・エトワール
そのバーがここにあったことになる
1970年・・48年前の話である

バー・エトワールは
我々が欧州を取材する時の兵站基地
ここからワンブロックにあった
typical木賃タイプのスターホテルに滞在して
このバーで経営者のルリ子・エミ子姉妹の世話になり
アジの開きに白米のご飯だの・・熱燗の日本酒だの
夜ごと癒しては貧乏旅行に耐えたのだった

取材途中で体調を壊し1週間ほど
クルーから外れてスターホテルに逼塞していた私は
バーの常連で・・女性カメラマンの広〇さんから
「気晴らしに買い物でも行く?」と誘われた
連れていってくれたのがルイヴィトン
シャンゼリーゼの日航の近くにあった店は
とても静かで丁寧な応対
日本人お断り騒ぎはまだ先のこと
初めて見るモノグラムにジャポニカを感じながら
それでも妻と母に幾つか土産を買ったのだが
広〇さんは
「日本人で今これ使ってるの岸恵子さんとデヴィ夫人くらいかな
でもね来年はきっとブームになるわよ」

本当にそうなってびっくり
あっという間に日本を席捲してしまった
渡したときはあまり喜んでる風でなかった妻と母が
急に使い始めて笑ったのを思い出す
もしかして妻は・・岸恵子さんとデヴィ夫人に次いで三人目?
そうかも・・と思うことにした

さてこのバー・エトワールでの忘れられない出来事が
もう一つある
広〇さんとの買い物デートの後
54番地の店に戻ったら・・エミ子さんが
「ニュースでね三島由紀夫さんが死んだんだって
詳しいこと判らないけど・・明日新聞が届けばね
どうしたんだろ?」
日本を留守していてはピンとこない話だったが
翌朝 日本からの新聞を見て仰天した
そこには目を覆う写真が載っていたからだ
脳天を蹴られたようなショックだった

昭和45年11月25日
あと一週間であれから48年になる
45歳で自決した天才作家
存命なら93歳
もしかしたらノーベル賞だったろうか

あのとき以来 パリに行ったことはない
それ以前に同じパリに行くための機内で心臓発作を起こし
アラスカで1ヵ月の入院を強いられ
その後遺症の心臓神経症に悩まされる8年の憂鬱が
既に始まっていたから・・これが最後のパリになったのだ
忘れられない11月25日である




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# by touseigama696 | 2018-11-18 06:31 | ●エッセイ | Comments(0)
うめのかずこのホームページをクリックしてみてください

この歌ヤフーで検索したら・・まだ残っていた
久しぶりに懐かしい声が聞こえた
実はこれ私が書いた・・1990年頃のこと

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当時のノートにも書いてある
TERU ARAIが私のペンネーム
tell a lie・・嘘つけ!をもじってつけたのは
女ごころを書くとき・・本名では照れるからだった
作曲編曲の丹羽元夫は長いつきあいの親友である

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当時・・うめのかずこを育てるのが目的で
丹羽と私とうめのの三人で・・オリジナルの歌を作り
毎年コンサートを開いていた・・写真はその時のもの
結構しっかりしたコンサートで・・バッキングの編成は
クラシックの弦楽四重奏+1にジャズのピアノトリオ
それぞれに1部2部で独自に演奏し
最後の3部でオリジナルのバックに入るから
うめのかずこの歌伴は贅沢な編成になるのだった

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後ろでドラムス叩いてるのが
作曲編曲・音楽監督の丹羽で
構成演出・司会が右端に立つ私
本業をしながらの遊びにしては
ハードだったが・・楽しかった

1997年に第10回を区切りに終わったが
一晩で・・CLAssicと poPSの両方楽しめるコンサート
つまりクラップス・コンサートと名づけ
圧倒的に多数の女性客に喜んでもらえたようだ

10回の間にオリジナル曲も30曲以上になり
うめのはそれを持ち歌に出身の福岡に戻って
ライブやコンサートに活躍していたのだが

何と2011年夏・・彼女は急逝してしまった
病いに倒れ気弱になってた彼女に
それとは知らず・・歌えよ!檄を飛ばしたが
戻ってはこれなかった・・大事な親友を失った想いだった

我が息子夫婦の結婚式に来て歌ってくれたのが
彼女の歌を聞いた最後だった
もう少しで大きな花になれたろうに
でも人知れず野に咲く花ではあっても
忘れがたい愛を置いていってくれたと思っている

この歌に限らず・・丹羽の旋律は美しい
この詞をこんな曲にしてくれるのかと
いつも感動していたものだった

言えば誰でも知っている名曲のひとつに
彼の作品がある
昔からそれ云うな!と言われているから言わぬが
作曲も編曲にも秀でたミュージシャンなのである

ヤフーの検索から飛び出してきたうめのとの再会
確かこのブログのどこかにも貼ってあるはずなのだが・・



見つけました・・以前に書いたものです
クリックしてください

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# by touseigama696 | 2018-11-17 00:09 | ●畏友交遊 | Comments(4)

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36㌢×36㌢×7㌢ 糸抜き線紋皿


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15㌢×15㌢×18㌢ 糸抜き麦藁手水指

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39㌢×39㌢×13㌢ 糸抜き麦藁手深鉢

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工房の改造作業と重なって
ぎりぎりの窯だしになってしまいました
冷や冷やしましたがかろうじてセーフでした

今年最後の行事で
第14回伝統工芸陶葉会展が
20日から25日まで
千葉県立美術館で開催されます
私も所属している陶葉会の40名近い会員が
それぞれ3~4点ほどの作品で出品します

*20日(火)9:00~13:00
私の当番日 会場にいます

*21日(水)14:00から
東京国立近代美術館の唐澤昌宏氏の
ギャラリートークがあります

お暇があったらご笑覧ください





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# by touseigama696 | 2018-11-16 07:09 | ○ギャラリー | Comments(0)
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私の窯は「桃青窯」と言う
この名を揮毫してくれたのは今は亡き親父
最晩年に私の頼みに応えて筆をとり
半日掛かりで数枚を書きあげ自分でこれを選んだ

桃青(とうせい)は
芭蕉が若い頃に使った俳号である


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親父同様すでに異郷のひとになったが
私の母親は俳句が好きで
句会に入ったりして楽しんでいた
芭蕉句を好み座右に置いてあったのがこの本

そんな縁からのことだろうが
私の祖母に本業とは別に茶舗を任せる際に
その店の屋号を「桃青園」としたのは
所縁を形にしたかったに違いない
私が未だ子供だった頃のことである

その桃青園も祖母が逝って閉じた
長いこと敷地内に空き店になっていたから
私が陶芸に転じて工房を作ろうとした時
ここを使うことにして「桃青窯」と名づけた

芭蕉さんには厚かましいが
言葉の字面も響きも好きで
俳聖には感謝しながら使っている

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この本は独特な構成で書かれている
目次もなくいきなり・・筆者の中山義秀氏は
深川の草庵に移って三年目の芭蕉に寄添い
そこから淡々と芭蕉の人なりと俳句を語り
芭蕉句にとどまらず一門の作句も引き合いで
長い旅の道中を書き綴っている
まだ通読していないが
今度は私が座右に置き是非にもと思う


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亡母が残した俳句 幾つかご披露しよう

 *まほろばの大和の晝の月と虫
  *咲き切って既に牡丹の空ろなる
        *時計草針あるごとく咲いてをり      
    *夏深し輕くなりたる洗ひ髪    
 *春雨や細身の傘をえらびけり


陶芸は俳句に学ぶことが沢山ある
「省略の極致」 
その最たるものがこれ
どんな小皿でも
その作りや加飾に無用は不要
言えても出来ぬ日々に悩まされるのだ


このブログでは「俳句」のカテゴリーで
拙句を幾つか記載しているが
ここにもちょっぴりご紹介を


*足指の先より秋の深まれり
 *野分待つ葉に力あり雨の打つ
 *落葉を串ざしにして光り落つ
*深々と息をしてみる寒の雨
  *秋風や振り向く少女の大人びて





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# by touseigama696 | 2018-11-14 09:13 | ●俳句 | Comments(4)
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アマゾンでこの本を見つけ・・取り寄せました
実は・・魂胆あってのことです

もう30年になると思いますが・・当時
ヨーロッパの城とか寺院を点描するのが趣味でした


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例えば・・こんな風にです
これはファティマの教会(ポルトガル)
初期の頃の作品で・・未だ曖昧な描き方ですが
ここら辺からはまって・・夢中になったものです

材料・道具となると
大き目な画紙と0.1㎜の油性サインペンだけ
あとは丹念にコツコツと叩いて描いてゆきます
点描による陰陽だけで表現するので
色彩は使いません

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これは1989年に描いた・・ローマのコロシアム
1㌢四方あたりの打ち込み数が・・数百回ともなり
かなり緻密に陰陽が表現できるようになったころです


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1992年に描いたミラノのドゥオーモ
ゴシック建築の最高峰とも言われる教会ですが
これを描いたのが最後でした

描き終えれば色止めのスプレーを吹きますが
描いてる最中に汗でも落ちれば滲んで・・アウト!
ですから・・上から下に向かって描きます
描いたところに触れずに続けるためです
写真を見ながらの作業・・全体の陰の濃さを考え
明暗のバランスを壊さないように・・気をつけたものでした

これは病院事務長時代の趣味でしたから
朝から晩まで描いてるわけにゆかず
45㌢×35㌢ほどの大き目な画紙に
完成までに1年近くかかったのを覚えています


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上記の本に出ている・・フランスのシャンボール城
当時既に描いたことがあるのですが
今では手許にありません・・描けばきれいな城なので
もう一度描いてみようかな!・・そう思い始めています

工房を改造して・・独りだけのアトリエに直しましたので
少しスペースが楽になりそうです
陶芸だけで毎日フルタイムで仕事したら
身体が持ちそうにないし・・それだけの需要もない筈

でも工房で一日のんびり過ごすには
趣味の復活も悪くないなと・・それが魂胆です
点描画・・俳句・・キャンバス・アート
時間をつなぐブリッジになってくれればと
密かに準備中というわけです

「所ジョージ式桃青窯秋山ベース」・・づくりとでも





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# by touseigama696 | 2018-11-12 09:54 | ●エッセイ | Comments(6)
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工房で見るともなく・・聞くともなく
点けっぱなしのテレビが報じてた悲劇

高齢のご夫婦が・・松茸を取りに山に入った
詳しいことは判らなかったが
何かの理由で遭難してしまったらしい
結果として・・妻は
乗って来た車の近くで遺体となって発見された
そしてその日の午後・・夫も
少し離れた場所でやはり遺体で見つかった
車があったのだから
車中で救助を待てなかったんだろうか?
今となっては・・確かめようもない

この事故の報道を聞きながら・・ふと思い出すことがあった
遠い昔・・テレビの番組作りをしていたころ
一緒に取材して歩いたカメラマンのSさんから聞いた話である


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彼はカメラマンが本職だが
同じくらいのプロレベルでアルピニストでもあった
屈強な身体と極めてタフなメンタルの持主で
重い器材をホイッと肩に乗せ
一直線に被写体に近づく歯切れ良さは
実に頼りがいのあるカメラマンだった

彼の話とは・・こうだ
いつだったか冬山で遭難したカップルがいた
ホワイトアウトに巻き込まれ・・道を見失って斜面を滑落した
下手に動けばますます位置が判らなくなる
ふたりとも冬登山の経験者だったから
まず大きな樹の下に雪洞を穿って身を入れた
体温の確保が大事なのだそうだ

夜明けを待って・・彼は彼女にこう告げた
「君はここでじっとしてろ
おれは沢を登って助けを探してくる」

やがて道を見つけ救援隊とも出会えた・・ところが
案内して雪洞に戻ったら・・不幸なことに雪洞が潰れ
彼女は凍死していたという

この事故が報じられ・・彼は世論に叩かれた
大事な恋人を一人残して助かるなんて・・なんて非情な男なんだ
彼女がどんなに不安だったか・・思いやりってもんがない!
概ねそんな批判だったらしい
カメラマンのSさんは・・こう言った

「もし冬山でカップルが遭難したら
このとき彼がとった行動は正しいんだよ
二人とも助かろうとしたら・・これしかない

お互いがどんなに能力が髙くても
生死を分ける危機の時には
男女の特性を無視して同じことをすれば
二人とも死ぬ

この場合での男女の特性ってのはね
男の瞬発力・・女の持久力
平たく言えば・・筋肉と脂肪でもいい

男が急いで助けを探すのは
筋力のあるうちに瞬発力を活かすためで
女がじっとしてるのは
無駄に筋肉を使って燃料の脂肪を消耗しないためだ

冬山では
男は止まれば死に・・女は動けば死ぬ
それが掟なのかもな

だから・・慌ててふたりで沢を登るのも
心細くさせないために彼が彼女に寄り添うのも
どちらも間違いなんだよ
この場合での平等な行為は
ふたりが助かるために非情を情とする決断なんだ
結果は悲運だったが・・したことは正しい
きっと生き残った彼は・・そう思いつつも
忸怩たる思いに苛まれたにちがいないが
世間には理解してもらえない悲劇だったんだろね」

この話・・聞いたのは40年も昔のこと
今の冬山でも同じなのか・・確信はない

それでいて
松茸採りの老夫婦の事故で
妻は車の傍に倒れ・・夫が少し離れたところで死んだ
この様子を聞いたとき
もしかして・・二人はSさん説で行動したのかな
ふとそんな気がしたのだ

車内でじっとしてろよと言われた妻が
車の外で死んだのは・・夫を心配して佇み
その夫は・・さすがに老いには勝てず
遠くまでは助けを求められなかった無念の死

夫婦の間にあった情愛は
遠いか近いかでもなく
危険か安全かでもない
おれにできること
わたしにできること
それが等量でも等質でなくても
結果で評価されるべきことじゃない

男女平等の喧しい時代だが
男と女には・・応分の違いはある
同じことをすれば・・違いがでるが
違うことをすれば・・互いが生きる
手にする利益が同じなら・・それも平等ではないか

男女それぞれの特質を・・相互に尊重し
敬意を払って共存することが
男女平等の本質のような気がするのだが・・

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あんなに強靭な肉体を持ち
重いムービーカメラを抱えて
平然と山野を駆け巡ったSさん

実はもうこの世にいない
山に敗れたわけじゃない
私よりたった一歳上だけだというのに
難病に取りつかれて逝ってしまった

数年前
未亡人の申し出で・・骨壺を作らせていただいたが
カメラを入れるほどに大きくはない
今頃・・身一つで岩山でも登攀しているんだろか?







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# by touseigama696 | 2018-11-09 12:55 | ●エッセイ | Comments(8)
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まだ物が・・収まるところに収まらず
コックピットとは程遠いけれど
急ぎの仕事もあって・・取り合えず制作再開

旧房時代の初期以来・・20年ぶりに
自分だけの工房に様変わりしようとしている
さすがに広々してて
物にぶつかったり・・けつまづいたりしない
足元に不安を感じるようになった近頃
ちょっとした安心感は・・大いに助かる

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作業台でありながら・・食卓兼務だったテーブルも
仕事専用に戻って・・やりっぱなしができる
片づけないと次ができない・・その面倒が省けそうだ

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再開最初は・・顔吹きの糸外し
久しぶりの定番仕事である

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道具をどう置いてどう使うか
所定位置が決まるには・・まだこれからだが
じっと座って・・じっと集中する
そのためのコックピット作りを急がねば

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どうやら水指一基・・糸抜き完了
週明けに・・教室最後の窯と一緒に焼く予定である





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# by touseigama696 | 2018-11-08 05:41 | ●工房便り | Comments(2)
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難読漢字クイズ・・you tubeに色々出ている
試しにやってみたら・・案外読める
20%しか読めないとある難読文字を
全問の90%以上読めた

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これもその一問だが・・(かいり)読める
弁える(わきまえる)・汀(みぎわ)
遮蔽(しゃへい)逢着(ほうちゃく)・・どれも読めた
改めて漢字テストで訓練したわけじゃない
でもこれくらいなら・・若い頃少し本を読んでいれば何とかなるし
何よりも子ども時代の記憶は忘れないのだ


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さて・・同じyou tubeで
この検査を試すことができる
来年にはこれを受けねばならぬ
正直言って・・今から怯えている

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目で見たものをそのまま記憶し
そして・・それを数分後に思い出す
これはもう海馬頼りの作業だから
大脳皮質から引っ張れるものじゃない

私の海馬は・・とっくに年金暮らしらしく
贅沢望まんから・・のんびりさせてくれ!と
いっかな腰をあげてはくれない

「一度・・病院で検査してみてください!
それからにしましょう!」・・それを怯えているのだ
見たままを・・写真の如くに記憶する
羽生さんや藤井クンなら・・屁でもないこと
少年の頃・・もう少し囲碁将棋に興味を持つべきだった

暗記が好きでないから・・受験も好きにはなれなかった
後年・・だからかもしれないが
記憶に何も情報がなくても・・必要な被写体を探し当て
交渉して番組を構築してゆく・・つまり
それがプロデューサーの仕事なのだが
これは案外得意だった・・記憶より想像力への依存
何もない所に道を作る・・受験が苦手の方便はここしかなかった

自分が知らないことは・・誰が知ってるかを探せばいい
それを見つけるには・・頭が一分で足が九分
つまりは人的資源・・友達次第ってことだ
今までの76年は・・それでやってきた

だが高齢者試験は・・自前の海馬でしか勝負できない
あいつが手助けしてくれりゃ!・・ここではそれも叶わない
今でも足は強いが・・頭は弱い
なるほどと・・納得はしていても
免許返上を考えた方が良さそうかな?
悩ましい年ごろである





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# by touseigama696 | 2018-11-07 06:07 | ●エッセイ | Comments(2)