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桃青窯696

touseigama.exblog.jp

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

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photo by chie kishimoto


新しい出会いがあって
新しいコラボが始まりました

盆(ぼん)は・・鉢器
栽(さい)は・・樹木
盆栽とは
実に直截な・・木と器のコラボ

盆栽作家の岸本千絵さんから・・誘われて
新しい時代の盆栽をレクチャーしてもらい
「なるほど」と云う名の道を歩き始めたってわけです
「そういうこと」って町にたどり着くまで
色々勉強してみよう・・です


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photo by chie kishimoto


「たとえば?」って
別の用途で作った器を・・岸本さんに渡したら
「ほらねっ!」で返って来たのが数枚の写真
行ったり来たりが
ピチカートの効いたリズミカルなステップ
こういう出逢いもいいですね

彼女のブログは・・
rinha bonsai で検索してください
リンク貼ろうとしたら・・ややこしいので(苦笑)


盆栽には長い伝統があって
そして
新しい時代があるってことも・・よく分ります
「芸」の種類は違っても・・流れる「時」は同じ
楽しい時間が持てますように・・なのです





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# by touseigama696 | 2018-07-20 08:44 | ●畏友交遊 | Comments(0)
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ロクロでの大物挽きは
やはりどこかで力勝負ってところもあって
幾ら慣れても‥段々にきつくなってきます
筋力は・・使っていてこそのもので
気力の衰退とともに・・やはり萎えてきます

そんなこともあって
二本を一本につなぎ・・合わせて一本
柔道じゃありませんが
合わせ技も必要になってきます

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同じ分量の土を使って
同じサイズの屹立ちを二本挽きます
とりわけ両方の口縁部の径は
同じにしておかないと
隙間ができてしまいます

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一日置いて・・昨日接続の作業をしたのですが
肝腎な繋ぎの作業を写真にするのを忘れました
改めてご紹介しますね

口と口でつなぎましたから
天辺はどちらをとっても底になります
そのまま穴を開けて口にしてもいいのですが
それだと
つなぎ目の内側に手が入れられません
そうせざるをえない場合はともかく
屹立ちなら・・いったん天辺を落として
内側もしっかり接続させてから
改めて蓋をすればいいことになります

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一枚目の写真の状態で
内側の接着線をヘラやなめしで補強したら
径を少し大きめにとった丸板にどべを塗り
器体の天地を裏返して乗せて貼り
余分の粘土を切り離して接着させたのが
上の写真ということになります

一体化してから粗削りはしましたが
仕上げ削りは・・これからです
つなぎ目が・・僅かに膨らんでいますので
乾燥が進んでから薄く削りを重ねて調整です
やりすぎると繋ぎが見えてしまいます
慎重にしなければならないところです





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# by touseigama696 | 2018-07-19 05:09 | ●工房便り | Comments(0)
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少し古いが・・you tubeのアーカイブ番組
「世界で見つけたMade in Japan」に感銘した

この画面のイタリア人のヴァイオリン職人さんが
「どこで作ってるかは知らないんだ」・・っていうセリフ
ここが物語の始りだった

ストラディヴァリは
ヴァイオリンの古楽器としては代表的に有名で
一台数億円が珍しくない名器揃いなのだが
この手の古楽器は・・今でも演奏に使うには
相当の改良を加えなければならない

傷んだところというだけでなく
作られた400年前には
使われていた弦も羊の腸だったり
そのせいもあって今よりも低いピッチに調弦されたので
そのまま・・現代の金属弦の髙いピッチで演奏したら
弦の張力でネックとボディーが剥がれてしまう恐れもある

そのために
ネックをボディーから剥がして
補強しないとならないのだ
勿論誰がやっても出来るものじゃなく
修理の名工たちが
傷つけないように丁寧に分解するが

このネック(指板)をボディーから剥がすときに
細い切り口で木目を荒立てずに分離させるには
道具に苦労した歴史があって
「どこで作ってるかしらない」ノコギリを見つけて
大感激しているが・・発端だったのだ


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それがこのノコギリ
小さいが思いっ切り切れ味が好くて
細く薄くネックとボディーを分離してくれるらしい


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そしてこれを作っているのが新潟県の長岡市在住の
東賢一郎さんなのである

ここにもひとつの偶然があって
極く普通のノコギリが・・小さなノコに化けるには
思いがけないエピソードがあった

大工さんが使っていた一体型のノコが
刃だけを交換できる廉価品ができるようになって
すっかり使ってもらえなくなって大分経つらしい
困り果てた東さんのところに・・一人の客があった
「細い切れ目の小さなノコを作ってくれませんか?」

それは木目込み人形の作家さんだった
小さな人形の木肌に細い溝を切り
そこに布地を埋め込むためだった
先細りのノコギリの行く末に一筋の光明のつもりで
東さんは切れの好いノコを作って報いた
そんなことから
東さんの腕は復活の道を歩き始めたが

それを更に活かそうとしたのが
遠く北イタリアのクレモナ地方の
ヴァイオリン職人さんたちだったというのだ

東さんの作品と分かって
このイタリア人の職人さんはわざわざ来日して
東さんのノコを10数本とか買い求めて帰ったとのこと

きっとそれで命長らえ
イタリアで名器が復活する機会が増えるとしたら
それこそ職人魂の冥利に尽きること
作った魂・・見つけた魂
活路とは・・そうした魂のぶつかり合いなのだ

職人の職人らしい本気には
いつも感動させられるものである





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# by touseigama696 | 2018-07-17 10:05 | ●エッセイ | Comments(2)
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普段定番にしている作品のひとつが・・このシリーズ
「茄子紺麦藁手湯呑み」
仮に表題をつければ・・こんなとこかと思ってきました

麦藁手というのは・・古い伝統的な縦線紋様で
食器などにしばしば使われ
素朴で温かな感じが好きです

PCで画像検索すると
無数に集められた麦藁手を見ることが出来ます
スクロールしてたら
私の作品も幾つかでてきました

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この手描きの筆の揺れが・・素朴を誘いますが
これを少しシャープにしてみたくて
糸で抜く方法を取り入れたのでした

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一方数日前・・画像検索をしていましたら
「十草紋」という・・カテゴリーでも集まっています
これで「とくさもん」と読みます
同じ縦線紋の領域ですが・・色々見てますと
麦藁手よりもやや細めの縦線紋で
私のアレンジは・・こちらのほうが重なるかな
そんな風にも思えてきました

シダの木賊(とくさ)がモチーフの語源のようです
麦藁と似ていますから・・同じようなイメージですが
「麦藁手湯呑み」と「十草紋湯呑み」
どっちがぴったりだろうか





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# by touseigama696 | 2018-07-15 05:06 | ●工房便り | Comments(0)
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2018 錦織選手のウィンブルドンは終わった
宿敵と言えるのか
どうしても滅多に勝てないジョコヴィッチ選手に
この夏のグランドスラムでも・・結果は同じだった

実況の解説者は
錦織クンに温情的なコメントを出しているが
このクラスで戦う選手としては
やはり惨敗というべきなんだろう

敗戦の原因には・・きっと色々ある
専門的な検証ができるわけじゃないが
極めて平べったく素人風に言わせてもらえば

今夜の敗因は
「ネットを越えないボールは・・決して勝利をもたらさない」
ってことだ

ネットの向こうなら・・僅かにラインを切ったボールでも
相手選手に緊張と恐怖を与えることもできようが
ネットに衝突してポロリのボールは
喜びと自信を与えるだけでしかない

あらゆるストロークの技法は
ネットの向こう・・つまり敵陣の中で
どう変化させられるかのためにある

ネットにぶつかって・・自陣に落ちるボールは
最初から勝負手にはなっていない
同じミスなら・・ネットを越えてラインの外の方が
まだ惜しかったねとも云えるのだ

ネットすれすれの低い打球が
相手の時間を奪ってポイントしやすいことは
勿論理解できるが・・越えなきゃそれまでなのだ

錦織クンが負ける試合は
大抵このアンフォースド・エラーが多い
ジョコヴィッチ選手に
多才な錦織クンに思い通りにさせない思惑があるとして
それに勝る正確なストロークがなければ
ATPトップ10ランカーに留まるのは難しい

錦織クンの最大の壁は・・地上1㍍のネットの高さ
この上は幾らでも開いている
通った後の変化・・名手錦織クンなら
どうにかしてほしいと・・願うばかりである





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# by touseigama696 | 2018-07-12 00:54 | ●エッセイ | Comments(0)
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これ野球の観戦チケット2枚です
昨日の巨人vs広島戦
このシートは・・一塁側ジャイアンツベンチのすぐ上
去年もそうでしたが・・よく見える席
ジャイアンツのシーズンシートの中の2枚なのです

私の地元にもコミュニティーペーパーとして
よみうり新聞社があります
その社長さんが古い友人のひとりで
長いつきあいです
たまたま会社の社歌を作ってほしいと頼まれて
これまた親友のNさんと組んで
私の作詞とNさんの作曲で・・作りました
多分30年も前のことのはずです

「センパ~イ!・・ちゃんと毎朝朝礼で歌ってますよ」
会えば必ず・・そう言ってくれます
そして義理堅くも・・毎年のように
こうして招待券を送ってくれるのです

自分の兄貴が早実の甲子園球児だったせいもあって
妻は・・野球はよく知っていて好きなので
ふたりでドームにでかけ・・楽しませてもらってきました

昨日も・・去年と同じように
ふたりでドームに出向き
軽く夕食を済ませ・・ゲートに向かいました

悲劇の始りは・・ここからでした
この2枚のチケット・・ご覧になると判りますが
昨日の分なのに・・半券が切れてません
つまり未使用になっています・・ふたりでドームにいてです

どういうことかと言いますと
夕食も食べ・・喉の渇きも癒し
その分・・トイレも済ませ
さて・・と歩き始めたゲートへの通路

暫くして・・違和感に気づきました
私たちが向かってる方向から
大勢のひとが・・歩いてくるのですが
その集団がみんなオレンジと真っ赤なのです
こっちからあっちなら・・分かりますが
あっちからこっちとなると・・違和感です

「オイ!・・チケット調べてごらん!」
妻はバッグからとりだし・・じっと見つめ
唖然としはじめました・・予感は当たりました

午後2時(正午開場)とあります
今5時・・終わったばかりでした

どうやら日曜日にナイターはないらしく
昔とはすっかり様変わりして
親子で楽しむデイゲーム本位のようです
しきりに恐縮する妻でしたが
私もまた・・てっきりナイターだと
ここでも時代感覚は追いついてないようです
「馬鹿ちゃいまんネ阿保でんネ!」でした

踵を返し・・真赤とオレンジの流れに乗って
水道橋の駅まで戻り
パスタ&ノンアル・ビールの見た目安くて
実質高価なディナーは終わったのでした
シーズンシートの巨人戦って
ちょっと調べたら・・メチャ贅沢
テレビに顔が写っちゃいそうな席は
そりゃもうお高いのです

テレビもそうだが・・監視カメラの時代
「いやぁ!楽しく観戦したよ・・ありがと!
いい試合で巨人勝ったしね!」
送り主に嘘言ったりしてばれたら
政界官界の轍を踏むことになるから
今日・・正直に謝っちゃいました
ゲラゲラ笑って許してもらえましたから
やはり正直がいい・・そう思ったのでした

お詫びの交差点で
ちょっと足りなくなっていたズボンをせがんだら
妻は・・さっき一緒についてきて
2本の予定を3本買ってくれました

もっとも2本買うと1本おまけのしきたり
これって・・お詫びの印になるんだろか





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# by touseigama696 | 2018-07-09 21:27 | ○未分類 | Comments(0)
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「スタート・ユア・エンジ~ン!」
伝統のインディー500は・・この掛け声で始まる
なんてたってエンジンかけなきゃ・・始まらない

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レースの始りだから
いつもとちょっと違った試みでスタートだ
だから予定変更の思いつきに食いついた

似たようなことはこれまでにもしてるが
一手だけ手数を変えている
線紋のへりの乱れが気になるが・・走りながら直そう


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これも盆栽用のつもり
茶碗でも通る作り方で・・盆栽鉢
コラボの面白さは
互いに狙いをつけた意外性のキャッチボール
息が合えば・・段々面白くなる


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 西瓜の頭を水平切りして
その蓋を下に敷いてみた

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関係者3人で・・ラインを使った会議室
よほど苦手な世界だけど
時間と場所の節約なら・・これもありだ
互いに写真と意見を交換しながら
意外性を普遍性に変えてゆけば好い


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盆栽作家 岸本千絵さんから
会議室に届いた・・彼女の作品
ぐい吞みが・・盆栽鉢だ


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これもそう・・生け花じゃない盆栽である
私の知っていた盆栽とは別物
食器で考える器と・・また異なる興奮がある
楽しくなってきた





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# by touseigama696 | 2018-07-07 21:58 | ●工房便り | Comments(0)
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この紋様
いつもなら茄子紺で染める
でも今日は
パステルカラーで塗ってみた
白い器に・・パープル系のツートンだ

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用途を変えたから・・彩色も変えた
これで・・盆栽はどう映るだろうか

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先週テストでお渡しした幾つかの作品
ラインで設えた写真になって送っていただいた
実に好いのだ

盆栽作家岸本千絵さん
(許可がでたので・・本日より実名で!)
とのコラボが本格的に進みそう
とても楽しみになってきた

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用途は違っても・・仕事は丁寧に!
職人魂も・・大事にしたいものである




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# by touseigama696 | 2018-07-06 08:59 | ●工房便り | Comments(0)
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一昨日窯だしした・・新作食器の一部です

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全て糸抜きの那須紺染め

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慣れた紋様ばかりですが
それでも手間がかかるので
数は捗りませんが
ひとつづつ溜めてゆくしかありません


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失敗作を・・自分でも使いますが
暑い夏・・茄子紺は涼やかだし
日本人には馴染の深い色合い
気に入っています


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糸抜きでの幾つかのパターンを定番にして
新しいビジネスモードに対応してゆけるよう
作品をためてゆくつもりでいます


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目の手術から二ヶ月近く経過
改善されているのが分かり
細かい仕事には嬉しい成果です


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つい先日・・私の76歳の誕生日でしたが
今は亡き親父が亡くなったのが94歳で
大学をリタイアして完全に引退したのが
親父が残した日記に寄れば‥76歳
私もその年になったんだと
感慨深いものがあります

工房で・・こつこつと作り続ける日々が
段々に曖昧な時間になりつつあって
自分の発意で古い医学書の翻訳を始めながら
「仕事じゃないけどやれるとこまでやってみるさ!」と
数頁を未完に死んだ親父を
ふと思い出したりするのです

書斎のデスクに・・背を丸めてじっと座り
一日中ワープロで英文和訳していた親父
ロクロの前の私は・・たまにやってくる孫たちに
同じように映るんだろうか






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# by touseigama696 | 2018-07-04 08:34 | ○ギャラリー | Comments(2)
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飯を食べるために・・茶碗を作り


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料理を盛るために・・深鉢をつくる


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勿論・・茶を点てるための茶碗も作る


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用途がものの形を決めてゆくのは自然だが
それだけが決定的な決まり事ではない

何を何に見立てて何を作る?
用途を動かすことで
見慣れた物の・・見慣れぬ行く末が
とても興味深いものになる

皿の見こみに穴を開け
皿は・・皿ではなくなった
ここに盆栽を設えたら・・どうなる?
盆栽作家さんとのコラボ・・それが楽しい



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どんな形を作っても
底に穴をあけないと盆栽鉢にはならない
穴があっては役に立たない食器が・・そこで遠のく
用途は動くのだ


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ロクロに向かう気分に違いはないけど
新しいカテゴリーに取り組むのは・・やはり楽しい
小さな器に小さな大樹が・・息づくのかも





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# by touseigama696 | 2018-07-03 05:22 | ●工房便り | Comments(0)