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桃青窯696

touseigama.exblog.jp

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

うめのかずこのホームページをクリックしてみてください

この歌ヤフーで検索したら・・まだ残っていた
久しぶりに懐かしい声が聞こえた
実はこれ私が書いた・・1990年頃のこと

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当時のノートにも書いてある
TERU ARAIが私のペンネーム
tell a lie・・嘘つけ!をもじってつけたのは
女ごころを書くとき・・本名では照れるからだった
作曲編曲の丹羽元夫は長いつきあいの親友である

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当時・・うめのかずこを育てるのが目的で
丹羽と私とうめのの三人で・・オリジナルの歌を作り
毎年コンサートを開いていた・・写真はその時のもの
結構しっかりしたコンサートで・・バッキングの編成は
クラシックの弦楽四重奏+1にジャズのピアノトリオ
それぞれに1部2部で独自に演奏し
最後の3部でオリジナルのバックに入るから
うめのかずこの歌は贅沢な編成になるのだった

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後ろでドラムス叩いてるのが
作曲編曲・音楽監督の丹羽で
構成演出・司会が右端に立つ私
本業をしながらの遊びにしては
ハードだったが・・楽しかった

1997年に第10回を区切りに終わったが
一晩で・・CLAssicと poPSの両方楽しめるコンサート
つまりクラップス・コンサートと名づけ
圧倒的に多数の女性客に喜んでもらえたようだ

10回の間にオリジナル曲も30曲以上になり
うめのはそれを持ち歌に出身の福岡に戻って
ライブやコンサートに活躍していたのだが

何と2011年夏・・彼女は急逝してしまった
病いに倒れ気弱になってた彼女に
それとは知らず・・歌えよ!檄を飛ばしたが
戻ってはこれなかった・・大事な親友を失った想いだった

我が息子夫婦の結婚式に来て歌ってくれたのが
彼女の歌を聞いた最後だった
もう少しで大きな花になれたろうに
でも人知れず野に咲く花ではあっても
忘れがたい愛を置いていってくれたと思っている

この歌に限らず・・丹羽の旋律は美しい
この詞をこんな曲にしてくれるのかと
いつも感動していたものだった

言えば誰でも知っている名曲のひとつに
彼の作品がある
昔からそれ云うな!と言われているから言わぬが
作曲も編曲にも秀でたミュージシャンなのである

ヤフーの検索から飛び出してきたうめのとの再会
確かこのブログのどこかにも貼ってあるはずなのだが・・



見つけました・・以前に書いたものです
クリックしてください

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# by touseigama696 | 2018-11-17 00:09 | ●畏友交遊 | Comments(1)

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36㌢×36㌢×7㌢ 糸抜き線紋皿


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15㌢×15㌢×18㌢ 糸抜き麦藁手水指

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39㌢×39㌢×13㌢ 糸抜き麦藁手深鉢

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工房の改造作業と重なって
ぎりぎりの窯だしになってしまいました
冷や冷やしましたがかろうじてセーフでした

今年最後の行事で
第14回伝統工芸陶葉会展が
20日から25日まで
千葉県立美術館で開催されます
私も所属している陶葉会の40名近い会員が
それぞれ3~4点ほどの作品で出品します

*20日(火)9:00~13:00
私の当番日 会場にいます

*21日(水)14:00から
東京国立近代美術館の唐澤昌宏氏の
ギャラリートークがあります

お暇があったらご笑覧ください





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# by touseigama696 | 2018-11-16 07:09 | ○ギャラリー | Comments(0)
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私の窯は「桃青窯」と言う
この名を揮毫してくれたのは今は亡き親父
最晩年に私の頼みに応えて筆をとり
半日掛かりで数枚を書きあげ自分でこれを選んだ

桃青(とうせい)は
芭蕉が若い頃に使った俳号である


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親父同様すでに異郷のひとになったが
私の母親は俳句が好きで
句会に入ったりして楽しんでいた
芭蕉句を好み座右に置いてあったのがこの本

そんな縁からのことだろうが
私の祖母に本業とは別に茶舗を任せる際に
その店の屋号を「桃青園」としたのは
所縁を形にしたかったに違いない
私が未だ子供だった頃のことである

その桃青園も祖母が逝って閉じた
長いこと敷地内に空き店になっていたから
私が陶芸に転じて工房を作ろうとした時
ここを使うことにして「桃青窯」と名づけた

芭蕉さんには厚かましいが
言葉の字面も響きも好きで
俳聖には感謝しながら使っている

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この本は独特な構成で書かれている
目次もなくいきなり・・筆者の中山義秀氏は
深川の草庵に移って三年目の芭蕉に寄添い
そこから淡々と芭蕉の人なりと俳句を語り
芭蕉句にとどまらず一門の作句も引き合いで
長い旅の道中を書き綴っている
まだ通読していないが
今度は私が座右に置き是非にもと思う


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亡母が残した俳句 幾つかご披露しよう

 *まほろばの大和の晝の月と虫
  *咲き切って既に牡丹の空ろなる
        *時計草針あるごとく咲いてをり      
    *夏深し輕くなりたる洗ひ髪    
 *春雨や細身の傘をえらびけり


陶芸は俳句に学ぶことが沢山ある
「省略の極致」 
その最たるものがこれ
どんな小皿でも
その作りや加飾に無用は不要
言えても出来ぬ日々に悩まされるのだ


このブログでは「俳句」のカテゴリーで
拙句を幾つか記載しているが
ここにもちょっぴりご紹介を


*足指の先より秋の深まれり
 *野分待つ葉に力あり雨の打つ
 *落葉を串ざしにして光り落つ
*深々と息をしてみる寒の雨
  *秋風や振り向く少女の大人びて





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# by touseigama696 | 2018-11-14 09:13 | ●俳句 | Comments(4)
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アマゾンでこの本を見つけ・・取り寄せました
実は・・魂胆あってのことです

もう30年になると思いますが・・当時
ヨーロッパの城とか寺院を点描するのが趣味でした


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例えば・・こんな風にです
これはファティマの教会(ポルトガル)
初期の頃の作品で・・未だ曖昧な描き方ですが
ここら辺からはまって・・夢中になったものです

材料・道具となると
大き目な画紙と0.1㎜の油性サインペンだけ
あとは丹念にコツコツと叩いて描いてゆきます
点描による陰陽だけで表現するので
色彩は使いません

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これは1989年に描いた・・ローマのコロシアム
1㌢四方あたりの打ち込み数が・・数百回ともなり
かなり緻密に陰陽が表現できるようになったころです


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1992年に描いたミラノのドゥオーモ
ゴシック建築の最高峰とも言われる教会ですが
これを描いたのが最後でした

描き終えれば色止めのスプレーを吹きますが
描いてる最中に汗でも落ちれば滲んで・・アウト!
ですから・・上から下に向かって描きます
描いたところに触れずに続けるためです
写真を見ながらの作業・・全体の陰の濃さを考え
明暗のバランスを壊さないように・・気をつけたものでした

これは病院事務長時代の趣味でしたから
朝から晩まで描いてるわけにゆかず
45㌢×35㌢ほどの大き目な画紙に
完成までに1年近くかかったのを覚えています


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上記の本に出ている・・フランスのシャンボール城
当時既に描いたことがあるのですが
今では手許にありません・・描けばきれいな城なので
もう一度描いてみようかな!・・そう思い始めています

工房を改造して・・独りだけのアトリエに直しましたので
少しスペースが楽になりそうです
陶芸だけで毎日フルタイムで仕事したら
身体が持ちそうにないし・・それだけの需要もない筈

でも工房で一日のんびり過ごすには
趣味の復活も悪くないなと・・それが魂胆です
点描画・・俳句・・キャンバス・アート
時間をつなぐブリッジになってくれればと
密かに準備中というわけです

「所ジョージ式桃青窯秋山ベース」・・づくりとでも





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# by touseigama696 | 2018-11-12 09:54 | ●エッセイ | Comments(6)
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工房で見るともなく・・聞くともなく
点けっぱなしのテレビが報じてた悲劇

高齢のご夫婦が・・松茸を取りに山に入った
詳しいことは判らなかったが
何かの理由で遭難してしまったらしい
結果として・・妻は
乗って来た車の近くで遺体となって発見された
そしてその日の午後・・夫も
少し離れた場所でやはり遺体で見つかった
車があったのだから
車中で救助を待てなかったんだろうか?
今となっては・・確かめようもない

この事故の報道を聞きながら・・ふと思い出すことがあった
遠い昔・・テレビの番組作りをしていたころ
一緒に取材して歩いたカメラマンのSさんから聞いた話である


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彼はカメラマンが本職だが
同じくらいのプロレベルでアルピニストでもあった
屈強な身体と極めてタフなメンタルの持主で
重い器材をホイッと肩に乗せ
一直線に被写体に近づく歯切れ良さは
実に頼りがいのあるカメラマンだった

彼の話とは・・こうだ
いつだったか冬山で遭難したカップルがいた
ホワイトアウトに巻き込まれ・・道を見失って斜面を滑落した
下手に動けばますます位置が判らなくなる
ふたりとも冬登山の経験者だったから
まず大きな樹の下に雪洞を穿って身を入れた
体温の確保が大事なのだそうだ

夜明けを待って・・彼は彼女にこう告げた
「君はここでじっとしてろ
おれは沢を登って助けを探してくる」

やがて道を見つけ救援隊とも出会えた・・ところが
案内して雪洞に戻ったら・・不幸なことに雪洞が潰れ
彼女は凍死していたという

この事故が報じられ・・彼は世論に叩かれた
大事な恋人を一人残して助かるなんて・・なんて非情な男なんだ
彼女がどんなに不安だったか・・思いやりってもんがない!
概ねそんな批判だったらしい
カメラマンのSさんは・・こう言った

「もし冬山でカップルが遭難したら
このとき彼がとった行動は正しいんだよ
二人とも助かろうとしたら・・これしかない

お互いがどんなに能力が髙くても
生死を分ける危機の時には
男女の特性を無視して同じことをすれば
二人とも死ぬ

この場合での男女の特性ってのはね
男の瞬発力・・女の持久力
平たく言えば・・筋肉と脂肪でもいい

男が急いで助けを探すのは
筋力のあるうちに瞬発力を活かすためで
女がじっとしてるのは
無駄に筋肉を使って燃料の脂肪を消耗しないためだ

冬山では
男は止まれば死に・・女は動けば死ぬ
それが掟なのかもな

だから・・慌ててふたりで沢を登るのも
心細くさせないために彼が彼女に寄り添うのも
どちらも間違いなんだよ
この場合での平等な行為は
ふたりが助かるために非情を情とする決断なんだ
結果は悲運だったが・・したことは正しい
きっと生き残った彼は・・そう思いつつも
忸怩たる思いに苛まれたにちがいないが
世間には理解してもらえない悲劇だったんだろね」

この話・・聞いたのは40年も昔のこと
今の冬山でも同じなのか・・確信はない

それでいて
松茸採りの老夫婦の事故で
妻は車の傍に倒れ・・夫が少し離れたところで死んだ
この様子を聞いたとき
もしかして・・二人はSさん説で行動したのかな
ふとそんな気がしたのだ

車内でじっとしてろよと言われた妻が
車の外で死んだのは・・夫を心配して佇み
その夫は・・さすがに老いには勝てず
遠くまでは助けを求められなかった無念の死

夫婦の間にあった情愛は
遠いか近いかでもなく
危険か安全かでもない
おれにできること
わたしにできること
それが等量でも等質でなくても
結果で評価されるべきことじゃない

男女平等の喧しい時代だが
男と女には・・応分の違いはある
同じことをすれば・・違いがでるが
違うことをすれば・・互いが生きる
手にする利益が同じなら・・それも平等ではないか

男女それぞれの特質を・・相互に尊重し
敬意を払って共存することが
男女平等の本質のような気がするのだが・・

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あんなに強靭な肉体を持ち
重いムービーカメラを抱えて
平然と山野を駆け巡ったSさん

実はもうこの世にいない
山に敗れたわけじゃない
私よりたった一歳上だけだというのに
難病に取りつかれて逝ってしまった

数年前
未亡人の申し出で・・骨壺を作らせていただいたが
カメラを入れるほどに大きくはない
今頃・・身一つで岩山でも登攀しているんだろか?







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# by touseigama696 | 2018-11-09 12:55 | ●エッセイ | Comments(6)
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まだ物が・・収まるところに収まらず
コックピットとは程遠いけれど
急ぎの仕事もあって・・取り合えず制作再開

旧房時代の初期以来・・20年ぶりに
自分だけの工房に様変わりしようとしている
さすがに広々してて
物にぶつかったり・・けつまづいたりしない
足元に不安を感じるようになった近頃
ちょっとした安心感は・・大いに助かる

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作業台でありながら・・食卓兼務だったテーブルも
仕事専用に戻って・・やりっぱなしができる
片づけないと次ができない・・その面倒が省けそうだ

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再開最初は・・顔吹きの糸外し
久しぶりの定番仕事である

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道具をどう置いてどう使うか
所定位置が決まるには・・まだこれからだが
じっと座って・・じっと集中する
そのためのコックピット作りを急がねば

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どうやら水指一基・・糸抜き完了
週明けに・・教室最後の窯と一緒に焼く予定である





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# by touseigama696 | 2018-11-08 05:41 | ●工房便り | Comments(2)
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難読漢字クイズ・・you tubeに色々出ている
試しにやってみたら・・案外読める
20%しか読めないとある難読文字を
全問の90%以上読めた

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これもその一問だが・・(かいり)読める
弁える(わきまえる)・汀(みぎわ)
遮蔽(しゃへい)逢着(ほうちゃく)・・どれも読めた
改めて漢字テストで訓練したわけじゃない
でもこれくらいなら・・若い頃少し本を読んでいれば何とかなるし
何よりも子ども時代の記憶は忘れないのだ


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さて・・同じyou tubeで
この検査を試すことができる
来年にはこれを受けねばならぬ
正直言って・・今から怯えている

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目で見たものをそのまま記憶し
そして・・それを数分後に思い出す
これはもう海馬頼りの作業だから
大脳皮質から引っ張れるものじゃない

私の海馬は・・とっくに年金暮らしらしく
贅沢望まんから・・のんびりさせてくれ!と
いっかな腰をあげてはくれない

「一度・・病院で検査してみてください!
それからにしましょう!」・・それを怯えているのだ
見たままを・・写真の如くに記憶する
羽生さんや藤井クンなら・・屁でもないこと
少年の頃・・もう少し囲碁将棋に興味を持つべきだった

暗記が好きでないから・・受験も好きにはなれなかった
後年・・だからかもしれないが
記憶に何も情報がなくても・・必要な被写体を探し当て
交渉して番組を構築してゆく・・つまり
それがプロデューサーの仕事なのだが
これは案外得意だった・・記憶より想像力への依存
何もない所に道を作る・・受験が苦手の方便はここしかなかった

自分が知らないことは・・誰が知ってるかを探せばいい
それを見つけるには・・頭が一分で足が九分
つまりは人的資源・・友達次第ってことだ
今までの76年は・・それでやってきた

だが高齢者試験は・・自前の海馬でしか勝負できない
あいつが手助けしてくれりゃ!・・ここではそれも叶わない
今でも足は強いが・・頭は弱い
なるほどと・・納得はしていても
免許返上を考えた方が良さそうかな?
悩ましい年ごろである





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# by touseigama696 | 2018-11-07 06:07 | ●エッセイ | Comments(2)
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使い慣れた包丁を客の前に晒すのは
料理人の覚悟と自信の証かもしれない
包丁が刀と違うのは・・武器ではないってこと
似て非なる道具である・・美味いもん食わせるには
研ぎ澄まされた刃物の美しさも欠かせない
柵が切り身に変る一瞬・・きっとこれも美食のうちなのだ



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先日ここで会食した話を娘にしたら・・「私も!」で
この日・・妻と三人で訪れた
最近何度かお邪魔してるが・・その都度
季節を写して品書きが変る
重ならないように献立を考えてのことだ



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落ち鮎の季節・・子持ちの鮎が美味かった
おろしを絡ませて
嘴から尻尾まで・・織部の皿には何も残らなかった

でも今朝は・・料理のことでなく
お女将さんとの会話の中で・・面白い話を聞いたので
そっちを書こう


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言うまでもなく着物姿が・・そのお女将さん
並んでおいでが・・ご主人の料理長ってわけ
他に誰もおらず・・ふたりだけで賄う店のようだ
この笑顔をみれば・・自信は確信に変わり
良い店をつくりたい気分が横溢してる
やはり羨ましいほどの若さである

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前回もここで書いたときに・・少し触れたが
店の名の「四四A2」の由来のこと
別の切り口で・・興味深い話しを聞いた
お女将さんによると

「店名をどうしようかと・・ふたりで色々考えたんですが
幾つか思いつくままに書きだしたなかに
「四四A2」があって・・主人の思いつきでした
でも・・自分で言い出しておきながら
よくないかなぁ?って・・
そこで専門家にも入ってもらって検討したら
これだっ!ってことになって決まっちゃいました」

このくだりが面白い
突拍子もない思いつきは・・アマの独壇場
プロは一気にここまで踏み外せないもんだ

でも・・思いついておきながら
確たる自信がないのは・・アマの特性
その道のプロなら・・聞いた瞬間にこれを選ぶ筈だ
他にどんな案があったか聞かなかったが
店名を・・一瞬で強烈に印象づけるなら
「四四A2」は・・出色のアイデアだと思う
これで「よしあつ」・・一度覚えれば決して忘れない
それがネーミングなのだ

このエピソードの面白いところは
依頼主が・・プロまかせにせずに
自分のアイデアを考えたこと
そしてプロは・・それを馬鹿にせず
プロっぽさを押しつけなかったことだ

プロの陥りやすい落とし穴は
プロの矜持ってやつで
アマの発想を潰してしまうことがしばしばあることだ

「メッチャ飛んでるぅ!・・でもオモシロっ!」

これは・・アマがプロに勝ったんじゃなく
プロがアマに発見したことになる

さすがに覚えられても理解できないと困るからと
「日本料理 四四A2」で落ちついたのだそうだ

仕事は違っても・・プロ・アマの関係は似てる
もの怖じしないアマ・・圧し潰さないプロ
そのコラボの中で・・新しい芽が生まれ
時代に添った伝統が育ってゆくような気がするのである





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# by touseigama696 | 2018-11-05 09:15 | ●エッセイ | Comments(2)
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つい先月まで・・工房はこんな感じ
入り口から見ても・・いかにも狭苦しいのでした

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自分の仕事では使わないものも・・色々あったりして
教室をしている以上・・仕方ないことでしたが
その最たるものがこの棚・・工房のど真ん中を貫いていました

アジト変貌の目的は・・これ撤去
大工さんに入ってもらいましたが
この大工さんは・・この棚作った大工さん
自分で作ったのを壊す羽目に・・
スンマセン!・・です


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大工さんの仕事の後
昨日一日かけて独りで大奮闘
背骨を取っ払ったら・・広々です

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10台あったロクロも・・7台は処分
すっきりしました

旧房時代を含めて20年・・一杯思い出もありますが
物は処分しても・・ひとの心は残してるつもり
静かな工房で・・静かに過ごします

具体的なルーチンが戻るまで
まだ整備がいっぱい残っています
筋力の低下を・・しみじみ実感する日々です




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# by touseigama696 | 2018-11-03 09:30 | ●工房便り | Comments(0)
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在りし日の・・「あいつ」です
我が家にやって来た時に持参した血統書には
確か柴桜号とあったような・・そして
我が家で命名された名前は・・桃次郎
長男の息子に敬意を払って・・次郎にしたのです

でもね
フルネームにすると・・柴桜桃次郎
まるで親分さんみたいです


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2016年10月29日
この日の朝・・最後に撮った写真がこれで
私に体を預け・・妻が撮ったもの
力はなかったけれど・・体の温みは今も覚えています

そしてこの日の夜中・・妻のベッドの脇の毛布の上で
おしっこの始末をしていた僅かな時間に
そっと独りで逝きました

17年を我が家で過ごした彼のために
今でも・・リビングのテーブルの脇に
居場所があって・・そこでいつも家族と一緒
私が作った骨壺・・ここが彼の終の棲家になりました


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我が家に現れたときの彼が・・この写真
柴犬というより・・まめ狸でした

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先日・・教室で最後の稽古日に
生徒さんの〇谷さんが
「このお人形・・桃次郎みたいだから記念に」
とプレゼントしてくれました

色白な桃次郎・・ほんとこんな雰囲気でしたから
17年が蘇ってくる思いで・・彼の席を作りました

あの朝から丁度2年・・朝食の折りに
手が滑って食べ物を床に落としたりすると
思わず・・「ほら桃次郎!ウィンナやるぞ!」
あの頃を思い出しています

我が家のペット歴は・・桃次郎で最後です
今度は・・見送るのがどっちだか?
面倒を見ることはできても
面倒見てもらえるか・・判らんもんなぁ!





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# by touseigama696 | 2018-11-01 07:38 | ●愛しきものよ・・ | Comments(2)