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ひとしきり賑わう展示場
一昨日の「陶葉会 柿傳展」
午後から・・当番で詰めた


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閉館時間が迫った夕刻
しばらく・・独っきりになった
地下二階の柿傳ギャラリーは
まるで録音スタジオにいるかのように
静寂に包まれた

ぼんやりとした時間
この空気を・・黙(もだ)とも言う
ぼんやりとしている自分を表す言葉である
この半年・・籠っていた工房での
あの独っきりの時間とは・・また別だ

ぼんやりしながら・・でも
「3週間後・・ここに自作をどう並べる?」
「黙」が・・ものを言い始めた

「広いもんな・・うまくゆくといいが・・」
6月5日(月)~11日(日)
初日は・・目前に迫ってきた



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いただいたコメントに返信を書きながら
ふと・・その実感を書いてみようと思った

多くの場合
老いの実感は・・きっと体で始まる
痛いの痒いの・・動かないの
はたまた皺だシミだ・・白髪だの
目にみえるものから・・意識する
だが・・そうしたものは
やがてそれにも慣れてしまい
さしてこだわらずに暮らしていけるものだ

一方で・・鏡には映らないが
ある日・・かなり痛烈に
しかも・・大きな喪失感を伴って
襲ってくる「老い」がある

心のことであり・・頭のことでもある
例えば・・同じ一日を過ごしながら
「出来たことって・・これっぽっち?」

「一日」の量感が・・頭の中と目の前では
大幅に乖離してしまうのだ
用意した袋は・・できることを遥かに超えた大きさで
出来た仕事は・・袋に見合わずちっぽけでしかない

ひとことで括れば・・仕事を
想定してなおまとめる「力」を・・失ってゆくのだ
この喪失感には・・思いのほか傷めつけられる
目だの耳だのというのとは・・また違う

僅かにでも・・克服しようと思えば
ひたすらに時間をかけ・・気持ちを集中させて
執念を燃やすしかないのだ

軽々とできたことが・・軽々とはできなくなる
失った量が・・質の劣化につながらないよう
必死の執念を燃やし
改めて・・古希も半ばを過ぎた老いを
過不足なく理解して生きるしかない

だから・・今朝も夜明け前に起きだして
朝飯前にひと仕事しておこう・・なのである



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『第3回 伝統工芸陶葉会展・柿傳展』が
昨日の8日から14日の日曜日まで
柿傳ギャラリーで開催されています

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一昨日・・出品予定の陶葉会会員33名が
作品を搬入しながら・・展示作業をしました

一人・・抹茶碗を含む3点出品
全体で100点ほどが展示されています

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私の3点は・・これです
花入れ・平茶碗・菓子器

糸抜きによる茄子紺染めの器です


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広い会場ですが
流石に33人となれば
やや狭いかと思うほどの100点

左手前の私の作品の横は
別室への入り口で
もう一部屋つづいているのです

二部屋合わせた・・この広さ
6月5日から11日までの一週間
私一人の作品で埋めるわけですが
エライコッチャ!は
そういうことなのです

あと数日もしたら・・DMが出来てきます
とても素敵な写真二枚の・・見開き大DM
届いたら・・掲載しますが
これから・・発送準備も始まります

私のアドレス帳フルサイズの700名
宛先ラベル印刷・・封筒・・切手貼り
妻の手を借りて・・そろそろ始めます

今朝も夜明け前から・・ロクロを挽きました
乾燥させながら・・午前中はかかりつけ医の検診
戻ったら・・また工房に籠ります



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座り続けていると・・尻が痛くて
いつの間にか・・クッションが数枚
最初どら焼きだったクッションも
やがてスルメのごとき煎餅に

その煎餅も・・密着して様子が変わった
なりふり構わぬ・・この半年
日向干しでもしてやろうか
そうした気を回すゆとりもない

お見苦しい不様ではあるが
これも一つの戦場と
思えば・・思えぬでもない

老いて・・尻は薄くなったが
執念は・・厚くなったかも


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ここに座って・・百数十点に
糸を貼り・・糸を剥がし
線描に明け暮れてきた

兵どもの夢のあと
たった独りの兵(つわもの)の
意地と汗の煎餅布団なのである



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これに糸貼って・・白く化粧したり


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那須紺に染めて・・糸をはずし
強面のおっさん向けに
吾杯(わがはい)と名づけてみたり

でも今日も・・終わりの名残りみたいに
世間は・・GWを満喫してるみたいだ

今年に限って
私には・・毎日が月曜日
「さぁ・・やるぞぉ~!」で夜が明ける

おまけに孫のところに出かけた妻不在で
三食自前で調達の月曜日なのだ


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かまだ食堂・・今日のランチは
サラドゥンド・カリー・・つまり
サラダとカレーと決めていて
それを工房に持ち込むために
一皿にまとめたら・・こうなった

カレーは自作じゃないが
皿は自作・・15時間かけて焼いたもの
その上に・・親友が送ってくれたカレーを
チンしたら出来上がり・・それでいて実に美味だ

やや温野菜になったレタスは
ほどほどの柔らかさでライスとカレーを包む
結構いける
トマトの甘さが・・春を教えてくれた

やや大きめな皿もゆったりだ
盛りつけに僅かでも貢献できて
皿も・・本望ってもんだろう

願わくば・・「時間」を自作できれば
言うまでもなく・叶わぬことだが
ものづくりは・・みな同じじゃなかろうか



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世間は・・GWだそうだが
今年の私には・・頑張れウィーク
日中のほとんどを・・ここに座って
糸とハサミとピンセット
目さえしょぼつく毎日である
一段落したら・・白内障のチェックして
必要なら手術して回復させたいものだ

この作業とPCは
そもそも目には天敵‣・良いわけはない
遠くを眺めて・・目を癒すのもきっと大事だが
今は無理・・この仕事が済んだらそうしよう


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朝から晩まで座っていても
7~8個しかできない日も多い
飽きるほどやっても・・百個の世界
そうしてみると・・量産できない制約にこそ
自分の仕事の意味を見出すのかもしれない



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早朝の4時は・・さすがにまだ暗い
だから工房に入っても・・鍵をかける
何となくわけのわからん出来事の多い世の中
日が昇るまでは・・用心にしくなしだ

それからテレビのスイッチを入れる
見たいわけじゃない・・全くの静けさよりも
僅かに音があった方が落ち着くからだ
だから
テレビを「見る」ではなく・・「聞く」である

今朝も・・それこそ朝飯前にこれを削った
削りながらテレビを聞いていたが
このところ・・早朝のニュース番組に
いささか不満がある

新聞全紙を壁に貼って
目ぼしい記事を読むだけの
それも報道なのかな?と思う番組だが
それにしても
アナウンサーたちの読みの下手くそ
見ずに聞いてると・・やたら気になる

多分新人アナウンサーたちの登竜門なんだろうが
技術研修ちゃんとやったの?
アナウンサーの登竜門ではなく
お笑い系タレントへの・・登竜門?

はしゃいで笑って・・挙句に決めポーズ
それも何でそんなに要るの?ってくらい
3~4人の若い女子アナたちが
俗に言えば
噛んだり滑ったり・・とちったり
ドジ・オンパレードである

まぁ夜明け前の時間帯だから
研修番組とでも思えばいいが・・本来は
本番で・・勉強するなよな!である



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柿傳ギャラリーさんから
写真入りのDM案が送られてきた
あと一ヵ月と一寸で会期になる

先日・・柿傳のご店主が
わざわざ工房までご足労くださって
作品を見ながら・・打ち合わせをしたが
どうにか今回の個展を満たすだけの数は揃った

「こんな感じでゆきましょう!」
それはそれで・・僅かにほっとする瞬間だが
同時に・・あと一ヵ月にかける最後の粘りが
少しは質の向上に貢献するはずだとも思う

ゆるめずに
作り足すもの・・作り変えるもの
改めて吟味し・・いつものように
夜明け前の工房に入っている

昨日挽いた大きめの水指二基と
30㌢ほどの浅鉢二個
一晩放っておいて程よく乾燥したので
粗削りができた
既存の水指が少し小さ目で・・ご店主の助言で
大きめを用意することにしたのだ

有難いことに・・この個展のために
既に予約で制作依頼の作品も何点かある
忘れないようにメモして・・作り始めている

これからは出品に関わる事務処理も増える
工房にばかり籠ってもいられないだろうから
なおのこと・・気を引き締めておかないと
不測に困惑しかねないのも・・承知だ

頭や体の劣化との戦いの日々は
もう少し続く



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窯を開けたら・・これが
どうやら無事に焼けていた

万が一のために用意しておいた
二の矢は無用で済んだ

三番目の孫・・哲平へ
爺からの贈りもの
かつて上の二人にも作ったので

「お義父さん!・・
個展の準備で忙しいから
お兄ちゃんの支度を使い回しますよ」

嫁が気遣ってくれたが
そこはさすがに断って
三組目のお食い初め一式を作った

今回の個展で多用する
茄子紺で染めた麦藁手の器
来週には・・妻が携えて孫のところに飛ぶ
一緒に祝いの膳を囲むことはできないが
ラインで送られてくる写真を見てると
日に日にすくすく育ってくれている

男の子三人・・賑やかそうだ
何でも食べる逞しい子になれ!
爺は・・そう願うばかりなのだ



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陶芸の専門誌『炎芸術』の2017夏号が
5月1日の発刊日より一足早く・・届きました

先月取材の
陶芸家と作る食器シリーズ第6回
「糸抜きで作る飯碗」が・・掲載されているからでしょう

見開き10頁に亘って
過不足なく丁寧に・・私の技法が
紹介されています
もの作りの一人として良い記念だし
大切な記録でもあります

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丁度6月5日から11日まで
新宿柿傳ギャラリーで開催される
久しぶりの個展の準備が
そのままこの講座の主題でもあったので
撮影は・・その道中を撮って頂きました

ですから・・掲載された器は
そっくり・・柿傳ギャラリーに並びます

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この企画は・・講座なので
制作の推移をコマ撮りでご覧に入れ
適宜な解説がついています
口述で伝えた要点を
適切に説明してくださって・・流石です


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本号は・・巻頭で
「きらめきの金銀彩」が特集され
私のモノトーンとの対比も際立っていて
加飾の可能性の広さが見えてきます

いつもながら
親しくおつき合い頂いてる
井戸川豊さんの銀泥彩器
卑近を題材にしていてなお
実に洗練された品性に感銘でしたし

井戸川夫人のきりんさん(ブログでお馴染み)
の仲間・若林和恵さんの銀彩もクローズアップ
絢爛の号です



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