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今日は日本橋三越での『第47回伝統工芸新作展』初日
少し早めに家を出て・・午前中に林さんの個展を拝見した
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6年前・・日本陶芸展に挑戦してみようと思ったのも
今日からの伝統工芸新作展へのチャレンジも
元はと言えば・・林さんの著書「週末陶芸のすすめ」だった

この著書に・・
林さんが伝統工芸新作展に初入選したいきさつが書いてある
いわゆる脱サラ陶芸家の快挙である
似たような経緯で陶芸を始めた者への希望の光でもあったのだ
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その林さんが・・新しい作風を紹介するらしいとわかって
だからお邪魔しようと・・思っていた
この一枚・・私の大好きな吉川水城さんを思わせる
ギャラリーの庵主さんに話したら・・わずかにうなずいた
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でもこの白木蓮となると・・
これはもう林さんの世界だと思う
素晴らしい白・・感銘した
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織部とは書いてないが・・
釉の下に草花紋をあしらった深い緑は
織部と無縁のようには見えない
これも・・林さんの新しい展開のようだ
(写真がいかにも悪いのは・・私の責任
実物はもっと深い緑に発色している)
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個展に・・ちょっとした寛ぎを醸す洒脱な染付けの一枚
このイラスト風・・著書でもふんだんに使われている
CMプランナー時代の手馴れた筆さばきに違いない

最後に・・特筆すべきは
このギャラリー蓮花画房の庵主Hさんの
際立った美貌・・
林さん・・ここを選らんだのは・・?・・笑


神宮前から地下鉄で・・日本橋三越へ・・more

More
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この一週間・・・工房はここだった
陶芸家にはこんな日もある
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桐箱 包装紙 パッケージ用紙箱・・
注文してた数が揃った
挨拶文も陶歴書も・・ 
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死んだ親父への花料のお返し
クリスチャンだったし・・遺言で献体もしたので
四十九日もなければ・・納骨もない
気持ちの上でのけじめ・・そう思って
精一杯作陶した器を送ることにしたのだ
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『伝統工芸新作展』と『日本陶芸展』の会期が近づいたから
その案内状も発送しなきゃ・・と250通あまり
ひとこと書き添えようとすれば
多少時間もかかる
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それに・・
日本陶芸展での併催「ぐい呑み新作展」のための作品も
箱書きして詰め・・大丸に届けたりもした

どうやら概ね済ませることができた
来週からの2週間
会期中は・・結構呼び出しがかかって
会場に出向くことが多い

見てくださる方がいて・・
作品も作者も・・また育つのだ
有難いことだと・・
三越 大丸通いに励もう・・
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いつか・・染つけ作家として世に出るチャンスがあるにちがいない・・
Sさん本人も・・絵つけが楽しくて仕方ないみたいだ
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そのSさんの・・掻き落とし粉引きのマグ
絵柄の構成を勉強するにはもってこいだ
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結構盛大に御本を引いて
紅いカップになった
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ちょっとした出品に使いたいと
このところかなり気合を入れて制作した染つけ組小鉢
陶芸を始めて・・3年半
がんばりは・・成果につながってきているようだ・・
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『焼き物づくりは面白い
形づくり 絵付け 焼成・・どれもこれも面白い

花を通しながら表現してみるその空気 その世界に
力足りず近づけぬもどかしさを常に感じながら
でも 「面白い」「嬉しい」 と 日々創り続けています』 望月集
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この個展のための図録に
名手はこう記している
さすがだな・・と思う
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ここに難解な美学を連ねることはできる
名手なら・・それも許されるに違いない
でも・・面白い 嬉しい・・
何と簡明に「ものつくり」の本質を言い尽くしているではないか
だから・・さすがなのだ
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ブログがきっかけで交流させていただいてきたが
・・お目にかかるのは初めて
ここをクリックしてください
つい先日 電話でお話したこともあって
気さくに技法に触れてお話をうかがったり
いい勉強をさせていただいた・・多謝である
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記念に・・この湯のみをいただくことにした
湯のみは・・目立たぬ器ではあるが
陶芸家にとって・・一番沢山作る器でもある
轆轤の基本は・・千個の湯のみの繰り返しかもしれないからだ
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志野に赤絵を施したかのような
華やかではあるが・・じつに品のよい風情
会場いっぱいに集めたこの赤が
えも言えぬ華やぎを醸している

個展は・・個を晒す展示
作品は・・ひとなのだ
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図録から・・
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椿文茶わん
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月夜野図陶ばこ
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蓮図大皿
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花菖蒲図大角皿
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蓮図大皿

日本橋三越での望月集作陶展・・
今日が初日・・26日までである
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『第47回伝統工芸新作展』・・入選でした
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今日は早朝から窯を焚いています
今・・夜の7時過ぎで15時間経過・・攻めに入って2時間ほどです

昼ごろ郵便が届きまして・・新作展・・入選してました
1月29日のこのブログで
第19回日本陶芸展の入選をアップしてから一ヶ月半
立て続けに吉報をアップできるなんて
・・実に幸運なことです

このフォトとは別の作品ですが
いつもの皿を鉢に変えた糸抜き波状紋です
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4/10(火)~4/15(日)・・日本橋の三越で展示された後
札幌 新潟 盛岡 仙台と・・巡回するようですが
私の作品がどこに巡回されるのか・・あるいはされないのか
まだわからないのだそうです
いずれ・・教えてくれるらしいので
もし巡回されるようでしたら・・またアップします
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既に・・早々とお花をいただきました
いい春がきそうです・・ありがとうございました

大分ご無沙汰してしまった・・このブログ
明日からは精出して・・がんばります
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ぐい呑みのような小物に波状紋を打つときの特殊兵器である・・笑
小さなすりこぎにウレタンを巻きつけて・・これでぐい呑みは落ちない
その上・・・自由に回転できるからマスキングが楽である
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明日は・・久しぶりにガス窯のほうで本焼きをする
展覧会に出品予定の生徒さんの作品と一緒に私の焼成もある
死んだ親父のお返しのための器である
天目の鉢が15個ほどと・・湯のみを80個詰めた
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更に・・波状紋のぐい呑みも少し入れることにした
夕方から波状紋を打ったのだが・・五個で時間きれ
そのうちひとつは壊れた・・
生ま掛けなのを忘れてたからだ
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還元で焼いてみることにしたのは
いつもの酸化焼成との比較のためである
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白化粧土に外割りで15%ほど3号釉を混ぜた
どんな上がりになるのだろうか・・
明日は3時起き・・少し早目に寝ることにしよう
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余った土を使って・・・
ぐい呑みを少し挽いて・・削った
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日本陶芸展に通ると
暫くしてこの通知が届く
四回とも同じだから・・恒例の行事だ
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入選受賞作家による「ぐい呑み」の展示販売
本会場とは別の売り場で併催される
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五個ほど出品を・・と依頼状にあるが
私の場合・・旧友たちの好意で・・
五個では足りない
有難いことで・・
いつも20~30個用意することにしている
これは前回出品した青バージョンである

素焼きが済んだら・・
波状紋を打つことにしている
黒地に白い波・・趣向を変えた
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石膏や粘土を使って・・型を起こし
その型に併せて麻布で造形し・・
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何層にも漆を塗り染ませ・・
次第に厚みを作る
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金箔の上に更に漆を重ねる
漆を透過して・・金は紅味を帯びる
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乾漆技法の・・「杯」・・をひとつ記念にいただいた
表参道の桃林堂での「漆三人展」で・・
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作者の井ノ口貴子さんは・・
このブログでもお馴染みのikkanさんの夫人である
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幸いお目にかかれたりして・・
かつて上野で学んだ三人の見目麗しい漆芸家と
おしゃべりさえ楽しむことができた
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道は違っても・・
もの作りについてまわる苦労は似たようなものだろうか
「かぶれることにさえ・・慣れてしまうんですよ」
アカギレで痛む手をお見せしながら・・
ワカル・・ワカル・・なのだった

「私の手・・かぶれるより・・アカギレのほうが多いかも・・?」
そうおっしゃる夫人の言い分は
ikkanさんを手伝う時間の長さ・・らしい・・笑
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諸悪は・・ここから始まった
先月末 日本陶芸展の出品を済ませて
次の準備にかかりはじめた

大分乾いたかな・・って頃
これが起きた・・泣けてくる
ロクロが下手・・ってばそれまでだが
今の季節・・温度の管理が難しい

昼と夜の温度差・・?
暖冬をいいことに・・油断したかもしれない
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頃合の皿・・三枚が藻屑と消えた
慌てて挽きなおしたこの皿
エアコンを入れっぱなし・・加湿器も入れて
工房を室(むろ)に変えた
焦る気持ちを抑えて・・我慢の十日
どうやら・・無事に乾いてきた
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先行して素焼きした二枚に・・波状紋を打ちながら
後続の三枚を・・今日・・ガス窯で少しあぶった
140度辺りで火をとめ・・明日の素焼きを待つことにした
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この週末は・・加飾の波状紋で明け暮れた
顔料を吹きつけた二枚は・・・
明日 別の電気窯で本焼きする
もしこの二枚に不都合があれば
別働の素焼きから選んで・・波状紋を打つことになる
来週の火曜日あたりが最後の窯
できれば・・明日の窯で・・とれてほしいのだが・・

もっと余裕をもって・・
いつもそう思うが・・できたことはない
ギリギリまで・・ねばりと言えば聞こえがいいが

季節のいいときに
素焼き済みの大皿・・をストックしよう
本気でそう思っている
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先日 工房便り(6)で大皿のロクロ挽きをアップした
その続きで・・削りも記録してみた
これまた・・作家によって色々な工夫があることだろう
ご助言があったら・・是非!・・である
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ロクロ挽きしてから三日目の大皿
直径はおよそ58センチ 2センチほど収縮したようだ
しっぴき(切り糸)で切ってない
だから亀板ごと回転させて裏返す
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慣れないと・・ちょっと怖い
剥がれて落下することもあるからだ
もし落下したら・・
ロクロ挽きの際に
底土がしっかりと亀板に接着してなかったことになる
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削り用の亀板に乗せてロクロに据える
こうしておいてから底を切り離すことになる
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挽いて三日ともなると・・底土は結構固い
水糸や細い針金程度では歯が立たないこともある
そこでピアノ線を使っている
知人の調律師さんに分けてもらった
高音の一番細い絃で十分
これなら土に負けることはない
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普通と逆に亀板が天井になるから
切り糸は上で使わねばならない
なるべく亀板に密着させて
底土を無駄に捨てることがないように気をつける
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切り離したところが・・これである
亀板の粘土が薄く切れるように・・がコツである

既に高台らしきものが見えてるが
このままでは高台が大きすぎて野暮になりかねない
高台の大きさをどう決めるか・・それも大事である
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先ずは削り亀板ごとロクロに乗せて芯だしをする
亀板を叩いて芯をだすが
微調整は皿そのものを叩くこともある
うっかりすると壊してしまうから・・慎重に
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高台の大きさを決める目安は・・私の場合はこうだ
口縁部から・・高台脇にかけてのラインを生かして
そのまま延長するつもりで底土を落とす
さっきよりは小さくなりそうな高台の径が見えてくる
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小さくなった天辺のすぐ脇に高台を切る
高台の高さを作って・・
口縁までの丸い曲線の厚みを減らしてゆく
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自作の鉄カンナを使って
曲面を傷つけないように削り
きれいなラインを作ってゆく
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続いて高台内を削る
中心のヘソみたいな削り残しは
どれくらい削ったかの目安
これがあると安心して削れる
あとでこのへそも・・落とすのは言うまでもない
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最後に鉄カンナで仕上げる
高台内を杜撰に削ってる器を見かけることがあるが
ここの削りで・・作者の丁寧さが見られてしまう
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不用意な傷を残さないように
高台にも注意深くカンナを入れる
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高台糸底の幅も・・無神経にはしたくない
口縁の作りと合わせて・・バランスが大事だと思う
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ゴムべらを使って仕上げ・・
土をしっかりと締め滑らかにする
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最後にかたく絞ったスポンジで磨いて終る
後は丁寧に乾燥させること・・である

殆ど乾燥した頃を見計らって
サンドペーパ^で磨いて更に滑らかにして終わり
素焼きにまわすことになる
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