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桃青窯696

touseigama.exblog.jp

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

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虎ノ門・・ホテル・オークラに程近く・・
高層ビルに包まれるようにして
贅沢な庭を配したテーブル・・
日曜日の昼どき・・のこと
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つい数日まえに通知が届いた『第3回 菊池ビエンナーレ』の初入選
会期は来年の春のことだけど・・この美術館を
まだ見たことがない・・という妻を連れ立って
久し振りに訪ねた
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折悪しく・・常設展もなく入れ替えの準備で休館
ならば・・と同じ館内にある
これも評判の高いレストランでランチと洒落れた
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前菜は・・サーモン
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メインは・・チキン
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そして・・デザートはフルーツ
とても美味しかった

晴れあがっていても
晩秋の日差しは薄くて・・淡い
贅沢な空間に・・ひっそりとした閑けさ
このどこかに展示されることになる・・
その贅沢にもまた・・こころときめく
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『加藤唐九郎 重高 高宏 窯ぐれ三代展』が予告されていた
来週あたりから・・3月までのこと・・まるで
その末から6月まで開催される
『第3回菊池ビエンナーレ』の前奏のよう・・
それもまた・・限りなく贅沢なプロローグである
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# by touseigama696 | 2008-12-02 01:39 | ○未分類 | Comments(14)
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確か去年も資料が送られていたのに・・
応募できなかった『一水会陶芸部公募展』
今年は第70回の記念すべき展覧会
どうやら・・制作も間に合って・・出品できた
初出品である

今年最後の出品だったが・・
昨日通知が届いた
有終の美・・何と『一水会佳作賞』の受賞とある
とても名誉なことだと・・素直に嬉しい
今年は・・自分で請求した資料による出品以外に
応募資料が送られてきた幾つかの展覧会に
可能な限り挑戦しようと・・こころ決めていた

だから・・普段なら精々3つくらいなのに
今年は・・一水会が7つ目である
こんな年は初めてだし・・
多分最後かもしれない
7つは結構きつかったからだ

列挙してみると・・
① 東日本伝統工芸展      入選     日本橋三越
② 日本伝統工芸展               日本橋三越
③ 茨城県展                    茨城県近代美術館
④ 国民文化祭いばらぎ2008         茨城県陶芸美術館
⑤ 全陶展                      東京都美術館
⑥ 菊池ビエンナーレ               菊地寛実記念 智美術館(H21年3月~6月) 
⑦ 一水会陶芸部公募展     受賞     西武池袋店アートフォーラム(12/10~15) 

毎年・・
年賀状には・・一年の陶歴を入れる
書ききれなくなっちゃいそうだ
だって・・公募展以外にも・・今年は色々あった

① 東京青山『ギャラリー連』での初個展(2~3月)
② 伝統工芸陶葉会 千葉県美術館(11/26~11/30 明日まで)
③ 伝統工芸陶葉会 千葉三越(H21/1月)
④ 陶芸月刊誌連載のための取材 H21/1月~4月)
と・・こうなった

かなり頑張ったが・・
頑張れたことも・・結果がでたことも
全ては自己責任でするしかないこの世界で
実に爽やかな喜びである

この数日
年初の千葉三越のための器を作っている
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この作品のシリーズにしようか・・と
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# by touseigama696 | 2008-11-30 00:48 | ○展覧会 | Comments(8)
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今日は朝から・・陶葉会展の搬入と会場づくりでした
神谷 上瀧両御大自ら搬入され・・陣頭指揮の中で
参加31名の会員が・・それぞれに三点づつ作品を
公平にも抽選で割り当てられた自分のブースに展示したのでした
今年から・・私も参加する資格ができまして・・
糸抜き波状紋大皿を含めて・・三点出品しました
明日から・・開催です
千葉j県立美術館です・・もしお近くでしたら・・
是非ご笑覧ください!!

初日の様子は・・more・・で
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昼過ぎに帰宅しましたら・・通知が届いていました
それが菊池ビエンナーレの審査結果だったのです

この展覧会・・
ビエンナーレですから・・開催は二年に一度
今回で3回目です
前二回は・・開催美術館で鑑賞しましたが
少数の入選作を・・見事な展示演出で
普通の展覧会とは・・様子の違うものなのは知っていました
詳細は・・菊池ビエンナーレ

一次の写真審査に通って・・
作品を持ち込んだのが1週間ほど前のこと
まだしばらく後のことかと思ってましたから
封書を見て・・いつものように・・ドキドキ!!・・笑
何と・・入選・・でした

前回の資料によれば・・250~260点からの40点ほど
厳しい審査ですから・・初出品初入選は・・
やはりこれはもう・・飛び上がって喜びました
依然として・・幸運は続いています

会期は・・来年の3/28~6/14までの二ヶ月半
虎ノ門の『菊池寛実記念 智美術館』です
まだ大分先のことですが・・
どんな演出で開催されるのか・・楽しみです

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# by touseigama696 | 2008-11-25 21:43 | ○展覧会 | Comments(12)
『私は・・イタリアで陶芸を始めたんですけど・・
色々勉強したくてネットであなたのブログに行き当たりました
一度工房を訪ねていいですか・・?』
そんなメールから暫くして・・驚いたことに
大きな旅行カバンを曳いて・・成田から直行でやってきた
1年ほど前のことだった・・Yukie W.さんとの交流はこうして始まった
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外国に暮らして・・それでも日本流の陶芸をしようとしたら
それなりに・・苦労と工夫が伴う
彼女の旺盛な好奇心と探究心に感心した出会いだった

イタリア時代の最後に作った鶴首の壺
今はオーストラリアに住まい・・
所属するクラブのコンペティションで受賞したと
メールに添付されてきた
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『イタリアで私に陶芸を薦めてくれたイザベラと一緒に
成田で待ち合わせして・・また工房に行きます』
先々週・・こうしてイザベラを伴って現れた

翌日・・私の車で・・笠間益子にドライブすることにした
二人とも陶芸への情熱にはほとばしるものがある
日本語と英語が入り混じって・・
結構鋭い質問が飛び交う
日本語でさえ説明の難しいことばかりだ
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そこで・・いいこと思いついた
笠間に住むカナダの陶芸家 旧知のランディー・ウーズィさんを訪ねることにした
彼は日本語もペラペラだが・・言うまでもなく英語は母国語
イザベラさんを相手に・・かなりいろいろ説明してくれたようだ
この真剣な眼差しをみれば・・おわかりだろう
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この斜面に・ランディーさんの
工房も窯も住まいも・・全部並んでいる
特筆すべきは・・すべて彼の手作りなのだ
カナディアン・セラミック・アーティストのはずだが
私は・・カナディアン・カーペンターとからかったことがある
時間はかかったが・・見事に完成した
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左のシェル皿が・・ランディーの作品
右は・・ランディー夫人の松田さんのもの
どちらも・・私のコレクションのひとつ
ときどき・・
これにパスタなどを盛りつけてかまだ食堂で使う
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ちょうどこの時期
笠間の丘の陶芸美術館で
『国民文化祭いばらぎ2008』が開催中で
私の波状紋皿も展示されていて
一緒に見ることができた
いつもとちょっと違うバージョン
心配したが・・どうやら入選できた
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そのイベントの一貫で・・
陶芸の丘の登り窯にも火が入っていた
一週間がかりで窯だしまでするようだ
1200束の薪が・・煙となって空を焦がす
窯業地でないとできないイベントかもしれない
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折角だから・・昔の工房を・・と
濱田庄司さんの旧宅を訪ねて益子にも足を延ばした
ベルギー人のイザベラには・・当然だが
エキゾチックな風景だったようだ
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この板をはずせば・・
昔は蹴ロクロがおさまっていたはず
決して上質の土がとれたわけではないが
この地に骨を埋めて・・ここの土にこだわった
名工濱田庄司さんを偲ぶよすがである
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今年の春・・私の初j個展の初日に
『間に合ってよかった・・!これからオーストラリアに帰るところだもの・・』
ご主人と一緒に来廊し
私の波状紋皿をお買上げいただいた
オーストラリアのお宅に飾られている写真もいただいのだが
さて・・どこのファイルに入れてしまったことやら・・苦笑

私との再会の後・・
京都 美濃 瀬戸 備前のあたりを歩いて
もうソロソロ帰国の時期かもしれない
ボンボヤージュ!!・・素敵な旅を・・!
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# by touseigama696 | 2008-11-18 21:35 | ○陶芸雑感 | Comments(8)
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赤土に白化粧を施し・・
デザインしたアラベスク紋を
丁寧に掻き落とした大皿・・
Oさんの作品・・入選
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Oさんと同じに赤土に白化粧
口縁の縁取りを萩で掻き落とし
中央は・・同じ萩を呉須で描いた大皿
Sさんの作品も入選
どちらも・・教室からの出品でした
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相変わらずの糸抜き波状紋大皿
私も今年で10回目の入選
ボケ写真・・苦笑・・お許しを!
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第38回 全陶展・・上野の東京都美術館で
目下開催中ですが・・今日は当番で一日会場に詰めました
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こんな具合の展示室が・・三室
精魂こめた大きな作品が一杯・・なのでした
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お昼に・・誘われて根津の蕎麦屋さんに・・
二八の手打ちを食べさせるおしゃれなお店でした
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この界隈は・・明治を醸す中々の風情
大きな地震にはちと不安ですが
木造の古い家並みが・・
その昔の文人町を偲ばせてくれます
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# by touseigama696 | 2008-11-08 21:10 | ○展覧会 | Comments(16)
私のもうひとつのブログ『photo-column この一枚・・』の10/13分で
こんな話をアップしました  維新通り

同じ仕掛けですが・・今夜はこっちにアップすることにしました
この企画・・我が家の愛犬桃次郎を連れてないと・・
どうも不審者に思われそうで・・
だから朝晩の散歩のときだけに撮影しています・・苦笑
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桃次郎が・・柄にもなくウィンク・・!
わけありなのです
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直前にこれ撮っちゃった・・んで
きまり悪かったみたいですが・・
それでも・・おれがおらんかったら・・写真撮れめぇ・・!
そう言わんばかりなのでした
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そもそも・・これ見つけたところから
物語は始まります・・
芹沢さん・・4~5日前に見かけた表札
そういや・・芹沢鴨
幕末の水戸藩士・・初代新撰組局長

そんなこと連想しながら歩いていましたら・・
突然・・これが・・!!
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沖田総司・・新撰組きっての剣客・・
とたんに話がつながってきました
こうなりゃ・・これは必然
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沖田さんちからほどなく・・見つけてしまいました

ここまでが数日前のお話なのですが
まさか・・と思ってましたので
最初の芹沢さんちが・・どこだったか
忘れてしまいました
そのうち・・また見つけるさ・・と思ったものの
ここまでくると・・どうしてもほしいのが・・?
これっ!

一番むずかしそうで・・簡単には見つかるまいと・・
そりゃ日本中で探すなら・・容易いことでしょうが
この企画・・一応内規を作ってありまして
『朝晩桃次郎を連れて散歩できる範囲内』・・なのです
そんなわけで・・土方さんちはありやなしや・・?だったのに  
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昨日の朝・・
いつもと違う道も探さにゃ・・と曲がった途端
左角の最初のお家に・・
ななっ・・なんと・・見つけてしまったのでした

で・・話は戻るのですが
最初の芹沢さんちがどこだったか・・?
記憶をたどりながら・・今日の夕方桃次郎を連れ歩きました

しかし・・この歳ともなると
一番おぼつかないのが記憶力
さっぱりみつかりません・・・!!
出直すかぁ・・桃次郎の空腹も気になります
もう一時間も歩いていたのですから・・
普段なら夕方は20分程度
桃次郎も・・いささか不満顔になったころ

これも突然・・現れました
うれしいより・・びっくりでした
この道になければ・・またにしよう・・と
そう決めた瞬間・・
出会い頭に芹沢さんが出てきたのですから・・
酒豪で名高い芹沢鴨ですが
このとききは・・シラフだったかも・・笑
出会い頭でしたが・・臭いませんでした

というわけで・・無事アップの運びとなりました

ところで・・話は長くなりますが
私の住む隣町が・・流山
近藤勇・・終焉の地でもあります
斬首される前・・
ここで最後の陣を構えたらしいのです

倒幕も佐幕も・・
維新の見果てぬ夢に散った若い命の物語
新撰組もまた・・無骨な田舎侍の
まさに消えゆかんとする幕府への
純愛にも似た悲しい悲恋だったのかも・・

沖田総司が生まれたのは1842年(天保13年)
文化 文政 天保 弘化 嘉永 安政 万延
文久 元治 慶応と続くあのめまぐるしい時代・・
私の誕生のちょうど百年前なのです

そこで・・芹沢 近藤 土方 沖田・・
この四人の人生を・・
私と同時代の100年後にスリップさせれば

芹沢鴨・・・・昭和 2年生 昭和38年没 享年36歳
近藤勇・・・・昭和 9年生 昭和43年没 享年34歳
土方歳三・・昭和10年生 昭和44年没 享年34歳
沖田総司・・昭和17年生 昭和43年没 享年26歳

ここで明治元年に相当するのは・・昭和43年
まさに幕末に生き・・維新に死んだ若者たち・・
沖田総司が私なら・・
昭和17年に生まれ昭和41年に結婚
昭和44年に生まれる長女の顔を見ることなく
26歳で異境に旅立ったことになる・・

こうしてみると・・なんと若い死だろうか
しかし・・烈〃として流れる星雲の志
長生きだけが人生ではないのかもしれないと
こんな時代だから・・なおのこと
そんなことが偲ばれるのです

表札探し・・案外もの思う秋なのでした
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# by touseigama696 | 2008-11-02 19:05 | ○未分類 | Comments(10)
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昨日から・・轆轤三昧
今週は教室がお休みで
だから・・
一週間目一杯自分の仕事をすることにした
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目下準備中の展覧会向って
久し振りに・・いつもの波状紋ではなく
天目の組み鉢を作りはじめた
一個あたり1.5キロの土を使って
26センチほどのつば付きの鉢
六客で組むつもりなのだ
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45センチの同じ形の大鉢とセット
6キロの半磁土を使った
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8点ほど作るつもり・・この丸壺も入れたい
切りっぱなしで口をすぼめてみた
きちんと作ったら・・面白くないような気がした
これは確か3キロだった・・はず
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この花入れ・・後ろに穴を開けて
壁に掛けられるようにするつもりである
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白化粧も乾いて・・
粉引きの花器に仕上げる予定
刷毛の生掛けである
口縁と高台まわりは・・
黒釉で額縁のように・・がイメージである

10月中に通知のあった展覧会が三つ
そのどれも入選できたので
11月は少しあわただしい
それにまだ出品の予定が重なるので
この一週間は・・しっかり工房にこもろう
怠けると・・あとが怖いのだ

明日は削って・・
そして大皿に糸抜きの作業が待っている
ガンバリマァ~~ス!!
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# by touseigama696 | 2008-10-28 22:31 | ●工房便り | Comments(8)
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今年の3月15日に・・
こんな記事をアップした インディオ直伝
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このときのNさんが・・
後に送ってくれたインディオの伝統的な紋様
ZUNIとある・・ズーニー族に伝わるものだ
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そのデザインブックを参考に
こんなもの作ってみた
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実際にインディオが作ったもの・・のコピーではない
色々なデザインを参考にして
私が勝手に組み替えて・・描いた
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いつも使う黒泥に白化粧で掻き落とした
久し振りに・・細かい道具を持ち出して
結構本気で楽しんだ
雑に過ぎてもまずいが・・
だからといって・・あまりに精緻でも似合わない
『頃合いのラフ』・・これが案外難しい
でも・・楽しかった

まだ生のまま・・
これから素焼き・本焼き
素朴に仕上げてみたいのだが・・
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# by touseigama696 | 2008-10-22 22:50 | ●工房便り | Comments(10)
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先週の土曜日・・千葉の料理やさんで
千葉陶芸界重鎮 神谷紀雄さんの
県指定重要無形文化財・・を祝う会が開かれた
「鉄絵銅彩」という技法が高い評価を得られたから・・
この大皿が・・その技法で制作されたものだ
今開かれている千葉県展に展示されている

白い大皿に酸化鉄で幹が描かれ
銅を使って・・赤い花が彩られている

翌日の日曜日・・
神谷先生の列品解説が予定されていて
昨晩のお祝いメンバーが・・そのままに
会場に集まっていた

『今朝4時まで・・飲んでたんだよ・・ぉ・・!』
お元気で何よりである
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我が工房から・・
今年は一人しか応募しなかった・・
まぁ・・早い話・・期限切れで間に合わなかった・・ってとこだ
Kさんだけが出品して・・見事入選した
「鉄釉魚紋大皿」・・Kさんの得意技
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50センチ程の大皿に
成分の違う二種類の鉄釉を使って
魚紋を抜いて焼いたものである

「今じゃさ・・娘も見に来てくれもしないよ・・
最初の時は・・祝ってくれたのにね・・」だとか
そのくせして・・自分だって最終日に
搬出を兼ねて見にゆくのだそうだ
通算で・・四度目くらいの入選のはず・・
まずは「おめでとう!!」である
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# by touseigama696 | 2008-10-13 23:22 | ○展覧会 | Comments(8)
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昨日(10/5)で第55回日本伝統工芸展 東京展は終わった
だから・・今日からまた心機一転で轆轤に向かった
年内に幾つかの出品を予定しているから
新しい緊張が必要なのだ
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『彼を知り 己を知らば 百戦して危うからず』
有名な孫子の兵法の一節である
敵の実力を知り 同時に自分の力も熟知していれば
百回戦っても・・危うい戦にはなるまい

そういうことなのだが・・
柔道やテニスのような
具体的な相手あっての戦いなら
この意味はよく理解できるが・・
展覧会の場合・・実際に誰かと戦うことはない
それぞれ自分の工房で制作し
決められた日に持ち込むだけだ
それでいて・・一応勝ち負けはある
入選が勝ちで・・選外が負けとでも・・言おうか

だから・・相手のことは言うまでもなく
実は・・自分の力だって・・正確にはわかっていないかもしれない
その上で・・少しでも自分の挑戦に根拠を作りたいと願うなら
大勢いる競争相手のことと・・自分の力もさることながら
更に加えるべきは・・『・・戦場を知らば・・』なのだ
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前回・・小山耕一さんのブログを紹介しながら
小山さんの記事に触れてみたいと書いたのは・・
実は・・この戦場のことである

第55回日本伝統工芸展の監審査の講評は
会期二日目の研究会で公開されたが
それを小山さんが書きとめて
数字入りでアップされている
まさにそれがこの展覧会の戦場なのだ
要約して書けば・・こうなる
ただしこれは7部門中・・陶芸部会だけの数字である

1230点の応募があって・・結果的に入選は251点
入選率20%・・これは大体毎年の相場である
7人の監査員が全応募作品に○×で入落を記入する

まず1230点中・・400点がゼロ票だった
つまり7人の監査員の全員が選外評価というわけだ
逆に・・7人全員が○をつけた満票は12点
6票が39点・・5票は48点・・4票が107点
7人の過半数が○した作品は全部で206点
ここまでは・・一応入選候補

ゼロ票の400点と足した606点を
1230点から引くと624点
これが3票と2票と1票の評価点ということになる
ここまででわかることは・・
1230点のうち・・1000点は
監査員の過半数の○を得られなかったということだ

この624点から451点を抽出して再評価し
4人以上の鑑査員が○にした47点を復活させて
先の206点に加えて253点の候補から
251点が最終入選作品に決定したのだそうだ

この中のどの位置で自分が通ったのかも・・
逆に何票で落ちたのか・・正式な発表はない

そうしてみると・・
『彼を知り・・己を知らば・・』
どちらもわからない・・が正確だ
わかっているのは・・
どういう戦場で競い合ったのか・・だけである

更につけ加えれば・・
去年の図録にあって・・今年には掲載されていない・・は44%
つまり半分近くは入れ替わったのだ

厳しい戦場・・実感としてそれがわかる
今日からのロクロに新しい緊張を強いるのは
それがわかるから・・でもある
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# by touseigama696 | 2008-10-07 00:21 | ○陶芸雑感 | Comments(6)