d0085887_22362285.jpg

今年の3月15日に・・
こんな記事をアップした インディオ直伝
d0085887_22363414.jpg

このときのNさんが・・
後に送ってくれたインディオの伝統的な紋様
ZUNIとある・・ズーニー族に伝わるものだ
d0085887_22364423.jpg

そのデザインブックを参考に
こんなもの作ってみた
d0085887_2237144.jpg

実際にインディオが作ったもの・・のコピーではない
色々なデザインを参考にして
私が勝手に組み替えて・・描いた
d0085887_22371028.jpg

いつも使う黒泥に白化粧で掻き落とした
久し振りに・・細かい道具を持ち出して
結構本気で楽しんだ
雑に過ぎてもまずいが・・
だからといって・・あまりに精緻でも似合わない
『頃合いのラフ』・・これが案外難しい
でも・・楽しかった

まだ生のまま・・
これから素焼き・本焼き
素朴に仕上げてみたいのだが・・
[PR]
d0085887_22582985.jpg

先週の土曜日・・千葉の料理やさんで
千葉陶芸界重鎮 神谷紀雄さんの
県指定重要無形文化財・・を祝う会が開かれた
「鉄絵銅彩」という技法が高い評価を得られたから・・
この大皿が・・その技法で制作されたものだ
今開かれている千葉県展に展示されている

白い大皿に酸化鉄で幹が描かれ
銅を使って・・赤い花が彩られている

翌日の日曜日・・
神谷先生の列品解説が予定されていて
昨晩のお祝いメンバーが・・そのままに
会場に集まっていた

『今朝4時まで・・飲んでたんだよ・・ぉ・・!』
お元気で何よりである
d0085887_22584491.jpg

我が工房から・・
今年は一人しか応募しなかった・・
まぁ・・早い話・・期限切れで間に合わなかった・・ってとこだ
Kさんだけが出品して・・見事入選した
「鉄釉魚紋大皿」・・Kさんの得意技
d0085887_2259132.jpg

50センチ程の大皿に
成分の違う二種類の鉄釉を使って
魚紋を抜いて焼いたものである

「今じゃさ・・娘も見に来てくれもしないよ・・
最初の時は・・祝ってくれたのにね・・」だとか
そのくせして・・自分だって最終日に
搬出を兼ねて見にゆくのだそうだ
通算で・・四度目くらいの入選のはず・・
まずは「おめでとう!!」である
[PR]
d0085887_2354925.jpg

昨日(10/5)で第55回日本伝統工芸展 東京展は終わった
だから・・今日からまた心機一転で轆轤に向かった
年内に幾つかの出品を予定しているから
新しい緊張が必要なのだ
d0085887_23653.jpg

『彼を知り 己を知らば 百戦して危うからず』
有名な孫子の兵法の一節である
敵の実力を知り 同時に自分の力も熟知していれば
百回戦っても・・危うい戦にはなるまい

そういうことなのだが・・
柔道やテニスのような
具体的な相手あっての戦いなら
この意味はよく理解できるが・・
展覧会の場合・・実際に誰かと戦うことはない
それぞれ自分の工房で制作し
決められた日に持ち込むだけだ
それでいて・・一応勝ち負けはある
入選が勝ちで・・選外が負けとでも・・言おうか

だから・・相手のことは言うまでもなく
実は・・自分の力だって・・正確にはわかっていないかもしれない
その上で・・少しでも自分の挑戦に根拠を作りたいと願うなら
大勢いる競争相手のことと・・自分の力もさることながら
更に加えるべきは・・『・・戦場を知らば・・』なのだ
d0085887_2361528.jpg

前回・・小山耕一さんのブログを紹介しながら
小山さんの記事に触れてみたいと書いたのは・・
実は・・この戦場のことである

第55回日本伝統工芸展の監審査の講評は
会期二日目の研究会で公開されたが
それを小山さんが書きとめて
数字入りでアップされている
まさにそれがこの展覧会の戦場なのだ
要約して書けば・・こうなる
ただしこれは7部門中・・陶芸部会だけの数字である

1230点の応募があって・・結果的に入選は251点
入選率20%・・これは大体毎年の相場である
7人の監査員が全応募作品に○×で入落を記入する

まず1230点中・・400点がゼロ票だった
つまり7人の監査員の全員が選外評価というわけだ
逆に・・7人全員が○をつけた満票は12点
6票が39点・・5票は48点・・4票が107点
7人の過半数が○した作品は全部で206点
ここまでは・・一応入選候補

ゼロ票の400点と足した606点を
1230点から引くと624点
これが3票と2票と1票の評価点ということになる
ここまででわかることは・・
1230点のうち・・1000点は
監査員の過半数の○を得られなかったということだ

この624点から451点を抽出して再評価し
4人以上の鑑査員が○にした47点を復活させて
先の206点に加えて253点の候補から
251点が最終入選作品に決定したのだそうだ

この中のどの位置で自分が通ったのかも・・
逆に何票で落ちたのか・・正式な発表はない

そうしてみると・・
『彼を知り・・己を知らば・・』
どちらもわからない・・が正確だ
わかっているのは・・
どういう戦場で競い合ったのか・・だけである

更につけ加えれば・・
去年の図録にあって・・今年には掲載されていない・・は44%
つまり半分近くは入れ替わったのだ

厳しい戦場・・実感としてそれがわかる
今日からのロクロに新しい緊張を強いるのは
それがわかるから・・でもある
[PR]
d0085887_9441061.jpg

今年の第55回日本伝統工芸展の図録にある小山さんの作品
酸化金属を駆使して・・独自の世界を
それをまた・・
毎年の如くに新しい工夫を加えて入選される
まさに・・いぶし銀・・
私のように馬鹿の一つ覚えとは様相が違って
毎年・・これはどうやって制作するのだろう・・と
それが楽しみの名手なのです
d0085887_9444865.jpg

工房での取材の様子・・これは去年の今頃の写真
許可なくここにアップしていいのか・・ちと迷いますが
「・・なんでもやってみる あとから反省する・・」
それが小山さんの座右の銘とご本人が書いていますから
それにならって・・ちと失礼しちゃおう・・です
勿論・・あとで反省することにしますから・・苦笑

この小山さん・・
日本工芸会の正会員なのはいうまでもなく
東日本支部の幹事さん
だから・・支部展も本選も含めて
展覧会の折りなどは・・
お世話になることしばしばです

とりわけ小山さん抜きの懇親会は考えられず
酒あらば・・小山あり・・
江戸っ子なら知らぬ者なしの・・
粋が売りの竜泉育ちのご様子
その洒脱も一流なのです

その証拠に・・
小山さんのブログをご紹介しちゃいましょう
これも・・あとで反省かもですけど・・
というのもご本人・・「目だ立ちたくない・・」
と書いておられるのです

しかし・・所詮それも無理な話で
読み始めたら・・引きこまれること受け合い
是非一度・・お訪ねください

小山耕一の壺の中

実は・・この小山さんのブログで読んだ記事を引用して
書いてみたいことがあるのですが・・
話が長くなるし・・次回にということで
今日は・・ご紹介までに・・

ってことで・・
この記事を小山さんのブログにTBしておかねば・・と
思うのだけど・・どうやるんだっけ・・?
・・今だに・・電脳音痴の私なのです

どなたか・・分かりやすく教えてくださいませ
以前に教えていただいた記憶はあるのですが
あまりしたことがなくて・・忘れました・・トホホ

ついでに・・久しぶりに
少しほんものの風邪をひいたようです

明日の土曜日は・・朝10時から夜7時まで
三越の会場当番で詰めることになっています
なんとか・・今日中に治さねば・・で
昼飯には・・大盛り海鮮丼ぶり・・でも食うしかないかと
密かに思案中・・の朝なのです

[PR]
d0085887_713924.jpg

料理の品書きを・・持ち帰ったつもりなのに
・・見当たらない・・
この前菜から始まったコースは・・
実に美味だった

カニをあしらった前菜
ソースで書いた『SENSE』が・・店の名前
d0085887_715484.jpg

少し人の流れが静かになった夕方
会場に現れた三組の夫妻は・・地元の仲間
30代のころからの長いおつきあい・・
ひとしきり作品を見たあと・・夕食に招待された
気のおけない仲間の祝福・・うれしいものである
d0085887_72425.jpg

広東料理フレンチ風・・とでも
純白の器で統一した料理の色合いも
実におしゃれ・・
d0085887_721865.jpg

造形といい・・色彩といい・・
それぞれに華やかな展示作品を鑑賞したあとに
白磁器・・での盛りつけは
ことさらに目にしみる
料理を生かす・・大事な命題である
d0085887_723426.jpg

この魚料理の後くらいに・・お肉があったはずだが
お喋りも弾んで・・撮り忘れた
d0085887_724685.jpg

日本橋三越のすぐとなり
「マンダリン・オリエンタル・東京」の37階
奥まった個室からは・・夜景が素晴らしい
東京湾の向こうには・・房総の灯も見える
d0085887_725831.jpg

炒飯・・がサーブされて
d0085887_731078.jpg

やがて西瓜のデザート・・菓子もついて
・・コースは終わった
d0085887_7281542.jpg

ディズニーの花火は見えなかったが
旧交に・・改めて火がついた

この三夫妻・・時折りこうして一緒に会食するのだそうだ
次回は・・私にセットさせていただくことにした
『あそこにしよう・・・っと!』・・腹案はある
まだ・・内緒!!
[PR]
d0085887_2271339.jpg

今日は・・第55回日本伝統工芸展の二日目・・
午後から陶芸部会の研究会と・・続いて
全体の入選者親睦懇親会が開かれる予定である
d0085887_642317.jpg

いくつかの約束があったから・・
三越の開店と同時に会場に入った
あっという間に鑑賞者で溢れた
集まってきた作家も大勢いて
なおのこと賑やかである
d0085887_2274224.jpg

「あなたの波状紋大皿がほしいから・・作ってくださる・・?」
懇意にしているK氏夫人からメールが入ったのは
開催初日の数日前のことだった
「会場でご覧いただけますか・・?」
・・で始まったやりとりがあって
昨日の初日にご夫妻でおいでになった

結局・・「折角だから・・記念にこの入選作を・・
購入することにするわね・・」ということになった
三越の担当者を呼んで・・
あっという間に手続きが済んだ

そういうわけで・・
この大鉢・・初日に赤ポチがついた
「売約」・・のサインである

気に入って買っていただける・・
陶芸家としては言うまでもなく
ものづくりとして・・
最高の名誉だと思っている

ありがたくも・・うれしい初日であった
[PR]
d0085887_8525892.jpg

鶏もも肉とキャベツ しめじを炒めて・・
朝から・・久しぶりにかまだ食堂の開店である
ちょうど一年前・・妻と娘が萩 津和野へ出かけた折り以来・・
d0085887_8535039.jpg

今回も・・同じように妻と娘は連れ立って旅に出た・・
この雑誌を・・残して・・
d0085887_854525.jpg

従って・・一人前のご注文である・・採算度外視・・笑
先日・・個展で買い求めた鍛金の箸置きを添えて
これだけでも・・だいぶおしゃれな朝飯になる
器は・・どれも自作である
d0085887_8541470.jpg

残りご飯を使って・・のり茶漬けにした
一応出汁を使って・・それに既成のふりかけ
ミツバではないが・・水菜を乗せてみた

茶碗は・・刷毛目の粉引き
少し大ぶりな抹茶碗は・・こういうときに便利だ
d0085887_8542341.jpg

食後に・・少し甘いものがほしくなる・・歳のせい・・?
近所の乾物屋さんが手作りで売ってる煮豆
・・これが大好物である
甘み控え目で・・あとに残らないのがいい

器は・・掛け分けわら灰釉小鉢
ロクロで挽くが・・名づけて崩し挽き・・笑
菊練りもせずに土団子をロクロに乗せ
へら二、三手で形にし・・くちには触れない
多少・・偶然に支配される面白さを楽しめるようだ
d0085887_8543685.jpg

箸置きで使った・・笠間の鍛金作家 山口みちよさんの作品
終わりに・・ピル・トレイに・・
このまま口に放り込める大きさが便利だ

そそ・・忘れてた
粉引き豆小鉢に盛ったのは
葉唐辛子の佃煮・・これも大好き
茶漬けの塩味調整に並べてみた

白い熱〃のご飯にまぶす・・
今夜は・・それにするかぁ・・
[PR]
d0085887_0451030.jpg

この大皿一枚・・昨日全ての作業を終えて
今朝の窯に入っている
夜中の1時・・もうすぐ火を止める

昨日の撮影だけど・・
養生した上で白泥釉を掛けたところ
このあと・・糸を剥がすことになる
d0085887_0452299.jpg

見込面の糸を剥がしている最中
一本一本はずしてゆく
バリを防ぐために・・根気よく・・
貼るよりも神経使うかもしれない
波が見えてる下方が剥がし終えた部分である
d0085887_0454660.jpg

白泥釉を掛ける前・・
裏をお見せすることは少ないが・・こんな感じ
d0085887_0482186.jpg

似たような波を作ってゆくが
下絵なしでもあるから・・
全く同じ波になることは・・ない

今年中に・・あと4~5枚
細かい作業ではあるから・・
さぁ・・やるぞぉ~~!までに時間がかかる
次の一枚・・既に素焼きは済んでいる・・が
[PR]
d0085887_236112.jpg

S君は・・中学以来の同級生である
そして・・↓のT君とも同級生
中学に入学したその年・・三人は同じクラスだった

この織部の花器・・S君の作品である
ロクロ挽きだが・・結構大きい
屹立ちの筒に櫛目を入れ
柄杓掛けしたらしい織部釉が
ほどよく流れて・・それらしき風情だ
d0085887_2362488.jpg

趣味で始めた陶芸
決して長いキャリアではないが
しばらくご無沙汰をしている間に
すっかり腕をあげた

半年ほど前に・・
久しぶりに再会したのは・・彼の工房でのこと
ロクロの基本の幾つかを尋ねられて・・
そんなことから時折り出張レッスンすることになった
幼な馴染みの気安さ・・お互いに初老ではあっても
気分は・・少年の日のままである
d0085887_2364164.jpg

長いこと携わってきた企業経営からの引退を潮に
本気でやると決めたのだそうだ
本気の証しに・・自宅の庭に工房を建てた
三昧の日々を望んでのことである

これがその工房・・趣味の域を超えているが
その熱心さを思えば・・こうでもなければおさまるまい
もともと・・大秀才だった彼のことだから
会得すれば・・必ず深く追求するに違いない
きっとそのための工房なのだと・・思う
d0085887_2365559.jpg

真新しい土練機やミルが・・やがて汚れて傷つくころ
更に本気の証明に・・
彼らしい作品が生まれるだろう

More・・おまけ
[PR]
d0085887_06155.jpg

この社長の椅子の主が・・T君
正面の大皿二枚が・・私である

半世紀もの昔・・ふたりは
紅顔だったかどうかはともかく
同じ中学高校で学ぶ少年だった

言えば誰にでもわかりそうな・・
日本橋の目抜きに本社が移転して
その新しい社長室に・・私の皿を呼んでくれた
箱書きした桐箱を・・今朝届けた

半世紀を経て・・
こういうかたちで・・一緒に過ごせるとは・・
嬉しい友情だと・・しみじみと思う
d0085887_063032.jpg

同じ部屋に置いてくれた天目の花入れ
これは・・ささやかだが
友情に応えて・・私のプレゼントである
[PR]