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桃青窯696

touseigama.exblog.jp

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

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真ん中で三味線を弾くSさんは・・
私が住む町で・・創業124年の老舗の漬物やさんのご当主
私との因縁も浅からぬものがあるが・・一年ほど前だろうか・・
「本当はさ・・オマエからだけは習いたくないよな・・」と言いながら
私の工房でロクロを回し始めた・・いうなれば生徒さんである

一方でかなり年季を入れた三味線では
杵屋を許された名取りである
昨日の日曜日・・一門のおさらい会があって
久しぶりに拝聴した

旦那芸という言葉があるが・・今ではなじみが薄い
町から旦那がいなくなっちゃったせいもあるが
旦那芸には・・それなりの見識とゆとりが必要
単なる道楽ではなく・・伝統芸能文化を守るという
数寄者としての矜持がなくちゃならない

歳かさでもあり・・ひとかどの人物として
将来を背負う芸の指導者に・・ある部分では・・
深い人生の機微を授けられるほどに
それなりの人格者・・それが旦那たる所以でもある

Sさんの左右は・・芸大の邦楽科を出た長唄 三味線の師匠
贅沢な習い事ではあるが・・それも旦那芸なのだ

陶芸を始めて1年足らずにも関わらず
既に自宅には・・工房もあってロクロも窯もある
「面倒だけど・・行きがかり上・・しばらくやってみるよ・・」
と言いながら・・やりだしたのは最も難しい青白磁釉
ここでも旦那芸の片りん・・を垣間見る

その研究熱心なことは・・驚異的で
「・・今日は・・耳稽古・・」・・ロクロは自宅工房にして・・
私を質問攻めにして・・帰ってゆく
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このおさらい会のとりを取ったのは・・N君
やはり地元の仲間のひとりだが・・
こちらも創業170年を誇る呉服やさんの文字通り旦那である
めちゃくちゃ美人の師匠に目がくらんでの習い事?・・と
その動機の不純を仲間にからかわれたりもしたが
20年近くもたてば・・立派なもので
お手のものの着物に引けを取らぬ・・見事な三味線だった
彼もまた・・杵屋の名取りである

つい先日・・
私の個展を祝って・・この二人に
もうひとりの旦那が加わって
一緒に築地でふぐをごちそうになったばかり

そのお二人から・・追加の注文をいただいて
目下・・制作中・・そのうち・・
「お~い!今度の窯・・開けたらみんな持ってこいよ
ぜ~~んぶおれが買ったろ!!」

昔の数寄道の旦那芸は・・そこらへんまであったらしい
ぜひとも・・!・・笑

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# by touseigama696 | 2009-11-10 01:49 | ○陶芸雑感 | Comments(2)
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個展の間に・・追加でご注文をいただいた丸つぼ・・
素焼きを待って・・乾燥中です



「陶芸家の最も大事な資質のひとつは・・選外に慣れること」
敬愛する陶芸家小山耕一さんの名言である

選外の憂目にいちいち落ち込んでいては・・大成の見込はない
慣れるほどに落ちて・・挙句にどうやら入選を手にすることができるのだ

失敗は成功の母・・そう云ったのは
もしかして・・エジソンだったような・・
あのエジソンに逆らうのもためらうが
しかし・・失敗は成功の母ではない!
成功の母は・・やっぱり成功なのだ

だから・・ときに失敗するのはやむを得ないにしても
失敗のままで・・つまり選外のままで終わってはならない
選外から学ぶものがあるとすれば・・
なにクソ・・と思う根性くらいなものだ

何を直せば・・入選できるの?
選外通知の奥に秘められているのはこれだが
これがまたさっぱり判らない
何度か選外が続いたりしようものなら
もう絶望的な気分になるはずだ
直す直さないの問題じゃなく・・
才能の問題かも・・と深刻になるに違いない

それでもなお・・挑み続けなければならない
自分の才能をではなく・・ただただひたむきな自分を信じて・・
数日前に書いた・・「自分を信じる」って・・そういうこと
そして・・公募展とは・・そうしたものなのだ

やがて・・何が良くてだか・・それさえ判らぬままに
「入選通知」が・・きっと届く
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最近・・蓋つき袋物・・作ってない・・ちょっと古いのが出てきて・・

何が良くなって?・・そんなこと判らなくてもいい
通ったということは・・良くなった・・ということなのだから
あとはもう・・
ひた走りに完成度を上げる努力を惜しまないことだ

「今やってることは・・決して間違いではありません
更なる精進を期待しています」
入選とは・・そういうことなのだ

入選すれば・・この先・・何をどう改良しようか・・
それが・・ほんとによくわかる・・
成功の母が・・失敗ではなく・・「成功」の所以である

もちろん・・公募展が・・陶芸のすべてではない
しかし・・個性的でありながら・・独りよがりにならず
そう願うなら・・自分の作品を・・
客観と普遍のフィルターにかけてみることは
決して無駄ではない・・と思うのだ

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# by touseigama696 | 2009-11-09 00:38 | ●窯だ行進曲 | Comments(6)
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あの難しそうなターンベリーのリンクスゴルフ場で・・
石川遼選手が・・果敢にもドライバーで打ち続けるのを見たとき
この若者の将来は・・どうやら本物だと・・予感した
今年の夏の・・全英オープンでのこと・・

遠くへ飛ばせるが・・方向の不確実なドライバーは
それを使ったり・・使わなかったり
選手は・・選択に悩むものだ
優れたゴルフ場というのは・・
その種の悩ましさを・・選手に強いる

ドライバーを打ち続けた石川選手は・・
残念ながら・・予選落ちした

一部の報道では・・
あの難しいコースでドライバーを使い続けるのは無謀だと批判した
確かに・・もっと安全なクラブを使えば
予選落ちを免れたかもしれない

しかし・・
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石川選手が非凡なのは・・
この試合での自分の結果ではなく・・将来・・
大きな国際試合に通用する力を身につけようとしたことだ

一番難しいドライバーを使うことに
恐れを抱くようなメンタリティーでは・・世界では通用しない
17歳の今だからこそ・・無謀のそしりを受けても・・
果敢にドライバーを使うことを選択した・・
そこが非凡だと感じた

「勝つ」ことと・・「強い」ことは・・別のものだ
勝つは・・フィジカル・・強いは・・メンタル・・とでも

強い選手になることで・・勝てる選手になる
当り前だが・・そのために鍛錬する仕方は違う
負けても・・ドライバーを使ったのは・・
強い選手になりたい・・という意思表示だった
私には・・そう思えたのだった

いささか我田引水かもしれないが
全英以降の石川選手の活躍はめざましい

あのとき負けて・・だが・・強くなれたのだろう
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前振りが・・長過ぎた・・?
陶芸でも似たようなことがある・・と思っている

勝ち負けではないのだが・・
「良いものを作る」と・・「売れるものを作る」の選択である

極く大雑把な言い方をすれば
地味だが長く飽きずに使ってもらえそうな器は・・なかなか売れない
パッと目をひき・・並べればすぐに売れる器は・・しばらくすると飽きられる

プロともなると売れることは大事なこと・・生活の糧なのだから
しかし・・それにこだわれば・・作品の質を問われることにもなる

目前の利益を捨てても・・質を求めて苦渋の道を歩く作家も沢山いる
そうした作家に・・日のあたる場所があってほしい・・と
ひそかに願っている

「ほんとうのゴール」・・
作家はいつでもこの課題に目をそむけることはできない

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# by touseigama696 | 2009-11-07 22:27 | ●窯だ行進曲 | Comments(6)
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これ見て・・将来性って・・買えないなぁ~きっと

15年前・・阪神淡路大震災の10日位前
生まれて初めて「土」に触れて・・焼いてもらった私の「処女作」
52歳の正月・・新しい趣味のつもりのスタートでした
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陶芸教室に通い始めて半年・・電動ロクロを買いました
それからまた半年・・小さな窯を買いました
そこから先は・・一瀉千里の「陶芸街道」ひた走り

だから・・しばらくしたら・・こんなのできるようになりました
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「糸抜き波状紋」・・
呻吟の日々の末にたどり着いたこの技法とモチーフが
晩年の人生に・・驚天動地をもたらしました
「52歳からのプロ陶芸」・・決して予定の行動ではありません

幾つかのメジャー・コンペティションに入選できて
少しづつ自信が生まれ・・
更に進化してみたいパッションが芽生えました

「公募展出品」「個展の開催」「教室主宰」
三本の軸が一度に回って・・
あっという間に時が流れてゆきます

思いがけない晩年・・案外・・それも楽しいものだと
誰にでもなく・・感謝しながらの毎日

同好の士への応援歌・・「かまだ行進曲」で
ささやかなメッセージを送ります
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誰にでも・・
他人に勝る優れた資質というものの
ひとつやふたつはあるものです

何をしても勝ち続けるなんて・・あり得ないのと同じで
何をしても負け続ける・・ってのもないからです

何でもいい・・これぞと思う何かを
徹底的に追いかけることです
妨げるものを考えてはいけません

若くない・・体力がない・・
時間がない・・金がない・・
素質がない・・センスがない・・

このどれも・・いりません
必要なのは・・自分を信じるこころだけ
からだの中のどこかに潜んでいる潜在能力を
それを引っ張り出せるのは
自分を信じる「こころ」だからです


どうしてそんなこと云うかというなら・・・
若いころ・・こころの病いに悩まされて受けた
深層心理のテストの結果

「自分が考える自分・・つまり顕在意識のなかの自分は
潜在意識の中に潜む自分とはまるで違う・・」
ということを教えられたからなのです

例えば・・私の場合
不適正な仕事と思っていた「銀行員」「役人」「学校の先生」
心理学のテストでは・・そのどれもが・・適性
そんな具合なのでした

この伝でいけば・・
陶芸家が適性とは思えませんが
自分ではこれが好きです

自分を信じたから・・
すごく頑張ったのは事実ですが
ならば・・あなただって同じはず・・

少し歳をとったからこそ
社会から自分を解放して
自分のために・・
自分の好きなことを・・
全力で追いかけてみてほしい・・と

ひそかにエールを送ります

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# by touseigama696 | 2009-11-06 19:05 | ●窯だ行進曲 | Comments(8)
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「そろそろ寒くなってきたから・・少し残ってる冬物
オッチャンのとこへ持っててみる~~?」
「しばらく会ってないから・・今朝行ってみて
明日にでも・・持ってってみるか・・」

今朝桃次郎を連れて朝の散歩にでかけるとき
妻とそんなやりとりがあって・・歩き始めた

江戸川に向かう途中の小さな橋の下に・・
オッチャンとジョンはいる
そして・・ジョンはいた
だけど・・どういうわけだこの悲しげな目
テーブルの上にいつもの生活もなく
ただ散らかっていた

「ジョン!・・オッチャン病気でもしてるんか・・?」
ジョンが答えるはずもない
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個展の準備やらで忙殺されていたから
二か月近く・・訪ねてなかったのを思い出すが
初めて・・このカーテンの中を覗いてみたら
スポッとからだを抜いたままの布団が冷たげに敷かれたままだ

オッチャンは・・H.less生活で・・ここに住んでる
ジョンだけが・・用心棒で友だちで・・今ではたったひとりの家族でもある
「こいつ・・一か月の食費に1万円もかかるんだぁ・・」
幾ら稼げるのか・・聞いたこともないが
月1万円は・・結構な出費のはずだ
それでも・・あちこちのスーパーへ
チャリを走らせては・・餌を賄っていた

初めてオッチャンと話しをするようになったのは
ジョンがとりもつ縁だった
妙に・・私になついて尻尾を振って近づいてきた
飛びつけば・・私の胸ほどの大型犬
でも・・人懐っこくて・・可愛い奴だ

桃次郎を連れて通りかかれば・・
ジョンの尻尾につられて・・立ち寄った
橋のたもとに手作りしたらしい住まいは
結構立派なもので・・良し悪しは別にして
オッチャンの生活のすべてだった
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ひとつ川下にある橋の別のH.lessさんに・・尋ねた
「・・あぁ・・先月ね・・あいつ死んだ・・」
あっさりこう答えた・・びっくりした
「どして?」
「あいつ・・ともだちと酒のんで喧嘩したらしい
・・っで・ふたりで川に落ちて・・二人とも死んだ・・」
「・・ジョンね・・近所のH.lee仲間がさ・・交代で餌やってる・・」

ジョンの哀しい目の意味がわかった
図体がでかいだけ・・
この目に宿るものがことさらに切ない
それでも飛びついてくるが・・
気のせいか・・力が弱い
オッチャンが死んだ・・わかるはずもないのに
わかってるとしか・・思えない

2年ほどの間・・
問わず語りの話以外・・こちらから何かを尋ねたことはない
わけありの人生に違いないのだから・・だから・・
オッチャンの名前も知らないし・・過去も知らない
どこかの会社の職人さんだったらしいこと
どこかに妻がいて娘がいるが・・ここには来たことはない・・
そんな程度のつきあいだったが
死なれてしまうと・・やはり無性に寂しい

将来を諦めてしまったようなオッチャンの晩年
喧嘩といっても・・どうせ大した理由でもなかろう
お互い・・寂しさが募っての言い争いだったかもしれない
しかし・・川に落ちて・・あっさり溺れた

真っ暗な掘っ立て小屋で・・
独り・・病いに苦しむことを思えば
それが・・不幸だったかどうか・・

ただジョンへの思いだけは
最後の最後まで・・捨てきれなかったはずだと思う
自分の食いぶちよりも・・ジョンの餌
それを稼ぎ出すことが・・一番・・そう言ってたもの・・

桃次郎の餌を少々大目に持って
もう一度ジョンのところに戻った
ペロリと食べた

こいつの行く末を見るのもつらい
だから・・もしかしたら・・これが最後
あとは・・仲間のH.lessさんにまかせよう・・
「good-bye John・・!」
どこかで聞いた・・歌の文句みたいだ・・

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# by touseigama696 | 2009-11-05 01:25 | ○未分類 | Comments(4)
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人生・・少々たそがれてきますと
ひとつはできても・・ふたつはできない・・ってしばしば
つまりは・・陶芸家はできても・・電脳家にはなれそうにありません

このブログ・・
わけありで人気ブログランキングに参加したのは先週のこと
どうすりゃいいの・・?
助けてくださったのは・・laputaさん

・・で どうにか参加できて順調に・・と思ってましたら
最近の記事・・ってのがアップされてないのに気付きました
どうすりゃいいの・・?・・
助けてくださったのは・・ukkyさん

これまたご親切に教えていただいて・・
pingの設定をしましたら・・でてきました
やれやれ・・と思ってましたら・・実はまたまた
ひとさまに比べると・・最新が最新ではないのです
10/31・・11/1だってアップしてるのに・・掲載は10/30どまり
pingの設定の仕方に間違い・・が・・?
やっぱり・・Help me!なのです

で・・この際 見栄を張らずに
電脳音痴であることを正直に告白して・・
広く助けを求めることにしました

「こりゃ・・どうすりゃ・・みなさまと同じになるの・・?」

何しろ専門用語が入ると・・とたんに頭は鈍くなります
どうか・・赤子に教えるが如く(赤子怒るなよ~~)・・
優しく・・易しく・・お願いいたします・・笑

目下・・16位あたりで助けを求めております
蒲田行進曲・・でがんばりますので
よろしくお願いいたします

説明が長かったり・・多少の思いやりから恥かかせないようにと
お気づかい下さる方のために(恥かかせてやれ~~!・・と聞こえてきますが・・)
念の為・・メールアドレスも入れておきますね
touseigama★aol.com です(★を@に変えてお使いください)

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今・・ふと気付いたのですが
ランキングのタグ・・本文を送信した後
編集で貼りつけてることが多いし・・
この追伸みたいに編集で直すこともあるのですが
それが・・pingの送信をジャマすることがあるんでしょうか・・?

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# by touseigama696 | 2009-11-02 02:54 | ●窯だ行進曲 | Comments(6)
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今・・千葉の県立美術館で「県展」が開催されています
毎年・・教室からも出品者が何人かいるのですが
今年は・・私の個展の制作とダブってしまったから
あまり応援ができず・・県展は出品がひとりでした
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そのKさん・・このブログでもときどき出演しますが
5回目の入選を果たしました・・おめでとう!!・・です
いつものように・・鉄釉重ね掛けによる「魚紋大皿」です
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重厚にして伝統的・・いかにも難しそうな技法に見えて
しかし・・できるだけ稽古しないで出来そうなもの
Kさんのコンセプトは・・そこらへんらしい
だから・・私としばしばぶつかる・・

お互い還暦も過ぎて・・30年来のつきあいもあるから
師匠の云う事なんか馬耳東風・・変わりっこない!!でしょうね
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県展会場の工藝の隣りに・・彫刻があります
毎年ここにも立ち寄って・・これを拝見します
作家は綿引道郎・・芸大卒の英才・・
二科会の評議員でもありますが
千葉県展の重鎮のひとりでもあるのです

実にメルヘンに満ちた・・温かな表現が大好き
いつだったか・・個展での写真もご披露しました
豊饒の一日

綿引道郎・・作品も見られます


先日の私の個展の最中
忽然と彼がギャラリーに現れました
びっくりしたが嬉しかった
彼と私は・・小学校のクラスメイトなのです

長いこと広島市立大学で教鞭をとってもいたから
同じ町に自宅がありながら・・
お目にかかれる機会は多くなかったのです

「もうリタイアしたから・・これからはときどき会おうよ・・」
そう言って別れたばかりで・・まずは作品と再会でした

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# by touseigama696 | 2009-11-01 15:30 | ○展覧会 | Comments(2)
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個展の二日目の夜・・帰宅してから
60センチ弱の大鉢を一枚挽いた

挽いておかないと間に合わないかも・・
と・・思う節が生じたから
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11月の末から始まる陶葉会展に
三点ほど出品する予定で・・
この四方鉢は・・その内の一点のつもりだった
陶葉会展は・・コンペティションではないから
個展で展示してお披露目しても許される・・
そんな予定だった
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ところが・・個展の初日に・・この四方鉢・・
お買い上げがあって嬉しい誤算
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所蔵作品をお借りして出品するのも
いささか気がひけて・・だから
大急ぎで制作することにしたのだ

昨日で個展の片づけも済んだ
だから・・今日は独り工房にこもって
丸鉢の面を取って・・削った

「天の羽衣」をイメージした
「天衣紋」をあしらった作品にしようと・・思っている
あと3週間・・間に合うだろうか・・?

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# by touseigama696 | 2009-10-31 18:04 | ●工房便り | Comments(4)
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「糸貼り」を済ませた大鉢に白化粧を吹きつけた後・・その糸をはずす作業の途中・・
だんだんに・・波状紋が見えてきます


会期中に開かれるある授賞式・懇親会でのできごと・・
パーティーもそろそろお開きになろうとしていたころに
何人かの会員さんが・・私のところにみえました

「・・ちょっとお尋ねしてもいい・・?
あの波状紋大皿・・どういう技法なんだろう?・・
ってみんなで議論してたの
線書き 線彫り 掻き落とし 象嵌 マスキング・・
いろいろでたけど・・これっていう決めてがなくてね
ご本人が出席してるから・・お尋ねしてみようよ・・ってわけ・・」
・・ということでした

とりわけ隠すつもりもないので・・かくかくしかじか・・
と技法を説明させていただきました
それだけなら・・それで終りの話にすぎませんが・・
このエピソード・・
私にはとても大事なヒントになって・・今があります

当時は・・まだ「糸抜き」という技法表示もせず
試行錯誤しながら・・波状紋の表現に打ち込んでいましたが
自分のしていることに・・
万全の自信や確信があってのことではありませんでした

しかし・・
こうして大きな展覧会で入選受賞するような作家が
この技法を特定しにくかった・・というできごと
大抵のことなら・・
「これは・・こうすりゃ・・こうなるね」
と解説できそうな方ばかりのはずですから・・

ふと・・こう感じました
「もしかしたら・・自分だけの世界をもたらしてくれる
少しは独特な技法・モチーフを予見するできごと・・かも・・」と

それからは・・
一段と真剣に「糸抜き技法」に取り組みました
実際・・それ以降・・
幾つかの展覧会で入選・受賞できるようになったのです
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あれから5~6年経つでしょうか
平成17年に・・
「東京都知事賞」をいただいた「糸抜き波状紋大鉢」
今年は「文部科学大臣賞」受賞の知らせがありました

あのエピソードを思い出すと・・
感慨深いものがあります

『第39回 全陶展』・・
来週の月曜日から東京都美術館で開催されます
もちろん・・受賞パーティーに出席します

その前に・・出品者の入選作品を丁寧に鑑賞して
もしも・・断定しにくい技法をみつけたら
積極的に作家にお尋ねすることにしたいものです
私に起きたと同じように・・
大事なヒントになるかもしれませんから・・

追伸:
昨日で無事に二回目の個展が終わりました
このブログがご縁でお越しくださった初対面の方が増えて
びっくりしました・・感謝です

もっと頻繁に更新して
ご覧いただけるよう・・こころがけます



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# by touseigama696 | 2009-10-30 07:20 | ○展覧会 | Comments(12)
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「これ一枚で・・何でも止まるんです」・・ホームセンターで見つけた
何でも止まるの「何でも・・」ってのは・・家具や電気製品のことらしいけど・・
なら・・これも止まるか?・・で試したら・・抜群の便利さに我ながら自画自賛なのです
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↑と・・ちょっとタイプがちがうけど・・物は同じ
30センチ角ほどに切って面取りしたのがこれ
これで・・一枚のゴム・シッタになっちゃうのです
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少々乾燥が進んだ器の仕上げ削りなら・・これで「いい
ほんとにすべらないから・・抑え土も不要です
ロクロの円盤にゴムを乗せ・・その上に器
芯だしも・・このままで器を叩けば・・簡単に乗ります
円盤に直接だと・・すべり過ぎて・・吹っ飛ばすこともあるけど
このゴムシッタを使うと・・叩いても簡単には動かないから
すぐに芯だしもできます
第一・・あたりが柔らかいから・・器の口縁もこわれず安心です
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皿の内側を削ったり・・研磨するときは
植木鉢利用のゴム・シッタが便利
鉄板と植木鉢の間にゴム一枚・・
植木鉢と皿の間にも・・一枚でOK
皿を叩いて・・水平を確保して
次に植木鉢を叩いて全体の芯をだせばいい
ここでも・・すべらない・・のは確か
慣れたら・・実に簡単に芯だしもできますよ
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裏も・・同じように
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芯だしは・・植木鉢の下方を叩けば・・いい
芯がでたら・・
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高台の頭を指で押さえて
ロクロを回して削れば簡単
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一度釉薬を掛けたりした器に
別の釉薬をろくろを回しながら重ね掛けなど
鉄板に敷いたゴム・シッタを
低速回転させながら器を叩くように
ゴム・シッタを叩くと芯だしができます
ちょっと慣れれば・・
釉薬のかかった器に全然触れることはないから・・
これも実に便利で安心・・です・・

汚れても・・水洗いすれば何度でも・・それもいいでしょ

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# by touseigama696 | 2009-10-28 00:01 | ●工房便り | Comments(6)