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今まで私の大皿は・・
概ね15キロの粘土を使って・・60センチほどに挽いてきた
でも・・この大鉢は65センチ・・20キロの一本挽き
鉢にしたから・・高さも倍近い
これに波状紋を打つ予定である
わずか5センチだが・・迫力は違うようだ
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来月に迫った秋の展覧会の締切
大鉢はそのためだが・・
8月には陶葉会のグループ展が益子である
それに・・つい先日打ち合わせが済んで
東京青山の『ギャラリー蓮』での個展も・・
10/20(火)から10日間と決まった
だから・・大鉢ばかりといかない
準備の準備・・大真面目で工房で過ごしている
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ロクロで挽く・・乾燥させて削る・・素焼きして加飾・・
作業は同時進行で・・ステップを踏んでゆく

季節的には・・楽だ
前回・・真冬の乾燥で苦労したことを思い出す
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しかし・・65センチの大鉢は・・慎重に
口縁部の乾燥をゆっくりさせることも大事だからだ・・
サランラップはそのため
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マスキングも三枚目に入った
既に貼り終わった二枚は・・
近日中に・・顔料をかける予定にしている

まず一枚・・出品に耐える作品がほしい・・
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初個展は・・友情
二回目の個展が・・実力
新しいシリーズのテストと見極めも大事な決断になる
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窯場に積んだ・・素焼き済みの作品たち
これは・・定番の天目ベースで焼くことにきめてある
益子用に新しい工夫を・・イメージはあるが
それもテストしなきゃ・・

大真面目な工房暮らし・・
当分気ぜわしいことになりそうだ
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一週間ほど前・・工房の一角を整理して掃除した
そこに素焼き済みの大皿を置いて
いよいよマスキングの作業を始めた

かねてからそうしようと・・計画しながら
今まで・・この作業を轆轤の上でしてきた
だから・・轆轤を挽くときは片づけた
それが面倒で・・出しっぱなしOK・・にしたかったのだ

尻に火がついて・・このところここで過ごしてる
昨日も・・そうだった
前日に8割がた貼った糸を・・
どうも気に入らないという理由だけで
全部剥がしてやり直しはじめた
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半分ほど貼ったとこで・・・

「ねぇ・・この展覧会・・次回も通れそう・・?」
外出から戻った妻が・・そう言った
「ほとんど・・通れそうもない!!だろな」・・と私
「じゃさ・・今から見おさめに行こうか・・
今日が最終日でしょ・・!」
3月の末から2ヶ月半・・「第3回菊池ビエンナーレ」
長い会期だったが・・過ぎてみればあっという間だったかも
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車庫にいれたばかりのエンジン冷めやらぬ妻の車で・・
虎ノ門に走った・・日曜日の都心はスイスイ快走だった

ここに展示された50数点の入選作を・・何度か見た
見るごとに・・新たに気づくものがある
「学ぶ」とは・・そうしたことに気づくことから始まる

昨日・・そういうのもおこがましいが
自分の作品に気づいたことがある

朝から糸を貼っていたから・・余計敏感になっていたことだが
どうも・・この数日の作業はやり過ぎているかもしれない
糸に慣れてくることは大事なことだが・・
落とし穴がある・・やり過ぎて品性を喪失することだ
昨晩・・気に入らなかったのも
そこらへんのことだったかもしれない

帰宅したら・・もう一度見直してみよう・・そう思った
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銀座に出て伊東屋に寄った
亡父の残したモンブランの万年筆を修理にだすためだ

「軸とピストンを交換して・・え~っと 
修理費は15,750円かかりますが・・」
あっさりと見積もりがでた・・だが・・

「2か月ほどしたら・・出来上がると思いますので
ご連絡させていただきます」

もしかして・・6畳ひと間の町工場で・・独り老いたる職人が
全国から集まった故障モンブランを一本づつ・・とでも
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用事が済んで・・午後4時
夕食には早すぎるが・・帰宅してからというのも億劫だ
「半端な時間ね・・」
「そだ・・MATSUYAで何か買って
家でデパ地下ディナーってのはどうだ」

それで決まった・・
上が私のディナー
下のフォトは・・妻の分

味噌汁だけ作って
片づけ要らず・・これもありか・・である
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                               「Southwestern Indian Pottery」 より

「・・頭んなかさ・・音が消えないんだぁ
古い音がいっぱい詰まっちゃって・・
これじゃ新曲作れないよ・・だから
ちょっとアフリカ歩いてくる・・じゃねぇ・・」

あるヒットメーカーで有名な作曲家のぼやき
このぼやき聞いてたのが・・私の旧友
この旧友もまた作曲をするのだが
似たようなことが起こると・・やっぱりぼやいてた
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「・・アフリカ歩いてくる・・」ってのは
つまり古い音が詰まった頭を解放するためなのだが
空っぽにするには・・音のない世界に行くんじゃなくて
いつもと全く違った音の中に・・自分を連れてゆくのだ
平均率でも12音階でもない音の世界
聞きなれない音の世界・・
彼にとって・・それがアフリカというわけ
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ヒットメーカーということは
売れる歌を作るわけだから
その旋律は・・
街にあふれ・・メディアであふれる

そのヒットソングの次に作る歌
溢れた旋律を頭から消すのは容易ではないのだ
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『08/03/15インディオ直伝』で書いた
ニューメキシコ在住のNさんが久し振りにまた帰国した
前回お願いしてあった・・インディオの陶芸の資料
沢山頂戴した・・実に感謝である
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私にとっての「アフリカ」・・異文化の刺激である
メキシコ・インディオの伝統的な陶芸のモチーフ
とても新鮮で・・刺激的である
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この黒釉のコントラスト
豊かな色彩感覚とは対極の洗練された感性も見せてくれている
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冒頭のヒット・メーカさんではないけれど
今していることの先に模索するもの・・
いつでも頭の中から離れない
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このインディオ紋がそのまま・・というわけではないが
新しい技法やモチーフのヒントとして
古い音を消してくれるのだ
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うだつの上がらない画家だったゴーギャンが
タヒチに渡って蘇ったもの
異文化から受ける刺激は・・
想像以上に大きいのかもしれない
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「困難は・・
新しい思想にあるわけじゃない
我々のこころの隅々まで広がっている
古い思想からの脱却にある」
こう言ったのは・・ケインズだったろうか
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Nさんは・・わずか一か月足らずの滞在のようだが
時間があるかぎり・・
ロクロを覚えたいから工房に通うという

インディオからモチーフを学んだ
できるなら・・
ひも作りだけのインディオにロクロを教えてあげればいい
大事な異文化交流だと思う
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南大門をくぐった瞬間に・・
大した知識を持っていなかったとしても
ここが法隆寺で・・しかももしかしたら・・
途轍もなく別格の伽藍だと気づくに違いない

今が21世紀だと知りながら
しかし・・ここに漂う空気も陽ざしも
人間の歩みに合わせたかのように
ゆったりとした時の流れさえも・・
1300年の時空を越えた・・飛鳥

何も読まなくてもいい
何も聞かなくてもいい
それでも・・ここは法隆寺だと分る
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仏教の教えに「面授」という言葉がある
言葉で教えようとしても教えきれない釈迦の教えは
とどのつまり・・師と弟子が寝食ともに過ごし
その生き方を見せて教え学ぶしかない
相対でしか伝えられないもの・・それが面授なのだという

言葉にしてしか教える手段を見つけられない現代
何かを学ぶことは・・解説を受けることだと錯覚して
自ら感じ・・考えることを放棄したかのごとき現代
面授らしき風情が消えて・・人は人とつながらない

そこにいるだけで・・ずっとそこに立ち止まりさえすれば
見えてくるものが沢山あって・・感じるものに感動したりもする

眼を皿のようにして・・耳をそばだて
真っしろなこころで・・素直に向き合えば
面授は・・そこここにある
遥かに遠い歴史さえ・・大きな懐で包んでくれる

「夢殿」・・誰が名づけたのか・・夢・・
勇猛な金剛力士が守っているもの・・それが夢・・それもいい
たった半日だったが・・このあたりにたたずんで
聖徳太子に面授されたような錯覚も・・
それもまた・・夢の夢
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第20回日本陶芸展の大阪展
4度目の来阪は自分の車で走った
車中二泊の三泊四日・・
車中二泊と言えば聞こえがいいが
要するに徹夜で走ってたってこと
還暦もとっくに・・となれば元気のいい方だ
ワンボックスの後部座席をフルフラットにして
マットでベッドを作ってシュラフを置いた
疲れたら・・無理せずそこで眠る
せめて・・それが安全のための最低のルールにしてある

大阪の帰り・・奈良に走って法隆寺で一日を過ごすと決めていた
五月晴れとは・・この日のことかといわんばかりの爽やかさに恵まれ
存分に法隆寺とその界隈を堪能した
法輪寺 法起寺 慈光院・・どれもよかった 

こちらもご覧になってください
斑鳩の里 09/05/22
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太子ゆかりの中宮寺・・そこに安置された菩薩像                    絵葉書より・・
この穏やかな表情に・・癒されるものがある

最後に立ち寄った唐招提寺を後にして
夜を徹して・・小田原に向かって走った
翌朝には・・もうひとつ訪ねたい資料館があるからだが
それはまた別の機会に・・
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写りこみフォトで始まる・・この個展のご報告
しかし・・それにしても「腹が立つ!」のであります
何故・・?・・って
勿論・・ご説明しなきゃ・・です

近所で聞きこみしましたところ
主催地栃木県佐野市のあたりで
赤丸ボチのシールが売り切れて
ガーゼのマスクと一緒に
追加発注で大騒ぎだそうだし

市内の宅急便業者さんは・・
不慣れな美術梱包での発送業務依頼に
てんてこ舞い・・らしいとか

更にまた・・
「今日は先生お見えになりますか?」ってお尋ねのお客様
「もうそろそろ・・作品ご持参でみえると思いますよ・・」って
それもまだ手袋しなきゃ持てない熱々のやつらしいとか

まぁ・・この手の情報がきりなく・・なのでございます
腹が立つ・・って・・同業でもこうも違うもんかと・・
実に腹立たしいのであります・・苦笑
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これもご覧ください・・ナ
A4製本の個展図録DM・・実に丁寧に制作されておりまして
これだけのコストをかけても・・と
ギャラリーさんがお決めになったのも
当然・・結果をお見通しだったからにちがいありません

私なんぞで・・これ作っていただいたら
売上全部貢いでも足りそうにありませんから・・ネ
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さりながら・・広々とした展示室を拝見しまして
やっぱり作品がいいのであります
定番の図柄以外にも・・新機軸をものにされ
それもこれも・・実に上品で
拝見していても・・飽きることがありません

作家の芸術性とギャラリーさんの集客力が一緒になると
例えどんなに世の中不景気でも
アカ丸シールがズラリ・・と並ぶのです

定期預金を取り崩して・・購入予定で出向いたのですが
買いたくても買えないのでした・・笑・・
言ってみれば・・一目完売

昨今・・最も人気作家のおひとり藤井さんの
その実力を遺憾なく発揮された個展なのでした
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芸大で学んだ若き英才が・・
順風満帆で王道を歩いておいでですが
少しも高ぶらず・・穏やかで丁寧な応接
人間的にも・・実に魅力的な陶芸家として
親子ほどの歳の差を越えて・・
一目も二目も置ける作家なのです
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佐野といえば・・厄除け大師
さて・・何を厄払いすれば・・とわが身に問うて
「驕るなかれ」に違いない・・と
賽銭を投げて誓ったのでした
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帰路につく前に・・
佐野といえば・・ラーメンも・・笑
たらふく手打ちラーメンを楽しんだのも言うまでもございません

評判の店と聞いて入ったのですが
「お子様はうるさいからお断り・・」とか
「驕るなかれ」・・大師さまに誓うべきは
もうひとり・・いたようです
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展覧会が落ち着いて・・
次の出品制作と・・個展の準備
のんびりはしてられません

挽いて・・掛けて・・焼いて・・
それが日常なのです
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8月に益子でグループ展があります
食器だけでなく・・少し花入れも・・と
久し振りに壺を挽きました
いつも使ってる鉄分の多い土
白化粧するつもりだけど・・さて・・
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マスキングしてある部分は
既に一度白く焼いてあります
残された部分に黒の釉薬を掛けて・・
シンプルな白黒の器にしたいのですが・・

この焼き方は・・初めてだから
どうなるだろ・・・?
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弁柄で葉を描いて
自作の梨灰釉を掛けて焼いたもの
弁柄と釉薬の関係をもう少し調整すれば
結構ゆけるかも・・と
雰囲気は気に入ってるのですが・・
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我が家に伝わる益田鈍翁の手びねりといわれる茶碗「曙」
箱書き以外・・真贋を証明するものはない
鈍翁の真筆を判定できる知識があるわけでもなく
まさに・・何でも鑑定団行きのレベルで・・定かではない
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中島誠之助風に言えば・・
箱はいいですねぇ・・曙という銘もいい字です・・

益田鈍翁・・鈍翁は号で・・本名は孝
幕末から戦前までを生きて近代日本を背負った経済人のひとりである
三井物産創業の立役者・・一方で
利休以来の茶人とも言われたとか
古い言葉だが・・数奇道を極めた達人とでも
このひとがいなかったら・・日本の茶道はもっと狭かったかもと言われる

今の時代では考えられない大枚を自在に動かして
美術館並みのコレクションを作った彼が
自分で手作りしたと伝えられるこの茶碗
そうした意味でいえば・・
専門家の人間国宝が作った茶碗より
これを評価する物差しは・・複雑かもしれない

同じように完全なプロではないのに
プロ以上の高値で取引される魯山人のようでもある
茶の湯への貢献を考えたら
それは魯山人を越えても不思議じゃない
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この箱書き・・さる方に判読をお願いしたら
「天狗岩」 「如春尚」など・・少し判ってきた
「尚」が「翁」のようでもあるのだが・・

しかし・・これが真筆かどうか
そこにかなりな進展があったからびっくり
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ある雑誌の記事が見つかった・・そこに掲載された一枚の写真
この茶杓の箱書きにある・・天狗・・同じ筆跡のようだ
それに「年の暮」という銘の下の実朝の歌の左下隅の花押
茶碗にある花押と同じではないか

この茶杓・・実は鈍翁が死の直前・・愛弟子に贈った自作とある
その愛弟子の号が・・如春庵・・なのだそうだ
茶碗にある「如春尚」の如春と符号する

しかも・・茶杓の箱の天狗の上・・名古屋と読めるが
名古屋には天狗岩という地名があって
更に・・
関東大震災で名古屋に避難してきた鈍翁を世話したのが如春とか
天狗岩をはさんで二人の間に物語がありそうではないか

この茶碗と茶杓・・鈍翁と如春
その絆といい・・同じ筆跡の箱書き
どうやら・・この茶碗・・お宝のような気がしてきたのである
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この茶杓の話・・竹芸家池田瓢阿氏の記事の中にある
如春庵との交流のことも触れてある

私が茶碗の由来を聞いたとき
「・・鈍翁がどこかに滞在中・・土をひねって窯元さんで焼いてもらった・・云々」
それが名古屋で・・如春庵さんの世話だったかもしれない

この記事を見つけてきてくださったのは・・
私のところで稽古しているAさん
彼女も茶をよくする・・だから鈍翁の茶碗をご覧にいれたところから
お宝をたどる道が開けたのだ
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出典を明らかにしておこう
『淡交』2007年1月号に掲載されている
茶人の専門誌である

さて・・ところで・・ご本人の評価額は・・?
伸介の声が聞こえてきそうだ
真贋のほどは・・・?
中島さん!・・指で弾いてみてくださいな
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素晴らしい五月晴れの今朝
かねて予定していた個展をふたつ・・
東京とは反対に千葉の内陸に向かった
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築250年の古民家をリフォームして・・
その屋敷がそのままギャラリー
印西の宮崎邸・・初めて伺った

陶葉会でご一緒の「鯉沼マリ」さんの二人展が・・ここ
着物姿が・・まさに所を得て・・である
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竹工芸の芳澤幸二氏の竹細工の渋い飴色に
鯉沼さんの白磁が対象の妙でもある
どちらも・・豪壮な梁で支えられた座敷に
堂々と鎮座している
東京の洗練とは別に・・強い力がみなぎっていた
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「・・お米二合にお水カップ二杯
そしたらね・・強火で8分・・中火で8分
火を止めて・・蒸らし8分・・分かりやすいでしょ
美味しいご飯だわよぉ~~・・」

磁器作家の彼女の
炊飯土鍋を・・いただくことにした

帰宅して・・早速使った
写真も撮ったのだが・・ボケた
改めてアップするけど・・おコゲが美味かったし
第一・・懐かしい
しばらく・・はまって熟達しよっと・・!
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このところ・・東京に出る機会も多かったから
あちこちで・・個展も拝見した
この白磁もそのひとつ・・明石拓馬さんの作品
手元に置いて・・手にとってじっと眺める
これに勝る勉強はない・・と・・そう思う
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今日・・鯉沼さんの後・・更に走って千葉の土気
同じく陶葉会の仲間・・梅澤知弘さんの粉引きを見た
何度も拝見していて・・とても好きな作品である
端正な加飾は・・端正な轆轤にこそ似合う
粉引きは・・元をたどれば苦し紛れの白だったかもしれないが
惚れれば・・作り手の品性のまま・・無垢に白く輝く
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相川晶子さんの染付けも好きである
先日の個展で手に入れることができた
呉須の藍色に隠し味を工夫して・・
それが自分の世界につながってゆく地味な仕事
藍は・・冷たくもあり・・温かくもある
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輪笠伸好さんも・・地元の陶芸家
京都で学んだ陶芸は・・まさに王道を歩こうと
受難は承知で・・本物を目指している
その意気や良し・・けれん味がない

夫人との二人展で出会ったこの中鉢
迷わずいただいた・・
土にこだわり・・長石にこだわって
志野の肌合いは・・しっとりと柔らかいが
触れれば薄手の土の硬質な抵抗に・・
静謐な孤高さえ感じる・・現代の志野なのだ
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おまけのように・・これは私の茶碗
見込は・・粉引きだが
黒い釉薬に重ねた白釉のちぢみを
枝に見立てて・・赤絵金彩の上絵つけ
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シンプルを心がけてはいるが・・
シンプルの難しさは・・一言で言えば「不安」
「何かしなくていいんだろうか・・?」
わかっちゃいるが・・いつでも難題である
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「第20回日本陶芸展」が終わったのが4月20日
翌日には・・日本橋の三越で
「第49回東日本伝統工芸展」が始まりました

あっちでも会い・・こっちでも会う・・
お互いに笑いながら・・
でも両方で入選できた幸運は
作家冥利につきるものです

その上・・とても目立つ場所に展示されて
それもまた幸運なのでした
写真は禁止ですが・・
会場の外からでも見える場所でしたので
ちょっと失礼して・・の一枚です
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帰宅しましたら・・支部から通知が届いていまして
巡回展の行き先が知らされました

私の「糸抜き波状紋大皿」は・・

*札幌展  5/5(火)~5/10(日) 三越札幌店10F催物会場
*仙台展  6/2(火)~6/7(日)  三越仙台店 7F催物会場 で展示されます

お時間がありましたら・・ご笑覧いただければ・・幸いです

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今回から・・大丸ミュージアムは新築の会場にリニューアル
前回までの迷路のような使い勝手の悪さは解消されて
とてもきれいになりました
やや狭くなったらしく・・そのせいで入選数が減らされて
例年より狭き門になってしまったようです
通れたことは・・実にラッキー!!・・でした
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16回展から連続5回目の入選でしたから・・
この会場を運営するスタッフとも・・少し顔なじみ
今年も・・「おかえりなさい!」・・で迎えてもらえました
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一部二部三部と・・部門別・・あいうえお順に展示されるのも恒例ですが
今回は「賞候補」に選抜されたこともあって
受賞 招待作家に続いて・・第一部の先頭に展示されました
最初の入選のころに比べたら・・随分と出世しちゃったようです
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4月9日に始まった会期も・・もう明日の20日で最終日
あっという間に過ぎてゆきました

でも・・明後日4月21日からは
第49回東日本伝統工芸展が・・日本橋三越で始まります
初日の受賞パーティーで・・
沢山の作家にお目にかかって刺激をいただけるのも
とても楽しみです
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