ブログトップ

桃青窯696

touseigama.exblog.jp

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

<   2016年 06月 ( 28 )   > この月の画像一覧

d0085887_15504333.jpg

作業が細かった分
充分きれいに発色してくれるか
今回の窯は・・少し不安を感じてた

だから・・今朝窯を開けるとき
少々おびえていたかもしれない

結果の評価に・・多少ばらつきはあるが
ともかく
無事に焼けたという意味では・・ほっとしてる
16個から12個は選べそうだ

納期がギリギリだったので
なおのこと心配したが
ギリギリで窯と勝負するのは良くないと
いつも自戒してるはずなのにと
反省しきりの朝だった

全部ではないが
写真写りの良くないのはよけて
ご披露しよう


d0085887_15510297.jpg



d0085887_15511220.jpg


d0085887_16165532.jpg


d0085887_15520772.jpg



d0085887_16323246.jpg


d0085887_15523380.jpg


d0085887_15524563.jpg

d0085887_15531947.jpg




人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!


[PR]
by touseigama696 | 2016-06-29 16:37 | ○ギャラリー | Comments(0)
d0085887_07503433.jpg
今年もまた・・その季節がやってきた
6月最終週の月曜日から2週間
全豪・全仏・全米の上に君臨するかのように
青々としたグラスコートの上に
純白のウェアの強豪たちが集まる

全英と言わずとも・・ウィンブルドンで通り
The Championships・・でも同じである
この大会に出場できることが
テニスプレイヤーにとってどれほど憧れなのかは
過去にも沢山語られてきたが
それを裏づけるのが・・伝統に基づくしきたりなのだ

白いウェアの着用を義務づけられるのもそう
個人的な嗜好を越えて・・伝統に従うことの名誉
大事なことは・・ここで最高のパフォーマンスをすること

センターコートは(第一コートもそうらしいが)
この2週間の間のめぼしい試合でしか使わず
それ以外の50週は・・手入れが続けられ
最善の状態で芝生が維持されるのである

前年の優勝者が・・翌年の第一試合を
このセンターコートで戦うことができるが
去年勝った時のあの感激を
新芽で覆われた・・今年の芝生の上で思い返せ
去年のあの夜・・優勝したお前が立ち去って1年
このコートでテニスをした者は・・誰ひとりいない
ディフェンディング・チャンピオン
お前のために育てた芝生なのだ
なんと粋なはからいではないか


優れた選手は・・優れたコートが育てる
伝統は・・単なる時間の長さではない
ここにいることを限りなく誇りに思える者が
その誇りのすべてを賭けて・・最高の試合をしようとする
その精神こそ・・伝統の本質じゃなかろうか

1980年
ボルグがマッケンローとの死闘で勝ち取った5連覇
翌年同じ組み合わせでリベンジを果たしたマッケンロー
どちらも忘れることはない
伝統を舞台に戦える選手の幸運
絶やしてはならない灯だと思うのである

昨晩・・錦織クンが初戦を戦った
見てるうちに眠ってしまい・・気づいたら勝っていた
伝統の試合とはいえ・・疲れてればやはり眠い
しかし・・考えようでは
居眠りできる選手になってきたということだ
強くなってきたことを・・素直に喜ぶことにした

d0085887_07491080.jpg
中継のテレビで観戦しようと
予定の窯焚きを・・早朝に開始し

d0085887_07492730.jpg
ロクロを挽いたり削ったりしながら
予定通り焼成を終え・・更に4㌔歩いて
シャワーでさっぱりしてテレビの前
やはり欲張り過ぎたようだ

d0085887_07493769.jpg

今年の「日本伝統工芸展」の出品期限が近づき
三枚の大皿に・・加装する予定でいる
錦織クンがいい試合をすると・・いささか悩ましいが
そこは・・昨日の伝に従えば
私にとっての伝統の舞台は日本橋三越
ウィンブルドンじゃない
ぶれずに・・制作に熱中するのが当然である

まだ1ケ月ある・・もう1ケ月しかない
どっちだ!!?



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!





[PR]
by touseigama696 | 2016-06-28 09:29 | ●エッセイ | Comments(0)
d0085887_05025684.jpg

私は・・酒が飲めない
若いころから飲めなかった
父親が・・私に輪をかけての下戸だったから
DNAだとしても不思議じゃない

飲めなくて不自由したことなら
枚挙にいとまないほど沢山ある
一方で
飲めなくて良かったことは少ないが
僅かにもしかしたら?・・はある
そのひとつを書いてみよう


d0085887_05034089.jpg


デカンタに丁度半分ほどのウィスキー
余談だが・・今時
この酒をこうして並べて飲む風習は・・すたれたとか
酒にも・・流行があるようだ

このデカンタを見た瞬間・・私の頭に浮かぶ言葉は
「まだ・・半分もある」
同じ景色を・・「もう半分しかない」
そう見るひともいる・・多分こちらの方が多い

そして
「もう」と見た人々は・・その夜の気分次第では
「まだ」と感じることもあるらしい
例えば
体調が良ければ・・「もう」だし
安い酒だったりすれば・・「まだ」にもなろう
「もう」と「まだ」の間で揺れ動く
極めて相対的な事実認識でしかない

ところが・・私はどんな気分だろうが
このデカンタは・・いつでも「まだ」である
まだ半分も残ってる・・そうとしか思わない
つまりそれが私には・・ある種の絶対的な基準である

たった酒ひとつのことだが
いつでもそう思うという・・不動の物差し
それが意識の中にあると・・何事につけて
なるべく揺れない基準を忘れずに
物事の結論を導こうとするものである

気分次第で・・結論が変わる
大きな視点でみれば・・良くないこと
はやりの言葉なら・・「ぶれる」がそれだ

今・・世界中がぶれている
時代に対する閉塞感が為さしむるのかもだが
気分で変えたものは・・また気分で変えられる
今の時代に相応しい物差しを作って
動かざるこころの大事を・・再認識したいものだ

朝から屁理屈をこいたかも
多分に下戸の悪い癖である
お許しを・・



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!


[PR]
by touseigama696 | 2016-06-27 07:24 | ●エッセイ | Comments(2)
d0085887_04221957.jpg


直近の10日ほど
このカップ類に加飾し続けた
概ね糸を貼り・・概ね泥彩を施した


一日に3個くらいしかできず
できるだけじっと集中する毎日だった
これが14個目


d0085887_04222966.jpg


12個必要だが・・16個作った
同じモチーフは使っていない
だから・・一個一個考えながらで
効果の一部は・・想像でしかない
これが15個目


d0085887_04224221.jpg

昨夜は・・この16個目に糸を貼って終わった
化粧は・・今朝の仕事
できるだけ効果の想像は少ない方がいい
想定内で焼きあがってくれるか
やっぱり心配はついてまわる
窯の扉を開けたときがすべてなのだ

必要に応じて釉を掛け
明日は・・窯焚きに回すことになる
定番とは限らない作品が
定番にしてもいいかな
そう思えたら・・成功なのだが

12個の無事を祈るばかりである




人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!


[PR]
by touseigama696 | 2016-06-26 05:01 | ●工房便り | Comments(0)
d0085887_03445847.jpg

正午に予約してあったイタリアンレストラン・・「サバティーニ」
東銀座の歌舞伎座駅から晴海通りをゆっくりと歩き
数寄屋橋の交差点・・ぴったり正午に着いた

d0085887_03353268.jpg

「お帽子・・お預かりしましょうか?」
クロークの女性が・・そう言った
いつもの野球帽では・・様になるまい
これにしてよかった
久しぶりのスッピン登場
38歳には・・ほど遠い風情ではある

d0085887_03365109.jpg
中高時代からの・・親友中の親友Y君の心づくしで
3月に到達していた結婚50年の記念に
「ふたりで食事しろよ」のプレゼント

そのふたりで選んだサバティーニで
私の誕生日でもある昨日
言われるままに・・ふたりでランチにした



d0085887_03452330.jpg

50年前
この窓の外の景色は・・まるで違っていた
目の前の銀座東急プラザは・・阪急百貨店だったし
右手には・・朝日新聞があって日劇も並んでいた
あっという間の50年だったけど
それなりに長い道のりでもあった

同じ時間を・・同じ歳の妻も元気で過ごせた
結婚前からの50年以上の勤続を終え
転居を契機に家業を閉じた妻は
結婚以来初めて・・専業主婦
2年たったが・・飽きずにのんびりしてる
老犬桃次郎の介護が・・一番の気がかりのようだ

d0085887_03371803.jpg


メニューのすべてを写真にするのは止めた
何となく行儀が悪そうだからだが
でも・・両隣りの女性客たちも
その都度スマホを向けていたから
気にすることもないのかも

ランチとはいえ
コースで食べれば・・結構ヘビーなメユー
美味しく頂いたが・・最後に
エスプレッソの芳醇な苦みで
ここがフレンチではなくイタリアンなのを思い出し
お洒落で贅沢ななランチは・・終わった

美味しかった分・・歩かなくちゃ
帰宅して早めに4㌔歩き
しばらく寛いだ6時半・・Y君夫妻に電話で礼を言った

「・・ともかくありがとう!・・美味しかったよ
だけど・・人間の腹ってすごいね
さっきご馳走になったばかりだというのにさ
実は・・今晩飯済ませたとこ
あのイタリアン・・どこ行った?だよ・・」

まぁ・・食べられるってことは
色々な意味で・・ありがたいことである




人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!



[PR]
by touseigama696 | 2016-06-25 05:12 | ●エッセイ | Comments(0)
d0085887_04143492.jpg

28歳のころ
私は・・テレビ番組の制作プロデューサーだった
社命で・・13人のスタッフのヘッドになった
責任は重いが・・年齢的には下から4~5番目
熟練で年長の技術屋さんを束ねるのは・・きつかった

だから・・早く歳をとりたかった

d0085887_04145731.jpg


なぜと聞かれても困るが・・38歳よ!早く来い!
そう思っていた・・その歳になれば
海千山千を相手にしても・・気遅れせずに
言いたいこともしてほしいことも・・言えそうだ
そんな気がしたのだ

私のチームの最年長は
48歳のシナリオライターさんだった
ある時・・現場からの帰路
こんなことを言われたのを思い出す

「遠慮するな!・・お前はプロデューサーなんだ
一緒に機材を持ってやろうって・・気遣う必要はない
そんなの助手がすればいい
ともかく行きも帰りも・・颯爽と先頭を歩け
みんなにはいつでも・・お前の立ってるところが現場
そう思わせてやれ・・そうすりゃ安心するんだ」

後に海外に出るようになって
この言葉の意味は・・一段と身に染みたものだ
「安心」・・仕事のできる奴に共通した資質は
この安心を贖うカリスマを持ってる・・ってこと
「あいつについてりゃ・・間違いないよ!」
異文化・・異言語の中で
それでも撮るべきものを撮らねばならぬ
スタッフを安心させることがどんなに厄介か
痛切に学んだのだった

38歳・・今でもそう思うが
若さも力もあって・・多少の分別もつき
世間も世界も理解して・・適宜に対応できる
だから・・子ども扱いで馬鹿にされることもなく
だからと言って・・労わられる歳でもない

38歳を10年続け・・翌年いきなり48歳でもいい
38歳は・・そういう歳に思えるのだ

d0085887_04153070.jpg

しかし・・現実は皮肉なもので
私の38歳は・・やや惨め
取材旅行中の機内で発症した病いの後遺症から
やっと脱出したころだった・・再起を期して
新設の病院事務長に就任したのが42歳
38歳を取り戻そうと・・結構夢中で仕事した

スタッフが安心して働ける病院
20代で学んだ課題は・・引き継いだ
今でも隆々としている様子を見て
いい病院作りに関われて・・幸せだったと思う

ワークホリックから逃れようと
陶芸の手ほどきを受けたのが・・52歳
病院をリタイアしてプロ陶芸に転じたのが・・56歳
日本陶芸展初入選が・・59歳
日本伝統工芸展初入選が・・65歳
日本工芸会正会員認証が・・68歳
日本陶芸展初受賞が・・69歳

不思議な人生だし・・ある意味では
わがままな人生だったとも思う

不本意だった38歳
それを取り戻してみたかったのかもしれない
わがままと自覚するのも・・もしかしたらそこである

d0085887_04154888.jpg


昨日は・・73歳だった
しかしこれを書いてる今朝・・74歳になった
全ては・・遥か昔のこと

再来年は・・二度目の38歳
さてどうなっているだろうか?

工房にいて・・こんなことしてる
そうだったらいいのだが・・



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!


[PR]
by touseigama696 | 2016-06-24 05:48 | ●エッセイ | Comments(4)
d0085887_01545151.jpg
教室のない日月火の三日間
みっちりと職人しました

この作業の手間のかなりは
加飾面を残すための・・養生にあります
吹きつけを多用するからですが
これをいい加減にすると
後始末に時間がとられるので
漏れないように・・細心にです
特に・・コバルト系は
極く薄くこぼれた汚れでも
青々と残ってしまい・・ガツンと叩かれます

d0085887_01551748.jpg
自重のない小皿の場合
端から端まで・・糸を走らせようとすると
始めと終わりの口縁部は・・指の圧力に反応して
反対側が持ち上がってしまいます
当然ですが
皿がガタついていては・・糸が貼れません

d0085887_01552559.jpg
そこで・・受けを下に敷き
その上にソーサーを乗せれば
皿全体で指圧を受け止められます

たったこれだけで
安心して糸を走らせることができます
d0085887_01553303.jpg

筒形の花入れの寸法合わせで切ったドーナツ
もしかしたらと素焼きしておいたのですが
これが重宝しています

d0085887_01554900.jpg
タッピングによる布目風
d0085887_01560283.jpg
鉄釉で・・どっぷり
d0085887_01563799.jpg
淡いブルーの化粧土での泥彩
d0085887_01565902.jpg
極細の糸を貼った・・茄子紺
昨日は・・この四組で終わりました

一個一個は
全体の作業でいえば9割方済んだけど
窯をくぐらせるまでは
半ばにも届いていないような気分です

陶芸は
窯を出るまで答えはでません
手慣れたはずの仕事でも・・思いがけない結果を
突きつけられることだって・・しばしばです

「歩留まり」
職人っぽい言葉ですが
これの良し悪しの気になるところが
陶芸らしいところでもあります




人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!


[PR]
by touseigama696 | 2016-06-22 03:05 | ●工房便り | Comments(2)
d0085887_22543181.jpg

1ダースのコーヒーカップを
ある医療上の用途のために
出来るだけ色々な雰囲気で作ってほしい
それがご注文で
そろそろ約束の期日が近づいてきた

d0085887_22545064.jpg

糸を貼り終えたものに・・彩色を始めたが
雰囲気を変えて12個
引き受けたものの・・案外考え込んでる

d0085887_22540533.jpg


でも・・手慣れたものをまとめて作るのとは違い
あれやこれやを考えながら
色と紋様の変化で
ご注文の趣旨に添おう・・というわけだ
d0085887_22554707.jpg
朝から工房に入り
その「あれやこれや」をしていたら
宅急便で・・美味しそうなマンゴーが届いた
娘からだった

昨日息子一家からのプレゼントに触れて
今日の娘の分を省いては・・片手落ち
ここに載せて・・多謝の意である

d0085887_22550599.jpg


夕食までにできたのは・・ここまでの4組
彩色して糸を外し・・バリを整理して隅を詰める
段取りを間違えると・・剥がした糸は戻せない
慎重に確認しながら・・前に進んだ

d0085887_22553412.jpg

久しぶりに・・夕食後も工房に戻り
これを仕上げて5組で終わりにした
6個の予定だったが・・さすがに目が疲れ
明日に回すことにした

ここまでは・・どうやら無難だった
あとは窯まかせ・・無事を祈るばかりである
明日も続きを・・することに



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!


[PR]
by touseigama696 | 2016-06-21 05:38 | ●工房便り | Comments(2)
d0085887_06393648.jpg
昨日の日曜日は・・「父の日」だったんですね
たまたま誕生日とも近いので・・「&」で括り
毎年・・嫁が心づくしのプレゼントを贈ってくれます
離れて住まう孫たちとも・・電話で話ができました

早回しの録画を見るように
あれよあれよと育ってゆく孫たち
父の日であるよりは
爺の日・・と思わざるを得ない記念日です

d0085887_06282295.jpg
毎晩歩いているのを知っていて
「これを着て歩いてください!」・・と
今年は・・はやりの「The North Face」
お揃いでTシャツとパンツが届きました

昨日までで・・通算3,968㎞
今月中には・・4,000㎞に到達するはず
日本列島を南北縦断で往復したことになります

父であるよりは・・爺を意識させられた
体の衰えを・・少しでも補強するために
歩き始めた4,0㌔歩行ですが
始めた年の夏・・500㌔踏破を記念して
新幹線で京都に行き・・三条大橋の上に立って
独りで・・東海道五十三次完歩記念をしたのが
3年前のことでした・・まるで昨日のことのようですが
東海道で言うなら・・4往復が間近かってこと
自分でもびっくりします

長生きよりは・・体の自由を失いたくない
歩いているのは・・そのため
そして
毎日のように・・ここに何かを書くのも
言ってみれば・・頭を歩かせているようなものです
『いつ終わるにせよその日まで・・体も頭も寝込まずに!』
それが・・私の悲願なのです

d0085887_06285137.jpg

だから・・こうして
工房にいて・・よしなき事々をして過ごす日々
緊張はしてても・・静かな時間を
こころからありがたいことだと・・思うのです

d0085887_06290703.jpg

いつものように
日暮れが近づいて・・片づけましたら
夕食にステーキが用意されてました
妻のおごりだそうです
嫁のカードに便乗したのかもしれません

日ならずして・・74歳を迎えます
どういうわけか・・50代60代のころの
年齢に対する嫌悪感は消え去り
70代は・・自然に受け入れています

丁度
髪の毛が薄くなり始めたころを嫌がり
それも・・手に負えなくなって諦めるのと
似てなくもありません

老いが身につく・・そういうことなのかもです



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!




[PR]
by touseigama696 | 2016-06-20 09:16 | ●エッセイ | Comments(6)
d0085887_03512291.jpg
転居で紛れてしまったが
どこかにしまってあるはず・・と探した湯呑みがこれだ
唐津の名手浜本洋好さんの作品

初心のころ・・これを写したくて
いつも手元に置いていた

d0085887_00511600.jpg
6/2に・・この自作をアップして
そういえば・・あれはどこだ?
見逃していた引き出しの隅で発見した

まだまだ下手だったが
多少なりと・・形が似ているとしたら
一所懸命写そうとしたから・・である
それまでと・・ガラリと変わったのを覚えている

唐津のホテルに泊まり込み
何日か浜本さんの工房に通って
ロクロを見ていただいたあの日が懐かしい

d0085887_04030284.jpg
同じ引き出しから・・このカップも見つかった
竹内真吾さんの炻器のマグ

10年以上になるかもしれない
竹内さんの個展を拝見したり
瀬戸の工房にお邪魔したり
自在に土塊を形に変える技に見惚れた

しかし・・それにもまして
忘れられないエピソードがある
竹内さんの生き方を示す話だが
その気骨と信念には敬服したのを思い出す

竹内さんは
ご自分の陶歴にも書いておられるが
1987年に日本工芸会の正会員に認定されている

「日本伝統工芸展に出品したのは
勿論・・正会員になりたくてでした
そして念願を果たし・・さてこれからは
少し自分の作りたいものが作れる・・と思いました
ところが・・正会員になったら途端に
通らなくなってしまった

つまり
通るものと・・作りたいものに乖離ができて
その狭間で・・どうすべきか迷ったってわけです
その結果
ならば・・通れそうにないものを作るより
作りたいものを作ろうと1999年に退会したんです」

明らかにそれが・・彼の意志だったからだろうが
陶歴に・・1999年退会と記載しておられる

しばしばお目にかかったのは
退会後のことだった・・そしてその後は
日本伝統工芸展の物差しとは別のカテゴリーで
国際的なコンペで活躍されている
来週から開かれる豊橋での個展の案内は
ウェブでも見られるが(http://ceramistba.exblog.jp/)
まさに
信じるものに従っての作風が面目躍如である

念願かなった正会員資格を
手にした後・・自ら退会するのは
決して容易なことではない
しかし・・敢えてそうした彼の決断
その強い信念は・・説得力に満ちたものだった
信念を貫こうとしたら・・失うものもある
その覚悟こそが・・信念の骨格なのだ

今も横浜での個展はおやりだろうか?
機会をみつけ
またお目にかかりたいものである



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!


[PR]
by touseigama696 | 2016-06-19 06:38 | ○陶芸雑感 | Comments(0)