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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

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土曜日の夕方・・僅かに雨模様
教室を終え・・静かになった工房で
久し振りに・・茶を点てた
誰のためでもなく・・自服の茶
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自作の茶碗で・・無心に茶筅を振った

『今日一期一会済みて
ふたたびかえらざる事を観念し
或いは独服をもいたす事
是一会極意の習なり
此の時寂寞として
打ち語らうものとては
釜一口のみにして外に物なし
誠に自得せざればいたりがたき境界なり』

          井伊直弼 独座観念より

茶碗の中にそれを読み・・こういう茶もあり
茶碗を作るって・・そういうことだと
思いもしたのだった



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by touseigama696 | 2016-01-31 01:44 | ●工房便り | Comments(0)
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糸を・・いっぽん一本はずすとき
新雪にシュプールを描くみたいだ

鵜匠のように・・糸を束ねるのはダメ
バリを防ぐには・・いっぽん一本なのだ

面倒だけど・・ワルツのリズムに乗るように
軽やかにはずしてゆく
それでも・・後で補正が必要になる
目にはきつい仕事である



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by touseigama696 | 2016-01-29 23:56 | ●工房便り | Comments(0)
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この数年・・主治医の助言もあって
起床時・就寝時の血圧測定を続けている
若い頃に・・心臓疾患の既往症もあったから
注意して観察することにしましょう・・というのだ

これが今朝4時半の計測データ
最高血圧139・・最低血圧61・・心拍数54
起き抜けに・・少し血圧が高いのは普通のこと
大体・・いつも通りの数値である

記録を続けながら・・ふと気づいたことがあって
先日・・主治医にも報告したのだが
「心拍数が・・以前より少ないような気がするけど
これって・・もしかしてウォーキングの効果?」

どうやら・・当たらずと言えども遠からずのようだ
少し大げさな言い方すれば・・
スポーツ心臓に向かう方向・・ってこと

数字で言うと・・
直近一か月の安静時平均心拍数は・・55、6回/分
年齢ゾーンでの標準心拍数は・・60~80回/分
この数値が意味するものは・・安静時には
この程度の範囲内にいないと・・動いたら苦しいよ
少し動いて息切れするのは・・そういうことなのだ

逆にみれば・・
長時間走り続けるマラソンランナーの心臓は
安静時には40前後で・・実にゆっくり動く
だから競技中でも70~80回/分で済むので
大した息切れにせずに・・走れることになる
スポーツ心臓というのは・・鍛えられた心臓なのだ

3年間・・毎晩4㌔歩くことで
僅かだろうが・・私の心臓も鍛えられた
勿論早寝早起きも・・食事の質を変えたのも
貢献してる筈だが・・やはり歩くことが大きかった

色々問題を抱えた身体ではあるが
結果が出ればそれが励みで・・先へ続く
体が自由になることの有難さ・・それは
若い頃には・・想像もしなかったことだが
今となれば・・長生きより遥かに大事である

今朝の心拍数54回/分・・余裕のある心臓である
でもまたまた・・ふと思うのだがこれって・・
「ときめかないこころ」・・ってことかも?
体の自由よりもっと大切なときめきを失うとしたら
この問題・・歩けば解決ってわけにはゆかない

しゃんめい!・・今夜歩きながら考えよう!!



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by touseigama696 | 2016-01-29 07:02 | ●エッセイ | Comments(0)
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天気予報通り・・昨日も見事な快晴
陽射しもたっぷりだが空気も乾いてた・・そこで
旧房時代に購入した加湿器を・・引っ張り出した

作品の保護・防御のためだが・・人間にも良い
終日点けていたら・・室内も何となく温かさが違う
ただでさえ粉塵の舞う工房・・使った方がよさそう
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そのせいと言う方がいいのだろうか
糸貼りが捗った・・粘性が良くなった気もする
教室をやりながらだったから・・ここで止めたが
少しリズム感を取り戻せたような気がするのは
必ずしも・・加湿器のお蔭ばかりでもない

技術って・・そうした不安定を抱えるのも宿命
凄く曖昧な表現だが・・気分にも支配されるのだ
そして・・そうしたリスクをはねのけるために
メンタリティーを考えるべきは・・スポーツと同じ

一番大事なことは・・確かな技術を確保すること
これなしには・・メンタリティーは存在さえしない
そしてもうひとつは・・我慢に慣れることだ
忍耐強く向き合う・・それがメンタリティーを作る

同じことをしても・・上手く出来る日できない日
環境や状況のせいにして逃れてはなるまい
確かな技術にするために・・足りないものがある
強固なメンタリティーとは・・それを知ることだ
錦織クンの残念な敗戦を見て・・学んだことである
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余談だが・・この加湿器ハイブリッド式とある
つまり・・二つのシステムを混合して作動させる
なかなか高級なやつで・・値段も高かったはず
久し振りに引っ張り出して・・見直した

ふと思いついたが・・
大きなものは・・ロクロだけでは重すぎて
根っこをロクロで挽き・・紐で上に土を足す
よく使う技法だ・・大壷などには便利である
それって・・「ハイブリッド大壷」ってこと?
何となく・・高級感が漂うではないか

まぁ・・力負けの負け惜しみでもあるが・・



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by touseigama696 | 2016-01-28 07:48 | ●工房便り | Comments(0)
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日本中が大雪で悩まされていたというのに
我が家の工房の周辺は・・小雨は降っても
快晴が続き・・どこで雪が降ってるの?でした

好い天気のお蔭で・・削りは楽です
程よく乾いた大鉢一枚・・粗削りしました
二の矢・三の矢を蓄えておくわけです
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乾燥は進みますが・・冬の快晴はそれも良し悪し
こと糸貼りに関しては・・どうも「悪し」の方
ただでさえ微小な糸の粘着性が劣化して
貼ってるそばから剥離してしまうのです

筆で水や希釈した糊を塗ったりしますが
昨日は・・それでも思うようにゆかず
少々イライラする一日でした
今日も続くようなら・・加湿器を傍に置きます
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リズムに乗れなくて・・調子が出ない日は
意地を張っても・・きれいな波になりません
余程・・追い詰められてる時でなければ
気分を変えて・・別のことをします

同じ糸貼りでも・・裏面だと糊がついてきます
表面の凹面のように・・糸を上方に曳かず
凸面に添わせて下げれば好いからのようです

糸貼りでは・・糸を走らせる間は息を詰めます
糸がスムーズに貼れていればいいのですが
剥離が続くと呼吸が乱れて・・焦れます
何でも同じなのでしょうが・・リズム感が大事です
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思い通りにならなくて・・めげるのは
錦織クンだけじゃありません
気分転換して次を目指せ!・・自戒でもあります



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by touseigama696 | 2016-01-27 05:53 | ●工房便り | Comments(0)
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手を離せば下に落ちるのは・・重さがあるから
ひとつひとつの違いは・・軽いか重いかだ

例えば・・始終手にする食器など
その重さが・・結構気になるはずだ
当然・・作り手もそこははずせない

ならば・・使い手に喜んでもらえる重さとは・・?
その答えは・・案外難しい
つまり・・200gならいいけどそれ以上はダメ
数字で表現すればいいのなら・・簡単である
計りながら作ればいいからだ

しかし・・人間の手はとんでもなく複雑な計り
ただグラム数を感じるのではなく
その器が持つ用途を加味して・・重さを評価する
「煎茶湯呑にしては・・重すぎて野暮だ」・・とか
「番茶だと・・これじゃ薄くて手に熱いな」
つまり・・手にした瞬間に用途が組み込まれるのだ
この時に感じる重さのことを・・手取りという

「手取りが好い」ってのは・・
用途込みで感じた重さのことで
手にする前から・・既に予想してる
その予想通りなのが・・手取りが好い
そうしてみると・・使い手に喜ばれるとは
グラム表示の重さではなく・・持った瞬間に
重くもないし・・軽すぎるわけでもない
気持良い重さ・・それが望まれるわけだ

飯茶碗には・・滅多に熱湯は入れない
番茶湯呑みは・・アッチッチじゃ困る
吹けば飛ぶような花器じゃ・・倒れそう
色々な使い勝手に・・上手に対応するには
やはり作り手の技術とセンスが求められる

限りなく薄くて軽いものを挽ける技術があって
それを何処までゆるく使って作るかの感性
それが用途に対応することで・・陶芸が
工芸のカテゴリーに踏みとどまる理由はそれだと
私は・・思うのだ



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by touseigama696 | 2016-01-26 05:35 | ○陶芸雑感 | Comments(0)
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昨日は・・独り工房に籠っての一日だった
夕方・・琴奨菊は優勝できるんだろか?
やはり気になって・・テレビを点けたら優勝だった

やがて優勝インタビューがあったが
「緊張の一日・・本番までどう過ごしてましたか」
この質問への琴奨菊の答えは・・こうだった
「付け人さんのお蔭で・・いつもと同じように
ルーチンだけで過ごしていました」


お相撲さんが・・ルーチンという言葉を使うのを
私は初めて聞いたが・・とても新鮮だった

強度の緊張から逃れるには・・
いつもと全く同じことをして過ごす
このルーチンが・・一番の精神安定剤なのだ

五郎丸のあのポーズも・・イチローが打席で見せる
一連のいつもの仕種も・・あれもルーチン
自分だけのリズムを掴んで相対する・・大事な集中
スポーツでは・・しばしば見られるようになった

錦織クンに限らず・・テニス選手も
サーブの姿勢に入ると・・ポンポンとボールを突く
あれもルーチン・・あそこからリズムは始まる

大相撲は・・元々は神事の祭り事だったが
そこに勝負がかかれば・・やはりスポーツでもある
平静を保って勝負に臨むには・・ルーチンも大事だ

工房で独り静かに過ごすのは・・陶芸家のルーチン
午前中に左を挽き・・午後は右に糸を貼った
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フリーハンドで・・一本一本貼ってゆくとなれば
やはり・・その日の気分に左右もされるから
できるだけ平静を保つために
作業環境は・・予めちゃんと整えることにしてる

器を斜めにして・・少し高い位置で設定するのは
長い時間の座り作業だから・・腰の防御であり
斜めに置くのは・・斜面の影響を減らして貼るため
こうした準備も・・やはりルーチンなのだ

とりあえず始める・・ってことを出来るだけ避けて
始めたら集中して動かない・・これを大事にしてる
その意味で・・いつものように準備するってわけだ

体が触れて器を傷つけないためのタオル一枚の上に
糸とハサミとピンセット・・あたりを入れる鉛筆
必要なものは洩れなく・・不要なものは置かず
体の軸は動かさず・・手を伸ばせば用が足りる
ここまでやったら・・
インディー500のスタート・ルーチン
「Gentlemen, start your engines!」
それが・・始まりなのだ
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昨日は・・割合穏やかな気分だったとみえる
穏やかな波だし・・丁寧な貼り方でもある
但しこれは・・気分のせいだけのことじゃない

張ってると判るが
鉢の見込みのラインにクセがないからだ
斜面に引きずられて・・あらぬ方向に糸が走ると
イライラして集中が保てないことになる

だから・・実はロクロを挽く時から
この糸貼りは始まっていると・・思うべきなのだ

付け人はいないが・・静かな一日
ルーチンだけで・・無事に暮れていったのだった



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by touseigama696 | 2016-01-25 06:50 | ●工房便り | Comments(0)
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今季一枚目の鉢は・・どうやら貼り終えた
左手中指で・・波頭と波間を計りながら
右手で・・それに合わせてリールを前後に振る
ずっとその繰り返しだが・・困ったことに

肘を張って糸の流れを作る右腕は・・ずっと痛い
右手を下せば・・途端に楽になるが
下したままでは・・もちろん仕事にならない
痛みに慣れてるとはいえ・・やはり凹むもんだ

加齢は痛みを和らげる・・でもその分
痛みに耐える忍耐力も・・衰える
凹むのはそこだ・・

ただ同時に・・長いこと痛みとつき合って
その凹みにも・・やがてまた慣れる
それも分かってきた・・今はそれが頼りだ

この痛みで命はとられない・・だから
痛いから止める・・ではなく
痛くてもやる・・そう思っている



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by touseigama696 | 2016-01-24 07:20 | ●工房便り | Comments(0)
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最近は・・
スマホでブログをご覧になる方が多いと聞く
この写真は・・昨日の私のブログを
スマホでアクセスしてみた画面である

1年ほど前からだろうか・・スマホを意識して
書き方に気をつけていることがある
それが・・一行23文字へのこだわりである
改行で・・文字列がずれるのを防ぐためだ
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例えば・・10年ほど前の古い記事を
PCで普通に見れば・・画面はこうなっている
ちょっとレポートっぽさはあるが
普通に読める画面だ
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それをスマホで見ると・・こうなる
これでは・・読み難いこと夥しい

そこで気づいたことは・・一行23文字以内なのだ
これで丁度23文字であるが・・もし
そこで気づいたことは・・一行23文字以内でないとダメ
こう書くと26文字で・・スマホで見るとこうだ↓
「とダメ」が改行されてしまう
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字余り改行を重ねると・・やはり読みにくいし
見た目もきれいでないのが・・気になるのだ
一方で・・一行を23文字で書こうとすると
センテンスが短くなってすっきりもする
リズミカルにはなるものの・・話題によっては
いささか情緒に欠けた表現になってしまう
形容詞・副詞の使い方が難しいからだ

句読点を使って・・普通に書いた方が楽だが
画面一杯の文字列にも・・少々抵抗があるから
暫くは・・模索しながら工夫してみよう

使いたい言葉を使って・・きれいに読んでもらえる
これが案外難しいことだと・・悩ましいのだ



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by touseigama696 | 2016-01-23 03:59 | ○未分類 | Comments(0)
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全豪テニスが始まって・・好きなだけに気になる
錦織クンの活躍もさることながら・・昨日は
女子の大坂なおみサンに・・衝撃を受けた
日本にも・・とんでもない女子選手が現れた

WTAツアーでは話題になってたようだが
日本国籍も持つアメリカ人・・大坂なおみ18才
私はこの全豪で始めて見たが・・凄い!

強靭な体幹・・長くて柔らかな四肢
そうなりゃ・・どうしたって長身でもあろう
充分に鍛えられた・・フィジカルなスタミナ
対戦相手だけにでなく・・自分の人生に
限りなく挑戦してゆく・・タフなメンタリティー
当然だが・・全てを理解するクレバーな頭脳
夜を日に継いで・・世界を駆け巡るツアーに耐える
言葉やライフスタイルの柔軟な順応性

テニスに限らず・・トップアスリートたちに
期待されてる幾つかの天与の才・・その上に
針の孔を通す正確な技術を身につけて・・やっと
トップ100ランカーに名前が連なるのだが
大坂なおみサンの試合を見ていて・・
既に全てを持っている・・直感でそう思った

180センチが打ち込む200キロの高速サーブ
これは男子のサービスだし・・8米の左右と
11米の前後を・・苦もなく走りまわって
相手コートの隅を・・釘で打ち抜く正確なショット
予選を勝ち抜いての・・グランドスラム初出場
到底そのレベルではない・・驚異だった

同時に・・これからが楽しみで
錦織クン同様・・ずっと注視していようと思う

当面・・彼女に期待するものは
ともかくあらゆるチャンスを掴んで・・試合する
勝っても負けても・・試合から学ぶことだ
強い選手と戦うこと自体が・・最善の訓練
数年以内に・・きっとすごい選手になってくれそう
テニスを見る楽しみが・・また増えた

次の試合は・・グランドスラマーの一人だとか
思いっ切り・・戦ってほしい
勝てばそのまま・・負けても次を楽しみにするよ



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by touseigama696 | 2016-01-22 07:54 | ●エッセイ | Comments(0)