<   2015年 12月 ( 28 )   > この月の画像一覧

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今年の仕事納めのつもりで
久し振りに・・大鉢を挽くことにした
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ロクロに紐を乗せ
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亀板を接着させる準備
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原始的だが・・ロクロと板一枚あれば
どこででも・・いつでも挽ける
パッチン亀板にない・・別の便利である
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菊練りした12㌔の粘土を亀板に乗せ
天辺を拳で叩いて穴を開ける
いつもの手順なのに・・何やら違和感がある
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穴が開いたら・・粘土の壁を閉じたり開いたり
土殺しをするのだが・・ここでも違和感だ

久し振りの大物挽きなのに・・土が少し古くて硬い
そのせいもあるだろうが・・力負けしてる
写真にしてみるとよく判るが・・姿が汚い
途中をきれいにすれば・・上がりがきれいになる
それがきれいじゃないのが・・違和感なのだ

それだけなら・・土を変えれば済みそうだが
どうも・・それだけじゃない
ともかく右肩に強烈な痛みが走る
2年前に大断裂した私の右肩腱板は・・
少しトカゲの尻尾ができると・・また傷んで
元の木阿弥・・痛みが戻ってしまうようだ

専門医と相談して手術は避けたが
復活に時間がかかるのは・・当然と言えば当然
おまけに・・安静にしてるわけでもないから
リスクはいつでもついて回る

小物なら大丈夫だが・・大物となると
いつまで挽けるか・・選手寿命に関わる
残された時間を・・どう活かすか
悩みは果てしないし・・年とるのも楽じゃない
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「肩の痛みじゃ死んだりしな~い!」
このマジナイを唱えながら・・それでも
何とか形にはできるが・・やはり不満が残る
「力負けすると形は平凡」・・そんな気がする
負け惜しみ・・そうとも言えそうだ
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昨日書いたように・・朝食でこの写真を
井戸川さんのウヰスキー呑で珈琲

「器が良いと・・珈琲も美味しい」
これも・・ほんとのことだ




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先日お邪魔した銀泥彩磁 井戸川豊展15/12/14
この時購入した・・井戸川さんの作品が届いた
箱書きは・・「かいわれ文 ウヰスキー呑」
「盃」と書かずに・・「呑」とある

作家の思いが・・そこはかとなく伝わる
「盃」では叶わぬ大振りな「呑」でこそ
氷の転がる音色が楽しめるのかも・・だ
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それにしても美しい・・実にフォトジェニックだ
だから・・久しぶりに
マクロ・レンズにつけ替え・・お洒落を狙ってみた
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純度の高い銀は・・扱いの難しい彩色
その分だろうか・・上手に使えば品が良い
品性・品格・・突き詰めてゆけば避けがたく
大きな課題で・・受賞の栄もきっとそこにある
井戸川さんの仕事を拝見していて
いつも感じることなのである
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デスクに置いてあるバカラのロックグラス
ウヰスキー呑と並べてみた
こうしてみると・・径も高さも同じようなもの
氷が転がる懐の広さは一緒なのだ
「呑」でなけりゃ・・そういうことに違いない

下戸の私が言うのも・・いささか気が引けるが
酒器は容器じゃない・・多分酒呑みには友だちだ
手にするたびの存在感・・それが友情なのかも
バカラは結構重い・・でも鍵盤の沈み方をみれば
ウヰスキー呑の方が・・僅かに軽い
手にしたときの存在感・・友情の妙はきっとここだ

呑めない私が・・何故にウヰスキー呑を?
これで珈琲を飲んでみようと・・思うのだ
贅沢な朝になりそうである




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愛しき者よ!・・二人は「翼に乗ってやってきた」
丁度1年経って・・その分大きくもなり
その上・・賢くもなって飛んできた
始まったばかりの人生・・キラキラしてる
そして・・
このキラキラは・・天使だけのもの
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フリースの部屋着をとれば
大きめのパジャマは・・再来年でも大丈夫そうだ
この飛来に備え・・彼らにとっての伯母が
つまり彼らの父の姉が・・丹精込めて縫ったもの
天使たちは・・気に入ったようだ

大晦日には・・彼らの父も伯母もやってくる
静かな隠居所に・・初春が賑わう
正月は・・もうそこまで来てる

♪~モウイ~クツネルトオショウガツ?・・♪
70年前の自分を思い出すのは・・難儀だが
こんなパジャマがなかったのは・・確かだ




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53歳新人画家のNY奮闘記

オリンピックでメダルを取りたいのは・・
タレントへの近道だから・・
そんな風潮がありはしないか?
昨日まで・・アスリートだったのに・・
今日はテレビで・・キャスターに
これならまだ直結だけど・・中には
呼び捨てされてもニコニコの・・お笑い系も
ビックリするが・・これもご時世か

昨日・・テレビでこのドキュメントを見た
そういえば・・近頃見ないなぁ~の木梨クン
(私が・・テレビをあまり見ないせいかも)
知らぬ間に・・画家におなりとは

ジミー大西を思い出させるような色づかい
NY狙いが・・分らんでもない
ただ・・ジミーは「天然」でも木梨は「人工」だ
さて・・どうなるかと見ていたが

初日の行列が・・結構凄くてびっくりした
NYでも通じるのか?・・そう思ったが
最後のナレーションが・・真実を語った

「出品作品は完売でした・・ただ
買上げは全て日本人ばかりで
ニューヨークっ子は・・誰も買わなかった」

ここら辺が・・ニューヨークらしい厳しさだ
「・・まだ木梨の個性が見えてない・・」
それが評価だったらしい・・木梨の「人工」
つまり作為の質の違いが見抜かれる

タレントとしての人気は・・日本では生きるが
NYでは通じない・・才能だけがものを言う
そこへ挑んだ木梨は偉い・・それも知性
天然じゃないんだから・・才能を磨いて
また挑戦すればいい・・53歳まだできるさ




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こうして・・離陸の準備を進める飛行機
飛行のための点検が続く

やがて・・スポットで乗客を迎え
離陸して・・目的地に向かう
スポットを離れる瞬間から・・
目的地のスポットで停止するまでの時間は
ブロック・タイム・・として記録されるが
一方で・・滑走路を離れて飛びあがる瞬間と
着陸の瞬間の間を・・フライト・タイムという

パイロットやCAのキャリアは・・
このフライト・タイムが積算されるようだ
飛ぶのが飛行機だから・・当然かもしれない

人生も似たようなもんだ
生まれた瞬間から・・死ぬまでのブロック・タイム
学校を出て仕事に就いた日から・・
定年を迎えリタイアするまでのフライト・タイム
年齢とキャリアは別の時間なのだ

若い頃には・・思いもしなかったことだが
少し歳とると・・このふたつの時間が気になる
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私の場合で考えてみると・・
日々食事や睡眠に気をつけ・・毎晩4㌔歩くのは
なるべく身体の自由を確保しておきたいからで
それは・・やりたい仕事を続けるための手段なのだ
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しかし・・
フライト・タイムを充実させるのは・・結構大変だ
日々・・それとの戦いともいえる
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残された時間と・・使える時間
ブロック・タイムの全てが使える訳じゃなく
50代までのあの軽やかさは・・既にない
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決められた定年もないから・・引退がそのまま
キャリアの終焉である以上
フライト・タイムの延命は・・
できるだけ活きの良いブロック・タイムを
確保して維持するしかない

「あと何年?」・・それは
「生きられるか」ではなく・・「作れるか?」だ

決して悲観的にではなく・・
しかし・・しっかりと考えながら生きる
そういう年代にいることを・・やはり
感じないわけにはゆかない

本物の機長だった旧友の〇田君は
長いフライト・タイムを無事に終えて
今は悠悠自適のブロック・タイム
「おい蓋付きの壷作ってよ!・・黒天目がいいな」

手許の作品を見直してみたが・・やや不満
年が明けたら・・ひとつ作ろう

昨日のフライト・タイムの成果
削って窯から出して・・無事に着陸したのだった



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昨日は・・クリスマスイヴでしたが
教室は・・予定通り今年最後の稽古日で
その上これも恒例で・・
シェフ〇原の手打ち年越し蕎麦の日でした

なのに・・どういうわけか
肝心の手打ち蕎麦の写真がありません(陳謝)
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蕎麦以外にも・・
シェフは・・色々な料理を用意してくれました
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毎年・・
こうして最後の稽古日は・・お腹一杯にになります
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途中は・・料理教室みたいでもあって
「これって・・味つけは何で・・?」
質疑があったりして・・シェフ独壇場
この牡蠣も・・美味しゅうございました!
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デザートを食べると・・もう一人の専門家
お茶の先生の〇木さんの・・お点前です
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たっての私の願いで・・濃茶にしてもらいました
さすがにプロ・・充分に練り込まれ
とろっとした苦みも・・まろやかなのど越し
薄茶とは一味違う・・味わいなのでした
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やや大振りな私の茶碗で喫する〇宮さん
あの猫マグの作者です
自分で点前もするので・・作法通りに

写真にない年越し蕎麦をいただいて
今年の稽古も・・終わりました
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みんなの制作を横目に・・私も
少し・・ロクロを回しました

早朝から火を入れていた窯も・・予定通りに終わり
やがて・・工房は静かになったのでした




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かぼちゃの煮つけ・・大好きである
このところ・・しばしば食卓に並ぶ
食後のデザートのように・・大事に楽しんでる

そう言えば・・昨日が冬至だった
同じかぼちゃにゆかりの行事とはいえ
ハロウィンよりも・・冬至の方がまだ身近だ
昨日を境に・・僅かづつだが日が伸びる

歩いても走っても・・折り返し点で折り返すって
何となく嬉しいものだ・・日が伸びるそれがいい
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深い影が陰陽となり・・光っても淡い陽射しだが
一陽来復・・灼熱の夏に向かって・・
次の折り返し・・夏至を目指すことになる
冬至と夏至がハーフタイムで
春分と秋分が・クォーターってわけだ

とんでもなく無窮の宇宙にあって・・
途方もない速さで・・しかしそれでいて
針の孔を通すように正確な軌道で飛び続ける
この地球の壮大な戯れは・・日に数分単位で
明るさを取り戻してゆく・・それも奇蹟だと思う

飛んでる飛行機の中を・・杖をつきながら歩く
その飛んでる飛行機だって・・宇宙の中では
牛歩のようなものだから・・それも可笑しい

明け方の5時・・いつものように起きて2時間
外はまだ真っ暗だ・・昨日と違うとは思えない
しかし・・そのほんの僅かを重ねながら
光陰は矢のごとく・・飛び去ってゆく
ゆめ油断召さるなである・・人生は・・?



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血液検査項目が23・・基準外はひとつだけ
それもミニマムを僅かに下回る・・誤差内とか
50代以降・・最強の自己ベストかもしれない

思い当たる節といえば・・
食事に気をつけて・・暴飲暴食を避け
あとは毎晩4㌔歩いて早寝早起き・・それだけだ

こう書くと・・「長生きしますねぇ~!」と言われる
長生きかどうかは・・神さまの領域だが
私自身は・・決して長生きオタクではないつもりだ

比較的体が自由で生きてられるなら有難いが
自分のライフスタイルに不足があって
老いの身に押し寄せる生活習慣病に負けるのは
いささか美学に反すると・・言い聞かせているのだ

人生の目標は・・ギネスではない
やりたいことがやれなくなったら・・そこで終わり
そのための自重だと・・思っている

境界型の糖尿と診断された2年半前の春以来
初めて暮らし方・生き方と真っ直ぐ向き合った
無茶の効かない歳・・きちんと自覚したのだ
幸い・・糖尿病は撃退したが
それでもなお・・日々劣化する四肢と脳
大敵につきまとわれている
歩きながら考える・・これもまた抵抗手段なのだ

幼な馴染みだった浅草の主治医が逝って・・1年半
後任のDr.〇藤が継続して面倒をみてくれている
私のライフスタイルを知ってもらう意味もあって
今は・・月に一度受診してるが
一段と気心も知れてきて・・安心して体を託してる

信頼できるかかりつけの「家庭医」を持つ
少し老いれば・・これがとても大事である
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午後から・・この花器に彩色した
養生して糸を貼り・・泥彩をタップして
筆で色を差し・・糸をはずして補整
いつもの手順だが・・慣れていても手間がかかる
夕食までに・・これ一本で終わり



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極く大雑把な括りで言えば
磁器に比べて・・陶器は余り削らない
高台と高台回りを・・ひとカンナ
ロクロ目残して・・景色にするのもいい
だから・・形はロクロで決まる
そんな風に作っていた時代もある

糸抜き技法にたどり着いて・・変わった
平らなものは平らに・・丸いものは丸く
そうでないと・・糸がきれいな紋様にならない
糸を活かすための形・・だから削り次第になった

やってるうちに・・削りが好きになった
微妙なシルエットは・・削りで決まる
糸を貼ってるときに・・
思い通りに走ってくれるかどうか
表面処理の良し悪しが・・左右する

昨日・・これを削った
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挽いた直後が・・これ
昨日も書いたが・・限りなく丸い壷を作りたかった

上半分は・・殆ど削っていない
下半分を上に合わせて削るが
挽くときに・・高台の大きさを意識しておかないと
高台脇が薄すぎて切れてしまう

球形は・・ロクロに土を据えた時に決まる
細く高く挽きあげ・・根っこから膨らませる
底の張り出しは・・削りまでの支え
小さな高台を残して・・周囲を充分に削れれば
全体は丸くなる・・壷らしさを少し避けた丸壺
そんなつもりで・・挽いて削ったのだった



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何度か個展にもお邪魔した橋本忍さん
彼のブログは・・作品同様とても示唆に富んだもの
器・UTSUWA&陶芸blog
毎日のように拝見しています
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今朝(12/19)の記事に・・こうありました
『はじめは格好つけたデザインをせず
とにかく基本的な形を練習して
構造や形の意味を理解してもらいます
そこから自分の「好き」を入れていきます
そうすることで何を犠牲にして何を取ったのか?
という事を自覚できます
無自覚に格好だけをつけたものには
説得力がありません』

これは・・実に大事な助言だと思います
初心者はもとより・・プロにだって言えること
一生かけて・・考え続けるテーマです
「ウサギとカメ」のおとぎ話は生きています

「何を犠牲にして何をとったか」
つまり何も犠牲にせずに何かを手にする・・って
そりゃ虫がいいことで
常識を知らずに・・常識を破ることと
常識を知って・・常識を破ることの違い
確かな基本なしに・・
「崩れた」が「崩した」に成長することはなく
持続する自分らしさを手にすることもできません
こころから同感できる一文でした
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丸味のきれいな壷を作りたい
それだけを考えて・・挽いてます
高台を切ることで・・
もっと丸く・・もっときれいに!
数がもの言うときまで・・繰り返すことです
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昨日・・キウイ農家が作ったキウイを頂きました
さすが専門家・・実に美味しいキウイです
若い頃は・・果物が苦手でしたが
今は大好物・・感謝して楽しませてもらってます




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