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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

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土と泥の違い・・お分りだろうか?
同じものなのに・・
水気の少ないのが「土」・・水分の多いのが「泥」
成分は同じだけど・・水が多いか少ないかの違い

ロクロに乗せたのは土だったのに
暫くしたら・・何も形にならずに泥になる
初心のころなら・・誰でも思い当たること

「センセ~イ!・・この泥どこに捨てるんですかぁ~?」
「捨てないで!・・乾いたら土に戻るんだから」

どうも泥って言葉の響き・・好きになれない
幾ら水気の多い土だとしても
泥って文字の印象が悪いのだ

泥臭い奴・・俺の顏に泥塗りやがて
泥かぶる羽目になった・・いい加減に泥吐け
泥酔・泥試合・雲泥・・極めつけは泥棒
ろくな言葉がない

従って・・土が泥に変わらないように
はよロクロ巧くなってぇ~!なのである

そそ・・ひとつだけ「泥」の美談
「泥む」と書いて・・なずむと読む

「半ば泥みて・・半ば泥まず」
これを号にしたのが川喜田半泥子さんである
半分は作陶に没頭しながら・・しかし残りの半分は
冷静に自分を見つめる生き方
陶工でありながら・・銀行家でもあった半泥子さん
「泥」にも素晴らしい意味がある

生涯に二万個もの茶碗を挽きながら
そのひとつだに・・商いにはしなかった
そうした伝説は・・泥みて泥まず
半泥に生き・・半泥に死んだ
稀代の名工に相応しい号だと思うのだ



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by touseigama696 | 2015-01-31 21:35 | ○陶芸雑感 | Comments(2)
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昨日は・・一日中立ちっぱなしでした
腰を痛めないように高さを調整しますが
そんなとき・・このコンテナがとても便利

大きな作品に・・細かい作業をするときは
小さいものと違って・・無理な姿勢が必要で
座ったままだと・・どうしても上体が窮屈
体の軸を・・細かく左右に動かして・・
なるべく真っ直ぐな姿勢で続けるのが楽です

特に長時間になるときは・・「立って」が秘訣
立ってることに疲れたら・・
ちょっと坐って休憩で済みますが
坐ったままで腰を痛めると・・
立てば治るってわけにはゆきません

だから・・長い時間根気を維持したいときは
準備に手間をかけ・・一旦始めたら
リズミカルに進められることを・・心がけます

障害は・・疲れより痛み
とりあえずで始めず・・丁寧に準備することです
ここでも「急がば回れ」・・は生きています


予想をはるかに超えたバリ始末
最初からやり直そうかと思ったりしましたが
これを補整できるかを試してみるつもりで

昨日は終日・・立ちっぱなし
やっと半分処理しましたが・・もしかしたら
これでも・・やれば何とかなる
そんな気がしてきたことは・・収穫かも

直せる自信がつくと・・
始める時に・・結果を恐れなくなるものです
解ってないことばかりですから
作れることと同じくらい・・直せること
その技術と根気も身につけておかないと・・
そんなことを考えた一日でした



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by touseigama696 | 2015-01-30 04:35 | ●工房便り | Comments(0)
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本気で仕事すりゃ・・
どうしたって・・こういう日もある

昨日は・・日課を歩けなかったし・・
10時に寝られもしなかった

好ましい暮し方と・・望ましい仕事
そこには・・多少の矛盾も含まれる
折り合いをつけて・・両立させるのが
人間の知恵ってもんかと・・

矛盾と言えば・・こんな言葉がある
「最高の官僚は・・最悪の政治家である」
古い社会学者マックス・ウェーバーの言葉だとか

こう論じた時代背景が違うのは承知してるが
何となく解るような気もする・・どうしてかと言うと
「最悪の官僚は・・最高の政治家である」
こう置き換えても・・それでも何となく解るからである

でも困ったことに・・
官僚が政治家になるケースが・・今も昔も結構多い
現実的には・・必ずしも悪いことじゃないが
最高の官僚と最高の政治家は・・同時には存在しない
こうなってもらっては・・もっと困る

(官僚以外の出身政治家が・・優れた政治家になれば
それはそれで・・一つの解決ではあるが
それも・・決して容易な道ではなさそうでもある)

今の世の中・・確実に分かることは
これだけ難題が目白押しともなれば
どうしたって優れた政治家と優れた官僚が
力を合わせて・・渾身の最善を尽くす必要がある
そういう時代になっちゃったのだ

マックスウェーバーの矛盾を解決するための
ひとつのキーワード・・つまり
最高と最悪を同時に包含できるカテゴリーは
「桁外れ」とか「型破り」
桁外れの政治家が・・型破りの官僚と組む
そうしたユニットの出現を・・少々不安だが
願わざるを得ない難問続きである



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by touseigama696 | 2015-01-29 06:57 | ●エッセイ | Comments(0)
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山手線大塚駅は・・そのすぐそばを
今では数少ない都電が走っています

ここから池袋まで・・歩きました
近頃・・約束の場所の一つ二つ手前の駅で降りて
時間までに着くように・・歩きます
約束まで1時間あれば・・結構歩けます
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昨日も・・5kmほど歩いて
予定通り・・4時に池袋に着きました
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数カ月に一度・・レトロが漂うこのスナックに
その都度・・入れ代わり立ち代わりですが
例の同級生たちが10人ほど集まります
この雰囲気が・・私たちの時代そのもの
ぴったりでとても居心地がいいのです

この店をアジトにしてる〇見クンの・・お声がかり
夕方の4時から8時まで・・
ここらへんが古希の集まり・・いいでしょ!
他の客が来る前の貸切りみたいなもん
気兼ねせずに・・飲んで食べて歌い放題なのです
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ここでは初顔の〇田君・・まだ現職の大学教授ですが
歌が上手いのにびっくり
聞けば・・学生たちとつるんでるらしいのです
そのせいでしょうが選曲が若い・・ずるいです

ともかく・・同級生たちはよく集まります
「採血クラス会」あり・・第三金曜日の「サードフライ」
それに「カラオケ」・・他にも誰かの慶弔の慶を探しちゃ
集まってきます・・死んでる暇がありませ~ん

次回は4月・・その場で日程も決められちゃいました
殆どが年金世代・・たいして忙しいわけじゃありませんが
それでも忙しい日々にするために・・予定は早め
どうやらそういうことみたいです

「それに5月10日に・・柴又帝釈天に詣でてから
桃青窯によって・・工房風景を覘くことにしたから
そっちも予定にいれといて!」

半年も先の話・・書いとかないと忘れそっ
そういうわけで・・工房も大掃除しとかなきゃだし
ぐい呑みの類は・・隠しとこかな
「・・これいいね・・もらっとこ!」
もうすでに・・悪魔の声が聞こえてきます
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出かける前に・・ひと仕事
マスキングの済んだ皿に・・色を乗せます
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白くみえるところが素地で・・黒はマスキングテープ
素地に黒を塗り・・黒のテープをはずすと
反転した白黒模様に変わります

能率的になら・・
平刷毛で広く塗ってしまいたいとこですが
テープと素地の接点に出るバリを減らすため
一本一本丁寧に細筆で重ね塗りします

面倒ですが・・結果のためにやっていること
補修を減らすためなら・・何でもします
何度も失敗を繰り返して・・確かめたことは
「急がば回れ」・・これって実に深い教えです



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by touseigama696 | 2015-01-28 05:21 | ●畏友交遊 | Comments(2)
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この土塊の天辺に穴を開け・・高く挽きあげて
それを倒せば・・
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皿になる・・これが皿を作る方法とか手段
皿作りが上手くなるためなら・・これを繰り返せばいい

しかし・・それが陶芸が上手くなる手段とは言えない
そこで例えば・・大きな器が挽けるようになると
結果として・・小さな作品の質が良くなるよ
こんな風に考えると・・単なる「手段」が
全体に関わる「方式」に変貌する

「メソッド」というのは・・方式と考えるのがいい
鈴木メソッド・・有名なヴァイオリン上達のための方式
こんな使い方をするのだ

大きな目的に向かって
それが叶うために必要な幾つもの手段を
過不足なく身につけてゆく「流れ」・・
それがメソッドなのだ

技術を教えるということは・・
単なる手段を教えることじゃない
手段を通してメソッドを理解し・・
大きな目標に向かう意欲を育てることだ

メソッドは・・一つしかないわけじゃない
教える人間の数だけあるかもしれない
より効果的で・・受け入れられる魅力があるか
指導者の真価を問われるところである
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昨日・・こんなことしながら
でもしっかりと・・テレビで錦織クンのテニスを見た

全豪四試合目で・・初めて少し安心して見られた
そしてしみじみ思うのだが・・ほんとに強くなった
メソッドに思いがいったのは・・そのことである

この数年・・彼の活躍に注目していた
去年までは・・幾つかの不満があった
スタミナがない・・だからかもしれないが怪我が多い
そして・・試合の流れを変えられるサーブに決定力がない
一方で・・安定したストローク・・ショットのスピード
機敏なフットワーク・・冷静でクレバーな頭脳
魅力も沢山もっている・・勝てる選手になれ!

そう思ってきたが・・去年の全米を契機に
びっくりするほど変貌を遂げた

多分・・マイケル・チャン・メソッドによるのだろう
錦織クンの・・持ってるもの足りないもの
それを正確に分析し・・何をどれだけ努力すべきか
きっちりと説得したに違いない

上に書いた弱さは・・殆ど消えた
一試合で・・サービスエースが20本近くなんて
数年前には考えられないことだし
フルセットでも充分戦略的に動けるから
相手に与える心理的ストレスは・・以前の比ではない

彼は・・きっともっともっと強くなる
去年から手にしている結果が・・
果たした努力に見合うのを知ったからだ
マイケル・チャンが教えたのは
テニスの技術ではない・・勝ち方なのだ
努力を支えるのは・・量でも時間でもない
やるに値する目標を持つことである

木刀もって「頑張らんかい!」の世界じゃない
トップ10とか・・ランク一位とかが
どんな領域で・・どんな生き方を求めてくるのか
もし・・そうなりたいならきちんと理解しろ
それがマイケル・チャンのメッセージなのだ

6-3 6-3 6-3・・ストレートで勝った
ベスト8・・ここからは別世界
でも・・彼がもつもう一つの魅力が生きれば
きっと戦えると思う・・「チャレンジャー精神」
格上に向かうときの彼の強さが・・それだ

「もう負けそうな相手はいなくなりました」
誤解すれば傲慢な科白だが
挑戦者精神とは・・そういうもの
これもきっとマイケル・チャンコーチの教えだ
それでももし本音を聞けば・・今まで通り
「憧れの選手たちです」・・そう言うに違いない

一方・・フェデラーもジョコヴィッチも
「錦織は強くなったね・・厳しい試合になりそうだ」と褒めている
訊ねられればそれが格上の常套挨拶・・もし彼らが
「錦織には負ける気がしないよ!」とでも言ったら
自ら・・格下になってしまうことになるのだ

しかしここでも彼らの本音は・・「まだまだ負けてなるものか」
それがNO1のプライドなのだ

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傷ものだけど・・
コントラストのバランスを見たくて・・焼いた
まずまずだと思いながら・・復帰第一戦はもうすぐ
急がねば・・である

負けそうな相手ばかり・・トホホ
言うとやるとは大違いかもしれない



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by touseigama696 | 2015-01-27 06:16 | ●エッセイ | Comments(0)
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錦織クンが活躍すると・・仕事が捗らない
同感!!・・って聞こえてきそうだ
どうやら今日も・・昼から試合するらしい
どうしたって・・TVに釘づけになる

テニスって・・意外に長丁場
サッカーは90分・・野球だって精々2時間
でもテニスは・・接戦すると3時間近い
よくもまぁ・・独りで戦えるものよである

しっかり見ちゃうと・・
「いっけねぇ・・仕事ができなかったじゃん!」 
後悔しながら・・でも見ちゃう

今・・錦織クンが一番面白い
ヒヤヒヤで始まりながら・・
いつの間にか・・圧倒的に勝つ

一試合の中で・・自分の調子を作りながら
「オレが勝ってたはずなのに・・?」
そう思ってる相手が・・「なのにオレが負け?」
腑に落ちないだろうな・・そういう試合が続いてる

振り返ってみると・・歴代トップ10の選手たちに
共通する資質は・・この負けそで負けないしぶとさである
偶然や幸運に頼らず・・自分で勝ち方を見つけて勝つ
ほんとの強さはそれなのだ・・そして
それができはじめた錦織クンは凄い・・そう思う

今日も午前中にしっかり仕事しといて
呵責に悩まされずに・・TVを見ることにしようっと!
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糸貼りが済んだ作品に・・色を乗せ
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その糸をはずして・・バリを整理する
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剥離した隅を・・極細の面相筆で補正する
昨日も・・窯焚きながらこれをしていた

一個一個・・やっつけるしかない
集中と根気だけが頼りなので
ラジオはいいけど・・テレビはダメ
もっとも・・テニス中継をラジオでって
聞いたことないな・・




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by touseigama696 | 2015-01-26 05:52 | ●工房便り | Comments(0)
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お天気に恵まれた昨日の昼
教室の新年会を開きました
川向こうの柴又帝釈天・・お参りもしました
1月も終わろうとしていますが・・ここは
いつでも賑わっています

私にとっては・・子ども時代の庭みたいな場所
故郷にきたようなものです
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参道に面した老舗・・川千家での会食
工房での日々とは違った・・華やかなみんな
時々は・・これもいいもんですね

ところで・・左列三人目の松丸さんが
みんなにこれを配りました
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彼女の初個展のDMです
「生徒の個展」は・・初めてのことですが
やはり・・感慨深いものがあります

もともと彼女は・・手捻りではプロ活動をしてきましたが
ロクロ技術を伸ばしたくて・・私の教室に入会しました

写真の皿は・・ロクロ挽きしたもの
そして・・去年あたりから解放した
糸抜き技術で・・作ったものです

以前に禁断の木の実で書きましたが
長いキャリアがあっての制作ですから
さすがにツボが分かってるんでしょう
うまくまとめた作品になっています

京橋の千疋屋ギャラリー・・
残された2週間・・最後の追い込みだそうで
必死で作ってほしいものです
それが・・また新しい力になってゆくはずです



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by touseigama696 | 2015-01-25 05:54 | ○陶芸教室 | Comments(0)
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この大鉢は失敗作だけど
発色の調子を見るために・・焼く予定でいる

黒土に白化粧してあるが
同じことを・・白土に黒の化粧で作る場合もある
言うまでもなく・・結果はリバーシブル

使い分けの根拠は・・
糸を剥がした後の素地の色をどう活かすか
黒土の場合は・・強い印象になるし
白だと・・柔らかい表情になる

但し・・結果がリバーシブルってだけじゃなく
やってる最中にも・・リバーシブルが起こる
この写真は・・化粧して糸を剥がしてあるが
素地が白だと・・白黒は反転する

簡単に言うと・・出来上がりはポジになるが
作業してる間はネガで見てる・・ということ
あらかたは問題なくても・・模様の接点が
白・黒の違いで・・印象は大きく変わる
それを想像しながら進めるってのが・・やや厄介
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同じ色見本を・・白・黒二枚作る
発色には大きな違いはないのだが
コントラストが反対なので・・効果予想には二枚要る

白黒のモノトーンが多いのに
予定通りに仕上げるのは・・パズルみたいでもある
段々ボケてゆく頭には・・いささか不安な作業だけど
それがボケ防止になれば・・でもある
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この手の仕事になると・・
作業中をどこで保管するか・・頭が痛い

廃校の空き教室を工房に借りてぇな!・・
そんなことを考えた時代もあったっけ
そこ退けそこのけ・・お皿が通る!・・である




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by touseigama696 | 2015-01-24 05:38 | ●工房便り | Comments(4)
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昨日は・・私の書き初め
久し振りに・・緊張して箱書きしました

ところで今朝も・・3時半に起きました
BSで流れてくる70’洋楽グラフィティーを聞きながら
いつもの・・朝です

「今までの生活習慣を・・劇的に変えて
夜は10時ころには寝て・・3時半に起きる」

こう書くと・・いかにも意志的みたいだけど
昨晩・・大皿に糸を貼っていて
ふと・・逆説的真実に気づきました

「早寝して早起きする」は・・真実じゃない
「早起きすれば・・早寝するっきゃない」
こっちがほんとなのです
意志じゃなく・・本能とでも

9時過ぎたころには・・貼ってる糸が踊りだして
ガクンと意識が落ちそう・・要するに眠いのです
だから格言にするなら・・
「早寝早起き」じゃなく・・「早起き早寝」にすべきかも
早起きだけ推奨すれば・・早寝は必然というわけです
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9時過ぎまでには・・貼り終えた大皿
実は・・眠くなくても模様が動いて踊りだします
多少は・・それが狙い

ただし心地よい揺らぎの範囲にいてもらわないと・・
そこらへんを課題に・・色々とやってみるつもりなのです



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by touseigama696 | 2015-01-23 04:55 | ●エッセイ | Comments(2)
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この糸抜き波状紋の作品で・・
出品を繰り返してた頃
高校時代の同級生三井君から・・
手紙が届いたことがあった

「入選作・・展覧会場で見たよ
多分・・お前は気づいてないと思うけど
あの波状紋は・・実は私の専門領域でもある
フラクタル幾何学で説明できる規則性があって
それが・・あの紋様の表現の根本なんだよ
いいとこに目をつけたと思うから・・頑張れ!」

ユークリッド幾何学なら・・多少は習ったが
フラクタル幾何学という学問は・・まさに
彼の言うとおり初耳だった
びっくりしながら・・「これ贈呈するよ!」
と送られた著書を読んだが・・だからといって
なるほどと言えるほど・・簡単な学問じゃない

ただ極めて大ざっぱに理解すれば・・
こういうことのようである

「全体にまるで脈絡のない・・不規則紋様の
その一部を切り取って・・別の一部に挿入しても
そのまま溶け合って不自然でない紋様」
それがフラクタル図形ということらしい

ユークリッドに基づく規則性の明確な幾何紋
それに比べたら・・まるで不規則な波状紋に
こうした視点で見る美学があるのを知って・・
驚愕したのだった

知らぬこととはいえ・・こうした学問的な裏づけが
その先の励みになったのは・・言うまでもない
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数年前この著作もいただいた・・彼は
構成学を専門とする筑波大学の芸術学系教授
いってみれば・・造形学の専門家である
同級生のよしみ・・有難い助言と激励なのだった

転居騒動から解放された・・今
改めて・・この本で学ぶものを考え始めている
オーガニック・・有機的なデザイン
それは・・フラクタルでの波状紋もきっと含まれる

だから波状紋から離れても・・新しい展開は・・
オーガニックであるべきだと思うのだ
彼の著書には・・こうある

有機的形体には・・ふたつあって
現実的形体としての・・有機的形体
観念的形体としての・・有機的形体
前者が・・あるがままの動植物の自然なシルエット
後者は・・人間が作る滑らかな曲線に包まれた形体

私が・・やろうとしてることは後者
そのままでは自然界にはないが
この手で作り出す柔らかで・・
滑らかな曲線が・・器の上で揺らぎ
穏やかな生命感につながってゆく
そんなイメージを描いて・・
試行錯誤の毎日なのである
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これが・・そう見えてくるか
始まったばかりだが・・
それを叶えるための
糸貼りの技術も・・
上げてゆかねばと思っている




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by touseigama696 | 2015-01-22 05:31 | ○陶芸雑感 | Comments(4)