<   2014年 09月 ( 28 )   > この月の画像一覧

d0085887_783732.jpg

一昨日まで・・
私の居室のコックピットは・・こんな感じ
南面の窓に向かってデスクを置いてました

ところが・・あまりにたっぷりと陽射しが良いので
日中は・・モニターがとても見にくいのです

転居前の旧家時代・・古いけど大きな家でしたから
開口窓が少なく・・光りを求めて天窓を作ったりで
どちらかと言えば・・暗い家だったのです
ですから・・最初のうちは嬉しかった豊かな陽射しも
近頃は・・目に毒と思うほどで
この際・・模様替えをして目をかばうことにしました
d0085887_79070.jpg

東面の窓を正面に・・配置換え
この窓はブラインドなので・・遮光できます
やってみたら・・この方が目に楽です

移動した分・・南面にリクライナーを置き
冬になったら・・日向ぼっこでもします
d0085887_791130.jpg

旧家から持ってきた大きなデスクは処分
ちょっとおしゃれなパソコン・デスクに乗り換え
小さいけれど・・機能的には十分で気に入りました

色々こだわって居住性を作るって
癖とはいえ・・案外楽しいものです
終の棲家・・それらしくしてゆきたいものです




人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
[PR]
d0085887_14101333.jpg

私の工房は「桃青窯」という
築窯して独立したときそう命名した・・わけありである

桃青とは・・芭蕉の若い頃の俳号
俳句好きだった母親が・・家業の薬局の傍ら
祖母に任せていた茶舗の屋号を・・桃青園と名づけていた

その祖母が亡くなって・・桃青園は閉店したが
そのまま放って空き店になっていた
暫くは二階の住まいで陶芸をしていた私が
独立を機に・・この空き店を工房にすることにした
その折りに桃青園を踏襲して・・屋号を「桃青窯」に決めた

晩年の親父に・・「窯名を揮毫してほしい」と頼んだ
半日ほど・・書斎にこもって何枚となく書いていた
別段書家ではないが・・そこは明治の男
筆をもてば・・それなりに風格のある字を書く
工房の記念にもしたかったのだ

上の写真は・・親父の筆跡である
これを・・新しく石に彫って銘板にすることになった
「お前の新しい工房の祝いに・・作ってやるよ」
石材店の萩〇さんは・・地元の古い友人
ご好意に甘えることにして・・書体をこれにしたのだった

工房の入口脇に掲示するつもり
母が好きだった「桃青」を父の書で・・
旧宅にほとんどの物を処分して転居したが
この銘板が・・ふたりの思い出になるのかも・・



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
[PR]
d0085887_531023.jpg

いつものように・・ふと目覚めた夜明け
点けっぱなしのTVが映画を放映していた

「・・正しいことを繰り返しなさい・・」
羊飼いらしき老人が・・主人公たちに向かって
そう言い放つ場面が・・唐突に目に入った
暫くして・・映画は終わった・・もしかしたら
その場面がクライマックスだったのかもしれない

「正しいことを繰り返しなさい」
映画のことは何もわからなかったが
この言葉だけが・・ズシンと胸を突いた

「正しいこと」「繰り返すこと」・・この二つのキーワードで
忘れられない出来事がある・・あるプロゴルファーの話
私が作っていたレッスン番組で・・こんな話をしてくれた

「ビギナーに一番大事なことは・・
正しいスウィングを身につけることだが
そのための正しいフォームは・・一番窮屈なフォームでもある
だからその苦しさに負けて・・楽なフォームにずらしてしまう
よくあることなんだが・・ここが大事な分岐点

窮屈でも正しいスウィングを・・我慢して繰り返していると
いつか・・それが一番楽なフォームになってることに気づく
それが・・基本のマスターってことなんだよ
ここまでは・・スコアメイクのことは忘れて
ただひたすら・・窮屈なフォームを繰り返すだけ
苦しくても変えちゃだめ・・正しいことを繰り返しなさい」


正しいこと望ましいことって・・大抵楽にはできないもんだ
自己抑制という縛りの中で・・少しづつ身に着いてゆく
楽なこと・・容易なこと・・面白おかしいこと
これに明け暮れれば・・人生だってガタガタのスコアに終わる

人生にも基本がある・・正しいことを繰り返しなさい
どこにいて・・何をしていてもみんな同じだと思う

勿論陶芸もそうだ・・菊練り・芯出し・土殺し
どうしたら・・省略して楽にできるか
悪魔のささやきに・・耳を貸してはならぬというわけである

映画のことは・・後から調べたら「草原の椅子」
レンタルできるなら・・ちゃんと見てみたい




人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
[PR]
d0085887_0573297.jpg

色々な線紋を考えたり試したりしてるが
同時に・・言わばこの技法の出発点でもある「波状紋」
これはこれで・・生かすべき応用を考えている

素材として溜めないと・・いざと言うときに試せないので
合間を縫って・・糸を貼る
この10年で・・何枚貼ったろうか?
始めれば・・手慣れているのは当然かも

先日も大皿一枚焼いたが・・これは思惑外れの大失敗
窯からそのまま割って物原行き・・大きなゴミになった
小さなピースで試せるものもあるが・・
実物大でないと効果が分かりにくいのもあって
こうした無駄がつきものの・・非効率な世界でもある
d0085887_0574992.jpg

でも・・技術の前進・進歩には
こうした無駄の数も含まれているから
惜しまないことにしてる

作るたびに大成功の陶芸なんて・・ない
数知れぬ失敗の山は・・バッテリーみたいなもの
ハッとする一枚のために・・充電してるんだろう

この皿で試してみたいことは・・分かってる
頭の中にイメージもある・・だから
思いがけない結果がほしいわけじゃない
イメージ通りに焼けて・・それがいい
そう思えれば・・それが成功なのだと思う



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
[PR]
d0085887_2341857.jpg

新築の祝いにと・・お花をいただいた
洒落たスタンドがついていて
目線のわずか下で・・花が輝いて見える

あまり意識したことなかったけど
この「高さ」が・・思いの外効果的なのに気づく
d0085887_2343333.jpg

花を床に置いてみれば・・なおのことよく判る
これでは・・花がかわいそうだ

ただ・・もしここが畳の部屋ならまた違う
膝をつけば・・この高さのほうがいいだろう
結局・・高さは姿勢との関係で決まる

時々・・和室を利用した個展と行きあう
身体の都合で・・しゃがむことの苦手な私は
つい・・立ったまま鑑賞しようとして
高さに不満を抱いてしまう

しかし・・展示された物にとっては
その高さの方が・・美しく見えることだってある
物を基点にするのか・・それとも視点が先か
高さ・・も悩ましいとこがあるもんだ
d0085887_2344336.jpg

昨日の夕方・・松戸の伊勢丹に出向き
作品の展示替えをした
「甘味茶房みつや」で・・7月から展示されてるが
そろそろ秋模様・・それらしくしたくなったのだ

箪笥の天板を生かしての展示
これはこれで・・立ったまま見やすい高さ
花のことを思いながら・・そんなことを考えていた



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
[PR]
d0085887_524346.jpg

出典は忘れたが・・白洲正子さんのエッセイの中で
「私は幼いころから・・いい器で食事をさせてもらいました
伝来の優品を使って食べる・・それがどれほど私の血肉になったか」
そんな意味のことが書かれていた

伯爵家の令嬢・・少しも不思議な暮らし向きじゃないが
それが・・自分の血肉となったと感じる感性を育んだのは
娘への両親の思い・・にあるのだろう
ほんものには・・本物に固有の特別な威力がある
それが分かるには・・危うさを越え手に取って使うこと
白洲正子の人生を貫くものは・・きっとそこだ

伝来の優品を手に入れるのは・・勿論高価な贅沢
でも・・それを使って壊すかもしれないことを許す
その贅沢は・・金銭を越えて人間の資質を育むものだ
集めて飾るだけのコレクションは・・美術館でもないかぎり
美への贅沢の・・ほんの一部でしかない
子どもに残すものは・・物ではなく
使う勇気・・使わせる勇気
本物の威力に負けない感性を育てることだと・・思いたい

別の誰かが・・「ほんものを使わせると
乳飲み子でもない限り・・子どもだって
物を大事にするようになるもの・・心配するほどに壊れない」
・・そう書いてた

育てるとは・・信じること
もしかしたら・・今の教育に不十分なことはそれだ
d0085887_526208.jpg

これは・・私が持ってるヴァイオリン
10歳のころ・・父親が買い与えてくれたものだ
身体が大きかったから・・大人用のサイズ

亡母によれば・・
「戦後まだ貧しかったけれど・・お父さんは
一か月分の報酬を丸ごと使って・・これを買ったのよ・・」
イタリアの古楽器というわけじゃないが
それでも・・子ども用の稽古ヴァイオリンではない
「良い材料を使ってるから・・鳴らせばまだ鳴りますよ」
いつだったか手入れを頼んだプロショップの主が
そう言ってくれたのを思い出す

今では・・巧く鳴らすことはできないが
だからといって手放す気はない
ヴァイオリンニストにはなれなかったが
ほんものの威力は・・沢山教えられたからだ

いずれ・・もし孫が稽古したくなるようなら
勿論・・譲ってやろうと思う
ふたりの孫は・・ふたりとも男の子
さて・・どうなるだろう?



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
[PR]
d0085887_4113626.jpg

正式には何というのか・・パッチン亀板
裏板に留め具がついていて
取り外しが実に簡単・・便利と言えば便利
d0085887_4115952.jpg

この上でロクロを挽けば
生ま器に触れずに・・ロクロから外せる
歪みやすい作品を量産するときの必須アイテム

私は・・この便利を使ってこなかった
面倒でも・・粘土を接着に轆轤盤と亀板をつないでいる
たまたまこれを数枚いただいた
買えば結構するもの・・有効に使いたいと・・
親亀の上に・・更に子亀を乗っけることを思いついた
d0085887_4121724.jpg

早速・・ポン友の大工クロちゃんの工房に出向いた
ここには・・大抵の道具が揃っている
頼もしくもありがたい友達なのだ
d0085887_4124481.jpg

親亀に・・三点のダボを埋め
子亀に・・そのダボを受ける穴を開けたいのだ
そうすりゃ・・取り外し自由で固定できる

親亀の上の子亀板で小品を挽けば
場所を取らずに・・子亀板を並べられる
水挽きでなく・・団子で成形するときはそれが便利
蓋物のように僅かな歪みを嫌えば・・これに尽きる
d0085887_4149100.jpg

そもそもは・・クロちゃんの工房で見つけたこの子亀板
「余ってるから・・要らないよ!」・・植木プランターの部品だとか
頭がクルクルと回って・・子亀板を思いついた
「しゃんめい・・使ったるよ!」・・エラそうにそう言って
50枚ほど・・私の工房に持ち込んだ
d0085887_41349.jpg

この50枚に無事に穴が開けば・・願ったりだ
ところが・・この日失敗した
ダボと穴が・・どうしても合わないのだ

原因は・・多分ふたりの老眼
穴を開けるドリルが・・芯を食わないのだ
夕方の工房は・・ややうす暗がり
「だめだ・・明るいときにやるべ!」
そういうわけで・・出直すことにしたのだった

それにしても・・有難い友達で
こうして廃物利用が・・新しい便利を生んでくれる
道具作りの工夫は・・楽しいものである



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
[PR]
d0085887_6304885.jpg

「センセッ!・・もうご覧になったんですか?」
土曜日の教室でそう聞かれて・・思い出しました
会期がいつか・・忘れてました
自分が応募してないと・・そんなもんなんですね
慌てて昨日の日曜日・・朝いちで三越へ行きました

お馴染みの作家の作品を・・じっと見てると
直感的に思うことは・・おいてけぼり
私は停滞してるけど・・みんなは前に歩いてる
その差を・・この先縮められるんだろか?

確か・・去年も似たようなこと書いた気がする
調べたら・・去年も同じ21日に訪ね
「おいてけぼり」と題して・・書いてました
ここにコピペしたいほど・・同じ

「日本伝統工芸展」
転居のために失った2年間は
簡単には取り戻せませんが・・
それでも・・またここに向かって
新しい挑戦を始めることにしたのです
d0085887_63195.jpg

目が覚めたら・・丁度この試合が始まるところ
田中マー君の再起第一戦とか
厳しいプロの世界での復帰・・
厳しい緊張を強いられたでしょう
分かるような気がして見ていました



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
[PR]
d0085887_5245345.jpg

「サードフライ」・・
三塁手が捕球した飛球のこと・・野球用語である
だから・・この言葉を合言葉にしたのは・・
母校の野球部OBの連中である・・それも同級生

「サードフライ」・・読みようでは「第三金曜日」
毎月第三金曜日に会おうぜ・・という合言葉なのだ

昨日が今月のサードフライ
私は野球部OBではないが・・近頃は
来られる者は誰でも来いよ!
毎月第三金曜日の夕刻・・そこに行けば
誰かがいて・・しばし食べて飲んで喋って
旧交を温めるという寸法

古希も・・ふたつほど過ぎれてみれば
いつ異郷へ旅立つやもしれず
会えるときに逢っておこうぜ・・というわけだ
実際・・この半年で三人の旧友を失ってみれば
あながち・・大げさな話じゃない

夕方5時・・銀座7丁目ビヤホールライオン
これだけが決まり・・招集も出席申込みもない
阿吽の呼吸で集まる者・・毎回20名近く
13歳から18歳までの中高6年間は
阿吽を育む素晴らしい時間だった

折角の会食・・胃袋の調整も兼ねて
早目に家を出て・・どこかから歩いて出向く
これは私だけの掟・・昨日は舞浜からにした
言わずもがなのディズニーランド入口駅
我が家からは・・電車で2~30分足らず
なのに・・降り立ったのは初めてである
勿論・・ディズニーランドに入ったこともない
高いところと落下するものは・・好きじゃない
多分・・生涯行くことはないだろう

ここから歩いた・・
気持ちの良い秋晴れの昼下がりだった
d0085887_525975.jpg

ところが・・この旧江戸川を渡れる橋が遠い
城が見えながら・・江戸の入口探しみたいなもんだ
やむなく電車で数駅・・関所をくぐって門前仲町へ出た
ここからなら・・約束の時刻までに着きそうだ
永代橋を渡って・・日本橋経由で銀座まで
悠々の余裕で・・ライオンに着いた

やはり20名近く集まった
来月・・「死ぬまでに言っておきたいことがある」
とかの本を上梓する〇橋君の話題でひとしきり
「来月来いよ・・おれの印税で奢るから!」

会食ともなると・・つい食べ過ぎる
帰路も・・人形町までの3キロほど歩いた
個人データで設定した万歩計は・・17km
来月は・・どこから歩こう?



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
[PR]
d0085887_529794.jpg

旧工房で殆ど処分した素焼き類のうち
仕事再開で使えそうな幾つかの・・
花器類や茶碗を・・新しい工房に持ち込み
彩色のテストを始めています・・この丸壺もそう
作品でもあるけど・・色見本でもあります
特に・・下地色との混色がどうなるか
加減を計りながらの・・試行錯誤が続いています
d0085887_5292537.jpg

色見本ピースを作って試せばいいようなものの
現物の方が・・デザインやレイアウトの試しにもなり
ついついあるものを利用することが多いのです

展覧会で使えそうなもの・・個展でのほうがいいもの
その見極めをきちんとしながら・・
新しい展開が見えてきてほしいものです

晩学陶芸の弱点は・・時間との戦い
理詰めで間に合わないものを・・
どう直感で近道するか・・欲張りを承知で
為に生じる無駄と同居しながら・・悪戦苦闘です



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
[PR]