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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

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コックピットに座って・・この作業を始めると
これが日常だと・・思えてくる

これしかしないわけじゃないけど
これしてると・・こればっかりの10年だった気もする
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いつだったか・・
嬉野の名手小野隆治さんの言葉を思い出す

「今やってることに・・飽きることもあるけど
飽きてきた頃からが・・実はホントの勉強なんですよね・・」


今では・・私の座右で大事な言葉である
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糸を貼るために・・
そこだけを残して養生するのが・・準備
手間のかかる準備だが・・これをしながら

「さて・・どう貼ろう・・?」
一本目を貼って・・作業が始まる
難しいのは・・「変える」こと

変えよう・・変えようとして同じになってしまう
それを繰り返しながら・・
それでも少しづつ・・変化への足がかりが見つかるのだ

じっと我慢して・・繰り返す
小野さんの言葉を思い出すのは・・そういう時

この皿は・・磁土である
糸が食いついてくれるのか
少し心配したが・・大丈夫そうだ

先へ進もう・・・





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by touseigama696 | 2012-10-31 08:30 | ○陶芸雑感 | Comments(2)
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10月も終わろうとしている
思えば・・
年が明けて間もなく・・個展のオファーがあって
半年は・・あっという間に過ぎた

無事に会期が済んで・・かなりな消耗を感じた
厳しい残暑の中で・・その後の注文制作に手間取った
やはり・・体力が落ちてきている
集中は精神力ではない・・体力なのだ
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どうにか約束の全てが・・終わりつつある
陶芸の仕事で・・
一番手間取るのは・・窯の段取りである

少量多品種となると・・窯のやりくりに工夫が要る
酸化・・還元・・温度・・分量
幾つかの条件で・・窯詰めを考えるが
なかなか・・適当な量の窯の重さは難しい
窯が大きければ・・なおのことである

大小三基の窯を使っていながら
思い通りにならないもどかしさ
急ぐものを・・どうこなしてゆくか
いつでも気がかりなのである
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お食い初めのセットも・・削りまでは済んだ
これは・・これだけで豆窯で焼くつもり
加飾に少し時間がいるが・・
11月末までの約束・・大丈夫そうだ

もっとも・・その頃になれば
来年の公募展の締め切りが迫る
また違ったプレッシャーがかかってくる
結局・・毎年追いかけられて走りまくることになる
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日中・・千葉の三越に納品した帰り道
昼食に・・ラーメンを食べた
熱いスープが美味い・・夏のつけ麺は終わった
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一風堂・・豚骨系の博多ラーメン
そういえば・・昨晩もラーメンだった
地元の美春・・ここは札幌ラーメン

珈琲とラーメンが欲しくなると・・秋だ






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by touseigama696 | 2012-10-30 00:25 | ●工房便り | Comments(2)
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この白磁の作品は・・
私が最も敬愛する若き陶芸家のひとり・・
和田的(あきら)さんの手になるものである

純白は・・曖昧を許さない
ストイックなまでに追いつめた面の交差は
一条の閃光の拡散の果てに・・
茫洋として・・柔和な優しさに包まれる
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同じ陶葉会の仲間であり
息子よりも若い・・清新な若者なのだが
こと陶芸の道でいえば・・
遥かに先達の俊才と・・一目二目を置く存在である

今日が初日の・・寛土里での個展
敬意を表し・・スーツに着替えて出向いた
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作陶の成り行きは・・多少なりとも聞いているから
これだけの作品・・いつ作ってるの?
驚異の集中の為せる業である
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おそらく年単位で・・工房に籠り
陶芸のロクロ挽きと・・学生時代の本分・・
彫刻の削りの技のコラボレーションに
明け暮れの日々に違いない
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もしひとカンナ・・力のベクトルが狂えば
一本しか設計し得ない直線にも曲線にも
取り返しのつかない破綻が生じる

やり直しのきかない作業は
リスクを受け入れる覚悟の中でしか成立しまい
それだけに・・この時期の没我のストイシズムが
彼の将来にどれほどのポテンシャルを培うのか
量り知れないものがある・・と思う
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このところ・・しばしば話題の
透光磁練上げの寵児・・室伏英治さんと
そのスタッフのみなさんと同席
珍しく・・記念写真というわけである

二人とも・・確実に時代が要求する陶芸家
自重の上・・大輪の花になってほしいものである




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by touseigama696 | 2012-10-28 23:33 | ●畏友交遊 | Comments(0)
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今日・・
室伏英治さんの工房から・・これが届いた
練り上げ技法による・・碧い薔薇の花弁模様の小皿
私の作品である
薔薇の花弁にしては拙いが・・それでも綺麗だ
改めて・・練り上げ技法の魅力に触れた
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先月・・富士の我が家に7人の陶芸家が集まり
懇親を深めながら・・一泊の合宿を楽しんだ

その合宿を・・室伏さんのお弟子さん梅澤幸子さん
「学宿」と書いてくれた・・この方がいい
ただ呑んだり食べたりだけじゃない
「学ぶ」が入ることで・・形になって成果が残る

室伏さんの工房で・・
練り上げの体験ができたのは・・その成果だった
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室伏さんの練り上げは・・その上に「透光磁」がつく
独自の世界を作りつつ・・その啓蒙にも心を注ぐ生き方に
こころからのエールを送りながら
記念すべきこの小皿を・・大事にしようと思う



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by touseigama696 | 2012-10-27 22:47 | ●畏友交遊 | Comments(6)
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iPS細胞が抱える・・がん化のリスク
このリスクが一番低いという理由で
網膜の再生が・・遠からず実現できるらしい

段々に・・問題が解決されれば
iPS細胞が可能にする再生医療は
その分・・広がってゆく

先天であれ・・後天であれ
不慮で陥った不治の障害から・・
本来の機能を回復できるとしたら
そりゃもう・・途方もない希望である

見えない目が・・見える
動かない身体が・・動く
機能不全の内蔵が・・回復する

不老不死への願望は・・神の冒涜だとしても
障害からの生還は・・神の福音ではないか
比較的健常のままに・・寿命を迎える
iPS細胞の再生医療がもたらす可能性は
たった今・・障害に苦しみ・・
不自由に耐え・・命に怯えている無数の患者に
どれほどの希望と夢を与えたのだろう

もう少し待ってれば・・きっと私にも・・
その時間を如何に短縮するか
研究者への支援こそが・・実現への道だ

さっきテレビのニュースでちらっと見たが
新たに決まった補正予算4.000億円のうち
iPS支援は・・38億円とか

国を挙げてと思える予算ではないが
「何故に一番でないといけないの?」
などと野暮なこと言わず
これこそ世界に先駆けて一番で実現させるのが
世界最初の長寿国日本の・・義務だと思う

「希望」・・は・・「力」
山中博士の業績は・・
この国の力でなければならない

政治の支援が必要だが
政治家たちが・・分かってくれるの祈るばかりだ




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by touseigama696 | 2012-10-27 01:00 | ●エッセイ | Comments(4)
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いつもの散歩道で・・
たまさかすれ違う子どもたちに
「・・なでてもいい?」と聞かれ
「・・いいとも やさしくね!」
桃次郎は・・尻尾を振って
されるがままじっと愛撫に応える

子どものころから・・
無駄吠えもせず・・おとなしく
いじらしいほどにお人よしな・・桃次郎
野良猫だったミーとの主導権争いも
大して意地もはらず・・同居を許してきた

無愛想だが・・黙って何事もなく
癒しといえば・・これに勝る優しさはない
桃次郎の真骨頂である

私のベッドで
毛布にくるまって眠むそうな桃次郎
声をかけると・・目だけが動く
少し老いて・・ものぐさになった
きっと体力も落ちている
先日の検査で・・大きな病気はみつかっていないが
無理もない・・12歳を越えた老犬なのだ

息が切れるほどに引っ張り回された散歩も
今では・・なだめてすかしてのゆっくり
寄ってきてくれる子どもたちには・・
益々の好々爺だが・・往年の凛々しさはない

なにひとつ言葉として理解することはできないが
通じるものはある・・12年のつきあいだもの・・
のんびり生きろよ!・・そう願うばかりだ




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by touseigama696 | 2012-10-25 00:37 | ●愛しきものよ・・ | Comments(12)
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糸を貼って・・波の紋様を描く
10年繰り返してきたから・・少しは慣れた

慣れて初めて・・多少自由が利くようになる
だから・・先ずは慣れることは大きな成果
数こなせば上手くなる・・先日も書いた通りである

ところが・・ここに大きな落とし穴がある
慣れれば上手くはなるが・・一方で新鮮味を失う
疑問が浮かばず・・新しい発見から遠のくからだ
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慣れて・・慣れず
慣れに・・慣れず
繰り返し同じようなことをしながら・・
それでも・・忘れてなるまいと思っている
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こんな貼り方も・・




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by touseigama696 | 2012-10-23 23:53 | ○陶芸雑感 | Comments(4)
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10日間の滞在も・・今日でおしまい
明日・・孫の陸翔(りくと)は飛行機で帰る
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よく食べ・・よく悪戯し・・よく寝た
よく笑い・・よく泣き・・よく怒った
そのどれもが・・天使のようにあどけなく
陸翔の秋に・・降り立った
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ゆっくりできる最後の朝を・・
ふたりでのんびり散歩した

小さな公園の・・小さな秋





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by touseigama696 | 2012-10-23 01:56 | ●愛しきものよ・・ | Comments(12)
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誕生7日目のお七夜 一カ月のお宮参り 100日のお食い初め
やがて初節句やお誕生日・・そして年を越えて七五三
誕生した子どもの祝いは・・しきりと続く
言うまでもなく・・めでたいしきたりである

しかし・・こうした祝いごとは
一面では・・どうか恙なく育ってほしいという
大人の祈りでもある

生まれた子どもが・・
最初の一年に・・大きな危機に見舞われることは
今では・・多くはない
だから・・当たり前の成長のように見えるが
そうした無事な成長は・・かなり近年のこと
医療の進歩あっての・・恩恵である

世界に目を向ければ・・今でも・・
3年5年7年を無事に生きながらえることが
決して容易ではない国だって・・少なくない

たった今・・
我が家に滞在中の初孫を見るにつけ
1才半を恙無く育ち・・その旺盛な生命力に
驚きもし・・感動もしている

去年の夏・・この孫のために
お食い初めの食器を作ったのを思い出す
しっかり食べて・・大きくなれよ
親ごころであり・・爺ごころでもある
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我が孫のために作ったのが・・きっかけで
何組かのご注文をいただいた

先週・・またご注文があった
初孫に続いて・・二人目の男子誕生
ふた組目のご注文である

11月末に・・祝うのだそうだ
今日・・ろくろを挽いた
こころを込めて・・作らせてもらおうと思う




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by touseigama696 | 2012-10-21 23:52 | ●工房便り | Comments(0)
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従来の陶土の場合・・素焼きは殆ど750度
磁器土での制作も視野に入れ・・
初めて・・大皿を含めて4枚の素焼きをした

先日の富士合宿の折に・・
磁器作家の皆さんに色々教えてもらって
900度で焼いた
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慣れるまで・・
素焼きでも結構切れたりすると・・聞いたから
4枚とも無事は・・有り難い

素焼き・・本焼きとも経験が少ないから
暫くは・・悩まされそうだと覚悟してるが

菊練り・・ロクロ・・削り
どれも・・できるだけ丁寧な仕事をしたつもり
どこで・・どういう破綻がくるのか
色々経験しながら・・覚えるしかなさそう

一番気になる・・糸の食いつき
早速・・貼ってみよう
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夏の名残りの・・スイカ
さすがにもう店頭で見かけることも少ない
ひと夏・・好きで食べまくったスイカ

妻と嫁・・それに愛しの孫の三人は
今朝の新幹線で・・福島の娘のところに行った
留守番の夜・・名残りのスイカを食べきった




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by touseigama696 | 2012-10-21 00:07 | ●工房便り | Comments(4)