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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

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朝一で・・メールが入った
今日は昼飯作って持参するから・・食器の用意を・・
教室の名物シェフ・藤〇さんからだ

教室は・・レストランじゃないから
「まかない飯」とは言わないが
それでも・・まぁ仲間で食うランチ
早速・・今日稽古に来る予定の生徒さんに電話した
「弁当無用で・・いらっしゃい!」
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食べながらの話題は・・陶芸とはかぎらない
むしろ・・世間話が多い

議員定数240名に半減を唱えた大阪市長に
「・・240名で国民の負託に応えることができるか
よくお考えの上でのことだろか・・?」
そう反論したのは・・与党幹事長

聞いてて・・あっけにとられた
480名いて・・なんの負託にも応えないから
なら・・半分でもいいではないか
この主張に・・まるで反論したことになってない

大真面目なノーテンキは・・無様を越えて滑稽
この幹事長・・もしかしたら
「480名じゃ充分負託に応えられないから
この際・・倍増の960名にしようじゃないか!」
とか・・言いたいのかも

こんなことも・・話題になったり
まかないご飯は・・楽しいランチタイムだった
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注文しておいた・・箱も届いてきた
明日は・・箱書きせねば・・
ロクロより緊張する仕事である
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追加注文の品も・・進んでいる
「客の負託に応える」・・作家の大事な義務
半減も倍増もできないたった独りで
最善を尽くす・・当然のことである





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by touseigama696 | 2012-08-30 22:48 | ●エッセイ | Comments(8)
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糸抜きの技法で・・波紋の器を作りだして10数年
きっかけは・・江戸小紋の「いき」だった

遠目には無地だが・・近寄れば極細の紋様
その「いき」が好きで・・無数に極細の糸を貼りめぐらすと
それが波に見えて・・ならもっと波らしく・・
そのための10年だったと言える

目立たないことに・・細心の気配りをする
重箱の隅を・・重箱のど真中のつもりになる
その見栄みたいな意地に・・江戸を見てるのかも
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戦後間もない・・昭和27~8年のころ
親友のO君の尊父が・・一緒に連れてってやろうと
蔵前の国技館のマス席で・・相撲を見た
タニマチだった尊父は・・羽振りのよい実業家だった

その帰り道・・寿司屋に寄って
つけ台で・・寿司を食べた
桶で食ったことはあったが・・
「好きなもん・・注文しろ!」
どうしていいか判らないほどに・・びっくりした

つけ台の寿司は・・極上の贅沢くらいは
こども心にも・・理解できた
江戸前のにぎり・・ここにも江戸があった
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子どものころから・・どういうわけか
俗に言う「ひかりもの」が好きで
とりわけ・・コハダには目がない

コハダは・・寿司ネタでは雑魚のうち
誰かにご馳走になっても・・
こればかり食べてりゃ・・嫌がられることもない
好きだから・・こちらもそれで大満足
ご馳走になる仁義・・これだっていきじゃないと・・
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マグロは・・醤油につけてづけにすれば江戸前
酢で〆るか・・焼くか煮るか・・醤油につける
屋台で食うのが当たり前だった時代に
生まが売りのトロなんざ・・無粋だったかも

京の絢爛に対峙して・・江戸のいき
憧れも含めて・・意地に生きる江戸が好きだ

回転寿司が定着した
まるで・・寿司は昔からこうだったみたいだ
屋台っぽさで・・庶民の食い物に戻った

勘定が気になって・・ろくすっぽ食った気がしなかった
あの高級つけ台のイメージは消えた

「・・寿司食いにゆくか・・?」
仕事を終えてから・・妻と二人ででかけた
「ふたりで3千円だって・・!」
食える皿数も大幅に減ったからだ
ここでも・・少し老けた

江戸のいき・・ちったぁ見栄張って
もうひと皿ふた皿・・食えねばなるまいか





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by touseigama696 | 2012-08-30 01:28 | ●エッセイ | Comments(2)
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遠くを見てない・・
大きく考えない・・
スタミナがない・・
我慢ができない・・
ゆだねることができない・・
そして・・
広くて・・大きなものへの
・・憧れがない!!


2009年2月24日の・・このブログの
lericiさんのコメントのお返事に・・
こんなことを書いている

lericiさん夫妻は・・オーストラリア在住
タスマニアの旅から戻ってすぐのコメントだった
羨ましいほどの大自然と動物たち・・

それに引き比べて・・
それが・・この返事だったような気がする

今の日本をみていると・・
どうしたって・・小さな島国の小さなこだわり
アホ呼ばわりされそうな・・おおらかさに欠ける
それが民族性・・風土と言えばそれまでだが

苦しいときこそ・・豪快に笑い飛ばすような
そうした磊落・・がほしくもある

私の好きなこばなし

あるロシア人のお家を訪ねたら
「・・よく来てくれた・・アリガト・・アリガト!!
折角きてくれたんだから・・
近所の叔父にも会ってくれないか?」

その近所の叔父さんの家に着くまでに
汽車で三日かかったとか・・
広大な大地は・・人間をおおらかにする
そんな気がするけど・・こればかりは・・

せめて・・
小さな島国を忘れて・・個人的な努力で
広くて大きなものに・・憧れようではないか





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by touseigama696 | 2012-08-28 09:56 | ●エッセイ | Comments(4)
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本当は・・「とんかつ」を食べる予定でした
でも・・ラスト・オーダーまでの時間が短くて
ゆっくり食べられそうにないと・・急遽
イタメシに変更・・走りながら電話でアレンジなのでした

遅い晩飯・・男女5人で結構健啖・・
ピザ・パスタを前菜にして・・飲み且つ食いました
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千葉県には・・
伝統工芸系で制作する陶芸家のうち
40人ほどが集まる「陶葉会」というグループがあります

伝統窯業地を持たない千葉県だから
こうした作家集団の中で切磋琢磨することは
とても刺激になります

昨日は・・会長の工房に全員集合で
これから一年間の・・行事を決める総会がありました
終わってから・・しばらく歓談しながらのビール
非公式の話のなかに・・色々なヒントがあって
作陶の滋養でもあります
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私の住む町の近辺には・・総勢5名の会員がいます
今までは4人だったのですが・・先日の本選に入選して
有資格者になった〇井さんが加わって・・5人

いつものことですが・・行き帰り
幸か不幸か下戸の私の車で移動します
昨日も・・そうだったのです

みんな安心して飲めます・・そして
例え夜明しになろうと・・自宅まで送ってもらえます
そんなわけで・・イタメシ・レストランで盛り上がりました

〆は・・チーズ・リゾット・・こってりと夜は更けてゆきます
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陶芸を始めて18年・・
それまでの病院事務長時代の人の輪は・・遠のき
独りっきりの工房で・・独りっきりの仕事を始めたのです

最初の公募展に入選して・・受賞パーティーに出席したとき
そこにいた1~2時間・・
見事に誰も知らず・・誰とも話をする機会はありませんでした
人脈ゼロからの出発でした

プロに転じて12年
こうして肝胆相照らす沢山の仲間ができて
もう・・孤独な仕事ではなくなりました

かつての異業種の友人たちも健在で
何とも贅沢なひとの輪の中で・・晩年を過ごしています
この多様なひとのつながりが・・どれほど贅沢なことか
ことあるごとに思い知ります・・先日の個展でも同じでした
ありがたいことだと・・思っています
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〆の〆がこれでした・・よく食べました
全員を自宅まで送り届けて帰宅したら
いつものように・・シンデレラ・タイムは過ぎていました






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by touseigama696 | 2012-08-27 09:59 | ●畏友交遊 | Comments(4)
折々の折り 世界一 04/07/23

8年前・・こんなことも書いていた
この松永少年のジャズ・ピアノに出会ったのは
やはり・・大きな衝撃だった

素晴らしい才能を持った若者が
機関やシステムに頼らず・・自分の力で
堂々と・・世界に羽ばたいている

あれから8年・・
松永貴志君の・・ピアノを聞いてほしい


このジャズが・・このピアノが
音大を出たわけでなく
誰かに師事したわけでもない 
完全に・・独学で覚えたピアノだというのだ



独学が正当性を持つためには
超人的な努力と・・集中力が必要である
独善的な音楽表現は・・例えば
オーケストラなどと共演してみればすぐわかる

彼の音楽性は・・
8年たってますます磨きがかり
演奏だけでなく・・作曲でも才能を発揮してるようだ

素晴らしい若者に・・こころからの拍手である





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by touseigama696 | 2012-08-26 00:24 | ○未分類 | Comments(2)
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2004年の夏・・
折々の折り04/08/14神話
アテネ・オリンピックの最中に・・これを書いた
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「巨人・大鵬・玉子焼き」の時代は終わって
若者たちは・・サッカーに傾斜しばじめていた

アメリカン・フットーボールに比べると
パスミスだけで・すぐ攻守が入れ替わり
滅多なことじゃ点の入らないサッカーに
いささか興ざめがあって・・
どちらかといえばアメ・フト贔屓だった私も

攻撃のフォーメーションがしっかりし始めて
サッカーの面白さに目覚めたのは・・この頃だった
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ひとつのスポーツが
マイナーからメジャーに発展するプロセスには
とても興味を惹かれる神話があるものだ
今・・隆盛のなでしこにして然り
あと数十年もしたら・・もっと光り輝く神話に違いない

そして・・歴史的な神話というものは
案外に・・ある個人の超人的な努力と貢献で生まれる
そんな気がしたりもするのである

どんな人生も・・それぞれに一局の将棋
だからこそ・・自分でしかないこの人生に
自分にできる何かをみつけて・・
本気で取り組んでみたいものだと・・思ってきた
例え・・それが趣味であっても同じ

「趣味なら・・本気で!」
キャノンのCMは・・まさに正鵠を得ている

終の棲家にいて・・今
「仕事なら・・なおのこと!」と
付け加えておこう





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by touseigama696 | 2012-08-25 08:24 | ●エッセイ | Comments(0)
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「どうして・・いつも似たような作品を作るの?」

毎年のように・・大きな公募展をご覧になってる方に
こう尋ねられたことがある・・ごもっともな意見だと思う
どう答えるか難しいとこだが・・

「作品見ただけで・・誰が作ったかが判るってのが
プロの作家にとっては結構大事な課題で
そうなるまで完成度を上げる努力してると
しばらくは・・似たようなものになるよ」・・
そんなとこだろうか

幸いにも・・それが評価されてる間は
入選が続いたりもする・・入選通知を受けると
来年のための準備は・・かなり具体的に判る
完成度を上げるための欠点を補う
それがどこか?は自分が一番感じるものだからだ

しかし・・ある日ドカンと鉄槌がくだされる
それが・・選外通知
意味するところは・・賞味期限切れ
つまり・・完成度がマンネリのレベル
いつまでやってるんだ!・・という鉄槌だと思う

よく言われる言葉だが
「自分をコピーしてはいけない」
マンネリとは・・去年のコピーにしか見えなかった
そういう評価と・・受け止めねばならない

完成度をあげるための・・マイナーチェンジでは
表現の意志表示にはならない段階
そこで必要になるのは・・フルモデルチェンジ
コンセプトは維持しながら・・しかし
ガラリと変化した自分を・・表現せよ!

「選外」・・という言葉のメッセージは
そういうことじゃなかろうか

本当なら・・入選出来てる間に考えるべきこと
実際去年の春の受賞の際に・・今がその時
そう感じたのだったが・・甘かった
安穏のツケ・・反省して出直しである
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以前にも書いた覚えがあるが・・

失敗は成功の母・・私はこの諺に与しない
成功の母は・・いつでも別の成功だけだ
とりわけ技術的な仕事では・・
失敗した技術が・・成功を導くことはない

ただ・・ひとつ
なにくそ!・・っていう発奮は
失敗に固有の効用だと思ってる

アクセルを踏まねば・・車は走らない
発奮はそのアクセル・・あとは失敗を忘れて
成功につながる技術に向かって走るだけ

勝ったり負けたり・・
緊張の狭間で鍛えられてゆく日々である






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by touseigama696 | 2012-08-24 08:20 | ○陶芸雑感 | Comments(8)
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この写真だけで・・
これが練り込みによる作品だと判るひとは少ないでしょう
それが・・室伏英治さんの世界なのです

先日の私の個展にも・・アシスタントのUmeさんと
わざわざ静岡から駆けつけてくださいました
そこで・・個展が終わった数日後
今度は・・私が彼の工房をアポなしで訪問しました

思えば・・去年の第21回日本陶芸展で
一緒に受賞したのが始まりで
やがて・・我が工房においでいただいて
再会したあたりから
次第に交流は深まってゆきました

前置きが長くなりましたが
今朝の・・第59回日本伝統工芸展の発表で
何と・・室伏さんは「NHK会長賞」を受賞したのです
初出品・初入選・初受賞・・これはとんでもない快挙です

しかも・・今年の春
彼が所属する東海伝統工芸展でも
初出品・初入選・初受賞してるのですから
こりゃもう・・もしかしたら
日本工芸会始まって以来のことじゃなかろうか・・です

この2年で・・
第21回日本陶芸展・・特別賞 茨城県陶芸美術館賞受賞
第43回東海伝統工芸展・・日本工芸会賞受賞
第59回日本伝統工芸展・・NHK会長賞受賞

そのどれもが・・初出品というのですから
超ド級の彗星みたいなもんです

この成果からいえば・・
彼は・・練り込み陶芸の将来を
確実に担う宿命を背負ったのでしょう

私の個人的な想像でしかありませんが
普通なら・・もっと完成度の低いうちに応募して
とりあえず入選を重ねながら・・完成度をあげる
そうした進歩を考えるのですが・・

室伏さんの場合・・
極めて個性的な室伏ワールドを
なお・・かなりな完成度を確保するまで応募せずに・・
満を持して・・一気に出品してきたのじやないでしょうか


こうしたデビューの仕方があって・・
極めてインパクトの強い成果を実らせたこと
これは・・もうもの作りの世界への
強烈な刺激になるにちがいありません

「・・どうなっちゃったんか・・よくわかりません!」
あっさりそう言ってのける彼の・・おおらか大好きです

全てが終わって・・ゆっくりとした秋がきたら
みんなで集まり・・蕎仙坊で蕎麦食って・・
山の家で語ろうかと・・今朝電話で話したのですが

自分が落ちてしまったこと忘れて
少々興奮したのでした
おめでとう!!・・それに尽きます



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by touseigama696 | 2012-08-22 21:14 | ●畏友交遊 | Comments(2)
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毎年繰り返される・・この朝の新聞販売店行き
去年の今朝は・・一日日付けを間違えて
今年の今朝は・・1時間早く行き過ぎて・・
一度家に戻りました・・そして出直したら
朝日新聞の千葉版に・・私の名前はありませんでした
言うまでもなく・・選外ということです

個展の会期中は・・思いだすこともなかったのですが
終わって一週間・・明日の朝の新聞発表・・となると
還暦も古稀もありません・・気になって気になって
年がいもなく・・あたふたします
毎年のこと・・ここ6年同じ思いで迎えた朝でした

負け惜しみを言うつもりはなく・・負けは負け
100%の自己責任の世界ですから
誰のせいでもなく・・結果は自分に返ってきます
勿論・・悔しさもたっぷり湧いてきます

そうしたことを全て受け入れた上で・・
最後に・・こころに浮かぶのは
以前にも・・ここに書きましたが・・
小山耕一さんの・・あの言葉です

「陶芸家にとって・・最も大事な資質のひとつは
選外に慣れること・・」

この痛みどめを飲んで・・夜明けまで僅かだけど
少し・・眠ることにします






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by touseigama696 | 2012-08-22 03:15 | ○展覧会 | Comments(8)
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身体の深いところに潜むしこりのような疲れが
ほどけて散るように昼寝から目覚め
急いで・・桃次郎の散歩につきあった
昨日の夕方のこと

日が短くなった・・夏至を過ぎて二か月
つるべ落としが始まってる
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たった二ヶ月で・・7時まで明るかった陽ざしは
6時半で・・すっかり暗い

土砂が走る異常な雨を降らせたり・・
人間を地表に焼きつける猛暑も
その猛々しさに・・唖然とするばかりだが

一方で・・ひっそりとものも言わずに
夏至は・・冬至に傾いてゆく
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どんなに叫ぼうが・・わめこうが
所詮・・人間も大自然の環境の一部にすぎない

一時にもせよ・・征服できるかもと考えたとしたら
それは・・やはり傲慢でしかなかったのだ

「たった一本にせよ・・考える葦」の・・せめてもの矜持は
すさまじくも獰猛な大自然の力の・・極く僅かを利用して
夏至から冬至・・冬至から夏至への明暗の時間を
多少なりとも快適に過ごせればいいではないか
それだけだって・・人間以外には為し得ていない知恵なのだ

環境は・・人間のために作るものじゃない
壊してはいけない原風景・・里山のようなもの
そう思うべきなんだろな・・




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久しぶりに・・ノラの歌を・・
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by touseigama696 | 2012-08-20 07:07 | ●エッセイ | Comments(4)