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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

<   2012年 05月 ( 30 )   > この月の画像一覧

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武宮正樹・・
囲碁の世界で一時代を築いたひとである
その強さもさることながら・・
彼の考え方から・・学ぶものが多かった

このエピソードは・・どこかで書いた気がするが
もう一度・・登場してもらうことにした

NHKの囲碁トーナメントの対局中のこと
彼は・・解説者として大盤の横に立っていた

対局がいつのことで・
誰の対戦だったかとか・・まるで覚えていない
覚えているのはこのエピソードだけだ

まだ結果を予想するには早すぎるほどの
序盤から・・中盤にかけての最中
隣りで司会をしてる女流棋士が・・こう言った
「武宮さん・・今どちらが優勢なんでしょうか?」

彼は・・こう答えた
「・・地合いで勝負が見えるほどの段階じゃないけど
この局面で・・白がこの手を打てりゃ悪いわけないよね」

今着手した一手を見ながら・・そう言ったのである

「今・・ここでこの手が打てるなら」は
「今・・ここでこんな手を打ってるようでは」・・の対極である
囲碁の一手は・・無限の展開の可能性の中で
棋士が・・最善と信じて置いた一個の石である
それでいて・・結果は彼我の差を生む

プロは・・互いに途方もない数の手を読み合う
その中から選ばれた白黒の交差
一手は・・常に勝敗に深くかかわるわけである

今打った手が・・50手先で勝ちにつながる
互いに秘術を尽くして考えるのは・・
遠い先の・・優劣のことなのである
こうした見方を・・「大局観」という

「・・今この局面で・・この手が打てりゃ・・」
武宮さんの直感は・・まさにこの大局観に基づいてのこと
まだ次の一手が決定的なほどに・・局面が進んでない段階で
「次はこうだろ・・そうすりゃ相手はこうだ・・」って
石を置いてみせても・・精々10手の解説に過ぎないが

彼の解説は・・盤面一瞥で
50手100手先の勝敗を予測したのである
大局観の何かを・・見事に教えてくれた

さて・・長々とこのエピソードをご披露したのは
実は・・わけありである

つい先週あたりだったろうか
注目の政治家小澤さんの誕生日とかで
取り巻きのチルドレン議員さんが輪をなして
立派な花束を贈って祝ってる報道があった
実に嬉しそうな笑顔で・・花を抱いていた

それから数日・・今度は
同じ民主党の野田総理と小澤元代表が
まるで・・他国と外交の駆け引きをするみたいに
幹事長を使者にして・・会談したと報じられた
苦虫をつぶしたような表情が映された

武宮流に解説すれば・・
「今ここでこんなことしてて・・将来が明るいわけないよね」
大局観で言えば・・そういうことだ

「細かいことは秘書まかせ・・
私は天下国家のことしか考えていなかった」
そう言ったのは小澤さんだ
「会うなら乾坤一擲 一期一会」・・これ野田総理

天下国家のことしか考えていない元代表と
天下国家のことしか考えちゃいけない現総理が
仰々しく会って・・もの別れとか
どこに乾坤一擲があったんだろ
百期百会・・にでもなれば何とかなるはずとでも・・
置き去りにされるのは・・肝心の天下国家

「今していることが・・この国の将来を促し
その結果がでる頃・・自分は渦中にはない」
それが政治であり・・
当事者ではなくても・・その責任を負う覚悟
それが政治家なのである


「大局観」・・永田町全体で考えてほしいものである
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昨日もこんなことしながら・・一日中工房で過ごした
こんなペースで間に合うんだろか・・?

間に合うはずだと思っている大局観に
いささか不安を覚えるのは
スキルが落ちてるから・・?
体力と気力を温存して・・集中を維持する
それしかないのだろう・・




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by touseigama696 | 2012-05-31 06:01 | ●世相あれこれ | Comments(2)
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愛犬桃次郎・・今年で12歳になりました
人間同士なら・・決して追いつくことのない年齢も
犬だと違うようで・・途中で私を追い越していったようです
最近はやや老いて・・日がな居眠りしてばかりです
ここでも老々介護・・時流でしょうか
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同じ居眠りでも・・このころは違います
我が家に住みはじめた生後まもないころ
たぬきみたいですが・・寝る子は育つの居眠りでした

どこまでもお人よしでおとなしい桃次郎なのは
一度も野性を経験せずに・・無防御でも生きてこられたから
唯一の縄張りのベランダさえ・・野良だったミーを迎えましたしね

吠えることも・・噛むこともしないから
近所の子どもたちのアイドル・・
決して愛想がいいわけじゃないのですが
撫でまわされるままじっと・・尻尾を振っています
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朝晩・・妻と交代で散歩に連れ出します
外でないと用の足せない彼には・・必須の日課

若いころは・・どこまでも歩きたがって
リードを引っ張り続けていましたが
今では・・用を済ませるとさっさと帰りたがります
足を踏ん張って・・道を選ぶようになっちゃいました

もっとも・・私の方も歳ですから
喜んで・・仰せの通りにと方向転換です

朝晩の日課で・・面白いことに気づきました
慣れてる道を歩くということは・・
絶好のもの思う時間でもあります

仕事に関わるアイデアも・・散歩のときが多いものです
思いついたものを書きとるには不都合なので
録音メモに吹きこんだりして・・保存しています

そして・・ふと気づくと
朝の散歩は・・未来につながる思考が多く
夕方の散歩は・・どうやら過去を辿ってることが多いようです

「あれを・・ああしてこうして・・やってみよっと!」
これは・・朝
「そういえば・・あいつ元気にしてるだろか・・電話してみよっと!」
これは・・夕方

どうしてそうなるか・・もしかしたら「光」かもしれません
昇ってゆく太陽・・沈んでゆく太陽
光が・・未来と過去のプロローグなのでしょうか

どちらも大事なことで・・
昼と夜が・ほぼ半分の日本は・・バランスのとれた自然
有り難いと・・思うべきなんでしょうね
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昨日は・・この糸貼りに時間をとられました
1mmの糸を2mm間隔で平行に・・一番厄介なやつです
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矢筈口にしてあるのは・・水指だからです
塗り蓋を合わせる予定にしています
勿論・・白黒焼成

毎日少しづつ溜めて・・窯の準備
牛歩の日々が・・続きます




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by touseigama696 | 2012-05-30 07:25 | ●愛しきものよ・・ | Comments(2)
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バレーボールのことを・・
「6人制バレー」と言っていた時代がある
「9人制」と区別するためだった

遥かなる昔・・
その9人制時代のバーレボーラーだった私
高校3年あたりで・・6人制に切り替わって
数試合だけ経験したが・・
ローテーションで後ろに下がると
サーブレシーブしなきゃならない

それまでの練習になかったサーブ・レシーブ
当然ながら・・下手くそだったから
右往左往して・・終わった
苦い思い出だが・・懐かしい

セルビアから2セットとれて
どうやらオリンピック出場が叶った・・あの試合
仕事を脇に置いて・・見ちゃった

女子バレーは・・本当に逞しく育った
勝負時に・・ズルズル離されることもない
むしろ・・ここぞで光る選手が増えた

木村沙織選手もそのひとり 
日本のエース・ストライカーである

ロシアに黒星をつけられるまで
彼女の活躍は素晴らしかった
しかし・・このセルビア戦では精彩を欠いた
アタックは・・ことごとくはじき返された

セルビアのサーブは・・
ひたすらに木村を直撃する
それを拾うのに・・苦労していた
この試合に限らず・・そうした傾向は
別の試合でも見られた

そうなると・・攻撃にも影響するだろうから
それが原因なのかと・・想像しながら見つめた
長身者にとって・・足元はどうしたってアキレスである
リベロを越える稽古を要求されるかもしれない
オリンピック目指して・・サーブレシーブが課題?

ふとそう思ったころ・・解説者がこう言った
びっくりした・・オールドタイマーの私には
思いがけない解説だった
「目からうろこ」・・私の大誤解を思い知らされた
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「セルビアのサーブは・・木村に狙いを絞っています
彼女を攻撃に参加させないための戦術なんですね
レシーブをすれば・・体勢を崩されますから
素早い攻撃ができません・・そこがセルビアの狙いなんです・・」

つまり・・木村のアタックを防ぐための手段
決してサーブレシーブが下手なわけじゃない
むしろ・・敵陣からみれば
木村が優れたバック・アタッカーでもあることへの警戒なのだ
スタミナを消耗させ・・攻撃の芽をつぶす
セルビアもやはり・・ヨーロッパチャンピンだけのことはある
それができるのも・・高度なスキルを持っているからなのだ

長いこと・・バレーを見てきながら
何と・・こんなことにも気づいていなかったとは・・
評価とは・・難しいものだ

コートの後方からネットに向かって
高く弧を描いて上がるトスは
ネットに詰める助走でジャンプするアタッカーには
後ろから飛んでくることになるが

それにタイミングを合わせて打つのは
昔を思い出しても・・100本に一本だってできそうにない
身長2mのブロッカー相手に隙間を見つけてとなると
そりゃもう・・とんでもないバレーボールなのだ
木村の活躍は・・ロンドンの鍵でもあろう

大誤解は・・目からうろこでとれた
君は下手じゃない!!・・ゴメン
ロンドンでの活躍を・・こころから期待しているのだ

テレビをみながら・写真をとるのを忘れた
木村の雄姿を(雄姿って?・・雌姿と書くべき?笑)
アップできず・・残念
観戦中やってた仕事・・そっちは写真にあるってのも
図々しいかも・・お許しを




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by touseigama696 | 2012-05-29 06:19 | ●エッセイ | Comments(0)
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先日・・個展に伺っていただいてきた茶碗
輪笠伸好さんの・・作品である
昨日・・箱に納まって届いた
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輪笠伸好さんは・・同じ千葉県在住の陶芸家
県内で仕事する日本工芸会の作家34人が集まった
「陶葉会」の会員である

彼は・・年齢的には私の息子と変わらない
親子ほどの違いなのだが・・
一目も二目もおく作家である

陶葉会を通して昵懇の間柄だが
彼から受ける刺激は・・貴重なのだ
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灰釉茶碗・・言うまでもなく
灰を使って焼くやきものだが・・
その灰が・・どう活きるか
奥の深い窯の所産である

気負いもなく・・穏やかな姿
淡い灰緑が・・薄絹のように流れ
あざとさのない・・自然を息づいている

今回の個展で・・彼一押しの茶碗だと言った
さもあらんと・・いただくことにしたのだった

安土桃山への憧憬・・400年への挑戦
私には叶わぬ王道に向かってひた走る彼に
エールを送り続けているのである
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千葉の生まれだが・・京都で学んだ
清水保孝 猪飼祐一 清水卯一・・名工の薫陶を受けた
王道は・・必至の道と思うべしである

茶碗の命・・この高台も好きである
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暫く前の個展でいただいたのが・・この鉢
25cmほどの大きさだが・・
我が家では・・頻繁につかう器

茶陶に限らず・・日常使いにも
料理を邪魔しない・・床しさが嬉しい





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by touseigama696 | 2012-05-28 05:46 | ●畏友交遊 | Comments(2)
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猫マグでお馴染みの・・〇宮さん
今年の秋には・・公募展出品を目指す〇川さん
ふたりで力を合わせて・・化粧掛け

少し風があってやりにくい・・午後でしたが
目標がはっきりしてきた二人は
ぐんぐんと力をつけてゆきます
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コンプレッサーを使って・・エアガンでの吹きつけ
やはり少し緊張します

皿も大きいうえに・・機械掛け
緊張は無理ないことですが
これにも・・やはり慣れることが大事
ちょっと離れた場所から・・見ていました
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大皿に生ま掛けは・・最も厄介な作業
土の乾燥度と・・化粧の水分のバランスが悪ければ
見るみるうちに・・崩壊してしまいます
高台脇に力がないと・・持ちこたえられないのです

ふたりで4枚の大皿・・一枚はやられました
どうすれば防げるか?・・確実な答えはありません
ただ・・経験を重ねると
いつの間にか・・成功の確率があがってゆきます
きっと・・トータルなろくろ技術の進歩が大事なんでしょう

高台を削り出すあたりから・・しっかり器を観察し
土の色から乾燥の状態を把握した上で
化粧泥の濃さ・・掛ける量を記録して結果を待ちます
経験の基盤は観察とデーターだと・・私は考えています
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夕方・・教室を済ませてから
妻と連れだって・・食事と買い物

作業着以外の衣料なんて・・実に久しぶり
Gパン二枚と・・カジュアルな靴にキャップ
きっとダイエットするほうが先決なんでしょうが
手持ちだけでは・・少々きついのも閉口なのです

病院事務長時代に比べれば
着るもの・・持ち物へのこだわりはほぼゼロ
陶芸家に転じて14年
工房で困らないかぎり・・どうでもいいこと
おしゃれとは・・縁遠い日々なのです





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by touseigama696 | 2012-05-26 23:43 | ○陶芸教室 | Comments(4)
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掘〇君は・・中学高校時代のクラスメイト
身体も大きく腕っ節も強かった
身体の大きさでは負けないが
腕っ節では・・勝てなかった

東京外国語大学で中国語を専攻し
やがて・・巨大商社の商社マン
文化大革命から民主改革の時代の中国を
身体を張って飛び回った

激務のつけかもしれないが・・身体を壊し
現役を退いて後・・
大病から解放されるまで・・苦しい時代が続いた

彼の主治医も・・クラスメイト
たまたま・・我が家に近い国立病院勤務で
掘〇君は・・時折り受診の帰路工房に立ち寄った
「お前のぐい呑みで・・酒飲めるように頑張ってるよ」

やがて主治医〇〇川君の許可がでて・・待望の日がきた
ぐい呑みが・・ひとつでは足りないほどに・・
「酔うては枕す美人の膝」
そこまでは・・はて?さて?としても
それは・・嬉しい復活だった・・

先日・・ぐい呑みならぬ湯呑みを送った
夫妻で朝使ってもらってたのが・・壊れたとか
我々のクラスメイトの場合・・
何事につけ・・サービスは永久保証
それが相互扶助の源流になっているのだ

その礼にと・・銘菓の菓子折が届いたが
漢詩が一遍・・同封されていた
「古稀書懐」・・彼の作である

さすが中国語専攻・・病から復活した昨今・・
近隣の受講者を前に李白 杜甫 白居易を講義し
中国古典の研究に余念がない

添付された解説書(これなしには・・素人には読めないのだ)
中高時代同じ恩師に学びながら・・彼我の差は天地ほど
まぁ・・それによればこう読むとか

こき・・おもいをしょす
へいきょすでに このせいのふなるをおぼゆるも
かさねて じんいちいのうれいにあわんとは
さいわいに けいさいとししゅのりょのあれば
かんうんやかく さらにもとむるなし
また
じょこんしちじゅう まれとなさざるも
こそうそうび きのおちるにちかし
ゆうゆうたるせんぜんは のぞむところにあらず
すぐれたるしぶんをたずね もとめてはくうんにきさん


常日頃 すでにこの生の儚さを覚えるも
重ねて福島原発などの人為 震災などの地異の
憂いに出会ってしまうとは・・
幸いにして糟糠の妻と詩酒を友として
閑かに流れる雲を眺め・・野に鳥と遊び
意のままに過ぎゆく日々・・これ以上望むものはない
また
昨今 70歳は稀とは言えぬが
身体は枯れ 眉白くなって太陽が沈むに近い
病などに憂いて為すこともなく徒に生きながらえるは
もとより望むところに非ず
すぐれた詩文を尋ね白雲に帰らん


こうして読み下してみれば
彼の心境や・・好しである
自重自愛を祈るばかり

好きな酒のためなら・・ぐい呑みの百や二百・・
永久保証はいうまでもない
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数日前・・黒の器を紹介した
個展の主軸にするつもりだが
だからといって・・黒ばかりでもどうか・・と
思わぬでもない

彩色器は・・そうした危惧の調和のため
出来のいいものを使おうと・・思っている




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by touseigama696 | 2012-05-26 06:52 | ●畏友交遊 | Comments(2)
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いきなり・・「お手洗い」
いささか野暮な書きだしになりそうで
まずは・・成り行きを少々
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昨日の午前中・・
大阪の中之島にあるココにいました
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そして・・これを鑑賞していました
国宝の「油滴天目茶碗」
一度は・・目にしておきたかった名品
約束事に従った天目形
さすがに・・美しい茶碗です

マイセンの特別展も見ました
知ってるようで知らないマイセンの生い立ち
それもびっくりで・・勉強になりました
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そして・・午後はここにいました
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名工河井寛次郎が・・
80年前に・・この著書で・・
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こう書きはじめていますが
その相野駅で出迎えのバスに乗り
丘をひとつ越えて・・立杭の町に
この美術館があります
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広大な敷地に・・ゆったりとしたたたずまい
古窯丹波焼きの・・お膝元
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美術館主催の祝い事があって
記念講演会の後・・テラスで
パーティーが開かれました

猫の背のような丹波の山のふもとに
丹波の窯元の建屋が・・連なっています
二度目の訪問でした
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アカデミックな話は・・別に譲るとして
今朝は・・「お手洗い」考をメイン・ディッシュに・・笑

このフォトは・・大阪駅の駅中街道での一枚
当然ながら・・この目印を探していたときのことです

近頃の駅舎は・・めちゃ広くて複雑
適切な標識がないと・・どこにいてどこに行けるか
さっぱり・・判りません

毎日そこを使い慣れた乗客には・・
体験的な情報の蓄積があるから
もしかしたら・・不思議ではないのかもですが

旅人・・それも少々老いたる旅人には
駅舎の中は・・迷路そのままです

このお手洗いの目印・・
見つけてほっとしたのも束の間
矢印に従って歩いたのですが
いっかなみつかりません
多分200メ^トルは歩いた筈です

先は・・まだ当分迷路が続きます
それなのに・・次の目印はありません
きっと・・もっと先だと暗示してるのでしょう

なんてたって・・お手洗いのことです
用もないのに探してるわけじゃないから
いささか・・不安に怯えます
我慢は・・距離に反比例です

さっき表示があったのは・・
大丸デパートの入り口の前だったのを思い出し
引き返しました
そのほうが確実だと思えたからです

200メートルバックして
入口のインフォメーションで聞きました
「近くのトイレは・・どこですか?」
答えは・・
「男性用は・・三階のフロアーか
地下2階のどちらかです・・!」・・だと
各階には・・ないのです

階段を三階上がるのも・・二階下りるのも・・
駆け足ってわけにはゆかないから
エスカレーターののろさを呪いながら
やっと・・辿り着いたのは
最初から・・15分後のことでした

逼迫してたわけじゃなかったから助かったけど
困ってたら・・困ったでしょうね
まして・・足が不自由なひとだったら
失神しちゃうかもでしょう
早目に探す・・老人には必須の知恵かもしれません

今から・・どれくらいの距離にあって
どれくらいの時間でたどり着けそうか
情報とは・・場所だけでなく
そうした気遣いもあってほしいと・・
その手の困難には程遠い若い担当者に
お願いしたいもんだと・・思ったものです
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全ての予定を終えて・・日帰りの往復
深夜の東京につきましたら・・
歩いてて・・目に飛び込んできたのが・・これ

なんと・・60mとあるじゃないですか
これこれ・・なのです
これがあるないでは・・大分違います

60mなら・・私の足で何分
それ以上歩いて見つからなければ
見逃したのかも・・と引き返せます
60mがもってる情報量は・・
文字数以上のものなのです

さすが東京・・と
ちょっと褒めておくことにしました

お手洗い・・
口にはしにくいが・・大事な問題です
文化は・・学術的なことばかりじゃありません
ひとの気持を汲んだ気遣い
実現してほしいものです


今朝は・・これから日本橋の三越へ
開催中の・・「第40回伝統工芸部会展」
私も出品してますが・・今日は当番日
10:00~19:00在廊です
お近くにおいででしたら・・是非!!
旗もって・・ご案内です!!・・笑



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by touseigama696 | 2012-05-25 08:21 | ●世相あれこれ | Comments(4)
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全ての色を・・全ての光りを
集めても散らしても・・
「全て」が収斂すれば・・そこに黒の世界
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色であって・・色でなく
包むがごとく・・晒すがごとく
不思議な閑けさが・・漂う
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個展の都度・・黒から離れたことはない
難しい色だが・・魅力的な色でもある
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何もしなければ・・無策をなじられ
過ぎれば・・閑けさは消える
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色々試作してみて・・
やっぱり・・今回も主軸にしようと思う
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黒の閑けさが・・黒の涼しさ
どう伝えよう?・・試作はそのためだったかも
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今朝開けた窯から・・この一連の黒がでてきた
糸にも慣れてる・・黒だって馴染みだ
だけど・・このコーディネイトは初めて

今から2カ月・・
慣れて力になるまで・・作り続けることにした
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「閑けくも黒の涼しさ」・・コンセプトになりそうだ






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by touseigama696 | 2012-05-23 22:05 | ○ギャラリー | Comments(4)
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この小型な卓上電動ろくろ
初心者向けに商品化されたものなんでしょう
比較的安価で・・手頃なのかもしれませんが
やはり・・力不足なところがあります

大分昔・・ここで稽古していた生徒さんが
やめるときに・・おいていった一台
しばらくは・・所在なく隅に置いておかれたのですが
今は違います・・再就職して活躍しています
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私のコックピットのすぐ横で
マスキングのための・あたり線用に
フル可動しているのです

糸を貼るのは・・フリーハンドですが
釉や顔料を掛け分ける区分は・・ろくろ
赤インクの細筆で・・ラインを入れ
それに沿って・・マスキングテープを貼るのです
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小さなものでも・・面倒がらずに作業します
僅かな忍耐が・・最後の詰めになるのを
やはり・・経験で学んだ気がするからです

卓上ろくろの再就職のおかげかも・・
活躍の場を得て・・
結構張り切って応援してもらってます



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by touseigama696 | 2012-05-23 06:47 | ●工房便り | Comments(0)
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金環日食の頃・・芳しくなかった天気も
すっかり五月晴れになって・・爽やかな朝
明日の天気は・・雨模様らしいと判って
急遽・・大鉢に釉掛けすることにしました

エア・ガンで吹きつける都合で
屋外のほうが具合がいいからです
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昨日糸を貼ったばかりの大鉢に・・
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釉薬を万遍なく吹きつけ・・糸をはずせば
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・・こうなります

糸は・・貼る時よりも剥がす方が気を使います
バリがでないように・・一本一本丁寧にそっと
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同じことをして・・焼成したのがこれ
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こちらは・・従来手がけてきた定番
黒粘土に白の顔料で・・模様を抜いてきましたので
新作は・・全く逆のリバーシブル

これも・・技法のひとつの展開でもあって
色々試してきたことなのです

案外気に入っていますので・・
個展で使おうと・・思っています




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by touseigama696 | 2012-05-22 06:29 | ●工房便り | Comments(2)