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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

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昨日に続いて・・20kgで大皿を挽いた
形も随分と違う・・口を大きく開いた
高さが13cmで・・直径は68cm
狙い通りのサイズだった
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土殺しを終えたときが・・これ
大皿にしては・・径が細いが
高台を小さくしたい狙いがあるからだ

25cmほどの高さだが・・ここから
昨日も書いた通り・・息を詰めて挽きあげ
その後に・・今度は息を吐きながら開く

自重に耐える限界を見極めて
薄く挽き伸ばすが・・
ロクロの回転をコントロールして
土に無理な負担をかけないことが大事だ
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午後は・・久しぶりの手慣らしに
思いのままに・・一点ものを作ってみた
暫く挽いてなかったから・・
色々な手つきを使うようにした
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だからといって・・
何を挽くか決めずに・・土を殺すのは間違いだ
準備のできた土は・・作ろうとするものと相似形

その意味で・・鉢と屹立ち花器は・・
最初から土塊の姿が違うべきだと・・思う
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いろんな手つきをしたら・・こうなった
9点ほど作った

ひとつだけ・・共通するものがある
どれも・・2.5kgの粘土で挽いた
土の量は同じで・・姿の違うものを・・
これも・・案外いい稽古になる

上手く乾燥が進めば
明日の午後は・・削れそうだ




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by touseigama696 | 2011-04-29 23:43 | ●工房便り | Comments(4)
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大物をロクロで挽くのは・・
間違いなく・・3月11日のあの震災以来である

何故と言われても・・自分でも分からないが
ともかく・・びっくりするほど戦意喪失の一ヶ月半
仕事らしい仕事をしてこなかった

余震・停電を見こせば・・到底無理かと
何事がなくても・・決して容易ではない焼成を前に
始まったばかりの大きな仕事を中止にしてもらって
緊張が解けた結果の脱力感だったようだ

でも・・いつまでもグズグズしてるわけにはゆかない
約束の仕事もあることだし・・
奮起して・・ろくろに向かうことにした
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「・・久しぶりに大鉢挽くけど・・見る?・・」
居合わせた生徒さんを前に
20キロの粘土を据えた

15キロでなく・・20キロ
独りっきりの・・気ままな夜ではなく
生徒さん見学ありの・・昼間の教室
結構自分にプレッシャーをかけて
・・ロクロを回した

久しぶりに・・筋肉がが軋んだ
やがて・・土がおとなしくなって
息を止めて挽きあげ
息を吐きながら・・広げた

直径62cm・・高さ16cm
皿なら・・もう少し大きくしたいところだが
深めの鉢を意識したから・・こんなものか
「久しぶり」の割引を加算して・・ここまでにした

工房で失った戦意は・・
工房で取り戻すしかあるまい

明日からのGW・・出かける予定もなく
仕事に集中しようと・・密かに決めた




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by touseigama696 | 2011-04-29 00:31 | ●工房便り | Comments(6)
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大きな公募展へのチャレンジは・・
組もので始まった・・10年前のこと

それまでのロクロの稽古・・その成果を・・
同寸同姿の六客揃いで・・出品したのだった
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今でも・・組ものを作るのは好きだ
夫婦で二客 家族で五客・・同じ器で食べる
どんなに独特な姿でも・・一客では叶わない
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「同寸同姿」・・必ずしも制作の目的ではない
バラバラだが個性的な食器で揃える
それを歓迎する時代でもある
だから・・
「同寸同姿」・・決して必須の技術でもない
だけど・・やはり私はこだわる
寸分の狂いなく・・その職人っぽさが好きだ
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同寸同姿を揃えようとしたら・・大事なことは
手数少なく・・手際よく挽くことだ
時間をかければかけるほど・・揃わない

だから・・それができれば
つまり・・いつでもあっさりと
ロクロがひけるようになれば・・
個性的な一点物だって・・
きっと思い通りに挽けるに違いない

「いいものは・・あっさりできる」
組ものを稽古することで得るのは・・これだ
一点ものばかりを作っていると
苦労を厭わなくなる・・それがこわい
同じものを作る必要がないからだ

手数を減らす努力を怠れば
大き過ぎるか・・小さ過ぎるか
重すぎるか・・軽すぎるか・・
いつでも不安定のままで終わる

職人技・・としての「同寸同姿」
個性的な芸術志向で歩くにしても
これができて・・決して損はない
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ロクロよりも・・加飾のほうが
遥かに手間がかかる
というより・・手間をかけるべきだ
それだけの効果が・・ある

ひとつひとつを丁寧に
隅々まで神経を行き届かせて
焼きあげたいものだと・・思う


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by touseigama696 | 2011-04-27 23:20 | ●メッセージ | Comments(6)



近頃・・少し疲れた夜はこの歌を聴く
不思議なほどに・・こころに沁みいる

聴くだけでなく・・彼女を見る
スクッと真っすぐに立って
誰に向かうでなく・・
まるで神を探すかのように
僅かに微笑んで・・静かに歌う
フィヨルドの稜線のよう・・

ノルウェー生まれの・・シセル・シルシェブー
大好きな歌手である





リアスの海は・・悲しいほどにひしがれている
震災の海・・入り組んだ海岸線は無残だ
フィヨルド・・似たようなものなのに
氷河沈降の海は・・まるで千年の静けさ

ハルダンゲル・ヴァイオリンが・・
四弦の下に張った共鳴弦を誘って
ノルウェーだけの・・音と空気を作る
人も音楽も・・
全ては自然の一部・・神の所産なのだ





pie jesu・・フォーレのレクイエム・・慈悲深き主イエスよ
こんなに静かに・・軽やかに
高音の高みに昇ってゆく歌手を・・私は知らない
表情を見れば・・歌っているのではない
・・祈っているのかもしれない

涼やかだが・・とても穏やかな彼女の歌は
やはり・・フィヨルドの空気なのだと・・思うのだ

ノルウェー・・未だ行ったことはない




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by touseigama696 | 2011-04-26 22:04 | ○未分類 | Comments(6)
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つい先日・・日本陶芸展で
一緒に受賞した室伏英治さんが
アシスタントの藤沢美香さんを伴って
私の工房を訪ねてこられた

昨日まで・・
隣町で個展をされていたのは
先週・・ここでも書いた

同じ陶芸でも・・
技法的には大きな違いのある彼と私だが
だからこそ・・
感性を刺激し合うものがあるのかもしれない
楽しみに待ってた再会なのだった
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練り込み技法というのは・・
かなりは部分・・土を作ることが軸になる
それも・・色調を変えた土の組み合わせで
鮮やかな色彩紋様を描くのが・・一般的である

そうした常識で計れば
室伏さんの練り込みは・・
新鮮な驚きに満ちていた

「モノクローム・エフェクト」・・単色の練り込み
まさに・・室伏さんの世界なのである
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受賞されたこの「モノクローム・エフェクト」を
正確に理解しようとしたら
多分・・工房でじっくりと観察しないと無理だ
理屈だけでは・・叶いそうにない
いつか・・お邪魔したいと願うのは
そう思うからなのだ

室伏さんは・・
練り込みを普及させることにも取り組んでいる
沢山のアシスタントを育てながら
教室で・・教えてもいるし著書も多い

藤沢さんもアシスタントのひとりだが
やがては・・独立する日が待ってるようだ
キラキラした視線は・・
室伏さんと一緒に研究してるような
厚い信頼から生まれるものと・・見えた

近くの天麩羅屋さんで夕食を共にした後
更なる再会を約束して・・車を見送った



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by touseigama696 | 2011-04-26 00:10 | ●畏友交遊 | Comments(4)
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駅に着いたら・・電車のテールランプが見えて
10:11発に乗り遅れた
玄関のカギを締め忘れたかと・・
角を曲がってから戻ったのがアダになった

次は10:39・・30分近く待たねばならない
この電車・・都心にでるには便利なルートを走るが
何とも間延びしてて・・日曜日のこの時間
1時間に3本しか走らない

まぁ・・悪いのは自分だから
このベンチに座って・・本を読むことにした
バッグに何か一冊・・いつもの習慣が
こんなときの救いだ
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「次郎と正子」・・娘が語る素顔の白州家
このエッセイが・・面白くて
待ち時間も悪くないと・・思い始めていた

夢中で読んでたようでもあり
居眠りしたようでもあり・・
ふと気づくと・・背中に電車の気配を感じた
慌てて立ちあがったが・・途端に扉が閉まった
何というドジ・・30分待って乗り遅れた

次は・・10:56
1時間に3本の電車の・・3本目
待ち合わせでなくてよかったが
それにしても・・ホトホトまぬけなことよ

そういうわけで・・
閑散としたプラット・フォームで45分・・
長いこと乗ってる電車だが・・
開闢以来の珍事だった
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三越の会場で・・
来合わせてくださった何人かに会って
その頃・・あとから追いかけてきた妻は
私の作品の前で・・待ち合わせとか・・
自分の友人と・・高級ランチにでかけていった

折角の女同士・・邪魔しないことにして
私は・・屋上でランチ・アローン
ここがご贔屓の・・レストラン
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500円のビーフカレーと
自販機の珈琲・・120円
しめて620円のエコノミー・ランチ
これが案外のお気に入りで
独りのときは・・ご愛用なのだ
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抜けるような青空と・・
爽やかな初夏の風
この快適空気は・・タダ
季節限定サービスをたっぷり加算して
暫く・・日向ぼっこを楽しんだ

一日が・・何となくゆっくりで穏やかだったのは
もしかしたら・・ドジのおかげ・・?・・苦笑




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by touseigama696 | 2011-04-24 22:48 | ○未分類 | Comments(6)
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彼女の猫は・・
ただ可愛くて・・きれいな猫ではない
猫物語・・鳥羽僧正の世界に似てる

じっと見つめていると
猫たちのお喋りが・・聞こえてくる
描きながら・・彼女もきっと答えているんだろう
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面相筆をもてば・・〇宮さんはプロである
これでロクロに一段の磨きがかかれば
鬼に金棒ならぬ・・猫に金棒である

個展を開けば・・人気間違いなし
そういう日も・・遠くないかもしれない
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60センチ近い大皿に・・
アラベスク紋を搔き落としているのは・・小〇さん
白の素地に・・青化粧が施してあるが
焼かねば・・色はでてこない

ぼんやりしたコントラストの中で
細密なモチーフを・・精緻に削る
神経を使う作業だが・・
今では・・かなり自在に進めている

「型紙使ってたことあるけど・・
今はフリーハンドで下絵を入れて・・そのあと・・」
繰り返すことが・・手指に技を作ってくれるのだ
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作業しながら・・これからの課題を話し合った
形の変化・・紋様の独創性
形と紋様の調和・・対称と非対称
話しは・・幾らでも弾む

大きな会社の幹部社員さんだが
リタイアするころは・・プロの作家も夢じゃない
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金〇さんは・・
この教室では一期生みたいなもの
小さいものも・・15キロの土を使って
50センチ強の大物も・・どちらでも挽ける
全国公募のアマ展でも入選歴数多

今課題にして取り組んでいるのは・・例えば
日本陶芸展の三部なら挑戦できるレベルに向かって
25~30センチの鉢の制作である
当然だが・・同寸同姿六客あたりが必須

シャープな薄手の作りで
緊張感を醸す小さな高台・・それが狙い
形を模索して・・試作を繰り返している
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〇井さんも・・一期生
公募展は・・県展に絞って大皿で挑戦
毎年のように通るが・・少し老いたかなぁ~!
もっと上を目指す気力に・・やや不満・・(怒るなよ・・笑)
陶芸を始める前からの古いつきあいだもんな
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〇川さんは・・比較的キャリアは浅い
初心のころ・・随分泣いた・・笑
ベテラン組に囲まれて・・しんどかったかも

でも・・基本についてはゆるめなかった
この数年・・急速に進歩した
今では・・殆ど作りたいものが自由になる
そのせいに違いないが・・楽しそうだ
それが何より・・教室を明るくしてくれている

一昨日・・ここは
教室であるよりは・・アジトかもと書いた
こんな具合だから・・銘々勝手にマイペース
カリキュラムで縛れるはずもない

基本技以外では・・縛るのは嫌い
好きなことをすればいい

但し・・好きなことをするには
自分でする工夫が大事である
教えてもらうことから学ぶものは・・
決して多くない

逆に言えば・・教えることの難しさは
理にかなった自分流に・・どう誘導するか
そこにあるような気がする

端的に言えば・・
生徒さんの作品が・・講師の作品に似てきたら
それは・・もしかしたら・・
教え方に問題ありかもしれない




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by touseigama696 | 2011-04-24 00:04 | ○陶芸教室 | Comments(6)
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会期三日目・・大震災の余波の中だが
一点の作品も壊さずに展示できたのは
関わった人々の・・細心の注意のお陰のはず
無事に開催されることが・・素直に嬉しい
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いつも思うのだが・・
自分の作品が掲載された図録は
このコンペティションのトロフィーみたいなもの
長く記録され・・名誉を伝えてくれるからだ

47回展から・・今年の51回展まで
連続して5回の入選を果たすことができた
5冊の図録を並べれば
その間の・・密かな呻吟を思い出す
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数日前の初日の夜
恒例の親睦会は中止になったが
有志で受賞者を祝う会があった

その中に・・鑑審査の作家もおられて
当日の喧々諤々の審査の様子など
垣間知ることができた・・そして
非常に詳細に吟味されているのを知った

技術が問われるのは当然だが
それ以上に・・陶磁器制作に対する美学
厳しい議論が・・交わされたとか・・

結局・・展覧会の定評を担保するのは
作家の飽くなき情熱と・・鑑審査の厳しさ
これに尽きるようだ
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今までの波状紋を離れて
初めて稜線紋と名づけて出品した八角鉢
前作を越えることができるか・・
いつでも不安にさいなまれる

でも・・挑戦せずに結果はでない
そして・・結果が次の挑戦を促すのだ
今年は通れた・・審査が厳しいのを知れば
通れたことが・・ことさらに嬉しいのは当然である
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その上・・名札の下に小さな赤丸がついた
この作品を気にいって・・買上げがあったという印
作家として・・その評価もまた嬉しいのは言うまでもない





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by touseigama696 | 2011-04-22 22:02 | ○展覧会 | Comments(6)
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陶芸教室を開講して・・10年を過ぎた
10年前なら賑わった陶芸教室も・・
今は必ずしも・・である

そして・・10年前だと気づかなかったが
今では・・教室の数は結構ありそうだ
10年・・やはり一昔であろうか
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陶芸教室にも・・いろいろある
こうでなくちゃいけない・・ってことはない
教える方も・・思い思いなら
習う方とて・・きっと同じだ
自分の好みで・・選べばいい

私の場合・・
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時折・・依頼されて「手捻り」をすることもあるが
日々は・・殆ど電動ロクロを使って教える

ロクロは・・入口が難しい
形になる前の基礎練習に・・
やはり時間がかかる
しかし・・ひとたび基本が身につけば
思いがけず・・職人っぽい作陶もできる
何より・・回転するロクロ上での作業は
スリリングでもある

比較的穏やかに・・ゆっくりと
土の感触を楽しみながら・・初心であっても・・
それなりに形になってくれる手捻り陶芸は・・
ロクロとは違った楽しみだし
ロクロではできない不規則造形の面白さ
それは・・独特の世界である

だから・・どんな教室にしたいか・・
それは講師の陶芸観次第ってわけだ

私の場合・・
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ここは・・教室を標榜しているが
教室というより・・きっとアジトだと思う

一応のルールはあるが・・殆どどうにでもなる
週三日の開講日なら・・
何時に来て何時に帰ろうとノー・プロブレム
ここで三食食べたつわものだって・・いる
一日がかりで・・茶碗100個挽いた

種類は多くないが・・粘土は使い放題
一日で60キロ挽いたつわものも・・いる

カリキュラムなんて洒落たものはない
どだい・・カリキュラムってのは何のため?
プロになる陶芸と・・趣味の陶芸では
きっとカリキュラムも違うはずだが
最初からプロになろうとするひとは・・滅多にいない
プロになるひとは・・自分の力でなってゆくものだ

それぞれに・・自分のゴールはある
それが満たされる稽古なら・・ひとと同じはずはない
マン・ツー・マンで向かいあって
そのひと固有の陶芸を目指す・・それでいいと思うのだ

教えるのは・・技術ではない
技術以前の基本と・・
それを使って自分で作りたいものを探せと
モチベーションを高揚させてあげれば
それでいいのだと・・思う

だから・・ここでは卒業はない
プロにもない卒業が・・
教室にあるはずもないからだ

望むなら・・どこまででも昇るがいい
陶芸には・・どこまででも昇れる高さはある

なろうことなら居心地の良いアジトで
好きなだけ・・好きな時間を使って
好きなものを・・好きなだけ作るがいい

そう思っているが・・
体力勝負でもある教室運営
いつまで続けられるか
私自身にも卒業はないが・・
中途退学・・ってのは・・?





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by touseigama696 | 2011-04-21 23:29 | ●窯だ行進曲 | Comments(10)
つい先日・・第21回日本陶芸展の会期中のこと
「・・そろそろリタイアですよ・・」と言いながら
熟年男がふたり・・会場に現れた

久しぶりにもらった名刺には
ひとりは・・常務取締役制作営業局長
もうひとりは・・制作営業局顧問とある

今となれば・・遥か昔のことになったが
テレビ時代の・・懐かしい戦友なのだ
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この写真が・・私の現場の最後の日
1971年9月8日・・ボウリングの番組だった
一期生プロ石井利枝さんを真ん中にして
私のチームほぼ全員で記念にと・・撮ってくれた

石井プロの右・・白シャツが名刺の常務河井君
そして・・石井プロの後ろのサングラスが
顧問の名刺をくれた柴田君であり
前列左に座っているのが私である
30歳になろうとしている頃だった

プロデューサとしての5~6年
13名のクルーと寝食を共にして
チーム作りをしたが・・
「常務」は・・アシスタント・プロデューサー
「顧問」は・・オーディオ担当のチーフだった

誰も彼も若かったから・・誰も彼もよく働いた
決して豊かではなかったが・・
でも時代は・・活気に満ちていた

「大きな会社の歯車よりは・・
小さな会社で・・伝説作れ!」
誰もがそんな気分で・・仕事してた

「・・あなたですかぁ・・?
ひとりで8本のレギュラー持ってたって・・」

「・・忙しいって音をあげると・・
昔なぁ・・ひとりで8本・・そう言って
脅しかけられたんですよ・・」

たまに訪ねた仕事場で
一緒に仕事したことのない若いスタッフに
そう言われたときは・・それも伝説
・・まんざらでもなかった

「そかぁ・・ふたりがリタイアしたら
あの会社との絆も消えるなぁ~」

今は亡き・・我がボス・・を偲びながら
一緒にメシでも食いたいものだと・・
帰ってゆく二人を・・会場で見送ったのだった



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by touseigama696 | 2011-04-21 01:28 | ●畏友交遊 | Comments(4)