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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

<   2010年 06月 ( 30 )   > この月の画像一覧

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4年前の今ごろ・・
大学時代の仲間が集まるために
妙高高原まで車で走った

後輩が打った戸隠蕎麦を堪能し
旧友との再会を楽しんだ
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翌朝・・みんなと別れ
車を走らせながら
花の写真を撮ったり・・
小諸の古城址を訪ねたりした

大した目的はなくても
独りっきりになる時間が好きだし
ときに・・必要な時間でもある

そんな一日を満喫して
我が家が近づいたころ・・・
この旅の終わりに・・
ひとつ決心したことがあった
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車に残っていたこれに・・
自分でメモを書いた
それが・・4年前の今夜
丁度今ごろ・・だった

あれから4年
戯れにも口にすることはなかった
結構・・潔く止めたと・・
ときどき自画自賛したものだが
それも・・最早意識にのぼらなくなった

3本が残った吸いかけと
封を切ってないひと箱のたばこ
あの日から・・
そのままデスクの隅に置いてある

湿気るでもなく・・かびてもいない
手にして火をつければ・・
今でも美味しそうだ

でも・・もう未練はない
「もしさぁ・・癌で余命宣告されたら・・
その日から・・好きなだけ吸って死ぬさ・・」
妻にはそう・・うそぶいてるが
実際には・・もう吸えないだろな

16~7歳の少年の日に・・
目が回ってひっくり返って覚えたたばこ
今なら・・きっとあの日と同じだ
やめとこう・・っと!!


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こっちのほうが・・かびてるみたいだ・・笑
でも懐かしいプラッターズのこの歌

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by touseigama696 | 2010-06-19 22:47 | ○未分類 | Comments(12)
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やり直しをした定番の糸抜き波状紋
いつもの黒素地・・白化粧の段取りだけど
それをあとまわしにして
ニュー・バージョンの化粧土を作りました
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素地が白で・・化粧も白
化粧土の調整に僅かな違いをつけて
微妙なコントラストを狙うが
正直・・焼くまで正確な答えはわかりません

霧吹きで吹きつけるので
丁寧に乳鉢で摺りました
摺ってから・・ふるいにも掛け
バリがでないように気をつけます
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霧吹きを使うと
布目のようなマチエールが得られますが
それには・・濃度が大事
僅かに濃い目にして吹きます
その分・・圧力がかかるので
口が疲れます・・苦笑

むらなく掛けるには
同じ方向・・同じ圧力・・同じ回数
・・が大事ですから
手前に置いた目印を使って
ゆっくりと丁寧に吹いてゆきます

浅い皿なら・・あまり問題はないのですが
深鉢になると・・見込に角度があるので
気をつけないと・・
霧が滑って乗りにくいところができます

それこそ・・目を皿のようにして
厚みを観察して進めます
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これが・・吹き終えて
更に・・糸をはずした状態です
白に白ですから・・何のことやらです
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よく見れば・・こうなっています
コンプレッサーを使うと
この柔らかな雰囲気がでないのです

胸と口は疲れますが・・仕方ないことです
養生の隙間に潜った化粧土を
きれいに始末して終り・・です

後は・・釉薬を掛けることになりますが
それはコンプレッサーを使います
来週早々には・・本焼きに回します
計算どおりに・・焼けるといいのですが・・
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昨日焼いた豆窯で
親父の骨壷が・・焼けました
予定通り・・酸化の柔らかな白です

来週の月曜日の納骨に間に合いました



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by touseigama696 | 2010-06-19 00:46 | ●工房便り | Comments(8)
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「陶芸」と「俳句」・・
ただちには無縁のようだが
本質には・・通じるものがある・・と
密かな持論である

俳句は・・
こころに感じたものを・・説明せずに
無駄を省いた短い言葉で言い表す
短いからこそ・・読む者それぞれに
様々な物語を想像させる
たった17文字・・省略の極致は
限りなく豊かな物語を生むのだ

ひとつの器で表現したいものも
いってみれば・・
可能な限り無駄と無意味を捨て
伝えたいものは・・これだけ
17文字に省略すべきだと
そう思ってきた

窯を開けたとき
ちょっと寂しかったかな・・?
それがほどほどだと・・思っている
使ってるうちに動いてゆく風合い
それが・・
季語でもあり・・物語でもある

『野分け待つ 葉にちからあり 雨の打つ』  拙句

嵐に立ち向かおうとすれば
ずぶ濡れの身体にも・・
みなぎる力を感じるものだ

陶芸を始めたばかりのころに作った句・・
俳句朝日に入選したが
陶芸で入選するよりも・・
前のことだったような気がする

野分けを待つ季節が近づいた
だから今夜も・・夜更けまで
工房で仕事していた
みなぎってはきたが・・・
肩が凝って・・目の疲れる仕事である



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by touseigama696 | 2010-06-18 02:31 | ○未分類 | Comments(0)
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前の晩・・深夜まで頑張ってみても
翌朝眺めて・・不満に気づくことはしばしばだ

これを剥がして・・やり直す気になるには
結構・・決心がいる
手掛けた最初のころ・・
そのまま続けて焼いたりもした

費やした時間もだが・・
コストも馬鹿にできないから
何とかしたくなっちゃったりする

未練がましく・・
何度か同じ過ちを繰り返した
でも・・そのまま続けて
満足できたことは・・ただの一度もない
更に・・僅かでも不満を残したまま出品して
・・勝てたこともない

苦い思いを重ねて・・大事なセオリーを作った
「やりなおすことを・・ためらうべからず!」

今では・・ほとんど迷わず戻る
今回の場合・・幸いなことに
下三分の一を剥がせば済む
不満が上三分の一にあったら
全部剥がすしかないのだ
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不満だったあたりを気遣いながら
新しい紋様を打ってゆく

この波状紋は・・下絵が描けない
だから・・イメージだけで貼ってゆく
それが面白くもあるが・・また不安でもある

勝手に波が・・独り歩きしたりする
向きを変えようとして・・
思うに任せないこともある
大抵は・・そうした部分が不満になる

糸を貼る時のリズムを大事にして
新鮮な気分でやらなければならない

どうやら・・不満は解消しそうに貼れてる
波が・・すっきりしてきた
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これは・・貼り直す前である
下段左三分の一あたりが・・
写真でも・・モヤモヤしている
そこが不満だったのだ

無理な貼り方をして
波頭の向きを不自然にしてしまったからだ
完成間際に多いミスで
終りを急いで・・リズムを狂わせたのだろう
夜中だったりすれば・・なおのこと
気が急いたに違いない

ここにはアップしないが
一応・・完成して待機してる
まもなく顔料を吹いて・・
焼きに回すことになる

窯の中にも・・リスクはある
無事に焼けることを祈るばかりだが
当然・・これ一枚で終わるつもりもない
気に入るまで・・作る

しばらくは・・夜更かしが続くはずである
来月の締め切りの・・
そのギリギリまで緊張が続くのも
いつものことである

緊張と集中は勿論大事だが
でも・・今は
その全てを・・楽しみながら・・と
心がけることにしている



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by touseigama696 | 2010-06-17 01:32 | ●工房便り | Comments(10)
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夜は・・外食だった
戻ってから少し仕事をしたりして
小腹が減った
そこで・・夜食を・・笑
ほんとは我慢なんだろうけど・・

バケットに自家製のマーマレード
常用の野菜ジュースとミルクをミックス
それに・・ブルーベリー・ヨーグルト
まぁ・・身体にはよさそう
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定番の黒土を離れ
半磁土を使っての糸貼り
粘着に違いがあって・・
当然・・貼り方のリズムが違う

土の肌理が細かい分
食いつきが悪く・・強く引くことができない
ゆっくり貼らねばならないから
スムーズなリズムにしにくいのだ

かつて・・この土で糸抜きをしていたから
次第に慣れてはきたが・・
あまりにのろいと・・糸が揺れる

同じことをしても・・
土が変われば・・技術も変わる
使い分け・・それも技術のうちなのだ
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その半磁土を使った蓋物
実は・・小ぶりな骨壷である

来週・・
昨年の暮れに逝った母親の納骨をするが
4年前の秋に逝った父親は
大学に献体したこともあって・・骨はない

ただ自分で用意した遺髪と遺爪が残されている
大学から・・献体が終わった旨の知らせもあったから
この際・・一緒に埋葬するために
この壺を焼くことにしたのだ

骨壷なら・・つまみはいらないのだが
骨ではないから・・と
小さなつまみをつけ・・
厚く挽いたせいもあって・・少し重いが
この先・・長い年月墓中での安住のため・・と
勝手な理屈をつけることにした

三つの内・・どれにするか
窯から出したら・・選ぶことにした
ただ・・真っ白に焼こうと思う



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by touseigama696 | 2010-06-16 01:03 | ●かまだ食堂 | Comments(10)
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次の総理に・・
これを書いたのは6月3日
10日ほど前のこと

日本をどういう国にしようというのか・・
つまり・・
立国の基盤を何にしようするのか・・
それが政治の基本で・・総理大臣の使命
・・そう書いた

はやぶさが帰ってきて
政治家よりも・・遥かに具体的に
この国の将来を暗示してくれた

「・・これを大事にしろっ・・!!」
この成功こそ・・日本が生きる道
前人未到もさることながら・・
この技術は・・世界に売れるのだ
技術立国 貿易立国
まさにシンボリックな快挙だ

こうしたプロジェクトが
あちこちに澎湃として起これば
金は・・何に投ずるべきかを
はっきり理解することができる
何のために節約すべきかも・・解かる

最短往復6億キロ 通算60億キロの旅程
この距離の宇宙空間を・・
リモコンで操作して往復させる
これは・・ただ資金の多寡の問題ではない
明らかに・・卓越した技術の勝利だ

いつぞやの・・「なぜ二位ではだめなのですか・・?」
答えは・・これなのだ
二位でもいいと思うようでは
この成功は手にできないだろう

アホみたいにひたむきな情熱と
前人未到だからこその誇りが
技術者たちを支える

彼らの前に・・
いつも立ちはだかるのは・・「金」だ!
そして・・それを支援できるのは
やはり・・「国」
つまり我々国民の「税金」なのだ

「感動しました!」だけでなく
国民の声として・・
国を動かしてゆくべきじゃなかろうか
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それにしても・・
テレビに映る管制室の何とつましいことか
まるで・・どこかの学校の教員室
Nasaとは・・大違い

飛んだ距離の凄さからすれば
東京ドームくらいの広さをあげてほしいもんだ
そして・・何より大事なことは

今日のこの成功が・・このまま終わらず
次につながる新しいプロジェクトを企画し
人も金も惜しまず・・準備すべきだと思う

大きな丼1個分ほどにちいさい
あのカプセルの中には
イトガワの石だけが期待なのではない
この国の未来を占う夢が入ってるってこと

覚えておきたいことだと・・思う



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by touseigama696 | 2010-06-15 01:29 | ●世相あれこれ | Comments(4)
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金曜日・・お邪魔した個展のひとつが
藤井隆之さんの陶芸展
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日本橋高島屋の美術工芸サロンで開催されている

藤井さんとは・・ネット仲間でもあるが
日本工芸会千葉県在住者の『陶葉会』の仲間でもある
若いが・・いずれ日本の陶芸を背負う俊英
でもそのあたりを少しも匂わせぬ人の良さ
大好きである
だが・・作品を見れば一目瞭然
やっぱり日本を背負ってそうだ
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DMの金魚皿・・新しい色遣いのようだ
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既に・・幾つかの定番シリーズを持っていても
いつも・・研究に余念がない
一目も二目も置ける作家なのだ
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この色合いの蓮図は
これまでの公募展で幾度も見てきた
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浅く彫って釉象嵌する青白磁も・・お馴染み
新旧を織り込みながら・・見る者を引きつける

当代きっての人気作家
いつものことだが・・
私が訪ねた三日目で・・既に完売
急いで窯を焚くのも・・それも毎度のこと

不景気とはいえ
優れた作品は・・やはり売れる
ものづくりには・・何よりの励みといえよう

親子ほどの年の差だが
彼から学ぶものは・・沢山ある

作風からは想像もしない・・
選曲と乗りの良さであっけにとられたカラオケ
そういうとぼけた彼が・・好きなのである



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by touseigama696 | 2010-06-14 01:16 | ○展覧会 | Comments(10)
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土曜日の稽古は・・
いつも何やかやランチで楽しみます

4月のBBQは・・工房の中でしたが
今回は・・先日思いつきで設えたデッキテラスで・・
快晴に恵まれ・・やや暑かったけど
炭焼きBBQで美味しくいただきました
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この間・・ホームセンターで
BBQコンロも買い込んで常設にしました

近所のスーパーで特価のサーロインを仕入れ
野菜少々のはずでしたが・・
やっぱり食べきれません

若いつもりでいても・・
お腹は縮んでます・・苦笑
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夜は・・独りで
じっと糸を貼って仕事しました
どうやら・・裏表皿一枚出来上がりですが

実は・・
表の紋様にちょっと気に入らないところがあって
明日・・ことによると下三分の一剥がすかもです

最初のころは・・
それが勿体なくて二の足踏んだのですが
今は・・結果が大事なのが判って
殆どためらうことはありません

焼成後に悔むよりは・・
遥かにましだと・・思えるからです

少なくとも・・三枚は作ります
一枚でも納得のゆく作品がとれますように・・です



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by touseigama696 | 2010-06-13 00:12 | ○陶芸教室 | Comments(8)
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午後から・・個展をふたつお邪魔した
一度に書くと・・長いから
今日は・・稲生一平氏の雑器展を・・


稲生一平氏
実にユニークなキャリアに彩られ
ひとことでは括ることのできない男

この個展も・・
見事なまでにプロフェッショナル仕立てだが
だからといって・・
彼にとって陶芸が本職とは言えないのだ
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誰でも知ってる名門に生まれ
大手広告代理店に勤務していたころ

テレビの仕事を通してつきあうようになった
40年も昔のことだ
仕事もしたが・・遊びもした
同い年だが・・その洗練は
到底叶うものではなかった

やがて・・私がテレビからリタイアして
次第に・・会う機会も減った

数年前・・
彼もまた陶芸をすることを知って
交流が復活した

聞けば・命懸けの大病を患い
失ったものも沢山あっただろうに・・
しかし・・個に立ちかえって
彼の美学が・・更に花開いたともいえよう

彼が手がけるプロジェクトは
そうしたアーティスティックな雰囲気が
色濃く・・芳香を放っている
あのサントリー・ホールも・・彼がオリジナル・プランナー
陶芸も・・そうしたコンテンツのひとつなのだろう
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この作風・・
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このコンセプト
到底アマチュア陶芸ではない
決して簡単ではないタタラ作りを

余計なことは・・なにひとつ加えることをせず
灰釉をベースにすっきりと仕上げるのは
技術ではない・・思想だと思う

写真にはしてないが・・
ロクロで挽いた器にも
同じ哲学が・・滲んでいた
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「誰も見てくれないが・・あれオレの書・・」
般若心経の墨痕は・・復帰の祈りだったのだろうか
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夕方から・・wellcome-partyだった
パピヨンのブルーチーズをパンに乗せ
更に蜂蜜を乗せて・・これはもう絶品

「赤ワインがいいよ・・」
一平氏はそう言って振舞っていたが
呑めない私にも・・
きっとそうだろう・・と思えたのだった
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この四方皿を二枚・・買い求めて帰宅した
けれん味のない・・この皿なら
何を盛っても・・きっと合う
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出かける前・・宅急便が届いて
先日小樽でお世話になったAさんが
このうにを送ってくださった
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「このうに・・6月でないとだめなの・・」
5月の小樽で食べることのできなかった
旬のうに・・早速夜食でいただいた

白い飯に・・塩うにだけ
実に美味・・何という贅沢な夜だったろう


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by touseigama696 | 2010-06-12 00:35 | ○展覧会 | Comments(0)
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万年の進化を・・一瞬で姿に定着させる
きっと花の造形は・・神の手の業
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過不足のないたたずまいに
ひとは情緒を見抜かれて・・ひれ伏す
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天衣を織りなす無縫の素地に
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・・窯変の紅

到底叶わぬと思いながら
今日もロクロに向かい
窯に向かう・・



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by touseigama696 | 2010-06-11 04:11 | ○陶芸雑感 | Comments(10)