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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

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また・・始まった 飽きるほどに作ったが まだ続く・・ 「糸抜き」を我がものにしたいから・・

同じことを繰り返していると
終いに・・面白さが失せて
続けるのが嫌になる
これを・・「飽きる」・・という
誰にでも起こることだ

その飽きたところから・・先
どうするかは・・結構面白い

例えば・・
毎日同じものを食べて飽きたとする
大抵は・・
別のものを食べて飽きを追い払う
食べるなら・・それで一件落着

音楽を聴くのも同じだ
飽きたら・・やめればいい
別の音楽を聴けば・・解消する
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振り返れば・・この糸を貼りはじめて10年 それでもまだ思い通りにはなってない


ところが・・
何かの稽古 練習とかいうことになると
俄然・・「飽きる」の意味は違ってくる

食べ続ける・・聞き続ける・・は
そうしたからといって
何ほどの意味とか価値とかが変わるわけじゃない

ところが・・練習となると
続けることには・・意味がある
明らかに成果を伴う意味がある
でも・・飽きるときは飽きる
そこで・・どうするかだ

確か一昨年あたりのことだった
ある日突然・・かねてから昵懇ではあったが
佐賀県嬉野の名手 小野隆治さんが
私の工房においでになったことがある

「これから唐津に帰るけど・・ちょっと寄りました・・」
びっくりしたのは私だけでなく
教室の会員も・・同じだった

「折角の来訪・・みんなに何か話してくださいな・・」
私の願いに応えて・・こうおっしゃった

「誰でも同じことしてると・・飽きるよね
でもね・・飽きた頃からが・・ホントの勉強なんですよ・・
上手くなるのは・・そこから・・」


聞く者全てのこころに・・多分グサッときた
ふたつの意味でである
つまり・・少々飽きてきた頃合いには
厳しい戒めとして・・

もうひとつは・・
飽きることを否定する必要はない・・ということだ
つまり飽きちゃいけないのではなく
飽きた頃・・をどう生かすかなのである
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好きな道具に囲まれているのが・・一番好きだ
好きな道具が増えることも・・好き
同じことしてても・・新鮮な気分になれるからかもしれない


「やっとスタートに立った!」・・と思えば
「飽き」は・・大きな力になる
公募展で問われる「完成度」とjは
飽きるほどに作ったものを
あと数ミリのために・・
渾身のちからを奮うことなのだ

結果はどうであれ・・
目標に向かってなら・・ひとは・・
信じられないほどの努力を
惜しまないものなのだ
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明日の素焼きを待つ・・大皿4枚
既に済んでる4枚と乾燥待ちの大壺を入れて
臨戦態勢に入ろうとしている・・勝負の年



昨日から・・
スピード・ラーニングのCDを聞き続けている
ただ聞き流しているだけだが
飽きるほどに聞いている

「やってみたけど・・飽きちゃった・・」
我が娘を含めて・・何人かから聞いた
「コツを知らないからだ・・」と独りごちた

まだテキストは開いていない
当分開くつもりもない

まだ大して長文でもなく
難しい会話内容ではない
だが・・たった一日でも
聞いていたら・・英文のセンテンスが
だんだん見えてきている
つまり・・オウム返しに声がだせる
ヒアリングの成果かもしれない

飽きてきたら・・もっとわかるはずである
「もっともっと飽きろ!」・・そう言い続けている


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by touseigama696 | 2010-05-31 02:09 | ●窯だ行進曲 | Comments(2)
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滅多にないことだが・・
テレビ・通販でこれを買った
石川遼君でおなじみの・・「スピード・ラーニング」

だからと言って・・
今更英語がペラペラになりたいわけでもない
こう見えても・・その昔
「世界の結婚式」だの
「駐日大使夫人のニッポン・ライフ」の取材で
海外に出たり・・大使館に出向いたり
結構英語で仕事してた時代があって

今思い出しても・・
どうやって通訳なしでやってたんだろ?
不思議なほどに忘れてしまった英語
それでもちっとも不自由してるわけじゃないから
スピード・ラーニング・・急いで勉強する・・必要もなさそう

なのに・・これを買ったのは・・
近頃・・私の貧弱な「脳」が
何やらドンドン怠けてるような気がしてならず

ついさっきそこに置いたものが
ものの見事に・・「神隠し」に出会う
しばしば・・この神隠しの後を追いかけて
無駄な時間を費やすわけだ

身体は使ってるが・・頭となると・・?
そこで・・少し英語でも覚える努力をして
ねぼけ始めた「脳」に刺激を与えてみるか・・なのだ

このスピード・ラーニングの気に入ったところは
聞き流してればいい・・という気楽さ
何度も何度も繰り返して聞いてりゃ
終いに意味も通じる・・って寸法

これ昔の・・素読の論語みたいなもんだ
読書百遍・・意おのずから通ず・・である

そんなわけで・・
ウォークマンで聞き流し続けて
やがて・・英文が目に浮かぶようになったら
テキストを見てみようかと・・決めた

独りっきりの・・ブレイン・ストーミング・・頭脳の嵐だ
頭の中かき混ぜて・・生き返ってくれれば
そりゃめっけモン・・というわけです・・トホホ


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by touseigama696 | 2010-05-29 22:07 | ●窯だ行進曲 | Comments(12)
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第50回 東日本伝統工芸展
私の作品は・・
先週末訪ねた仙台巡回展で終りました

今年も・・初日にお買い上げがあって
仙台を最後に・・三越から
お客様のところに納品されます

指定されてた期日までに
箱を納めますが・・それが明日
注文してあった箱も届きました
60センチを越える大箱・・
何度書いても・・緊張します
粘土と違って・・やり直しはききません
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七つ道具を駆使して・・今年も書きましたが
これを書けることは・・有り難いことです
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窯印のラベルを右角に貼って・・完了
これが右に見えるように蓋をすれば
木目が合う・・というサインでもあります
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昨日の大壺も
ほどほどに乾いてきたので
裏返して・・高台を切り形を整えました
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糸抜きで・・波状紋を描く予定ですが
皿と違って・・凸面への波状紋は
結構難しいので・・さてどうなることやら・・です
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いずれにしても・・
そろそろ秋のシーズンに向かっての
制作が佳境に入ります

ロクロは挽いてあるのですが
気を入れて・・加飾にかかる時期です

この時期・・
いつもすることは・・掃除
すっきりした気分で・・集中に入りたいのです


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by touseigama696 | 2010-05-28 23:04 | ●工房便り | Comments(8)
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ハチ合わせ・・といっても
モトカノ・・ってわけじゃありません・・笑

昨日の鉢2個を・・合わせて壺にしたところです
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たっぷりとドベを作り
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口に櫛をいれたら・・ドベを塗ります
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独りで作業したので・・
写真に撮れなかったのですが

もうひとつの鉢は
亀板ごと持ち上げて・・ひっくり返し
そのまま・・ドベの上に重ねます
重ねてから・・しっぴきで亀板を切り離します

こうすれば・・
直接壺に触れませんので
形を崩すことがありません
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底を抜いて・・口を作り
少し荒削りをしました
少しでも軽くしておきたいからですが

まだ十分な乾燥ではありませんから
このまま少し寝かして
改めて・・高台を切って
仕上げ削りをしてゆくことになります

この技法での壺つくりは・・
初めての経験でしたが
初めてにしては・・
まずまずの姿してるかと・・

個数を重ねて・・
綺麗な壺を作ってみたいものです



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by touseigama696 | 2010-05-27 23:13 | ●工房便り | Comments(14)
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「合わせ・・イッポ~ン!!」
といっても柔道じゃありません

このふたつの深鉢・・
近日中に・・口縁部で合わせて
ひとつの壺になる予定です

ひとつづつは・・粘土は10キロ
挽きあげた大きさは・・
口径40センチ 高さ20センチ

重ねる都合上・・
少々厚めに挽きましたが
重ねてから・・改めて挽きあげ
成形することになるはずです

話しには聞いてますが
このやり方で壺を作るのは・・
実は初めて・・

大物づくりをするひとを見てると
どうも・・皿派と壺派があるようです
大皿と大壺・・大抵の作品は・・
のどちらかじゃないでしょうか
私は・・皿派

皿には皿の・・壺には壺の難しさがありますが
こと焼成となると・・壺のほうがいいな・・です
大体・・窯は径よりも高さが深いから
壺なら納まりがいいのです

その点・・皿は
60センチ強ともなると
その径に見合う窯は・・高さも深く
無駄なスペースが多くなってしまうのです

出品用の作品だけで焼くときは
三枚くらいを一度に入れますが
棚板との関係で・・ツクを立てるのも大変
棚板が届かなくなっちゃうのです

窯の構造からみれば
壺3個焼くほうが・・
皿3枚焼くより・・効率的だろな

秋の展覧会の・・期日が迫ってくる
陶芸では・・一カ月は大した時間じゃない
そろそろ・・尻に火がつく季節です



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by touseigama696 | 2010-05-26 23:23 | ●工房便り | Comments(0)


久しぶりの動画編・・
どうやれば・・無事にアップできるのか
なかなか頭に入らず・・悪戦苦闘

家庭教師のsyuちゃんに
呆れられながらの・・動画修業
どうにか・・アップしましたが
ロクロ挽いてるほうが・・どれほど簡単か・・?・・笑
まぁご覧いただいて・・お役に立てば・・です

ここで言いたかったのは
土は・・なるべく触れてる時間が短いほど
力のある作品になるはず・・ということ

そして・・同じものを何個も作るには
同寸同姿の根拠を作って挽くこと

それには・・
道具の工夫が大事だということ

そんなメッセージを送りながらの
「しゃもじで作る・・みかん小鉢」・・でした

Data
瀬戸半磁土 400g 玉づくり 菊練りなし
口径10.0cm 中心部最大径11.5cm 高さ8.0cm


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by touseigama696 | 2010-05-25 18:19 | ●動画 | Comments(17)
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私が手掛ける「糸抜き波状紋」の最大の欠点は
写真写りが悪いことです
ともかく・・上手く撮れることの少ない作品なのです

これが・・正しい方向の天地
紋様は・・海の波のように見えるはずです
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拡大すれば・・こんな感じです
波がしらを作って・・立体感を表現しています
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天地を逆にすると・・これ
袋田の滝・・か・・奥入瀬の渓流・・
右上から左下に向かって流れる・・流れのようです
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全然別の波紋様になってしまうので
高台に正しい天地を示し目印を貼ってます

でも・・なぜか反対向き・・つまり
袋田の滝・・ふうに展示されることが多いのです
今回は・・ことのほかこの間違いの多い展示でした


海の波を描いていますので
間違えないように
お願いするしかないのでしょう


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by touseigama696 | 2010-05-24 21:34 | ●工房便り | Comments(6)
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仙台三越の会場は・・広々してなかなかでした

昨夜の土曜日・・毎年この時期
恒例のクラス会から帰宅した私は
シャワーを浴びてから・・車を乗りだしました

ワンボックスの後部座席をフル・フラットにして
マットと枕とシュラフを置いて
仮眠できるようにするのも・・いつものこと

一路・・杜の都・仙台をめざして
深夜の東北道をひた走りでした

このブログで交流のあるKさんと・・
『第50回東日本伝統工芸展 仙台展』の最終日
会場でお目にかかる約束だったのでした
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手前から二枚目の大鉢・・私の作品ですが
とてもいい場所に展示されてました・・ラッキー!


少し早目に着いたのですが・・
何と・・私の作品は
今回もまた・・天地が逆転しての展示でした
仙台に回る前の札幌でも・・逆

二度とも・・係の方を呼んで
許可を得て・・自分で直しました
作品の裏の高台に・・
天地を表示した印を貼ってるのですが
なかなか・・確かめてはいただけないようです

札幌も仙台も・・私が出向いたのは最終日
初日からの5日間は・・
天地逆のまま・・お客さまにご覧にいれたわけで
作者としては・・いささか気落ちします
せめて・・図録と照らし合わせれば・・
防げることなのですが・・
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仙台名物牛タンもいただきました

でもまぁ・・気を取り直して
Kさんとそのお友達のSさんに
会場の作品をあれこれ・・説明しながら楽しみました

それから・・三越の方に紹介されたステーキの店で
ランチをしながら・・談論風発・・
ここでもまた・・初対面が初対面の体をなしませんでした
これも積みあげたネット交流のご利益に違いありません

車中一泊の日帰りの旅
さすがに帰路は眠くもなるので
途中でシュラフに包まって仮眠を挟み
ゆっくりと走って・・
ほぼ24時間ぶりに帰宅したのでした

Kさん・・Sさん!・・楽しかったですよ
ありがとうございました


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by touseigama696 | 2010-05-24 01:07 | ○展覧会 | Comments(10)
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17キロの電気窯
炉内寸法は・・85×65センチなのだが
これでギリギリである

ロクロ挽きで・・確か68センチほど
素焼き窯詰めで・・
ほんとにギリギリでハラハラだった

素焼きを終えたところで・・
どうやら無事だった

ほぼ同じサイズが三枚入ってる
切れずに焼けたが
もし・・破裂でもあったら・・?
・・考えないことにしてる・・笑



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by touseigama696 | 2010-05-22 22:24 | ●工房便り | Comments(10)
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ある老舗の呉服店のウィンドウに・・
私の皿が飾られているのを見つけて
びっくりした・・と
Nさんからハガキが届いた

Nさんは・・
私が事務長をしていた病院で・・長いこと
看護助手として働いてくれてた女性である

そもそも・・彼女とのつながりは
1985年・・履歴書を持って
募集に応じて面接に来院したことから始まった
当時・・採用人事は私の仕事だった

色々あるが・・長くなるので端折ると
私が彼女を採用と決めた理由は・・
彼女の履歴書に職歴が一行もなかったからだ

職歴がないことが理由で
どこも採用してくれなかった
そう言う彼女に・・

「なら・・ここで最初の職歴をあげるよ
この先・・何があっても
職歴がないことを理由にさせないで済むようにね・・」

結局・・彼女は
その先どこかに応募する必要がなかったから
同じ理由で・・不採用になることはなかった

爾来25年
決して楽な仕事ではなかったはずだが
弱音もはかず・・頑張って定年を迎えた

病弱な夫を支え・・家計は勿論のこと・・
家の建て直しなど・・男勝りの後半生
苦労の後・・孫に囲まれ平和な老境のようだ

あのとき・・「職歴あげるよ・・」って言われて
嬉しかったことは・・忘れません

いつだったか・・そう言ってくれて
見る目に間違いなかったことを
私も嬉しかったのは・・言うまでもない

もうひとつ・・似たようなことを思い出す
二次面接に・・30分遅刻してきた職員のこと

「・・ダメだと思いましたが・・でも・・来ました」
「普通ならダメかもな・・でもそれでも来たから・・採用だ」
彼女も・・結婚までの結構長い期間・・無事に勤めてくれた

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夕刊を読んでいたら・・
「二度目の就活に焦り・・」とあって
この春・・留年する学資が足りなくて
卒業してしまった大卒者が・・
一年違いの現役就活学生に気おくれして
眠れぬ夜を過ごしている・・とか

この学生のバックグラウンドを
全部知ってるわけじゃないから
そこは棚に上げるが・・

こうした学生が・・
一年しか違わない年齢で
そうまでもハンデキャップが生じる理由が
採用企業にあるなら・・
つまり・・人事担当者が
やみくもに若い方を優先するというなら
その担当者の無為を嘆くばかりである

もし・・同じ能力とみなせるなら
ハンデを背負って不利な既卒者のほうが
内定を喜ぶに違いない・・感謝もする

私なら・・
「君が不利らしいなら
それを理由に・・君を採用するよ
不利を跳ね返して・・いい仕事してくれよ」
そう言ってあげたいものである

採用時に・・大事なことは
無難とかスムーズとかではない
お互いに忘れられないエピソードがある方がいい

採用人事担当者に求められる僅かな「勇気」
今の世のなかに足りないものかもしれない


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by touseigama696 | 2010-05-21 21:49 | ○未分類 | Comments(10)