<   2009年 12月 ( 31 )   > この月の画像一覧

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♪・・疲れを知らない子供のように・・時が二人を追い越してゆく
   呼び戻すことができるなら・・僕は何を惜しむだろう・・♪

   シクラメンのかほり 小椋 佳 作詞/作曲より


呼び戻すことのできない・・「時」・・を抱えて
今年も・・もうすぐ終る

惜しまぬほどに・・今を生きる
それしかないことも・・よく解かっていて
新しい年を迎えることにしよう
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左手の人差し指の指紋が消えるほどに
繰り返してきたこの技法・・10年近くになる
飽きずに・・ただそれだけ

本気になると・・飽きたりしない
繰り返して判ったことも・・そのことだった
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3週間ほど前・・受けた取材で
密かに願ったことは・・ささやかなメッセージ
「・・私に起きたことは・・誰かにも起こる・・」
それが「50歳からのプロ」・・願うなら叶う
それを伝えたかった

掲載紙を読んで・・編集者の筆力に感謝である
過不足なく・・私の伝えたいことがここにある
ご一読いただければ・・である
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♪・・ためらいがちにかけた言葉に・・
   驚いたようにふりむく君に
   季節が頬をそめて過ぎてゆきました・・♪


52歳で始めた陶芸だから・・
人生と無縁にやろうとするものではない

今までに得たものを・・惜しむでなく
これから失うものをさえ・・惜しむでもない

少し若い世代に向かって・・
ためらいがちに・・
ささやかなメッセージを送ってみたい

あと1時間で・・今年が終わる
みなさん・・いろいろありがとう!
良い新年を・・!!

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今年も・・あと二日
でも昔のように・・慌ただしさはない
混むかと思った高速道路も・・ガラガラ
横浜まで・・あっという間だった

抜けるような碧空だが・・風は冷たい
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山下公園に係留された氷川丸も・・かなりなご老体
昭和20年代・・外国航路の現役客船だったころ
アメリカに発つ旅人を送って・・この船に乗ったことがある

映画みたいに・・・ドラが鳴って降りた
テープを千切るようにして・・船出していったっけ
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このホテルにも・・思い出はある
番組制作者だった若いころ・・
取材にかこつけて・・泊ったこともある

猫足のバスタブ・・デコラティブな蛇口
古きヨーロッパを偲ばせた
外から見れば・・昔のままだ
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冬至も過ぎて・・きっと僅かだが陽ざしも伸びたはず
しかし・・影の長い冬の午後

山下公園にほど近くにお住まいのYさんを訪ねた
個展の折りにご注文いただいた丸壺を納めるためだ

「・・ボストンに住んでたころから・・ブログをみてましたよ・・」
彼女もまた自身で陶芸をする
「しばらく休んでいたけど・・また復帰しようかな・・って」
「向こうで暮らして・・日本のやきものの良さを見直したかも・・」

外国を知ることは・・日本を知ることでもある
22歳の学生時代・・初めてヨーロッパに旅して
私も・・そう思ったのを思い出す
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とてもおしゃれなマンションの一室に招かれた
そのどこかに・・この花入れが置かれるのだろう

どなたのためかを知って作る作品は
やはり・・その持ち主をイメージしながら・・が普通だ
気に入っていただければ・・それが何より・・なのだ
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マンションを裏口から出たら・・そこは中華街
まるで・・階下に無数の厨房を抱えたお屋敷みたいなもの

Yさんの案内で・・四川ソバを食べた
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10人も入ったら満席のような・・こじんまりとした店だが
この水餃子も実に美味・・四川惣菜風・・とでも

「・・料理が面倒なときは・・ふたりでエレベータの乗るんです・・笑」
さすが・・横浜・・さすが・・中華街である

再会を約束して・・空いてる高速道路を帰路についた

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今年・・最後の窯だし・・だった
なんとか除夜の鐘の前に・・納品できそう
申し訳ないやら・・ホッとするやら
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黒泥の皿に・・いつもの波状紋
水平線の向こうに・・深い夜の闇が・・

色々不安を抱えた世の中だけど・・この空の向こうに
元旦の・・嚇〃たる日の出を期待したいなぁ・・・
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尺皿より・・ちょっと小ぶりだが
使って便利な大きさだと・・思う

正月のお節・・に
どんなお料理が・・盛られるのだろうか・・
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糸を走らせ・・交差する
羽衣が・・天に舞う
一瞬の風を・・感じながら
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花を挿せば・・天にもどる天女かも・・

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雫が落ちようとするときの・・
一瞬の緊張がもたらすシルエットの美しさ
まるで・・高台を切るように・・丸みが変化する
タム9・・でじっと見つめたシャボン玉

予感で押したシャッターの中に
一度だけ・・雫を実体で捕まえたっけ・・more・・で
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小さな高台の大きな鉢を挽くとき
なぜか・・あのときの雫を思い出す
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シルエット・・とても大事な曲線だと・・思う
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カンナの刃先と指に・・土を感じながら・・
もう少し固く乾いたら・・そのシルエットを追うことになる

続きは・・more・・で

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More・・目下・・乾燥中
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陶芸家は・・陶芸すればいい・・って
わけにもゆかないところがあるんです

ことに・・筆をもっての箱書きは・・
ろくろ挽くより緊張します

粘土なら・・再生も簡単ですが
桐箱は・・そうもゆきません
とりわけ・・大皿の類ともなると
寸法も大きいから
失敗は・・高くつきます
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年の瀬押し寄せて・・急いで作ってもらった
桐箱4個が届いて・・箱書きしました

一番大きな58センチ皿の分は
今巡回に回ってる作品のためなので
来年になってから書く予定で
3個に・・書きました
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つい先日・・亡父の揮毫をアップしたばかり
比べて・・しみじみと思うことは・・
学者の字の・・何と端正で・・
職人のそれは・・まるで巧妙な誤魔化し・・
ではありませんか・・?・・苦笑

ちょっとご覧になってください  絶筆
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明治大正時代・・筆は必須科目
昭和は・・選択科目・・その差も大きいかも

私は・・書道は嫌いじゃなかったけど
今になれば・・半端な書でしかないのかも・・
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それでも・・どうやら間違いもせずに・・
無事に書き終わって・・胸をなでおろしましたs
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この三つ・・年内に納めます

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世の中・・ちと暗いから・・久しぶりに・・
稽古打ち上げ忘年会をすることにしました
いつものように・・シェフ藤原の出番
メインディッシュ担当なのでした

狭い工房に寄り添うようにして
メタボ街道を・・一瀉千里にひた走りました・・苦笑
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シェフ藤原特製の・・チキン塩竃
金づちで打ち壊して・・
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三島手粉引き鉢におさまったチキン
言うまでもないけど・・時間をかけて
だから・・やはり美味です
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これも・・シェフのお奨め
手打ち蕎麦の・・シャブシャブ
薄く伸ばした蕎麦を
箸でもって30秒ほど湯がきます
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特製のタレにつけていただきましたが
これまた・・おしゃれな料理・・楽しめましたよ
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昨晩から・・煮込んでおいた
大鍋おでんに・・すじ肉
こんなに一杯あって・・どうすんの・・?
でも・・最後には・・
夕食用テイクアウトを含めて・・消化したのでした
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シェフの料理以外にも
みんなが持ち寄って・・このチキンもOGさん
AOさんのおにぎりやお手製漬物
MOさんのすじ肉煮凝り
OHさん夫人お手製のチョコレイトケーキ
TAさんのケーキ
KUさんのグレープフルーツゼリーも・・
まだあったかも・・??
食べるのに忙しく・・フォト撮るの忘れました・・ペコッ!

ともかく・・メタボ街道フルマラソンで
楽しい忘年ランチなのでした

今年の稽古は・・今日で終わり
来年も・・地味でも実りのある陶芸に・・
みんなの活躍を祈って・・
お開きとなりました・・
よお~~っ!・・シャンシャンシャン!

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一昨年だっかな・・
年末から年初にかけて挽いた大皿が
立て続けに3枚ほど・・切れてしまいました
真冬のろくろは・・これが恐いのです

春の出品のための制作でしたが
乾燥に手間取ることを計算して
早目に取り組んだはずでした

途方にくれるほど・・焦ったのを思い出します
秋が深まる前に挽いておけばいいのですが
それもまた・・気分が乗らないこともあります

高台を削って・・素焼きを待つ間の切れってのは
挽いた晩に何かが起こるより・・
はるかにショックが大きいものです

切れるまでの時間を取り戻せるだろうか・・?
慌てて・・数枚挽きなおしましたが
乾燥切れへの対応に苦労しました

一晩中・・弱くエアコンと加湿器をつけたり
ビニールで包んだり・・色々やってみました

理屈は・・概ね判ってます
高台まわりの土の厚みと
口縁部の土の薄みの違いが
収縮のアンバランスにつながり
底部で切れたり・・口縁部で切れたりするのです

薄いところも厚いところも
同じように乾いてくれれば・・問題解決ですが
放っておいては叶いません
薄い方から乾くのが自然の理だからだです

今は・・↑こんな風にして乾かしています
高台周りは・・乾燥を促し
口縁部の乾燥を・・遅くさせるために
穴のあいた新聞紙で包んでいるのです
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新聞紙をはずしてみると・・
全体が同じような色合いで乾いているのがわかります
何もしなければ・・
口縁部は・・白く
高台周りは・・濃灰色になりやすいのです
今のところ・・順調のようです

明日には・・ひっくり返して・・高台部を下にするつもり
このままにしておくと・・
今度は・・昨日も書きましたが
形状記憶の作用で・・
口が閉じる方向に戻りたがる力を妨げ
切れてしまうこともあるからです

ほぼ60センチの口径に対して
高台は・・15センチ
1/4ほどに小さい高台だから
うまく焼きあがれば・・それなりに
緊張感を確保できますが・・危うい姿でもあります

年末から新年にかけて・・
更にに挽くことになりますが・・
無事に乾いてほしい
それが正直な願いなのです

順調に乾いたら・・きれいなラインを狙って
超鋼カンナで仕上げ削りをします

糸抜きの段階では
表面処理の良し悪しが・・
決め手になったりするからです

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12/19に・・ろくろで大鉢を挽く様子をご紹介しました
色々な挽き方があるのは承知で・・
これもひとつの方法・・ヒントになれば・・でした

メールをいただいたりして
土殺しの部分が・・省略されているので
少しわかりにくいのが残念・・とご意見がありました

自分で撮影したので・・
手も映らないし・・
細かくコマ割りするのも厄介で
少々大雑把だったのは・・反省!でした

ところが・・思い出したんですけど
今年の年初・・雑誌「陶遊」の取材の折に
取材カメラマンさんが撮ってくれた
一連のフォトがファイルされていました

そこから・・殺しの部分を抜粋して
補強のつもりで・・ご紹介します

参考になれば・・いいのですが・・
ろくろで大鉢 12/19
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この時は・・15キロの皿でしたが・・
手順は同じです
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このあたりから・・殺しに入ります
(殺し・・って物騒な言葉ですが
土をおとなしくさせるという意味ですから
陶芸をなさらない方に誤解されませんように・・笑)
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結論めいて言えば・・
穴をあけた土塊を
外側から包むように・・
挽きあげながら口をすぼめ
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その口に手をあてて・・
思い切り開いて倒す・・ということです

この写真は・・開き方が十分ではありません
テキスト用の取材なら・・もう少し丁寧に倒したのですが
この取材は・・実践編でしたので
私に必要な範囲でしか倒してないようです・・
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これを何度か繰り返すと・・
だんだんに土はおとなしくなってゆきます
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この時点では・・結構
力勝負なところがありますから
腕力ではなく・・全身の力を腕に集めます

ですから・・
肩から肘までの二の腕がふらつかないように
脇の下を締めておく必要があります
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時々・・大き目のなめし皮を使って
口縁部をしっかりと締めます
この締めが甘いと・・こぶだらけの口になったり
あるいは・・乾燥で切れたりします
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閉じて開く・・を
何度繰り返せば土が死ぬかは・・腕次第です・・笑
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手ごたえは・・手のひらに感じる土の抵抗感
ごろごろしてる間は・・死んでません
滑らかに開いて・・穏やかに閉じるようになれば・・OK
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できるだけ薄味を確保しながら・・
高く挽きあげます

皿としての直径の大きさは
このときどれだけ高さを確保できるかによるのです

倒して開くと・・壁の土がさがってきて
根が厚くて・・重い皿になりかねませんから
右手で倒しながら・・
左手で土を右手に押しつけるように
薄くしてゆきます
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ここらへんでは・・息を詰めて
乳飲み子の頬に触れるように
優しく・・デリケートにです

そして・・一番最後に
土は・・「形状記憶」の性質があって
元の形にもどりたがりますから

開ききったところから・・わずかですが
更に倒しておかねばなりません

口が起きあがってきて
そこで・・望んだ形になるように・・なのです

これから大皿に挑戦してみようと考えてるあなたに・・
多少でもヒントになれば・・です

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この弾薬ケースに鉄砲玉が少なくなると・・
少々・・さびしくなります
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だから・・そろそろ始めるぞぉ~っ!・・って頃合いで
メーカーさんにお願いして・・送ってもらいます
あんまり沢山保管しても・・劣化しますので
仕事に応じて・・適量に・・です
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これが・・私の戦場です
各種サイズの鉄砲玉が散らばって
貼った・・剥がした・・の毎日です
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今年最後の・・糸貼りは・・これ
天の羽衣が・・天に舞う・・
そんなイメージです
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今日は・・白化粧と釉掛け
明日・・焼成します
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戦場には・・
済んだもの・・これからするものが
棚に同居しています

既に挽きはじめた分を含めて
春の出品のための戦いが・・始まります
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昨日が冬至・・
これからは日一日と
日が長くなってゆきます

こんな仕事してると・・
一日が長いと・・とっても得した気分になります
そして何よりも・・手指のあかぎれの
この痛みが薄らいでゆくのが嬉しいのです

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今夜は・・猫絵付け・・マグカップの
絵柄をごひろうさせてください
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この生徒さんの作品は・・
以前にも一度アップしていますが
その後も・・描き続け
今では・・
実に素敵な個性になりつつあります
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ですから・・
その絵柄を・・一覧でごらんください
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これはもう・・単なる猫の絵ではありません
言ってみれば・・
京都高山寺 鳥羽僧正の鳥獣戯画の世界
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表層の写実に偏るわけじゃなく
素朴だが洒脱な輪郭の中に
一匹いっぴきの猫の人格や性格が
あふれてきそうです
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どの顔からも・・どの仕種からも
しばらくは・・話し相手になってるような
そんな気分にしてくれます

ロクロはまだ日が浅いけれど
やりたいことがわかっているから・・
遠からず・・絵付けに相まって
素晴らしい・・作風が生まれそうな
そんな確かな予感がするのです
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この生徒さん・・実は・・もりたじゅん

当然と言えば・・それまでですが
きっと・・陶芸家としても
ユニークな道を作ってゆくのでは・・と
楽しみにもしているのです

私の作品も一枚・・more・・で

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