<   2009年 11月 ( 26 )   > この月の画像一覧

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親友の尊父が亡くなって・・ミサに出席しようと
目白の教会に出向く途中・・携帯が鳴った

昨晩・・自室で転んだらしくて
顔にあざを作った老母を・・
施設の看護職員が・・変だ!・・と直感したらしい
朝食までは普通だったらしいが
その後・・救急車で病院に運ばれた

「くも膜下出血で・・重篤です・・
高齢でもあるから・・治療にはかなり制約があります
こちらに・・おいでになれますか・・?」
病院の担当医からの電話だった

「・・ことによると30分が限度かもしれないし・・もっても
多分数時間のことだと思います・・」
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全ての予定を変更して・・病院に行くことにした
たまたま・・別の用事もあって銀座にいたから
アクアラインを渡って・・木更津へ向かった

1時間半ほどで・・病院に着いた
意識はないが・・まだ息はあった

しばらくベッドの傍らで・・様子をみた
血圧 心拍 呼吸が・・表示されている
145 77 25・・そこらへんを上下していた

やがて・・顎があがり・・口が開き
数値は・・急速に動き出した
午後2時47分・・全ては「0」を示し
グラフは・・横一線に走った
医師が・・臨終を告げた
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しばらくして・・生活していた施設に戻り
三年前の同じ晩秋に昇天した
亡父と同じ場所に安置された

90歳を末期の長い人生は終わった
晩年は・・わがままな老母だったが
妙に・・亡父には従順だった

「早く・・おじいさんのところに行きたい・・」
わがままをなじると・・そう言って
嫌がらせをするのだった

5人兄弟の父 同じ5人兄弟の母
これで・・どちらも全て異境のひととなった
生者必滅・・全ては夢幻のごとく・・思い出と化した
次は・・自分の番・・この先はそういう時間なのだ
長かろうと・・短かろうと・・

「・・くも膜下出血・・という病気は・・1割近く遺伝します
お母様に起きたことを考えれば・・あなたは是非
何でもないときに・・検査してみてください
初期なら・・簡単に治療できますから・・」
担当医は・・そう言った

明日から・・少し予定変更で忙しくなりそうだ

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これ作った作家さんと・・
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これ作った作家さんが・・
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これ作った作家さんと一緒に・・
一日・・行動を共にしました
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今日は・・
この展覧会の最終日で・・搬出日でもあったのです
三人は・・隣町に工房を構えていますから
しばしば・・一台の車で移動します
車の中での・・陶芸雑談は
とても楽しくて・・色々なヒントに満ちています
仲良きことは・・いいことなり・・武者小路さんでしたっけ・・?
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で・・帰路三人で・・これを食べました
ひろしま焼き・・実は私には初めての体験
今まで食べたことがなかったのです
美味かったです

燻し象嵌の明かりとり・・堀切由紀子
白磁鉢・・梅澤知弘
糸抜き天衣紋四方鉢・・私

今年の日本伝統工芸展では・・
三人とも・・入選でした
めでたい三人でした

それを祝って・・食後カラオケで
更に・・遊びました・・楽しい一日でした

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ときどき・・漆黒の天目にブクがでる
余程のことでないかぎり・・補修して焼き直すことにしている

そのとき・・このジェット・ガス・バーナーが優れもの
ノズルを調整すると・・
針のように細くて強力な炎を送ることができるからだ
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まずは・・ブクの部分を・・電動リューターで
クレーターのようなヘリを削り落してから・・
少し深めに掘りおこす
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それから・・面相筆を使って
クレーターの穴に・・釉薬を垂らす
同時に・・ジェット・バーナーでその釉薬の玉を焼きつける
これで・・釉薬は流れずに固定される

特に・・立ちあがった壁の斜面だったりしたら
素早く焼かないと・・垂れて流れるばかりである

同じことを何度かすると
深めの穴に・・釉薬が盛り上がるように定着する
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穴よりも少し大き目に釉薬を乗せれば
表面は平らに焼きあがり
補修の跡が見えずに済む

あとは・・いつものように焼くだけである
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私の場合・・糸抜きの作品で
糸を剥がした跡にバリがでたりするが
それも・・極細の筆(トルーペイントの筆が便利)で
白化粧土をポツンと落とし・・バーナーで焼く
一瞬で乾くから・・細いカッターなどで
僅かなでっぱりを補修したりする

いろいろやってみたが・・
今のところ・・これが便利である

このジェット・バーナー
ホームセンターで買い求めた
なかなかに・・すぐれもの・・である

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この大型手帳の・・下方
AGFA-GEVAERTの文字の下に
かすかに・・「1971」・・と読めるだろうか

今から38年前
番組制作者だった時代の
最後の手帳がこれ
机の引き出しに・・ずっと眠っている

38年経っても
細かく書き込まれたスケジュールを見れば
当時のことが・・まざまざと目に浮かぶ
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その手帳の9月8日に・・
Best Bowl 石井利枝取材・・とある
そして・・これ以降何も書いていない
最後の仕事だったわけだ
この三日後・・会社を辞めている

その日は・・会社の創立10周年の記念日で
予定していたパーティーを欠席して
会社に別れを告げたのを・・覚えている
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その最後の取材の夜
鶴見のボウリング場で撮ったのが・・
この写真だった

番組は続いていたが
私のリタイアを知ってて・・
スタッフのはからいで撮った

須田開代子 中山律子に続く三人目の一期生
石井利枝さんは・・
宝塚出身も手伝って美貌と容姿に恵まれ
NO3以上の人気ボウラーだった
ネットで調べたら・・今も現役のボウラー
頑張っているらしい・・

最前列左が・・若き日の私である
そのすぐ後ろの長髪の男性が
カメラマンのHさんで・・
もうひとつのブログで書いた「宝箱」を作った本人なのだ
宝箱10/20

8本もの番組を抱え・・
まるで鵜飼の鵜匠のように糸を操っていたが
それにも限界があって
ついにアラスカでひっくり返ったのも
このリタイアの日の数年前のこと

1971/9/8・・を境に
私の人生は・・大きく転換していった
でも・・今になれば
全ては・・神の配剤だったのかもしれない

当時では予想だにしなかった陶芸の道も・・
ここに通じる幾つものヒントを得たのは
この時代だったような気がするからである

何が入っているんだろ・・?
倉庫の隅で見つけたダンボールの箱から
この一枚の写真がでてきた・・今日のことだった

38年前・・みんな若いな

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窯に火をいれれば・・
おおよそ丸一昼夜・・窯は真っ赤にただれる
薪窯の豪壮さはないが・・
それでも還元の焔が興奮を誘う

だから・・火を止めてもすぐには眠れない
火照った身体を冷ましながら・・
夜明けを迎えることになる
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土が・・土の性質を失い
灼熱の釉に包まれて
新たな装いを手にするのは・・
火の為せる業・・魔性に愛撫されてなのだ

閃光のようにたぎるこの器が・・
やがて静まって・・漆黒に変貌するなんて
ただただ・・魔性の秘儀にうろたえるばかり・・

何度・・こうして翻弄されたことか・・
無慮数百回の窯焚きから
確かな手ごたえなど・・ないに等しい
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そして・・ときどきここに来る
動かざること山の如し・・とは
攻めるは火の如く・・から身を守るため

悠久の富士に抱かれて・・・
密かに慰められるのである
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ここにも・・火はある
だが・・攻める火ではない
どこまでも温かく心を癒す火

それもまた魔性・・なのかもしれない

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昨日は・・一日中
今日から始まった「伝統工芸陶葉会展」の搬入・展示準備
千葉の県立美術館で過ごし
夜は35人の仲間たちと会食
やがてジャズのライブ・ハウスで二次会
帰宅したら・・深夜の2時過ぎ
久しぶりの夜遊びで・・更新give-upなのでした
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目新しいフォトがあるわけでもなく
少し古い作品の写真を・・眺めていましたら
こんな二枚がでてきました

手びねりの茶碗・・
↑は・・古信楽の白土を手びねりしてから
しのぎを入れて・・飴釉で焼いたもの


案外ざっくりとして雰囲気がでてるみたいです
飴釉というのも難しい釉で
下地作り次第で・・さまざまに変化します
きれいに焼くのもいいけど・
このざっくり・・嫌いじゃないなぁ・・

普段・・圧倒的にろくろ挽きが多く
手びねりは・・めったにしませんから
どちらかといえば・・苦手

最近・・細かい仕事が多いから
こうした大雑把な手びねりがしたくなります
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こちらは・・多分笠間の赤土をベースに
少し粗めの白土をブレンドして・・
流線紋を彫って・・
わら灰釉と石灰釉の併せ掛けしたもの
どちらも・・還元で焼いたものです

楽風に・・削りを丁寧にして
軽くしながら・・形を整えて口を作りますが
茶碗は・・幾ら作っても自信がわいてきません
難しいですね

いつか・・お気に入りができたらいいのですが・・

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11/5にジョンのことを書いた  ジョンの哀しみ
このとき・・多分もう会わないとも書いた
でも・・どうしても気になって
一週間後に・・餌をもって訪ねた
そのときの写真が・・これ
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少し痩せたかな・・とは感じたが元気だった
私を見つけると・・わかったようだった
しばらくは・・確かめるように私を見つめる
それまでも・・いつもそうだった

そして・・あのでかい図体で飛びついてきた
ときに・・圧倒されて押し倒された

オッチャンが死んで・・
きっとひと恋しかったに違いない
持っていった餌を食べながら
チラチラと・・私を気にしていた
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護岸の石組みに・・ささやかな花壇があって
あの日・・名残りのコスモスが咲いていた
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あれから10日・・
車ででかける用事があって
やっぱり気になって・・餌持参で寄ってみた

だが・・もうこの姿はなかった
消息は・・ない
オッチャンの仲間が面倒みていたはずだが
さて・・どうしたんだろうか?

でも・・これ以上は訊かないことにする
どこかで・・元気にしていてほしい・・それだけ
Good-bye John!


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全ては・・ここで始まる
ペダルを踏んで・・サァ~~テっと!やるかぁ!!
随分と長いこと・・ここに座ってきた

右足でアクセル踏むと・・使い古した動力の音がする
かなりこき使ったから・・悲鳴なのかもしれないが

「チワコン~チワコン・・」って聞こえる
一緒になってくちづさんでると
「コンチワ~コンチワ・・」って挨拶らしい

これが・・どう聞こえるか・・一日の気分が計れるし
リズム感を作ってゆく上で・・大事なきっかけにもなる

「スタコラサッサ・・スタコラサッサ・・」
こんな日もあれば・・
「ネンドガシンデル・・ネンドガシンデル・・」もある
思い通りにならないイライラがつのって
「ハヨイケドンドン・・ハヨイケドンドン」・・ののしってみる

挙句に・・
「ドンナモンジャ・・ドンナモンジャ・・」
「ソンナモンジャ・・ソンナモンジャ・・」で
折り合いつけたりもする

ときどき・・勝手に口づさむロクロのセリフに
我ながら可笑しくなって・・笑いだす
知らない人が見たら・・狂気の沙汰かも・・

「テンサイドンサイ・・テンサイドンサイ・・」
ケリつけてロクロを止めるのを・・テンサイにしたがる
こりゃ・・真実ドンサイの証拠かもしれない

「テンドンクイテェ・・テンドンクイテェ・・」
大体これが11時半ころのこと
そそくさと・・ランチタイムにする
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せんだって・・教室の生徒さんが・・
工房作って新品のロクロを買った
試運転に立ち会ったら・・電源が入らない
「なんでぇ?」・・仲介の窯やさんに電話で聞いた
「回してみてくださいな!」・・回った

何でかって・・何も音がしないから
入ってないのか・・と
回しても・・まるで音がしない
時代は進んでいるのだ

しかし・・しゃべらないロクロは
別離が近い男女みたいなもん
シンとしてて・・気が重い
「トーチャンカセゲ・・トーチャンカセゲ・・」
こうでないと・・ここに長居ができそうにないのだ

今日も・・ののしりあいながら
こんな・・↑・・輪花鉢を挽いた
「ケッコウヤルジャン・・ケッコウヤルジャン・・」
まだ別れないで済みそうだ・・


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ギリギリで間に合いました・・
この三点が出品予定してきたものです
一昨日本焼きして・・今日窯出しをしたばかりです
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この35名の会員が
それぞれ3点程度出品することになっています
優れた仲間の・・厳しい目に耐える作品を・・
そう思いながら・・あわただしい制作でした
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定番の・・糸抜き波状紋大皿
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大きさは殆どおなじ大皿で
これは・・「糸抜き揺線紋大皿」
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大皿の四隅を切って・・「糸抜き羽衣紋四方大鉢」
風にたなびく羽衣をイメージして・・

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お知らせは・・more・・で

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歩く・・・
何処に向かうわけでもなく
ただ・・歩いている・・歩いていたいだけ・・
それがいいとき・・もある

仕事・・もそうだ
何処に向かうわけでもなく
ただ・・戯れている・・土と戯れていたいだけ・・
それがいいときもある・・って

独りっきりの仕事だから
なおのこと・・少しゆっくり歩こうか・・と
ふとそんなことを思った

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