<   2009年 10月 ( 5 )   > この月の画像一覧

d0085887_1742958.jpg

個展の二日目の夜・・帰宅してから
60センチ弱の大鉢を一枚挽いた

挽いておかないと間に合わないかも・・
と・・思う節が生じたから
d0085887_1743276.jpg

11月の末から始まる陶葉会展に
三点ほど出品する予定で・・
この四方鉢は・・その内の一点のつもりだった
陶葉会展は・・コンペティションではないから
個展で展示してお披露目しても許される・・
そんな予定だった
d0085887_17422084.jpg

ところが・・個展の初日に・・この四方鉢・・
お買い上げがあって嬉しい誤算
d0085887_17423373.jpg

所蔵作品をお借りして出品するのも
いささか気がひけて・・だから
大急ぎで制作することにしたのだ

昨日で個展の片づけも済んだ
だから・・今日は独り工房にこもって
丸鉢の面を取って・・削った

「天の羽衣」をイメージした
「天衣紋」をあしらった作品にしようと・・思っている
あと3週間・・間に合うだろうか・・?

人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
[PR]
d0085887_631799.jpg

「糸貼り」を済ませた大鉢に白化粧を吹きつけた後・・その糸をはずす作業の途中・・
だんだんに・・波状紋が見えてきます


会期中に開かれるある授賞式・懇親会でのできごと・・
パーティーもそろそろお開きになろうとしていたころに
何人かの会員さんが・・私のところにみえました

「・・ちょっとお尋ねしてもいい・・?
あの波状紋大皿・・どういう技法なんだろう?・・
ってみんなで議論してたの
線書き 線彫り 掻き落とし 象嵌 マスキング・・
いろいろでたけど・・これっていう決めてがなくてね
ご本人が出席してるから・・お尋ねしてみようよ・・ってわけ・・」
・・ということでした

とりわけ隠すつもりもないので・・かくかくしかじか・・
と技法を説明させていただきました
それだけなら・・それで終りの話にすぎませんが・・
このエピソード・・
私にはとても大事なヒントになって・・今があります

当時は・・まだ「糸抜き」という技法表示もせず
試行錯誤しながら・・波状紋の表現に打ち込んでいましたが
自分のしていることに・・
万全の自信や確信があってのことではありませんでした

しかし・・
こうして大きな展覧会で入選受賞するような作家が
この技法を特定しにくかった・・というできごと
大抵のことなら・・
「これは・・こうすりゃ・・こうなるね」
と解説できそうな方ばかりのはずですから・・

ふと・・こう感じました
「もしかしたら・・自分だけの世界をもたらしてくれる
少しは独特な技法・モチーフを予見するできごと・・かも・・」と

それからは・・
一段と真剣に「糸抜き技法」に取り組みました
実際・・それ以降・・
幾つかの展覧会で入選・受賞できるようになったのです
d0085887_6314497.jpg

あれから5~6年経つでしょうか
平成17年に・・
「東京都知事賞」をいただいた「糸抜き波状紋大鉢」
今年は「文部科学大臣賞」受賞の知らせがありました

あのエピソードを思い出すと・・
感慨深いものがあります

『第39回 全陶展』・・
来週の月曜日から東京都美術館で開催されます
もちろん・・受賞パーティーに出席します

その前に・・出品者の入選作品を丁寧に鑑賞して
もしも・・断定しにくい技法をみつけたら
積極的に作家にお尋ねすることにしたいものです
私に起きたと同じように・・
大事なヒントになるかもしれませんから・・

追伸:
昨日で無事に二回目の個展が終わりました
このブログがご縁でお越しくださった初対面の方が増えて
びっくりしました・・感謝です

もっと頻繁に更新して
ご覧いただけるよう・・こころがけます



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
[PR]
d0085887_22531759.jpg

「これ一枚で・・何でも止まるんです」・・ホームセンターで見つけた
何でも止まるの「何でも・・」ってのは・・家具や電気製品のことらしいけど・・
なら・・これも止まるか?・・で試したら・・抜群の便利さに我ながら自画自賛なのです
d0085887_2305714.jpg

↑と・・ちょっとタイプがちがうけど・・物は同じ
30センチ角ほどに切って面取りしたのがこれ
これで・・一枚のゴム・シッタになっちゃうのです
d0085887_237515.jpg

少々乾燥が進んだ器の仕上げ削りなら・・これで「いい
ほんとにすべらないから・・抑え土も不要です
ロクロの円盤にゴムを乗せ・・その上に器
芯だしも・・このままで器を叩けば・・簡単に乗ります
円盤に直接だと・・すべり過ぎて・・吹っ飛ばすこともあるけど
このゴムシッタを使うと・・叩いても簡単には動かないから
すぐに芯だしもできます
第一・・あたりが柔らかいから・・器の口縁もこわれず安心です
d0085887_23215970.jpg

皿の内側を削ったり・・研磨するときは
植木鉢利用のゴム・シッタが便利
鉄板と植木鉢の間にゴム一枚・・
植木鉢と皿の間にも・・一枚でOK
皿を叩いて・・水平を確保して
次に植木鉢を叩いて全体の芯をだせばいい
ここでも・・すべらない・・のは確か
慣れたら・・実に簡単に芯だしもできますよ
d0085887_2332165.jpg

裏も・・同じように
d0085887_2337572.jpg

芯だしは・・植木鉢の下方を叩けば・・いい
芯がでたら・・
d0085887_23421220.jpg

高台の頭を指で押さえて
ロクロを回して削れば簡単
d0085887_23551653.jpg

一度釉薬を掛けたりした器に
別の釉薬をろくろを回しながら重ね掛けなど
鉄板に敷いたゴム・シッタを
低速回転させながら器を叩くように
ゴム・シッタを叩くと芯だしができます
ちょっと慣れれば・・
釉薬のかかった器に全然触れることはないから・・
これも実に便利で安心・・です・・

汚れても・・水洗いすれば何度でも・・それもいいでしょ

応援してくださる方・・クリックしてネ! 人気ブログランキングへ
[PR]
d0085887_2359073.jpg

個展も半ば・・久しぶりの電車通勤にも・・少し慣れてきました
激しく揺れ動く社会変動の中での「個展」・・
一年半前の前回よりも・・世の中厳しいものを感じます
d0085887_23592818.jpg

今回は・・
この糸抜き技法の作品と・・黒天目の2シリーズで構成しています
六角鉢も・・四方皿も・・
嬉しいことに・・初日にお買い上げいただけました・・感謝です
d0085887_23595116.jpg

幾つか用意した・・糸抜き技法の花器は
さる有名な旅館さんが・・新規店の開業に向けて
客室の床の間に飾りたいということで
まとめてお買い上げくださいました
旅館の床の間での「展示は・・初めての用途
思いがけない学習なのでした
d0085887_002725.jpg

「ネットで見て実物を」・・と訪ねてくださった方も何人か・・
もっとまめに更新しなきゃと・・反~~省
あと4日・・頑張って出勤してきまぁ~す!!

人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
[PR]
d0085887_21392377.jpg

とうとう・・と云うのか
やっと・・と云うのか・・いよいよ明日から個展です

今日・・朝から展示準備をしてきました
d0085887_2140509.jpg

いずれ・・ゆっくりと書きますが・・
この一カ月・・思いがけないことの連続で
工房で・・悪戦苦闘していました
やきものはほんとに・・思い通りにはならないものです
d0085887_2141625.jpg

金曜日に最後の窯を焚いて・・土曜日の深夜に窯出し
日曜日一日かけて・・研磨など後処理と点検
写真を撮って・・データ化してファイルに
寝る暇なしの・・「窯だ徹夜」でした

もっと早くからやればいいのに・・
確かに・・いつもそう思って反省するのですが
やっぱりギリギリまで・・
もっといいのが・・きりなくそう思っちゃうのです
d0085887_21411967.jpg

どうやら初日を迎える準備ができて・・
今更・・工房ですることもありません・・苦笑
したがって・・久しぶりにゆっくり寝て明日に備えます
d0085887_21413533.jpg

神宮の森に・・さわやかな秋がきています
散歩がてらに・・ご来廊くださいますよう・・
謹んで・・ごあんないいたします・・デス
d0085887_2281415.jpg

会期中・・全日在廊で出勤いたします
お目にかかれるのを楽しみに・・

応援して下さる方・・クリックしてね人気ブログランキングへ
[PR]