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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

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暗いからこそ光って見えるもの・・
それが・・『星』・・であり
そして・・
それを・・『希望』・・というのだと・・思う

一人が生きるだけなら・・食糧があればいい
しかし・・
大勢が生きるためには・・希望がないと・・
そういう年になってほしいな・・てつ
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by touseigama696 | 2008-12-31 01:18 | ●メッセージ | Comments(16)
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近頃・・定番にし始めた天目合わせ掛けの鉢・・
酸化焼成の窯から獲れた
つい2週間ほど前のことだ

天目の発色を考えると還元にしたいのだが
合わせる鉄釉がややメタリックになって気に入らないことが多い
そんなわけで酸化で焼いているわけだ
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この日・・三基の窯を同時に火入れした
メインは・・0.4立米のガス窯
この窯は・・ほとんど還元で焼く
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これは・・テストとか上絵・・少量の素焼きでも使う
4キロ・・小回りが効く
その日は急ぎの素焼きを入れてある
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この二基の温度板がこれ・・
ガス窯は22~3時間ほど
小窯は・・素焼きだから9時間ほどで終わる
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こっちは17キロの電気窯・・酸化で使う
60センチに近い私の大皿でも・・4~5枚は大丈夫
概ね・・15時間ほどで1240度にする
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一度に三基の焼成は・・集中力を要求してくる
グラフに記載しながら・・管理すると・・結構忙しい
パイロメーターのデジタル表示を見ながら
時々は・・色見穴で炉内の色を見る

17キロの電気窯が・・焼成250回目
4キロのテスト窯が・・通産33回
0.4立米のガス窯で・・306回目

それに・・すでに壊れて処分した小型の電気窯の焼成が・・
通産152回記録されている
私の陶歴上・・全部で741回炊いたことになる
独立して10年ちょっとの陶歴から言えば
結構焚いているほうかもしれない

三基とも・・同じメーカーの窯
それは意識してそうした
きっとメーカーに固有の窯くせがあるに違いない・・と
そう思ったからだ

700回も焼いていて・・それでも・・
これで掴めたとか・・
窯が分かったとか・・
確信を持ったことはない

窯は一生の勉強だと・・しみじみそう思う
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by touseigama696 | 2008-12-27 01:50 | ●工房便り | Comments(10)
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若いころ・・私は取材する側でした・・だから
カメラマンと一緒に・・あちこちで・・
こうした風景が日常だったのです

しかし・・今日は取材される側です
どうすればいいか・・慣れてはいませんが
でもわかってはいます

カシャッ!・・
小気味よいシャッター音を聞きながら
糸を貼ったり・・轆轤を挽いたりの半日でした
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陶芸専門の月刊誌『陶遊』で
5回にわたって連載されてきた「第20回日本陶芸展への道」
6回目の予告編に・・
・・次回から日本陶芸展に挑戦する陶芸家に
同時進行で密着取材するレポートがスタートします
ひとりの陶芸家が公募展にチャレンジする姿を追います・・

実はそれが私なのです
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3ケ月の連載の予定と聞いています
制作の様子から始まって・・
出品・・審査と密着してゆくのだそうですが・・
ってことは・・当然ながら
結果まで追われることになります

そして・・最後の結果は・・
誰にもわからないのです
歓喜か・・落胆か・・
結構・・罪な密着じゃありませんか・・?
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しかし・・敢えてこのオファーを了解して
今日の取材を迎えたのは
52歳で始めた晩学の陶芸が
大きな公募展でどこまで通じるか・・
の挑戦は言うまでもないのですが

同時に・・
連続4回入選を5回につなぐことができるか
私自身への挑戦と思うからでもあります

連続入選の難しさは・・
応募する者にはひしひしと分かります
しかし・・どんな結果も自己責任で受け入れる
その清しさこそ・・自分の力だけが頼りの
ものづくりの真骨頂だと・・思うのです

長年の仕事をリタイアし・・
長い余生をどう過ごそうかと
楽しみのようでいて・・案外悩ましい問題
そうした世代に・・

何ごとによらず・・
本気で挑めば・・勝つも・・負けるも
どちらも同じ価値だと
ささやかなメッセージが送れれば・・
それが・・私の願いでもあるのです

締切までの時間に追われながら
最善の努力をしてみようと思っています

1月20日に発売になる号から・・連載は始まります
乞うご期待と言いたいところですが・・
さて・・どうなりますか・・?・・笑
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by touseigama696 | 2008-12-20 00:09 | ●工房便り | Comments(22)
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手にすると・・ずっしりと
しかし・・限りなく透明に輝く・・バカラ

余談だけど・・
私が作る湯呑みが・・もしこの重さだったら
「文鎮湯呑み」・・って言われるにちがいない
でもクリスタル・グラスとなると・・
このずっしりが・・いい

陶工・・に与えられた名誉の副賞が
18世紀から連綿として続くフランスの
ガラス職人からの光りのメッセージ
粋なはからい・・ではないか・・
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初出品が初入選を超えて初受賞
久し振りの受賞に感激しつつ・・
初日の受賞式に臨んだ
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きらびやかな・・陶の世界の巨匠の前で
名前を呼ばれ・・賞状と記念品をいただいたが
図らずも会場にいた旧友が・・撮影してくれていた
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正面のテーブルに展示された私の作品には
主催者が用意したキャプションがついている
技法の紹介でもあるが・・その評価でもある
今年最後の出品は・・
幸運にも有終を飾ることができた
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作る・・ということは
確かに多少の苦労と工夫は避けられない
でも・・それを苦しいと思ったこともない

100分の一秒を詰めるために走り続けるアスリート同様
僅かであっても・・完成度をあげる工夫は・・
もの作りにとって・・至福の時間でもあるからだ
まして・・こうして認めてもらえる瞬間は・・
替えがたい悦びなのである
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by touseigama696 | 2008-12-11 00:13 | ○展覧会 | Comments(8)
この10年・・
晩秋にセカンドを訪れることは少なかった
避暑地ではあっても・・避寒には程遠い

しかし・・富士が美しいのは
圧倒的にこの時期である
昨日の日曜日・・さえぎる雲もなく
冠雪の富士を満喫した
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我が家につながる一本の道
富士へ・・でもあり
富士から・・でもある
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この草原に・・春秋には・・山菜が
よもぎを摘んで作る草餅・・
タラの芽のほろ苦さ
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ベランダで・・食べる
熱い食事の美味は・・冷たい空気が醸し・・
富士の湧水で漉す珈琲はまた・・格別である
そして・・何より富士が正客・・がいい
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見えていても・・いなくても
部屋の窓に・・その存在感の大きさは
やっぱり・・富士なのかもしれない
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この姿の右手から見れば・・山中湖
左手から見れば・・本栖湖
向こう側から見れば・・河口湖
富士の痘痕が見えてしまうのは・・こちらだけ
だからだろうか・・わずかに恥じらいが・・
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頂上の左手に・・かろうじて見えるのが
今は使われていない観測小屋のようだ
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あちこちに立って・・
晴天にそびえる・・独峰富士は
やはり・・ただただ美しいと思う

しかし・・
この冷たいブルーに光る富士が
灼熱のマグマが踊る生きた火山だと・・
そう言われても・・にわかには・・信じがたい

久し振りの冠雪の富士だが・・
ここに来た目的は・・more・・でおまけ

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by touseigama696 | 2008-12-08 22:27 | ○未分類 | Comments(12)
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以前にもご紹介したことのある小山耕一さんのブログ・・
そのブログの08/12/03 カンナとイケアを読んで
そのまま車を走らせて三郷のイケアに向かった
超鋼カンナの保管の方法では・・
ほんとに苦労しているからである

カンナを乗せた黒い板・・
これがマグネットの包丁ホルダーである
乗せてあるようにしか見えないが
強力な磁石が効いてるから
板を立てても・・カンナは滑り落ちることはない

適当なボックスに入れて使っていたが
刃と刃がぶつかって刃こぼれする
折角の切れ味が鈍る・・これが悩みだった

近頃・・この超鋼カンナが手に入りにくくなった
これがないと仕事に差し障るなと気になって
このブログでもおなじみの藤井さんに相談したのが今年の春・・
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教えていただいた瀬戸の村上金物店
旅のついでに立ち寄って・・少々まとめて購入できた

大事に使いたいから・・
小山さんのアイデアは・・すぐもらうことに・・
だからイケアに走ったわけである

既に刃こぼれした何本かは・・
村上さんに送って・・研いでもらうつもり
これからは・・気をつけねば・・である
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ロクロを挽くことは手慣れても
削りが下手では・・仕上がりに響く
程よく削るには・・それも道具の使い方である

鉄カンナ・・小山さんも書いてるように
自分で曲げて自分で刃を作る
だから・・一番使いやすい
でも・・
土の乾燥の状態によっては飛びカンナになりやすい
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それに・・ロクロが反時計まわりなら使いやすいが
時計まわりだと・・構えが少々厄介でもある
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その点・・平線カキベラは
ロクロの回転がどちらでも・・同じように削れるし
ザクッと食い込んしまうことも・・
飛びカンナになることもない
初心者は・・これを使うことが多いかもしれない
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作風によるが・・
加飾の都合で・・器の表面を滑らかにしようとしたら
鉄カンナも平線カキベラも刃が立たなくなるほどに
よく乾いた表面は・・超鋼カンナの独壇場
これでないと・・キチンと削ることができないのだ

私の場合も・・表面がデコボコでは
マスキングの糸が貼りつかない
だから・・超鋼カンナで削って・・
更にスポンジやセム皮・・
ナイロンストッキングなどで磨く

超鋼カンナのありがた味は・・格別なのだ
小山さんのアイデア・・
こころからの感謝なのである
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by touseigama696 | 2008-12-05 21:10 | ●窯だ行進曲 | Comments(2)
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虎ノ門・・ホテル・オークラに程近く・・
高層ビルに包まれるようにして
贅沢な庭を配したテーブル・・
日曜日の昼どき・・のこと
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つい数日まえに通知が届いた『第3回 菊池ビエンナーレ』の初入選
会期は来年の春のことだけど・・この美術館を
まだ見たことがない・・という妻を連れ立って
久し振りに訪ねた
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折悪しく・・常設展もなく入れ替えの準備で休館
ならば・・と同じ館内にある
これも評判の高いレストランでランチと洒落れた
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前菜は・・サーモン
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メインは・・チキン
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そして・・デザートはフルーツ
とても美味しかった

晴れあがっていても
晩秋の日差しは薄くて・・淡い
贅沢な空間に・・ひっそりとした閑けさ
このどこかに展示されることになる・・
その贅沢にもまた・・こころときめく
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『加藤唐九郎 重高 高宏 窯ぐれ三代展』が予告されていた
来週あたりから・・3月までのこと・・まるで
その末から6月まで開催される
『第3回菊池ビエンナーレ』の前奏のよう・・
それもまた・・限りなく贅沢なプロローグである
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by touseigama696 | 2008-12-02 01:39 | ○未分類 | Comments(14)