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『糸抜き波状紋大皿』・・入選でした

今日(2/3)正式な入選通知が届きまして・・会期もわかりました
4/12~4/24 大丸ミュージアム・東京
5/16~5/21 大丸ミュージアム・心斎橋だそうです

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さっき指定された番号に電話しました
今回で4回目の電話でしたが・・
やっぱりスリルがありました・・笑

『糸抜き波状紋大皿』・・どうやら今回も入選でした
前回までの半磁土に藍色で染めた皿を
黒泥に白泥彩のコントラストで焼いた
新しいバージョンに変えて・・不安もありましたから
入選の通知は・・感慨深いものがあります

但し・・
第17回 第18回と二度にわたって
一部 三部の二部門同時入選でしたが
今回 三部の天目組鉢は・・選外でした

まぁ二部門入選が贅沢なことでもありましたから
これでも十分満足しています
色々応援ありがとうございました

明日は・・
ちらりとのんびりフォト散歩でもしてきます
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写真は・・
同じ窯で焼いて・・その中の一枚を出品しましたが・・
これは選ばなかったほうの皿の部分です
左クリックしていただくと・・すこしシャープなフォトになるかも・・
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大きな展覧会に出品するのは大抵大皿である
最近・・糸抜き波状紋を大壷でも加飾してみようと
壷も挽いているが・・それはいずれのこと
今日は皿の轆轤工程を写真にしてみた

皿の挽き方が・・これしかないわけじゃない
だから・・
これをご覧になった方から
「あそこはこうしてみたら・・!」って
アドバイスがあるかもしれない
そうすりゃ・・またひとつ
大事な勉強ができるってもんである

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最近使っているのは・・黒泥
菊練りの土塊は・・
一個が5キロ・・正確に計る

大皿の制作にかかるリスクは
最後は菊練りの良し悪し・・に関わる
土の性格を悪くしてしまうような菊練りは
乾燥や焼成のプロセスで苦労する
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三個で15キロ
皿の直径が65センチを越えると
私の窯に入らなくなるので
これ以上大きな土塊にすることはない
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土塊の大きさにもよるが
概ね片道50回・・往復100回くらいは揉んで練る
一定のリズムで・・同じ力で練ることが大事
きれいな菊練りは
途中の姿も・・最終的な姿も美しいもの
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亀板をすえつけるための作業ひも
私の場合・・昔からの方法で
少々原始的かもしれないが
これなら・・どこででも挽ける
便利なパッチン亀板もあるが
便利が不自由なこともある
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ひもの上に乗せ・・手で叩いて密着させた亀板
水平を確保するために・・
大きなスポンジで強く押すが
亀板の掃除も兼ねている
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三個の土塊を重ねて積み上げる
勿論よく叩いて空気が入らないように心がける
同時に叩きながらなるべく芯も確保しておいたほうが楽である
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高台の大きさをどう予定するかで
土塊の姿が変わるが
これの場合・・やや小ぶりの高台の予定である
もっと小さいときは茶筒のように置くし
大きな高台なら・・スポンジケーキみたいにすればいい

拳骨を使って中心に穴を開けてゆく
多少の力も使うが
大事なことは・・正確なストローク
そうでないと
後で土殺しをする際に土が暴れる
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土壁を・・
内側に絞めたり
逆に皿にしてしまうように開いたり
これを繰り返して土殺しをしてゆく
ここが一番コツのいるとこだ
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こっちが開いてるところ
内側・・外側に揺すって動かすことで
土は均質になってゆく
十分殺しておかないと
後で大きく開いていったときに
デリケートな力についてきてくれない
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土殺しの最終段階
なめしを使ってしっかり締めておく
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いよいよ土壁を挽きあげる
この高さ次第で・・皿の大きさが決まってしまう
低いと・・サイズがでない分・・当然重い
削り土のほうが多いようでは・・ちと恥ずかしいかも
高すぎたら・・開いてゆくとクラゲのように垂れてしまう
下から上に向かって
厚みになだらかなグラデーションをつけて
挽きあげるのがコツである
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壁を倒して・・皿にしてゆくが
底の広げ方をきちんとしておかないと
土が底に偏って・・
下半身が厚くて重く
上半身は薄くて軽くなりすぎて
乾燥で壊れるのが関の山である
底辺の土で皿全体を支えながら
でも余分に厚くしないよう
壁全体のバランスをとってゆく
一番緊張する場面である
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底の手入れに目処がついたら
あとは勇気をもって倒してゆく
一番怖いとこだけど・・
勇気がないと・・皿は広がらないのだ
きれいな姿の皿になるとしたら
ここが勝負である
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息を止めて・・どんどん倒してゆく
轆轤が回ってるわけだから
土には絶え間なく遠心力がかかってる
時間をかければ・・水分も過剰になって
土は弱くなってしまう
手際よく・・できるだけ短時間で・・が大事だ
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ほぼ挽きあがった時点で
もう一度勇気が必要になる
ここで失敗すれば・・大抵クラゲになる

土は乾燥するにつれ収縮すると同時に
元の姿に戻ろうとする
つまり倒した壁は・・起き上がってくるのだ
だから
その起き上がりを想定して
とりわけ口縁部を余分に倒しておかねばならない

起き上がってきれいなシルエットになるように・・
これが最後の勇気というわけである
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昨日挽いたこの皿
直径は60センチだった
一晩たった今日
少し起き上がって58センチほどになってる
乾けばもっと収縮する
焼成して完成するころには
多分・・53~4センチになるだろう

挽くたびに・・土の性格を知りたいと
色々反応をみる
この土に変えて・・まだ日が浅い
だからまだ思い通りに焼けてくれないが
繰り返して・・土に慣れるしかない
苦労でもあるが・・楽しみでもある
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前回の素焼き済み組み鉢も
どうやら黒天目で無事に焼けた
糸抜き波状紋大皿とともに
26日には搬入の段取りである
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気を緩めると・・
次に迫ってる出品で苦しむことになるから
そのまま緊張を維持して
大皿を挽いている

直径60センチ・・土は13~15キロ
力仕事でもあるが・・
仕上げの段階では
僅かな力の間違いで崩れる
思いのほかデリケートでなのだ
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週に三日の教室日以外の工房は・・
こんな具合である
目いっぱい雑然としたロクロ周りで
挽いたり・・削ったり・・仕上げたり
誰もいない工房で静かに一日が過ぎてゆく・・
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毎日・・一枚づつ挽いて
数日後に削ってゆくが
素焼きまで済ませておけば
その先は計算できる
だからできるだけストックしておかねば・・である
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新年おめでとうございます

今月の末に迫ってきた出品用の組鉢の制作
およそ30数個挽いて・・寸法あわせした18個ほどを
今日素焼きした

本焼きした上で6客の組み物にする予定である
直径が24.5センチ 高さ8.5センチの鉢
直径の誤差は2ミリ以内・・高さに誤差はない

土は半磁土 釉薬は黒天目の予定
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素焼きの前に仕上げの削りをしてるところ
見込みとつばを分ける稜線に
深いため色の発色を期待してこの土を使っている
できるだけ丁寧に削りを仕上げることで
発色の滑らかさが可能になるようだ
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素焼きしながら湯のみを60個ほど挽いた
あと40個ほどと 花いれ15本 波状紋の中皿を10枚ほど
出品の合間に焼き上げねばと・・
それで少しアタフタしている
亡父の献花へのお返しに
こころをこめて焼き上げるつもり・・なのである

圧縮のせいだろうか 写真の輪郭が乱れます 左クリックするとシャープになるのですが・・トホホ
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