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桃青窯696

touseigama.exblog.jp

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

カテゴリ:○陶芸雑感( 190 )

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黑ベースのキャンバスに
糸抜きでgoldをエアブラッシュ

色々なキャンバスに
色々な絵具で試している

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基本的にはモノクロが好きだが
下地に別色を置いて
僅かに変化させてみたいと思って

これは写真では判らないが
黑のスペースには赤を下地に置いた
実物は・・僅かにグラデーションしてる

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ホルベインの絵具がきれいな色で
不透明なのを生かして
ローラーでのばしてみた

色使いを考えながら・・楽しめそうだ

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夕方から・・これ一枚糸を貼った
紋様は定番の「波」・・既に何枚か作ったが
色を変えてパターン化してみようかな

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『糸抜きキャンバス・アート』
糸を貼って加飾することを共通のコンセプトにして
陶芸とのコラボレーション
私のサブカルチャーにしようかな

段々面白くなってきた



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by touseigama696 | 2017-11-27 19:01 | ○陶芸雑感 | Comments(2)

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現在地に転居したとき・・それまでのガス窯を捨て
酸化専用だった電気窯を・・酸化・還元両用に変えた
窯場の広さの問題で・・ガス窯が大き過ぎたからだ

しかし‥その頃から
私の仕事は・・酸化焼成に偏ってきた
だから今の仕事は・・全て酸化で焼いている

転居間際の旧房時代の作品の写真を見て
還元焼成が懐かしく蘇る

これらの作品は
弱還元のガス窯で焼いたものだ


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日本陶芸展に初出品して初入選した作品が
黑天目で六客の組鉢だったから
このやきものが・・私の出発点みたいなものだ

今も・・黑に拘ってはいるが
それは全く別のコンセプト
こうして・・少し古い写真を見てると
また還元をかけてみたくなる

でも長時間焼成になりそうで
体がもつか・・自信があるわけじゃない


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でも・・今でもこの天目釉の還元は好きだ
工房に置きっぱなしのガス・ボンベ
たまには使わねばと思いつつ
日々の酸化焼成に追われて・・放ったままだ

放ったままの物や事が・・増える
ちと・・寂しいものがあるな



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by touseigama696 | 2017-08-23 02:20 | ○陶芸雑感 | Comments(0)
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いただいたコメントに返信を書きながら
ふと・・その実感を書いてみようと思った

多くの場合
老いの実感は・・きっと体で始まる
痛いの痒いの・・動かないの
はたまた皺だシミだ・・白髪だの
目にみえるものから・・意識する
だが・・そうしたものは
やがてそれにも慣れてしまい
さしてこだわらずに暮らしていけるものだ

一方で・・鏡には映らないが
ある日・・かなり痛烈に
しかも・・大きな喪失感を伴って
襲ってくる「老い」がある

心のことであり・・頭のことでもある
例えば・・同じ一日を過ごしながら
「出来たことって・・これっぽっち?」

「一日」の量感が・・頭の中と目の前では
大幅に乖離してしまうのだ
用意した袋は・・できることを遥かに超えた大きさで
出来た仕事は・・袋に見合わずちっぽけでしかない

ひとことで括れば・・仕事を
想定してなおまとめる「力」を・・失ってゆくのだ
この喪失感には・・思いのほか傷めつけられる
目だの耳だのというのとは・・また違う

僅かにでも・・克服しようと思えば
ひたすらに時間をかけ・・気持ちを集中させて
執念を燃やすしかないのだ

軽々とできたことが・・軽々とはできなくなる
失った量が・・質の劣化につながらないよう
必死の執念を燃やし
改めて・・古希も半ばを過ぎた老いを
過不足なく理解して生きるしかない

だから・・今朝も夜明け前に起きだして
朝飯前にひと仕事しておこう・・なのである



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by touseigama696 | 2017-05-11 04:27 | ○陶芸雑感 | Comments(0)
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21か月もの長い準備期間を頂いて
個展のオファーをお受けした一昨年の秋
最初にしたことは・・優品を見て歩くことと
この二冊の書物を座右に置き
じっくりと読み耽ることだった

茶懐石の名店を抱える柿傳ギャラリーでの個展は
茶陶を避けては通れないから
腰を据えて勉強せねばと・・思ったからだ


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冒頭を飾る長次郎の茶碗「無一物」
ある勉強会で著者の林屋晴三先生が
この茶碗から汲むものの何と多いことか
じっくりと見つめてごらん
そう仰ったことが・・こころに残る

個展開催が二か月後に迫った今
ふり返れば
この茶碗から受けた影響は
思いのほか大きいことに気づいている

何の変哲もなく
一点の芯で立つ静かな居住まい
無意味な作為を離れ・・部分は全部を支え
全部は部分を・・ふっくらと包んでいる
姿が何かと調和するのでなく
姿が姿のまま調和している

もし写そうとしたら
どこから始めて・・どこで終わる
メビウスの輪のように
全ては連結して居場所を見失う

姿を目で追えば・・きっと見失う
この姿を再現したかったら
それを可能にするのは
目ではなく・・指の腹でさぐることだ

それには・・心当たりがある


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これは自作の木工パイプ
原木をやすりで削りだしたものだが
左右シンメトリーの卵形は
目では測れない


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目をつぶって
親指と人差し指で横腹を持ち
軽く回転させたとき・・指が感じる原木の抵抗を
そこだけ・・めのこに削ってゆくと
いつの間にか・・卵になるのだ
経験で覚えた

今・・ロクロを挽きながら
思うことは・・そこだ
目で崩して面白味とするのは止めた
目を閉じるが如くに・・指に神経を集め
動かさぬ指の間から生まれる端整な真円
それを茶碗と思うことにしている

俳句で言えば・・一切の説明の排除
端整は・・単刀直入がいい
美しい茶碗
願わくば・・そうしたものが作りたい

21か月の内19か月が過ぎた
陳腐だが・・光陰は矢の如く走り去る
少年老いやすく・・技成り難し
因果な仕事なのだ




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by touseigama696 | 2017-04-24 23:16 | ○陶芸雑感 | Comments(2)
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テニスとゴルフ・・下手だったが
どちらもしたことはある
でも・・今はもう見るだけだ

テニスの錦織クン・大坂さん
ゴルフの松山・石川クン
近頃は日本にも・・世界的な選手が現れ
テレビで追いかけるのが・・実に楽しい

どちらもボールを使う個人競技
共通するものもあるが
まるで違った性質をもつスポーツでもある
静止球を・・自分のタイミングで初動するゴルフと
鉄砲玉みたいな高速球に・・瞬間で反応するテニス
この違いだけでも・・選手の資質はきっと分かれる

更に・・試合の仕方にも大きな違いがある
テニスは・・目の前の一人に勝って前に進む
準決勝を勝たずに・・優勝はないのだ

一方で・・ゴルフは
大勢の中で一気に勝ち負けが決まる
前日まで30位だった選手が・・
最終日の夕方には優勝ってことも
在りうるのがゴルフだ

今日の相手が当面のライバルなのが・・テニス
そして
誰がライバルなのか分からないのが・・ゴルフ
球聖ボビー・ジョーンズは
それをこんな風に例えた

「私は・・オールドマン・パーに出会ってから
試合に勝てるようになった」

つまり出場選手を相手に戦うのではなく
そのホールに定められたパーの数に勝とう
それがパー爺さんということであり
自己ベスト・・パー爺さんが教えるものはそれだ

テニスに・・パー爺さんはいない
アドレナリンに助けられて
目の前のライバルに勝つ・・それも緊張だし
極めて冷静に自分の技術を信じる自信
ゴルフは・・選手に別の緊張を強いるのである

どちらも
名手の戦いでは・・実に見ごたえがある
若い選手の台頭を楽しみにする日々なのだ


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個展の準備に緊張しながら
12月ともなると
来春の公募展への用意も必要になる

陶芸は・・ゴルフタイプの緊張だと思う
目の前にライバルはいない
いつでも自分との戦いである

冷静に自己ベストに向かうしかない
最後にものをいうのは・・体力
その厳しさを・・段々に実感させられる毎日である




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by touseigama696 | 2016-12-01 06:02 | ○陶芸雑感 | Comments(0)
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昨晩は・・陶葉会の懇親会が開かれた
展覧会が開かれれば・・大抵
会期中に一度はみんなで集まり
ひとしきり・・陶談に花が咲く

伝統窯業地を持たない千葉県の陶芸は
土地でつながる縁がないから
こうして・・人で結ばれる絆は
個人技としての陶芸の奥行きを膨らませてくれる
老若・新旧を問わず・・一人一人の芸域に
切磋琢磨するチャンスなのだ


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本気の40人が集まれば・・陶談は自ずと
侃々諤々(かんかんがくがく)である
言うまでもなく・・その様は
喧々囂々(けんけんごうごう)ではない

長年にわたる経験が生み出すノウハウを
問われれば披瀝して惜しまず・・そこにまた
新しい知識が重なり合ってゆく
親睦とはいえ・・実に貴重な機会である

昨晩もそうだった
たまたま私のテーブルは・・磁器作家が集まった
陶器が主軸の私が・・直接体験する話題ではないが
しかし・・土や釉を巡る議論は
何に目をつけ・・どう活路を見出すか
そのアプローチは・・とても勉強になった


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ともすると
孤独な日々になりやすいこの仕事
ひとりでないと叶わない強度の集中と
一方で
侃々諤々が醸してくれる・・気を許した友情
ない交ぜになって・・それが
作家集団としての陶葉会の真価のような気がする

ライバルでもあるが・・根本は同志
昨晩も・・受賞を祝ったり
正会員認定を祝ったり
誕生日まで祝って
酒とともに・・花も飛び交ったのだった



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by touseigama696 | 2016-11-27 06:44 | ○陶芸雑感 | Comments(0)
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公募展には一点で挑む・・だから
その一点の完成度を上げるために・・懸命になる
一方で・・個展となると
百点を用意する必要がある

アイデンティティーとしての作風を維持しながら
しかし・・その百点に新鮮味も必要になる
同じものを百点作るわけじゃないのだ

意外に思われるかもしれないが
公募展よりも個展の方が・・しびれる
はっきり分かっているものを作るのと
これで新鮮味が生まれるだろか・・と
不安を抱えながらの百点
最後に吟味して・・百点残せるか
それを考えながらの準備は・・結構きつい


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造形と加飾・・それぞれに神経を使い
更に・・その調和も大事な要件になる
ここにアップしてるのは・・一部だが
窯から出るまで・・ホントウのところ判らない
陶芸の宿命を・・少々呪いながら
百個を目指しての毎日なのである




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by touseigama696 | 2016-11-03 07:52 | ○陶芸雑感 | Comments(4)

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「姿」と「形」・・似た意味だが
どう使い分けるのが適当なんだろう
姿は容姿で・・形は顔
そうとも言えようが・・だからといって
違いの全てだとは思えない

ここでは・・国語的な正確さは棚に上げ
私の気分で仕分ける使い方で言えば

「形」になくて「姿」にあるのが・・有機質
つまり・・命の動きとか温みを感じさせるものとでも
そうなると・・一方で
「形」に強く感じるものは
微塵の揺らぎもずれもない・・極めて規則的な形状
言い換えれば
鉱物的な無機質の冷たさみたいなものだ

ロクロが上手くなりたくて
夢中で稽古してたころ
追っていたのは・・形だったような気がする

十分に殺した土塊をロクロに乗せ
均質にして芯を出し
静止した独楽のように同心で回転する器
それができるようになった時
結構嬉しかった
今でも・・基本はそこだと思う

しかし・・やがて
姿の好いものを作りたい・・そう思い始めた
そして
それが何と難しいことかと
思い知らされることになった

ふと思い出すのは
武原はんさんや・・井上八千代さんの
上方舞での舞姿である

穏やかで動きの少ない所作のひとつひとつが
姿のよい実に綺麗な人形のように見えた
あれは「形」ではない・・生きた「姿」だった


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今密かに願っているものは・・形ではなく姿
極く僅かなずれの中に・・命ある温みを感じさせる「姿」
ユークリッド幾何学では描けない形だからである

ロクロで挽くとき
ほんの一瞬・・止めていた息を緩めて
回転するロクロの上の器に
ノックするような僅かな力を入れたみた

削るときは・・歪みに逆らわず
走る馬の背に尻を合わせる騎手のように
シルエットをなぞってカンナを走らせた

そして
不十分な部位は・・手で削った
おそろしく手間がかかるが
これも・・続けていれば慣れるだろ
そう思うことにしている

この二本の花器
昨日の素焼き窯から出た
少しづつ願いは叶っているような気もする

「端正なルーズフィット」
キャッチフレーズは・・これがいい



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by touseigama696 | 2016-10-22 06:15 | ○陶芸雑感 | Comments(5)
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明け方から
NHKの日曜美術館を見直していた
今開催中の日本伝統工芸展の受賞作の紹介である

丁寧に見てると・・それぞれの受賞作が
何かにこだわり・・一点他者の限界を超えて
新しい世界に踏み出しているのを感じる
さすがである

そして
自作へのこだわりは
自分の人生へのこだわりのように見えて
過ぎし日の全てを忘れず
今に生かしてこその芸のようだ
こだわりの原点・・忘れまじ
そんな思いで・・見ていた

同時に・・何度も書いてきたことだが
もしかして私の原点かもと思う・・こだわりを
引っ張り出して・・久しぶりに見つめた

真ん中の原木ブロックと
それを削って作った自作の木工パイプである



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これが・・ブライヤーという原木の根
これを粗目の鉄やすりから
サンドペーパーの1500番位までを
使い分けて削り・・磨いて作るのである
私の場合
ノコギリやカッターは・・一切使わなかった


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基本練習は・・このパイプのように
マシンメイドのパイプの左右対称のフォルムを
ハンドメイドの手やすりで削りだすことから始める


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やがては・・こうして曲線のシルエットを使った作品になる
これは
デンマークの名工ミッケのパイプのコピー
コピーも大事な稽古である


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ブライヤーの根は・・非常に硬い
地中海の断崖の・・岸壁に根を張る木で
ヌクヌクとは育たないせいで・・硬い根になる
だから煙草に火を点けても・・パイプは燃えないわけだ

使い込めば・・こうして光沢がでる
木目を際立たせる染料は使っても
一切の・・光沢塗料は塗っていない
磨くだけで作るから・・火に負けて剥がれることもない


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良い根だと・・球形の根の表面には
ストレート・グレインといって柾目の木目が見える
この目は・・削りすぎると消えてしまうから
柾目とデザインを調和させながら
消さないように生かして削る・・スリリングな作業である


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一方・・球形の根をスイカのように切って使うから
グレイン木目の延長にある根の断面は
炎のような目ではなく・・こうした網の目が表れてくる
これをバーズアイとかバーズネストという
鳥の目・・鳥の巣という意味である

両者の目が揃ってきれいな木目をだすパイプが
優品とされているが
名工のところに集中していて・・滅多に出てこない

30代の後半から40代の半ばまで
趣味ではあったが・・没頭してた時代がある

きれいなシルエットを磨きだすには
道具でも目でもなく・・指の腹だと知ったのは
あのころの経験だった

目をつぶって・・五本の指でそっと包むように掴み
指腹にツンとあたるコブを一つ一つ削りつぶしてゆく
飽きずに繰り返していると
不思議なことに左右対称の卵形になってゆく
ノギスが後追いするほど・・精確に造形できるのだ

今思い出して・・気を取り直してみようと思うのは
そこらへんの根気のように思える



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昨日も・・こんな風に五つ六つ挽いた
天気のせいで乾きの悪いこの数日
溜まった分と一緒に
今朝から削りにはいるつもりである




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by touseigama696 | 2016-10-10 08:02 | ○陶芸雑感 | Comments(2)
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このところ
ロクロを挽く度に思うことだが
物の姿の美しさって・・
どの時点で強く認識するんだろうか

挽きながら感じてゆくのか
作る前に意識すべきなのか
今までを振り返ると
いささか曖昧だったような気がする

ロクロにかける時間の長短が
それを表している
同寸同姿の組み物を作ってさえ
以前は・・今より量産していた


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今は・・ともかくゆっくりだ
ひとつにかける時間は・・かなり違う

かなり早い時点で・・イメージを意識してるようだ
結局
物の姿の美しさは
その物のシルエットになる輪郭線次第
イメージも技術も
それを満たすためでなけりゃなるまい

削る前に・・シルエットをしっかりと
今は・・そう心がけている


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左右非対称も・・頭に置いて
僅かにバランスを崩して得るシルエット
それも大事な感覚だと思うことにしている
「僅かに崩す」・・これがキーワード
「隠し味」・・料理ならそんなところだろうか


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丸い物は・・どこまでも丸く
真っすぐなら・・それも真っすぐに

ここに載せた4点は
挽きっぱなしのまま・・今朝から削る予定である
最初に作ったイメージとしての輪郭線を
更に・・きれいなものにして仕上げたい

どうしたって寡作になる
時間を大事にしないと・・おいてけぼりを食いそうだ





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by touseigama696 | 2016-10-09 09:27 | ○陶芸雑感 | Comments(0)