カテゴリ:●エッセイ( 398 )

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あれから22年の・・1月17日
この日は毎年・・一年を加算して
同じことを・・考える

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阪神淡路大震災・・22年経ったことになる
同時にそれは・・私の陶歴でもある
震災の10日ほど前
初めて・・ロクロに触れたのだった


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土塊に挑んで・・器に変える
客観的な評価は・・ともかく
今こうして目の前にする自作の様子は
22年前の正月
不運にも命を奪われた大勢の被害者の方の
失われた可能性でもある

命は・・いつでも「可能性」そのもの
一瞬で・・その全てを絶たれた無念
さぞやと・・思うばかりなのだ


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あの日・・命を亡くした方の中に
陶芸をしていた方がいたかもしれない
してみたいと思ってたひともいた筈だ

止まってしまった可能性を思いながら
出来れば・・失われた可能性に恥じぬ器を
毎年・・ふとそんなことを考える朝である




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いつもの朝・・夜明け前に工房に入り
前日の素焼き窯を開けた
全て無傷で出てきたが
時々切れたりすることもないわけじゃなく
全て無事は・・やはり嬉しいことだ

窯は公平で・・正直だから
挽きでも削りでも・・焼きでも
無理があれば・・no good(NG)で
無理がかかってなければ・・no problem(NP)
匙加減なしのどちらかだから・・実に分かり易い
良くも悪くも全ては・・作り手の自己責任
今の世の中に・・少し欠けているかもと感じる
自己責任を・・たっぷり教えてくれる

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この花入れに・・糸を貼って
下段に化粧を打ち・・上段を筆差しで彩色し
糸を外した辺りで・・「朝ゴハンですよぉ~!」

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朝食後・・「さて・・次は?」ってところに
従姉妹の一人から・・電話が掛かった
「主人が入院しちゃったの・・あんまり楽観できないかも」

父方も母方も・・親の兄弟姉妹は
もう誰一人この世におらず
あれほど大勢いた叔父叔母たちが・・異郷であれば
否応なしに・・いとこたちにも老いがくる


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急きょ予定を変えて・・見舞うことにした
思い立ったときにしておかないと
思いがけない結果を嘆くこともある
無事に回復してくれることを願うのは当然だが
一期一会は・・願うことではない
会うこと・・だから会いに行くことにしたのだ

私より年長でもあるから・・幼いころは
一緒に遊んだというより・・遊んでもらった方だ
やや力なく横たわり・・話すことも難儀に見え
数分の見舞いで辞したが・・
一瞬で走馬燈のように・・往時の元気な姿が蘇る
楽観はしないが・・無事は祈ろう

遠くにいて・・遥かに眺めていたものが
気づくと・・目の前にある
歳月人を待たず・・実感するのである



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私の年賀状は
毎年のことですが・・今年もまた「泥縄式」です
どういうことかと云いますと
「掲載作品選び」「スタジオ撮影」「データ送信」
「印刷発注」「文字原稿校正」「納品受領」
「発信先チェック」「宛名ラベルのプリントアウト」
「ラベル貼り」「切手貼り」「肉筆一行添付」
「郵便局持ち込み」・・で完了ですが
印刷済みのハガキが届いて3日目の・・昨日の30日
500枚弱を郵便局に持ち込んで・・やっと無事完了

そういうわけで・・泥縄式なのです
「桃青窯さんの仕事で・・今年も終わりかな?」
印刷屋さんに・・そう言われましたが
これも・・毎年のことかもしれません



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そもそも「泥縄」の由来は?・・ご存じですか?
一言で言えば・・ドロボーを捕まえてから
そのドロボーをふん縛るための縄をなう
現代風なら・・捕まえてから手錠を発注するとでも
つまりは・・段取りが滅茶苦茶ということです

段取りのプロを自賛していた元プロデューサーとしては
いささか不本意なことですが
でもまぁ・・聞いてください!
「ちゃんと年内には発信済みしてるじゃん!
年越しても不思議じゃないほど切迫してたってのにさ」
緊急での危機管理・・これも段取りで
「間一髪セーフ!」は
腕の悪いプロデューサーでは無理・・ってこと

どこか腑に落ちないものを感じながら
弁解めいた自画自賛・・これも恒例のようです



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「泥縄」は・・褒められたことじゃありませんが
好いことの例えに・・「灰で縄をなう」があります

昔話に出てくる古老の知恵
長寿社会でありながら
老人の知恵が充分に生かされてるとは思えず
思いだしながら・・書いておこうかなです

事あるごとに悪代官の難癖で
年貢を増やされ続けていた若い百姓が
今年もまた虐められていました

「灰で縄をなって持って参れ・・さもなくば」
いつものことです

草を編んでなう縄を
灰でなえ・・など無体な!
困り果てた若者を見かねたこの家の年寄りが
こう言いました

「納屋から新しい縄を・・皿に乗せてもってこい
そしたら・・それに火を点けてそっと燃やせ」

燃え尽きた灰は・・縄の姿のままです
まるで灰でなったようでした
それをそっと皿ごと代官所に届け
悪代官の鼻をあかしたのだそうです

古老の賢さが・・若者を救いました
老人の知恵は・・学問的な知識とは限りません
しかし・・長いこと生きてきて身に着けた知恵
教科書からでは学べないものが沢山あるものです

世の中が・・無秩序に混乱を極めるとき
専門家の専門的な学説よりも
長く生きて無秩序や混乱に身を晒した老人の
「灰で縄をなう」を・・「縄で灰をなう」と
読み替えて解決する生きた知恵が求められるものです

今は・・そんな時代なのかな?
そう思えてならないのですが
現場から老人を排除するってことは
パワフルではあっても・・クレバーとは限りません
(あっ!・・また片仮名使っちゃった)

したたかささえ含めて
解決能力の旺盛な古老の知恵
見直してみませんか?


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年末年始の休暇とはいえ
のんびりできる気分でないのは
来年に備え・・油断できぬという緊張が
「泥縄」許されまじの気分を醸しているから・・
そう自戒しています



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これは・・花入れ

          
その当時・・男たちは大抵
ビールやウィスキーの水割りを片手に
巨人阪神戦に現を抜かすのが
晩飯の通り相場だった
挙句に酔っぱらってバタンQ
女房に疎まれながら・・しかし
それが平和な一日の終わりだった

私は・・それが羨ましかった
昨日に続いて・・下戸の悲哀で言うと
私の晩飯は・・10分もあれば終わる
ただでさえ早飯が癖だったから
酒要らずで食えば・・それで充分だった
だから酔った末の白河夜船は・・私にはない

その晩飯の習慣に・・大いなる変化が起きたのは
52歳の正月からだった
急に呑めるようになったわけじゃない
そうではなく
呑めないことが有り難い・・に変わって
呑ん兵衛への羨望は消えたのだ

それが陶芸だった
52歳の正月に手ほどきを受け
瞬く間に夢中になった
半年後には・・ロクロを買い求め
更に半年後には・・窯も持っていた

夕食後・・寝るまでの5時間ほどは
素面でロクロが挽ける
呑めなくて良かった
昨日が一つ目なら・・下戸のご利益の
数少ない二つ目である・・そして
これが一番大きかったと思ってる

人生の終章を支える未知の世界
毎晩・・夢中でロクロを挽き
ひたすらに基本を繰り返す日々だった

早朝湯呑み1ダースを挽いて・・出勤
帰宅して削る・・それもした
陶芸三昧の朝晩と週末は
下戸の醍醐味に変わっていったのだった

初心から6年
病院事務長をしていた58歳のときに
日本陶芸展に初出品初入選して
晩年の趣味から・・晩年の仕事に舵を切った
それはもう
まるで予想にない岐路だった

テレビ番組制作プロデューサー
病院事務長・・そして陶芸家
脈絡のない三つの仕事に生きた人生
チャンネルを回すかのように激変なのは
最初がテレビだったからかもしれない



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昨日に続き・・これも酒器
飲めない陶芸家が作るんじゃ
説得力に欠けるかなぁ~


テレビの番組制作者だった若いころ
担当する番組に必要なら
それなりにタレントさんを集めるが
プロダクションに依頼したり
オーディションをしたりで
所謂マネージャーさんたちとつきあいが増える
気安くなってくると
タレントを探してるプロデューサーと
担当のタレントを使ってほしいマネージャーさん
両者にそれとない駆け引きも生まれてくる

「Pさん!(私のこと)並木通りの裏のクラブ○○に
あなたの名前でボトル入れといたから
ついでのとき・・どうぞご自由に!」
耳元で・・そんなこと囁かれることもあった

きっと呑ん兵には禁断の誘惑かもだが
私には猫に小判でしかない
度々のそうした申し出に
曖昧な返事をしながら・・考えた

銀座のクラブやバーに
どんな高級な酒を置いてくれても
その誘惑に乗らない自信ならたっぷりある
なにしろ下戸だからである

でももしここで・・「実は俺酒飲めないんだよ!」
なんて正直に言ったりしたら・・彼らが
「そっかぁ酒ダメか・・ならあっちか?」・・と
別方向で誘惑しようとでもすれば
そこは・・もしかしたら堅物プロデューサーの
アキレス腱かもしれないじゃないか

だから・・決して正直に告白しなかった
そして・・何十本だか知らないが
封を切らないボトルが・・流れていった筈だ
もっとも海千山千の世界
私の名前にしておいても・・私が来なきゃ
自分たちで社用で飲んでたかもしれない

それでも私は
別口アキレス腱を攻められないで済んだわけで
下戸のお陰で・・身の安全を図れたのだった

ところで
今だから正直に言うと・・私の最長不倒飲酒は
ビール5本水割り8杯である
最初こそ顔が赤くなり・・息苦しかったが
やがてそれも収まると・・平気で呑めた
でも・・まるで美味しいとは思わなかった
だから・・後を引くこともなく
下戸人生を全うしつつあるのである

酒は・・ほどほどなら絶対に飲めるほうがいい
肝胆相照らすまでの時間短縮は・・実に好都合だし
この世は・・酒あってこその料理に満ちている

呑まずに仲良くなる努力・・飯だけが道連れのグルメ
容易なこっちゃない・・のである




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私は・・酒が全くダメなのに
若いころは・・それなりの立場があったりして
今頃の時期は・・毎晩のように宴席でした

今なら愛用のノンアルコールビールが実に便利だけど
当時は・・ウーロン茶が精いっぱい
その前は・・オレンジジュースで刺身
実に不都合な時代でした

おまけに宴が果てれば・・深夜に
酔っぱらった仲間を車に乗せて
自宅に送り届けるのも・・下戸の宿命
道中で・・検問にかかると

車中の酒臭さに・・鼻をクンクンさせた警察官が
手にした懐中電灯みたいな検査器で
「これ・・口にあてて息を吐いて!」・・です
当然ながら・・何度やっても青は赤になりません

「おかしいな?・・もう一度!」
後部座席の酔っ払いが
「オマワリサ~ン・・コノ男ダケは
一滴モノンデマッセ~ン!」
なんてチョッカイだすもんだから
なおのこと疑い深く
「じゃ私の顔に息を吹きかけてみて!」
ご苦労なことなのでした

時代も変わって
乱痴気騒ぎの忘年会は・・今何処でしょうね
そうした宴席に顔をだす機会は・・激減
極く稀に・・会食しても
宵の口の8時ごろには帰宅して
妻に笑われる始末なのです

しかし・・日本という国は
良かれ悪しかれ
槌音高く道ができ箱ができ
関わった職人さんたちが
ドンちゃん騒ぎをしてたほうが
景気の良さを実感できる国なのかもしれません
オリンピック騒ぎを見ていて
宴会よもう一度!・・を感じるのです

たまにやたら静かな繁華街を歩くと
下戸のくせして
やはり一抹の寂しさを感じたりしますからね

ついでに思い出せば・・三角帽をかぶって
店頭に山積みされたクリスマスケーキを買い
千鳥足で・・我が子の待つ家に帰宅するオヤジ
あのクリスマスだって
何処にしまってしまったんだろか

洗練されることもいいことですが
野暮が醸す・・何とはなしの暖かさ
どっぷり昭和で育った私には
三丁目の夕日の・・あの赤い温みでもあるのです

写真は
昨日窯からでた茄子紺の酒杯
飲めない私が言うのも何ですが
焼酎にでも如何でしょ



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昨日は・・本焼きの窯を焚きながら
加飾の作業を進めていたが
夕食後
レアル・マドリードvs鹿島アントラーズを見た
対戦すること自体特筆に値するけど
一時は・・勝てそうな気配さえ漂わせ
日本サッカー・・それもall Japanでなくとも
世界に通用する時代になったんだと・・実感した

サッカーに限らず
野球・ゴルフ・テニス・フィギュア・卓球・スキージャンプ
卓球・バドミントン・水泳・柔道・体操・レスリング・etc
日本選手の活躍は目覚ましい
毎日のようにスポーツニュースを賑わせている

世界的なサッカー選手になりたい・・それが
そしてワールドカップやオリンピックに出たい
それが希望・・そしてそのために
あと〇〇年の間に何をする・・それが目標
これをする若者たちが増えた

それって・・どんな世界でも一緒だが
やぱりスポーツは魅力的だし
なれたときの格好良さにも惹かれるんだろう
勿論・・天文学的な報酬も魅惑するに違いない

今・・スポーツの世界で起きていることを
大いに奨励し・・叶えた若者たちを讃えよう

自分で描いた「夢」の実現を強く「希望」して
その「目標」のためなら・・どんな努力も惜しまない


スポーツを通して
スポーツ以外の道を歩く若者にも
道は一緒だよ・・と伝えてほしいのだ

漫然と生きるも一生だが
どうせ生きるなら
必死が必至の大きな夢と希望と目標を
是非にも・・叶えてほしいものだ

私たちの時代には
そのチャンスはそう多くはなかった
今や・・世界は狭くもなり
情報は無数にある
何より・・国際通貨の円が強い味方だ

自分の夢を叶えることが
社会の夢の実現につながる
そう思ってほしいものである


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15時間の窯焚きの間・・結構色々できた
これも・・そのひとつ

夢も希望も目標も・・ないわけじゃない
しかし
確実に気力と体力は・・衰退しつつある
胸の中にあるものを・・忘れずに
こつこつと・・歩き続けたいものだ




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私が幼かった終戦直後の頃
母親は
毎朝火をおこすことから一日を始めた
消し炭に火をつけ・・それを豆炭・練炭と移し
台所では調理に・・居間では薬缶の湯沸かし
冬なら・・火鉢や炬燵の暖房に分けた

それが当たり前の時代だったが
今思えば・・面倒な毎朝だったはずだ
飯が炊け・・熱い味噌汁ができるまで
どれほどの時間がかかったろうか

蛇口を捻れば・・いつでも湯が出て
タイマーで好きな頃合いで飯も炊ける
スイッチを入れれば・・冷暖房も自在
食洗器が洗ってくれて乾かしてもくれる
掃除・洗濯の用も同様である
便利街道まっしぐらの半世紀強だった

先日・・夜の教室でお腹が減って
生徒さんと夜食を摂った
近所のスーパーで食材を買い集めたが
必要な素材が一皿に盛られ
頃合いに刻まれてもいる
それ用と表示されただし汁に入れれば
それこそ・・あっという間に熱々鍋ができた
便利のために工夫された膨大な知恵
人間って凄いもんだと思わぬではないが
だが・・ふと不安にもなる

人間は
限りなく便利な便利を手にしているが
ところで・・その結果
人間はどう変化して・・どうスキルアップしたの?
消し炭・練炭で暮らした人々より
どれほどに逞しく・・知恵のある人間に育ったの?

日々報道される出来事を眺めていて
人々の幼さに呆れることも多い
多くの場面で舞台は豪華だが・・役者が不足
そんな気がしてならない

安倍総理とプーチン大統領の会談
持て成しと安全と・・情報化のために
どれほどの便利が使われたか
途方もない経費が費やされたように見えるが

お二人の記者会見を聞いていて
「それで・・それだけ?」
仕掛けが大きい分・・いささか拍子抜けだ

外交には公表できないことが沢山あるから
それもそうだろうとは思うけど
内緒話にしては
舞台がデカ過ぎやしないか?
大抵の場合
発表された中身のデカさは
内緒の大きさと比例するもんだ

便利は・・それ自体に何の罪もない
便利にこしたことはないが・・その代償に
人間としての底力を失ってはいないか

便利な時代の未熟な人間
イメージすると・・それがちょっと怖いのだ
サバイバルは・・便利とはアンチテーゼ
困難な時にこそ
人間は・・人間力を発揮すべきだと
私は思うが・・古いのかな?



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面白い・・笑えた
カオスも秘境も・・本来
笑って彷徨うとこじゃない
だから・・こんなに楽しめたのは
筆者の筆力・・感服なのである

冒頭の部分で
「音校に合格した学生が最初に何をするか知ってる?
写真を撮るの」・・このひとことに
実に明確に思い当たる節がある

私のデスクトップにアイコンを置いてるサイトに
「ヴァイオリンニスト224人」ってのがあって
今活躍してるヴァイオリンニストの
ポートレートが載ってる
動画で演奏も聴けるのがいい
そのどれも・・スタジオ撮影でコストをかけてる
合格して最初にした撮影なら
もしかすると・・腕より先行してる奏者もいるかもだ

考えてみれば
ヴァイオリンニストの場合(ピアノでも同じだが)
世に出す作品は・・目に見えない音でしかないから
そのアイデンティティーは
自身のポートレートで表示するしかない
優れた演奏は
美しいポートレートが代弁するってわけだ

一方・・音楽以外の美校でも
写真を撮る必要に迫られることもあるはずだ
だが・・大抵は合格して最初ではなかろう
被写体は作者自身ではなく・・作品だからだ

毎年発刊される日本伝統工芸展の図録
入選受賞作が写真掲載されるが
これを本人のポートレートで
ってわけにはゆかない

本人と作品の関係が
写真を挟んで真向から違う
上野の杜の一本道が振り分ける音校と美校
その路上に秘境の境界があり
門外漢は
その関係の混沌たるカオスに
これが一つの大学なのかと
思い惑うに違いない

人跡未踏だけが秘境ではない
両極が混在して共存する・・それも秘境なのだ
藝大の素晴らしさは
その秘境が醸す浮世離れのカオスこそが
偉大な才能の温床だということを
伝統として守り通していることだ
このフレキシビリティーは・・一方の雄
東京大学に勝るものじゃなかろうか

この秘境で育った何人かの天才と
親しくおつきあいをいただいてもいる
そのことを書こうと思っていたが
長すぎたから・・回を改めよう

ひとりだけ・・ちょっと
このブログにもリンクしてる
「きりんの壺」のきりんさんに触れよう

彼女も秘境の育ち
最初には写真を撮らない美校の陶芸家である
12/7の彼女のブログで・・この本にも触れている
書き味からして
カオスをねじ伏せてきた説得力の持主で
一目も二目も置いている

はるか昔・・初対面の日に開口一番
「・・会いたくなかったのに~!」と言われた
これが意味するカオスを
私は正確に理解してるかどうか
未だに自信はないが
それでも
秘境の友達として大事なひとなのである



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今朝は・・ちょっとおしゃれに
トリュフをペーストにしたタルトゥファータと
ブルーベリー ラズベリー グランベリーなどに
黑スグリ 赤スグリの加わったコンフィチュール
つまりは・・ジャムのことだけど
ジャムよりは果実の原形が残っているもの
それがコンフィチュールなのだそうです
その分・・
口の中で風味も動くような気がします

昨日・・沖縄の〇巻さんが送ってくれた
クリスマス・プレゼントが・・これ

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早速・・日曜日の今朝
家族揃って・・頂きました
最近は・・朝食にパンが多く
米で生きてきた若いころが嘘みたい

サラダやフルーツともよくマッチして
体の管理にももってこいのようです

ヴァージンオイルを浸したパンで
渋いトリュフと甘いベリー
柔らかい日差しの明るい朝
美味しく頂きました


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たまたま昨日は東京にいて
夜には帰宅するという娘に
美味しいパン買ってきて!・・と頼み
デザートには
これまた大好きなラ・レクチェ
熱い珈琲とともに
贅沢な朝は・・通りすぎてゆきました

さて・・これから仕事します



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