カテゴリ:●エッセイ( 378 )

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少し年とったら・・いつ身体壊すか判らないし
まして二人とも元気となれば?
一年前倒して記念旅行に出かけた
一昨年の夏のことだ・・ふたりで知床を旅した

そして去年の夏・・子どもたちの肝いりで
帝国ホテルのインペリアル・ヴァイキングに
個室をとって・・家族が集まった
同時に・・家族ぐるみのつきあいが続いた
何組かの夫妻を招き・・楽しく会食した

去年は・・我々夫婦の金婚アニバーサリー
幸いなことに・・二人とも元気にその日を迎えた

今と違って・・昔は
結婚年齢は・・もう少し若かったと思う
でも・・寿命は今ほどでなかったから
元気に金婚年を迎えられる夫婦は・・多くなかった

そして今・・長寿の時代になったが
今度は結婚が遅くなって・・やはり金婚は簡単じゃない

ふたりとも同じ年の23歳で結婚し
元気で過ごすことができた幸運のおかげで
恙なく金婚を迎えた去年だった

思い返せば50年前のあの日・・妻に
「行ってらっしゃい!」って見送られて
でかけたのは・・大学の卒業式で
社会人初出勤は・・2週間ほど後だった


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「今日3月19日だろ?」
「18日じゃない?」
ついさっきの夫婦の会話
夕食も済んでからの話だ

金+1年目の・・3月19日の今日
アニバーサリーは・・極く普通の一日だった

娘と佐原歩きを楽しんだ・・妻
工房に籠って・・器に金彩などしてた夫
水のごとく・・空気のごとく
時は流れていった



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儒教の教えに習えば
王道とは‥徳をもって為す為政のことだ
人の上に立つ者が
その立場に相応しい責任を果たしてこそ
叶う善政を意味している

昨今のニュースを見ていると
日本に限ったことではないようだが
政治は・・王道を歩いていない
攻めるも守るも・・姑息に走り
責任は釈明で潜り抜けようとしてる


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一方「王道」には・・もう一つの意味がある
学問に王道なし・・という時の王道である
儒教の意味で解すれば
学問の究め方に正しい道はない・・となってしまう
きっとそんなことはない

ここでの王道は・・儒教の王道とは別である
学問には・・楽な道・近道はないという意味だ
学問を政治に直しても・・同じことが言える
善政に・・簡便な手段などないのだ
そして・・こっちの意味でも
今の政治には・・大きく欠けたものがある

数を頼みの力づく政治では
成熟した民主主義など望むべくもない
啓蒙や説得よりも・・駆け引きに明け暮れ
近道探しの・・政局にいささかうんざりもする

王道・・どっちにしても難しい道だ
世界の中軸に立つ人々に
是非とも・・両方の意味での
「王道」を熟考してもらいたいものである

陶芸に近道はない・・今更ながらそう思う




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IBS・・Irritable Bowel Syndrome
日本語では・・過敏性腸症候群という
国内に・・推定1000万人ほどの患者がいるらしい
10人に一人の確率・・案外多勢いることになる

どんな疾病かを書こうとすると
ちょっと躊躇うものがある
何せ原因はかなり心因性なのに
症状は・・排泄に現れるからだ

何かの折に・・今までになく便秘になったり
その逆に・・軟便や下痢に悩まされたり
あるいは・・便秘と軟便を交互に繰り返す
殆ど無意識で体の発するサインに従ってればよかった
排泄のルーチンに狂いが生じ

トイレを背負って歩かないと不安に怯える惨めを味わう
ストレス性の障害だけに・・何か理由があって罹患するが
ひと度罹病すれば・・トイレ不安それ自体がストレスになる
だから・・悪循環に苛まれることになるのだ

まぁ・・そういう病気と思っていただいて
自分のことを少し書けば
この半年・・軽度だとは思うけれど
IBSに虐められている

私の場合の原因は
個展の準備にかなりナーバスになることのようだ
妻に言わせると・・「だっていつもそうだよ」とか
だから・・個展が終われば原因がなくなって治る筈だと言う

主治医の意見も・・同じこと
それまでの間・・薬で押さえるようにしようと
昨日から処方されて服用し始めた


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この数カ月は
作陶に集中して工房に籠っているから
言うなれば・・トイレの中で暮らしてるようなもの
その不安はないのに・・それでも私の腸は過敏だった

食べても食べなくても
何を食べて・・何を食べなくても
腸は・・心理的なもの支配されている
食欲もあり・・食べれば美味しい
苦しくもないし痛むわけでもない
体重が減ることもないから
IBS以外には考えられないわけだ

先日・・旧友に愚痴ったら
「おれもそうだったよ・・暫らくしんどかったな
漢方薬で・・何となく治ったかな」

メールも届き・・同じ悩みが書いてあった
結構沢山いるんだ・・そう思えば少し気が楽になる
1両の車両に100人乗ってりゃ・・10人は同病
どなたかは判らなくても・・同病相憐れむである
助け合うにはいささか躊躇するが
世間話でもして・・気を紛らわそうではないか

更に言わせてもらえば
1000万人の市場があるわけだから
関係するメーカーさんにお願いで

IBSの安心道連れグッズ・・開発してほしいものだ
是さえ着用してれば・・とりあえず安心って奴
トイレは何処?・・この不安が消えれば
ストレスの半分は消滅なのだから
きっと・・回復率も上がろってもんだ
採算とれるにちがいない

末尾ながら
昨日からの内服・・結構効いてるみたいで
かなり期待がもてるようである




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駒形橋から隅田川越しのスカイツリー
月に一度は見る景色である
天気の良い日なら・・ここから
吾妻橋・・言問橋と川沿いに二つ歩けば
およそ1キロほどで待乳山聖天に着くが
その境内のすぐ脇にあるのが・・加藤メディカルクリニック
私の掛かりつけ医なのである

病気の気配があろうがなかろうが
毎月一度・・問診と触診を受けている
溜まってゆくデータの中で
晩年をどう過ごせばいいか
助言をもらいながらの日々である

元々・・このクリニックは
幼馴染みの同級生が院長で
半世紀にわたって・・診ていてくれた

彼がまだ健在だったころ・・受診の都度
「患者のオレの義務は・・オマエの指示を守ること
そして
主治医のオマエが守ることは・・オレより長生きすること」

それが合言葉だったのに・・無念にも彼は守れなかった
殆ど手厚く見舞う暇もないほど・・慌ただしく逝ってしまった
実は・・前述の合言葉には一寸した別の意味があった
彼には跡継ぎがいなかったのだ・・だから
「オマエが死んだら・・息子に診てもらうからいいよ!」は
叶わないと知っていたことでもあった

主治医を失って途方に暮れて暫らく経った頃
未亡人から連絡がきた
「主人の後を
後輩のドクターが継いでくださることになったの
主人が残した膨大なあなたのカルテ
そのまま引き継いでもいいと仰ってるけど
どうする?」

そこから再スタートした掛かりつけ主治医二代目
またこれが実に良いドクターで
信頼を築けるに違いないと・・確信できたから
「暫らく・・あなたが私のことを理解してくださるまで
毎月通ってきますね」

「了解しました・・私も
先代が残したデータ熟読して
これからの診療に活かしましょう」

爾来数年になる・・息子のような年輩でもあり
私の末期を診るに・・聊かの不安もないのもいい

幸にも・・重篤な病いに侵されている気配はないが
しかし・・体中が劣化の波に浸食され
未経験の不定愁訴がひっきりなしなのだ

劣化のメカニズムを教えてもらいながら
過不足なくそれを受け入れ
穏やかに暮らせたら・・それが願いなのである

昨日・・予定の受診日だった
このところ私を悩ませている症状が
どうやらIBSらしいとなって
その相談と対応を指示してもらうためだった

IBS・・Irritable Bowel Syndrome
過敏性腸症候群・・という
決して珍しい病気ではないらしいが
過敏性・・つまりはメンタルな要素が多く
ストレスがらみの病い
かかれば・・実に悩ましい羽目になる
いささか参っているが・・原因は多分判っている

その顛末・・長くなったので明日にでも





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私の住む千葉県に・・数年前他界されたが
かつて滅法名物な代議士さんがいた
本名は伏せるとして
「ハマコー」と云えば知らぬ者はいなかった

色々毀誉褒貶はあったが
今夜はそこが話題ではない・・伝聞だが
人心掌握術を物語るエピソードをひとつ

夏の総選挙のときのことらしい
支援を求めて選挙カーで走ってる最中
田んぼで仕事してた農家の人を見つけ
車から降りたハマコーさんは・・委細構わず
スーツのまま・・ドボドボと田んぼに入った
手を握って・・「頼むなぁ!」って声かけたのだそうだ

靴はドロドロ・・白いスーツもドロドロだ
だが・・そのなり振り構わぬ意気に感じて
農家の方は・・彼に一票を投じたとか

後日談によれば
「おれの選挙区は田んぼだらけ
だから遠くの畔道から頼むなじゃ
気持ちは通じないのさ

靴も背広も何着も車に積んで
田んぼに飛び込んだってことよ
何にも言わなくても・・それで通じるだろ」

ハマコーさんは・・永田町で
武勇伝に事欠かない政治家だったが
一方で・・そうした人情の機微に長けて
だから・・人気のある政治家だった


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こんなことを書いたのは
実は・・何処かの省の政務官が
被災地視察先で・・泥水に濡れるのをさけて
案内の担当者に背負われて渡ったのを見とがめられ
おまけにそれをネタに笑いを取ろうとして
とうとう辞任したとかを・・聞いたからだ

ハマコー流で言えば
「おめぇ・・何て勿体ないことするんじゃ
折角のチャンスを逃して・・挙句にピンチ
ピンチに追い打ちかけて首同然・・アホか
そういう時はな・・靴のまま水たまりにドボドボさ

どうぞって背中出されても
その背中・・被災者に貸してあげてください
くらいなこと言って・・労わり励ませよ

長靴も持たずに・・って言われそうだからこそ
気にもしない風情で・・スーツも靴もドボドボで歩けだ
そうでもすれば・・不用意も不問で
意気込みの方を買ってもらえるかもしれないのさ
ピンチをチャンスに振り替えるとは・・そういうこと」
わっかるかなぁ~?・・である

「機転」「機微」
読める読めないは・・勉強の問題だが
世の中で大事なのは・・読めるじゃなく
どうすりゃいいのか解る・・ってことなのだ

彼の学歴なら・・読めないはずはない
しかし
どうすりゃいいのか分からなかった・・は
もしかしたら・・ありだ
これまでの人生の殆どを・・上座で過ごしたツケ
政治を含めて実社会では・・大きな落とし穴になる
今となれば・・以て瞑すべしかも




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晩節を汚す・・と云う言葉がある
それまでの輝かしい人生を
ふいにしてしまうような振る舞い・・のことだが
最近・・この手の晩節が結構多い

考えようでは・・長寿の副作用かもしれない
ひと昔前なら
汚す前に寿命が尽きてたかもしれないからだ
長生きするには
最後までしっかりと我が身の行く末を考える力を
失ってはならない・・ということだ

但し・・これは相続税と似ていて
誰でもが・・汚すには惜しいほどの
輝かしい人生とは限らないから
相続税の対象ではありませんよ・・の範囲で
晩節を気遣う必要がない人生も多い・・に違いない

明け方から工房にいるので
音がないと淋しくて
テレビのニュースを・・聞いているが
毎日のように登場するのが
「北朝鮮」「新設予定の小学校」
それに「築地市場の移転」に関わる
小池都知事と石原慎太郎元知事の確執だ
あのトランプ大統領が蚊帳の外の気配である

晩節がらみで・・気になる一件は
石原慎太郎氏の晩節である

「記者会見で何を話されるんですか?」
自宅玄関で声をかけたメディアに向かって
「・・楽しみに待っててください」
そこら辺で・・既に汚れが始まってる」

あなたの言動は・・お楽しみの範疇ではない
あなたの不作為がもたらしたかもしれない結果を
どう話すつもりなのか・・それを聞いているのだ

「築地の混迷は・・小池都知事の不作為のせいだ
場合によっては法的措置を考えています」

この言い分は
自分の不作為を棚に上げて・・天に唾するようなもの
我が身に降りかかって・・汚れを増すだけである

週一出勤が売りだった都知事の
その「週一」が事実だったとしても
それゆえに・・不作為があったとしても
それでも全うできるとすれば
優秀な部下に委譲するもありだが
結果についての責任は
残りの五日間の分も含めて・・全てである

言い換えれば・・週一出勤の不作為も
週日全ての責任を取れば・・作為で許される
最高指揮官の自由と不自由はそこにあるのだ

「誰に責任があったんでしょうか?」
あなたにあったんですよ・・を含んだ
メディアの質問に
「そりゃ・・みんなで決めたんだから
みんなの責任でしょう」

これで「汚れ」は・・決定的になった
みんなの責任が・・最後には
一人しかいない都知事に収斂することを
知らずに言うのか・・知ってて言うのか
どちらでも・・晩節をたっぷり汚したのだ

「どこの社の記者だ!」
会見場を睥睨して・・声高に詰問した
現職時代の・・あの石原慎太郎氏は
無残にも・・「小池君の不作為が・・」を
何度も繰り返しながら
あの日の遺恨とばかり逆襲する記者に
「どこの社の記者だ!」・・と云い返す力はなかった

老いさらばえた晩節を受け入れ難くて
「もののふが・・戦いに出向く心境」
強がってみても・・無残に代わりはなかった

これを慰め・・進言して諫められるのは
もしかしたら・・異郷の弟・石原裕次郎だけだったのでは
そんなことを考えながら・・聞いていたのだった



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この朝・・約束の時刻ピッタリに
3人チームの取材班がやってきた
編集の〇中さんと・・カメラの〇山さん
そして・・ライターの〇野さん
ベイシックなクルー編成だ

カメラを挟んで
あっちの三人と・・こっちの一人
この日の「こっち」は・・わたし
つまり被写体なのである

半世紀前・・遠い昔だが
私は・・カメラのあっちで仕事してた
パチカメとムービーの違いはあるが
やってたことは・・同じようなもんだ

ディレクターとカメラマンを同行して
あちこち飛び回って取材してた時代だった
この写真に写っていない・・ライターの○野さんが

「世界の結婚式って番組
あれ小学校のころ・・母と一緒に見てたんですよ!」
〇野さんと私の間に流れてる時間が分かる
「世界の結婚式」を撮り始めたのは
〇野さんが生まれる前で
彼女が小学生の頃でも・・放映していた

三人がカメラのあっちから
こっちの私を・・撮っている
長い時間が過ぎ去ったのに
この立ち位置に・・まだ慣れていない

だから逆取材のつもりで
こっちから・・あっちの三人を撮ったのだが
何故か・・〇野さんの1枚がボケた
そういうわけで
泣く泣く紹介するのをやめた
年の差を隠したいんだろって
勘ぐられずに済みそうだ


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この取材のホントの主役は・・この茶碗
でもこいつは・・一言も喋らない
ふたりが・・アングルしてフォーカスしてるころ
ライターさんは私に喋らせて
結局・・茶碗に物語を作ってゆくわけである

「このモチーフに行きあうまでに
何があったんですか?」
傍にいて時折り語りかけて
茶碗は・・ひとになってゆく

幾つかのインタビューに応えてると
どんな物語になるのか
想像しながら・・楽しみになってきた

カメラのこっちを・・何度か体験した今
もしカメラのあっちに立つなら
あの頃より・・もう少しひとが撮れたかな?
って思えるのだが・・



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月に一度
浅草の掛かりつけのクリニックに出向く
何かがあって・・診るじゃなく
何でもない日を・・診てもらうため
聴診して終わる日が殆どだが
他愛ない会話が・・「掛かりつけ」の真髄
身体の微変は・・この繰り返しの中で
主治医が見つけてくれるものだと・・思う

死に至る病を防ぐつもりはあまりないが
日々の暮らしを脅かす成人病は
なるべく避けて生きたい
図体がでかい分
周囲の手を借りる負担は・・少なくしたいのだ
そういうわけで・・昨日の朝受診して
特段に異常なし・・だそうだ

帰路・・腹が減って
人形町の甘酒横丁にある久助に寄った
こっちは・・「行きつけ」の焼き鳥屋さん
主夫妻とは・・旧知の仲
久しぶりに・・やきとり丼にありついた

珍しく・・主が板場にいた
聞けば・・板長がお嬢さんの結婚で
インドに出かけたからなのだそうだ
日ごろの備長炭じゃなく
昔取った杵柄をくべて・・焼いてた
でもまぁ・・さすがの腕である


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以前にも書いた覚えがあるが
この久助・・夜行けばとり尽くしだが
昼はやきとり丼だけ・・だから
行列ができても・・すこぶる流れが早い
1時を少し過ぎたくらいだったが
「おい・・閉めて!」・・主が女将にそう言った
きっと売り尽くしなのだ
気短な江戸っ子好み・私もそのひとりである

撮る前に・・箸使ってしまった
手前の飯が見えてるのは
とりを食べちゃったからで
店の名誉のために書けば
飯もたっぷり・・とりもたっぷりである


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帰宅して・・昨日の茶碗を削った


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頃合いの時間を置けたから
気持ちよく削れた

「掛かりつけ」に「行きつけ」
おまけに「やりつけ」でしめた一日だった



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昨日の夕方
全豪テニスの・・錦織vsフェデラーを見た
結果的には・・接戦の末錦織が負けた
そう見えるテニスだが・・この試合
色々な意味で勝負の機微を見せてもくれた

スコアの上では
ファイナルセットでの負けだから・・接戦と云えるが
内容的には・・フェデラーの圧勝である
何故なら・・試合全体を通して
ゲームの流れを支配してた時間とショットの数は
フェデラーの方がはるかに勝っていたからだ

さすがにランキングの5位の錦織クンだから
簡単に負けないぞという意地は見せたが
フェデラーは・・それに屈してはいなかった

勝つためには
絶対取らねばならぬポイントが・・幾つかある
よく「試合に勝ち切る」・・というが
この勝ち切る・・とは
そのここぞのポイントを・・戦略的にしっかり認識し
その上で・・確実に取得することである
勝敗を分けたポイントの数は
フェデラーがまさっていた

勝ち方を知っていて・・それを
確実にものにする技術とメンタリティー
それはサマリーを見ればはっきりするが
全得点数の・・数%に過ぎない得点の差なのだ

全体は互角に戦っていながら
結果で負けたのは・・この差に尽きる
錦織クンが・・世界のトップに立つためには
一試合に10あるかないかの必須ポイントを
確実に取りきる・・技術とメンタリティーが必要だと思う

さりながら
日本人で・・ここまで戦える選手は
錦織クンのほかにいない
(大坂なおみさんが・・きっとそうなるだろうが)
是非にも・・グランドスラムで
優勝する姿をみせてほしいのである


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錦織クンのデータの中に・・面白いものがある
ATPの選手の中で
ファイナルセットまでいった試合での
勝率1位は・・錦織クンだというのだ

ファイナルまで頑張れば・・勝つ!
だから勝負強いとか・・粘り強いとか
そうした局面で引き合いに出されるようだが

裏返して考えてみれば・・ホントに強い奴は
ファイナルまでいかないで勝つ

5セットマッチでの第5セット
3セットマッチでの第3セット
真の強者なら・・このセットは
まさかの時の保険みたいなもの
使わず勝てば・・勝率1位もないのだ

ストレート勝ちの勝率1位こそが・・強者
できれば・・そうなってほしい

ストレート勝ち・・とは
試合開始から・・一瞬も緩まず
圧倒的に勝ち切って

「この試合に限らず・・当分の間
もしかしたら錦織には勝てそうにない」と
相手をへこませる勝ち方なのだ

勝ち方と負け方・・勝敗はその場で決まり
その試合のみを支配するだけだが
次の試合にどう響かせるか

勝ち方と負け方には
思いを致すべきことが・・沢山含まれている
きっとテニスやスポーツに限ったことじゃない
そうも・・思うのだが



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「この検査結果なら・・ここに来る必要ないみたい!」
かかりつけの医院の事務さんに・・そう言われた
昨日の朝のことである

一カ月前の血液検査の結果が
実に見事に「問題なし」なのだ

25の検査項目中
基準値範囲をはずれたのは・・ふたつ
MCVといって赤血球の大きさを示す数値が
基準値上限の101に対して102
「許容誤差のうち」・・DRはそう言った

もう一つは
筋肉を使うと高くなるCKが
基準の230を超えて465とある
目下工房でしていること
毎晩歩いていることなどを考えれば
異常の領域ではないとのことだった

これ以外の肝・腎・膵・は勿論
コレステロール・血糖・中性脂肪
それに前立腺マーカー等
全ては・・基準値内に収まっている

暴食を慎む我慢と・・毎晩の4㌔歩行
4年間の実績が・・ものを言ってるのだろう

そんなことがあって
お馴染みの事務さんにからかわれたが
「この検査結果なら・・ここに来る必要ないみたい!」
これは
かかりつけという意味では大事なキーワードだと思う

病気になって・・受診するのは当たり前だが
それでは普段のことが判らない
何もない普段を診てもらっていてこそ
主治医は微変に気づくってものである

「かかりつけ」とは
病気はいうまでもないが
健康な日々を含めて・・一身をゆだねることだ
毎月受診するのは・・そういう意味である

何もない体に・・やがては異変が起きる
加齢の避けがたい宿命だが
治すべきもの・・受け入れるべきもの
主治医との交流は
こうした難題をさり気なく相談できる
今の好い関係に・・心からの多謝なのである



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