カテゴリ:●エッセイ( 371 )

d0085887_02360669.jpg

ATP1000マイアミ大会の4回戦
錦織とアルゼンチンのデル・ボニス
の試合が今終わった・・勝った!

見ずにおこうかと思ったが
やはり気になって・・見てしまった

d0085887_02362522.jpg
夕方・・窯から出てきた新作です

このところ
錦織クンの試合は・・妙に意地悪で
私がテレビ画面を見つめると・・ブレイクされる
それでいて・・勝手にしろ!って背を向けると
途端にブレイクしたりするのだ

だから見てると・・負けそうで
背を向けると・・勝ちそうなのだ

錦織クンは・・目下世界ランク第4位
とんでもない選手になったのだが
どうせなら・・こんな意地悪せずに

見てても見てなくても・・圧倒的に勝ち切る
安心して見てられる選手になってほしいもんだ

ただ・・こちらの都合を言えば
今・・仕事に没頭してるから
ほんとは・・君の試合忘れていたいところで
寝る暇費やして見てしまった・・僅かな後悔
わっかるかなぁ~?




人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!


[PR]
d0085887_03130993.jpg

奇跡的な逆転優勝の直後
「今・・何がしたいですか?」
と聞かれた稀勢の里は・・暫らく考えて
「稽古がしたいです」・・と答えた

この質問・・手慣れた定番みたいで
私は・・個人的には好きではない

「ぐっすり寝たい」とか
「美味しいもの食べたい」とか
「子どもと遊びたい」とか
そんな答えを誘って・・ついさっきまでの勝負が
いかにも厳しかったことを浮き彫りにしたいのだ
月並みな質問に・・月並みな答え
そんなことを想像してたら・・違った


d0085887_03131908.jpg

「稽古したい」・・この答に
私は・・稀勢の里の開眼を見た気がした

思いがけず時間がかかったとはいえ
横綱にまで昇進する力士が
稽古が嫌いなわけはないが
優勝直後に
美酒美食を棚にあげてもいいほどの
快感だろうとは思えない

「稽古したい」の真意は・・多分
強くなった自分を・・しっかりと自覚できて
その喜びは全てに勝り
稽古だけがそれを叶える
きっとそれが分かったのだ

横綱になるのは・・他者との戦いだが
横綱でいるのは・・自分との戦い
稽古の意味は・・同じではない

他者との戦いは・・稽古の量だが
自分との戦いは・・稽古の質がものをいう
たった二場所で
そのどちらも味わった経験は
彼に・・稽古は強くなる喜びそのもの
そう教えたのじゃなかろうか

是非とも・・その開眼を
本場所で・・また証明してほしいものである

彼の地元牛久は・・ここから30キロほど
昔は・・よくウナギを食べに行ったものだ



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!

[PR]
d0085887_02345006.jpg

政治の世界は・・騒動続きだ
工房にいて・・見るというより聞いてるテレビ
しばしば・・慌てふためくセリフが聞こえる

ちょっと気になる・・総理のセリフ
「私や妻が・・そんな大きな寄付をすることは
あり得ないんですよ」
「国有地の払い下げに・・私や妻が関わることは
あり得ないんですよ」

ここで使ってる・・「あり得ない」は
おかしな使い方だ
人間のすることにあり得ないことなどない
まして・・本人が自分のこととしてそう言えば
そりゃもう信じるも疑うも・・半ばしておかしくない

もし・・あり得ないを使いたければ
こう言うべきだ

「人間のすることに・・あり得ないはないが
おっしゃるような疑惑は
総理である自分は言うまでもなく
その妻といえども・・立場上あってはならないことだ
だから
こうした疑惑があり得ないことであるために
私は・・日々細心の注意を払って仕事してるし
妻もそのことを十分理解してる
その上で申し上げるが
良心に誓って・・そうしたことはしていない」

人間のすることに・・あり得ないはない
だから
あり得ないを証明するには
確かな証拠か・・信じてもらえる信念
どちらかが必要なのだ


d0085887_02345993.jpg

権力は・・大きな力ではあるが
僅かでも油断や不遜が芽生えれば
人々の信頼を失うのも・・早い

「私には・・あり得ない」
そうであるための信念に触れてないのは
注意深さの欠如に狼狽えた強言でしかない

政権が長くなった時
待ってる落とし穴が・・これ
この先・・どういう顛末になるのか不明だが

無事に通り過ぎるなら
権力が選ぶ言葉を・・じっくりと再考すべきだ
善政は・・その上にしか実を結ばない




人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!


[PR]
d0085887_22000523.jpg



少し年とったら・・いつ身体壊すか判らないし
まして二人とも元気となれば?
一年前倒して記念旅行に出かけた
一昨年の夏のことだ・・ふたりで知床を旅した

そして去年の夏・・子どもたちの肝いりで
帝国ホテルのインペリアル・ヴァイキングに
個室をとって・・家族が集まった
同時に・・家族ぐるみのつきあいが続いた
何組かの夫妻を招き・・楽しく会食した

去年は・・我々夫婦の金婚アニバーサリー
幸いなことに・・二人とも元気にその日を迎えた

今と違って・・昔は
結婚年齢は・・もう少し若かったと思う
でも・・寿命は今ほどでなかったから
元気に金婚年を迎えられる夫婦は・・多くなかった

そして今・・長寿の時代になったが
今度は結婚が遅くなって・・やはり金婚は簡単じゃない

ふたりとも同じ年の23歳で結婚し
元気で過ごすことができた幸運のおかげで
恙なく金婚を迎えた去年だった

思い返せば50年前のあの日・・妻に
「行ってらっしゃい!」って見送られて
でかけたのは・・大学の卒業式で
社会人初出勤は・・2週間ほど後だった


d0085887_22002224.jpg

「今日3月19日だろ?」
「18日じゃない?」
ついさっきの夫婦の会話
夕食も済んでからの話だ

金+1年目の・・3月19日の今日
アニバーサリーは・・極く普通の一日だった

娘と佐原歩きを楽しんだ・・妻
工房に籠って・・器に金彩などしてた夫
水のごとく・・空気のごとく
時は流れていった



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!

[PR]
d0085887_07361726.jpg

儒教の教えに習えば
王道とは‥徳をもって為す為政のことだ
人の上に立つ者が
その立場に相応しい責任を果たしてこそ
叶う善政を意味している

昨今のニュースを見ていると
日本に限ったことではないようだが
政治は・・王道を歩いていない
攻めるも守るも・・姑息に走り
責任は釈明で潜り抜けようとしてる


d0085887_07362959.jpg

一方「王道」には・・もう一つの意味がある
学問に王道なし・・という時の王道である
儒教の意味で解すれば
学問の究め方に正しい道はない・・となってしまう
きっとそんなことはない

ここでの王道は・・儒教の王道とは別である
学問には・・楽な道・近道はないという意味だ
学問を政治に直しても・・同じことが言える
善政に・・簡便な手段などないのだ
そして・・こっちの意味でも
今の政治には・・大きく欠けたものがある

数を頼みの力づく政治では
成熟した民主主義など望むべくもない
啓蒙や説得よりも・・駆け引きに明け暮れ
近道探しの・・政局にいささかうんざりもする

王道・・どっちにしても難しい道だ
世界の中軸に立つ人々に
是非とも・・両方の意味での
「王道」を熟考してもらいたいものである

陶芸に近道はない・・今更ながらそう思う




人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!

[PR]
d0085887_22311691.jpg

IBS・・Irritable Bowel Syndrome
日本語では・・過敏性腸症候群という
国内に・・推定1000万人ほどの患者がいるらしい
10人に一人の確率・・案外多勢いることになる

どんな疾病かを書こうとすると
ちょっと躊躇うものがある
何せ原因はかなり心因性なのに
症状は・・排泄に現れるからだ

何かの折に・・今までになく便秘になったり
その逆に・・軟便や下痢に悩まされたり
あるいは・・便秘と軟便を交互に繰り返す
殆ど無意識で体の発するサインに従ってればよかった
排泄のルーチンに狂いが生じ

トイレを背負って歩かないと不安に怯える惨めを味わう
ストレス性の障害だけに・・何か理由があって罹患するが
ひと度罹病すれば・・トイレ不安それ自体がストレスになる
だから・・悪循環に苛まれることになるのだ

まぁ・・そういう病気と思っていただいて
自分のことを少し書けば
この半年・・軽度だとは思うけれど
IBSに虐められている

私の場合の原因は
個展の準備にかなりナーバスになることのようだ
妻に言わせると・・「だっていつもそうだよ」とか
だから・・個展が終われば原因がなくなって治る筈だと言う

主治医の意見も・・同じこと
それまでの間・・薬で押さえるようにしようと
昨日から処方されて服用し始めた


d0085887_22313092.jpg

この数カ月は
作陶に集中して工房に籠っているから
言うなれば・・トイレの中で暮らしてるようなもの
その不安はないのに・・それでも私の腸は過敏だった

食べても食べなくても
何を食べて・・何を食べなくても
腸は・・心理的なもの支配されている
食欲もあり・・食べれば美味しい
苦しくもないし痛むわけでもない
体重が減ることもないから
IBS以外には考えられないわけだ

先日・・旧友に愚痴ったら
「おれもそうだったよ・・暫らくしんどかったな
漢方薬で・・何となく治ったかな」

メールも届き・・同じ悩みが書いてあった
結構沢山いるんだ・・そう思えば少し気が楽になる
1両の車両に100人乗ってりゃ・・10人は同病
どなたかは判らなくても・・同病相憐れむである
助け合うにはいささか躊躇するが
世間話でもして・・気を紛らわそうではないか

更に言わせてもらえば
1000万人の市場があるわけだから
関係するメーカーさんにお願いで

IBSの安心道連れグッズ・・開発してほしいものだ
是さえ着用してれば・・とりあえず安心って奴
トイレは何処?・・この不安が消えれば
ストレスの半分は消滅なのだから
きっと・・回復率も上がろってもんだ
採算とれるにちがいない

末尾ながら
昨日からの内服・・結構効いてるみたいで
かなり期待がもてるようである




人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!


[PR]
d0085887_02564366.jpg

駒形橋から隅田川越しのスカイツリー
月に一度は見る景色である
天気の良い日なら・・ここから
吾妻橋・・言問橋と川沿いに二つ歩けば
およそ1キロほどで待乳山聖天に着くが
その境内のすぐ脇にあるのが・・加藤メディカルクリニック
私の掛かりつけ医なのである

病気の気配があろうがなかろうが
毎月一度・・問診と触診を受けている
溜まってゆくデータの中で
晩年をどう過ごせばいいか
助言をもらいながらの日々である

元々・・このクリニックは
幼馴染みの同級生が院長で
半世紀にわたって・・診ていてくれた

彼がまだ健在だったころ・・受診の都度
「患者のオレの義務は・・オマエの指示を守ること
そして
主治医のオマエが守ることは・・オレより長生きすること」

それが合言葉だったのに・・無念にも彼は守れなかった
殆ど手厚く見舞う暇もないほど・・慌ただしく逝ってしまった
実は・・前述の合言葉には一寸した別の意味があった
彼には跡継ぎがいなかったのだ・・だから
「オマエが死んだら・・息子に診てもらうからいいよ!」は
叶わないと知っていたことでもあった

主治医を失って途方に暮れて暫らく経った頃
未亡人から連絡がきた
「主人の後を
後輩のドクターが継いでくださることになったの
主人が残した膨大なあなたのカルテ
そのまま引き継いでもいいと仰ってるけど
どうする?」

そこから再スタートした掛かりつけ主治医二代目
またこれが実に良いドクターで
信頼を築けるに違いないと・・確信できたから
「暫らく・・あなたが私のことを理解してくださるまで
毎月通ってきますね」

「了解しました・・私も
先代が残したデータ熟読して
これからの診療に活かしましょう」

爾来数年になる・・息子のような年輩でもあり
私の末期を診るに・・聊かの不安もないのもいい

幸にも・・重篤な病いに侵されている気配はないが
しかし・・体中が劣化の波に浸食され
未経験の不定愁訴がひっきりなしなのだ

劣化のメカニズムを教えてもらいながら
過不足なくそれを受け入れ
穏やかに暮らせたら・・それが願いなのである

昨日・・予定の受診日だった
このところ私を悩ませている症状が
どうやらIBSらしいとなって
その相談と対応を指示してもらうためだった

IBS・・Irritable Bowel Syndrome
過敏性腸症候群・・という
決して珍しい病気ではないらしいが
過敏性・・つまりはメンタルな要素が多く
ストレスがらみの病い
かかれば・・実に悩ましい羽目になる
いささか参っているが・・原因は多分判っている

その顛末・・長くなったので明日にでも





人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!

[PR]
d0085887_22304652.jpg


私の住む千葉県に・・数年前他界されたが
かつて滅法名物な代議士さんがいた
本名は伏せるとして
「ハマコー」と云えば知らぬ者はいなかった

色々毀誉褒貶はあったが
今夜はそこが話題ではない・・伝聞だが
人心掌握術を物語るエピソードをひとつ

夏の総選挙のときのことらしい
支援を求めて選挙カーで走ってる最中
田んぼで仕事してた農家の人を見つけ
車から降りたハマコーさんは・・委細構わず
スーツのまま・・ドボドボと田んぼに入った
手を握って・・「頼むなぁ!」って声かけたのだそうだ

靴はドロドロ・・白いスーツもドロドロだ
だが・・そのなり振り構わぬ意気に感じて
農家の方は・・彼に一票を投じたとか

後日談によれば
「おれの選挙区は田んぼだらけ
だから遠くの畔道から頼むなじゃ
気持ちは通じないのさ

靴も背広も何着も車に積んで
田んぼに飛び込んだってことよ
何にも言わなくても・・それで通じるだろ」

ハマコーさんは・・永田町で
武勇伝に事欠かない政治家だったが
一方で・・そうした人情の機微に長けて
だから・・人気のある政治家だった


d0085887_22305995.jpg


こんなことを書いたのは
実は・・何処かの省の政務官が
被災地視察先で・・泥水に濡れるのをさけて
案内の担当者に背負われて渡ったのを見とがめられ
おまけにそれをネタに笑いを取ろうとして
とうとう辞任したとかを・・聞いたからだ

ハマコー流で言えば
「おめぇ・・何て勿体ないことするんじゃ
折角のチャンスを逃して・・挙句にピンチ
ピンチに追い打ちかけて首同然・・アホか
そういう時はな・・靴のまま水たまりにドボドボさ

どうぞって背中出されても
その背中・・被災者に貸してあげてください
くらいなこと言って・・労わり励ませよ

長靴も持たずに・・って言われそうだからこそ
気にもしない風情で・・スーツも靴もドボドボで歩けだ
そうでもすれば・・不用意も不問で
意気込みの方を買ってもらえるかもしれないのさ
ピンチをチャンスに振り替えるとは・・そういうこと」
わっかるかなぁ~?・・である

「機転」「機微」
読める読めないは・・勉強の問題だが
世の中で大事なのは・・読めるじゃなく
どうすりゃいいのか解る・・ってことなのだ

彼の学歴なら・・読めないはずはない
しかし
どうすりゃいいのか分からなかった・・は
もしかしたら・・ありだ
これまでの人生の殆どを・・上座で過ごしたツケ
政治を含めて実社会では・・大きな落とし穴になる
今となれば・・以て瞑すべしかも




人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!

[PR]
d0085887_23325163.jpg


晩節を汚す・・と云う言葉がある
それまでの輝かしい人生を
ふいにしてしまうような振る舞い・・のことだが
最近・・この手の晩節が結構多い

考えようでは・・長寿の副作用かもしれない
ひと昔前なら
汚す前に寿命が尽きてたかもしれないからだ
長生きするには
最後までしっかりと我が身の行く末を考える力を
失ってはならない・・ということだ

但し・・これは相続税と似ていて
誰でもが・・汚すには惜しいほどの
輝かしい人生とは限らないから
相続税の対象ではありませんよ・・の範囲で
晩節を気遣う必要がない人生も多い・・に違いない

明け方から工房にいるので
音がないと淋しくて
テレビのニュースを・・聞いているが
毎日のように登場するのが
「北朝鮮」「新設予定の小学校」
それに「築地市場の移転」に関わる
小池都知事と石原慎太郎元知事の確執だ
あのトランプ大統領が蚊帳の外の気配である

晩節がらみで・・気になる一件は
石原慎太郎氏の晩節である

「記者会見で何を話されるんですか?」
自宅玄関で声をかけたメディアに向かって
「・・楽しみに待っててください」
そこら辺で・・既に汚れが始まってる」

あなたの言動は・・お楽しみの範疇ではない
あなたの不作為がもたらしたかもしれない結果を
どう話すつもりなのか・・それを聞いているのだ

「築地の混迷は・・小池都知事の不作為のせいだ
場合によっては法的措置を考えています」

この言い分は
自分の不作為を棚に上げて・・天に唾するようなもの
我が身に降りかかって・・汚れを増すだけである

週一出勤が売りだった都知事の
その「週一」が事実だったとしても
それゆえに・・不作為があったとしても
それでも全うできるとすれば
優秀な部下に委譲するもありだが
結果についての責任は
残りの五日間の分も含めて・・全てである

言い換えれば・・週一出勤の不作為も
週日全ての責任を取れば・・作為で許される
最高指揮官の自由と不自由はそこにあるのだ

「誰に責任があったんでしょうか?」
あなたにあったんですよ・・を含んだ
メディアの質問に
「そりゃ・・みんなで決めたんだから
みんなの責任でしょう」

これで「汚れ」は・・決定的になった
みんなの責任が・・最後には
一人しかいない都知事に収斂することを
知らずに言うのか・・知ってて言うのか
どちらでも・・晩節をたっぷり汚したのだ

「どこの社の記者だ!」
会見場を睥睨して・・声高に詰問した
現職時代の・・あの石原慎太郎氏は
無残にも・・「小池君の不作為が・・」を
何度も繰り返しながら
あの日の遺恨とばかり逆襲する記者に
「どこの社の記者だ!」・・と云い返す力はなかった

老いさらばえた晩節を受け入れ難くて
「もののふが・・戦いに出向く心境」
強がってみても・・無残に代わりはなかった

これを慰め・・進言して諫められるのは
もしかしたら・・異郷の弟・石原裕次郎だけだったのでは
そんなことを考えながら・・聞いていたのだった



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!

[PR]
d0085887_21521719.jpg

この朝・・約束の時刻ピッタリに
3人チームの取材班がやってきた
編集の〇中さんと・・カメラの〇山さん
そして・・ライターの〇野さん
ベイシックなクルー編成だ

カメラを挟んで
あっちの三人と・・こっちの一人
この日の「こっち」は・・わたし
つまり被写体なのである

半世紀前・・遠い昔だが
私は・・カメラのあっちで仕事してた
パチカメとムービーの違いはあるが
やってたことは・・同じようなもんだ

ディレクターとカメラマンを同行して
あちこち飛び回って取材してた時代だった
この写真に写っていない・・ライターの○野さんが

「世界の結婚式って番組
あれ小学校のころ・・母と一緒に見てたんですよ!」
〇野さんと私の間に流れてる時間が分かる
「世界の結婚式」を撮り始めたのは
〇野さんが生まれる前で
彼女が小学生の頃でも・・放映していた

三人がカメラのあっちから
こっちの私を・・撮っている
長い時間が過ぎ去ったのに
この立ち位置に・・まだ慣れていない

だから逆取材のつもりで
こっちから・・あっちの三人を撮ったのだが
何故か・・〇野さんの1枚がボケた
そういうわけで
泣く泣く紹介するのをやめた
年の差を隠したいんだろって
勘ぐられずに済みそうだ


d0085887_21524885.jpg

この取材のホントの主役は・・この茶碗
でもこいつは・・一言も喋らない
ふたりが・・アングルしてフォーカスしてるころ
ライターさんは私に喋らせて
結局・・茶碗に物語を作ってゆくわけである

「このモチーフに行きあうまでに
何があったんですか?」
傍にいて時折り語りかけて
茶碗は・・ひとになってゆく

幾つかのインタビューに応えてると
どんな物語になるのか
想像しながら・・楽しみになってきた

カメラのこっちを・・何度か体験した今
もしカメラのあっちに立つなら
あの頃より・・もう少しひとが撮れたかな?
って思えるのだが・・



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!


[PR]