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2012年 04月 17日
![]() この菓子がそうだというわけじゃないが 近頃・・何でも包装が過剰じゃなかろうか 菓子もそうだが・・弁当もカップ麺も 食い物は・・ことさらに何重にも包装され 何枚むけば食べられるだろかと・・苛立つこともある その上・・きっかけが小さくて見えない 見えても・・包装が丈夫で指が負ける ハサミを使って破くのも・・しばしばだ 食べ終われば・・ゴミの山 可燃・不燃の判別も・・面倒である こうなったには・・それなりに理由もあろう 中でも・・最も現代的な理由は 作り手と・・食べ手の間に横たわる「不信」 潔癖なまでに・・衛生面に神経質なユーザーと 過剰なまでに・・防御姿勢に徹しようとするメーカー まるで矛盾の・・矛と盾みたいなもんだ すべからく・・希薄になった信用の問題だと思う そして・・更に言えば 権利ほどには・・義務を教えなかった やや偏った教育や社会のありようも・・影響したはずだ 実体経済の根本みたいな・・かつての「金本位制」 貨幣は・・金で裏付けられねばならない 同じ言い方で・・ 権利は義務で担保されねばならない 一方・・現行の「管理通貨制度」は・・ 権利と義務が調和して生まれる信用を基礎に 政府と通貨当局の政策的な意図で・・通貨が発行される ここでも・・基礎は信用・信頼なのだ 信頼なき社会が払うコストは・・べらぼうになる 信用なき借り手が払う利息が高いのと同様だ 義務を果たさずに・・権利は生まれない 果たした義務の分だけ・・権利を手にできる それさえ実現できれば・・ 世のなかを過剰に包装する必要はなくなる ゴム手袋で握る寿司職人 そうするのがいいとは・・思わないし そうさせればいいとも・・思えない 寂しい世の中になったもんだ・・・ ![]() 今日も窯を焚きながら・・少しロクロを挽いた やきものは・・1200度超で焼く お陰で・・過剰包装は不要だ ゴム手も要らない・・ 1200度は厳しい世界だからである 2012年 03月 29日
![]() その発言を・・ 生まで聞いたわけでなく・・ 文字で読んだわけでもない ニュースで断片的に聞いただけだが もしほんとなら・・ それを世界はどう聞いたか・・少々不安だ 野田総理大臣は・・こう言ったとある 東日本大震災に関してだが・・ 「想定外を想定することの重要性」・・とか 巨大地震・津波・原発事故 そのどれも・・予想をはるかに超えた災害だった その意味での発言・・判らないではないが これは・・俗に言うレトリックに過ぎない 何故なら・・想定外を想定するとして・・ なら・・具体的に何をするつもりなのか? 何の答えにもなっていないのだ 大事なことは・・想定外を想定することではなく 想定内を・・どこまで膨らませられるか それを具体的に羅列してみることだ きっと・・それでも決して十分な備えではない 想定外の極限は・・無限 到底量り知れるものではないからだ 10mの堤防を・・20mにすることは 想定内の拡張にすぎず 想定外を想定したことにはならない その意味で・・今回の災害で 極めて象徴的な出来事がある そこの海岸は津波護岸が難しく 殆ど無防備に近かったそうだ しかし・・そのことを周知徹底していたらしい 結果的に・・死者は出なかった 町民が・・いち早く避難したからだ 防潮堤に力を注いだ海岸では 想定内の油断が・・避難を遅らせ 甚大な被害になってしまった 想定外を想定する・・とは 防潮堤を何メートルにするかではない どんな防御をしても・・なお一目散に逃げる その意識を・・徹底的に周知することが 実は・・無限大への唯一の防御かもしれないのだ 「・・想定外を想定する重要性・・」 これがレトリックに過ぎないのは 想定外を定義していないことと 想定外を想定することの具体性を なにひとつ示していないことである もっともらしい響きを感じさせながら しかし・・なにひとつリアリティーを持たない言葉 今の政治の象徴・・そんな気がしてならない 2012年 03月 15日
![]() 我が家は・・ ちょっと歩くと台地のはずれに出て そこから下方に河川敷が広がり 遥かに東京のビル群が見える 今の季節だと・・その東京の向こうに 富士山さえ・・見える 同じ高さの台地を・・少し西にゆくと 里見公園があって・・そこは 戦時中・・高射砲陣地だった 東京を一望にして・・ 襲来する爆撃機に立ち向かったとか・・ つまりは・・結構な高さの上にいるわけだ ![]() 少し東には・・堀之内の貝塚遺跡がある 縄文後期・・四千年位前の貝塚と聞いている ってことは・・このあたりは海岸だったことになる そして・・この台地より下は海だったわけだ 海が干上がって・・陸になった 江戸前は・・海っぺりの名残り 私の教室で稽古してる竹〇さんは 大学で教鞭もとる測量会社の重役さんで・・ 地震にも詳しい ある時・・ 「竹〇さんが・・この近くに住んでるって もしかして・・地盤が固くて地震に強いから・・?」 そう訊ねたことがある 「・・わかりますか・・?」そう答えた 私がこの台地に住んで・・ほぼ60年 人生のほとんどをここで過ごした 転勤もなかったから・・ずっとである そして・・ここにいて 水害に遭ったこともないし 地震の被害を受けたこともない 台風に負けたこともなけりゃ 竜巻もない・・穏やかに暮してきた その意味では・・幸運な60年 それは・・今でもそう思う ![]() 去年の3月11日・・午後2時46分 ここもいつになく大きく揺れた だから・・一応外に避難もした 一段落して・・点検したが 被害らしいものは・・何もなかった 大きな仕事を引き受けたばかりで ろくろ挽きした作品が・・棚に溢れていたが それでも・・ひとつも落ちたりしなかった 県内の仲間には・・ 結構大きな被害があったのに 申しわけないほどに・・何もなかった 専門家じゃないから・・確信はないが きっと地盤がいいんだろうって・・そう信じてる ![]() 陶芸家の工房は・・ 基本的には・・地震に無防備だ でも・・防御したら仕事がしにくいに違いない 蓋するわけもゆかないからだ この一連の写真・・ついさっき撮った 9時過ぎに・・かなり大きく揺れた 3/11以来の大きさだった でも・・何も落ちなかった ニュースでは・・ あちこちで多少の被害があるらしい またもや・・運がいいわけだが でも・・不安な状況が続いている 日本列島沈没などという羽目にならないことを ひたすら・・祈るしかない 緊急備品と・・すぐに着られるものを揃えて ベッドに入るよう・・習慣にしないと・・ いやだ・・いやだ!! 2012年 02月 03日
![]() 日本の防衛大臣は・・ 自分を守るのに精いっぱいで・・ 国家国民を守るのには・・手が回らないらしい テレビを見ていたら・・ わかり易いってば・・わかり易いが 情けないってば・・情けないお話し まず・・予算委員会で行方不明になった釈明 「・・風邪をひいて鼻水がとまらないので・・ 事務所の者に薬を届けさせて・・服用してた・・」云々 もうひとつは・・沖縄防衛局長の不祥事について 「私は承知していなかったし・・本省の方々も 聞いていなかった・・」云々 最初の答えで・・ 「届けさせた」と正しい日本語を使った防衛大臣 次の答えでは・・「本省の方々・・」と大間違い 本省の方々ってのは・・平たく言えば自分の部下 にもかかわらず・・その部下に敬語使っちゃったことになる 但し・・気分的には実にわかり易い 部下の方々のお世話にならないと どう考えても無事にやれるとは・・ 自分でも思ってないからだ 一方で・・その部下の沖縄防衛局長さんも 前任者の過ちに懲りずに・・またしてもチョンボ でも・・こうした方々のお世話を期待してる上司の大臣 それでいて・・万が一とは言え有事の際は このひとが・・防衛省の最高責任者で 最高司令官の総理大臣を補佐して・・ 自衛隊を指揮するというのだ そんな日が来ないことを・・祈るばかりである そして・・願わくば 将来の閣僚が・・正しい日本語を使えるように 国語に力を入れてほしいものだ 2011年 12月 31日
![]() いつも頼む印刷屋さんに・・ 原稿写真とレイアウトを送ったのが・・20日過ぎ 出来あがって送られてきたのは・・28日 例年通り・・今年もまた泥縄の賀状である 泥縄・・ 泥棒を捕まえてから縛るための縄をなう つまりは・・不手際な後手引きってことだ そして昨日・・住所録を整理してラベルを作り 今日・・一日かかって肉筆一行を書き 切手を貼って・・準備完了 泥縄ではあっても・・何とか年内に発送できる 500枚用意して・・450枚書いた その方を思い浮かべて・・一行を書く 活字だけの味気なさを・・少しでも解消できれば・・ そんなつもりなのだ それにしても・・ 「・・昨年中はお世話になりました・・ 本年もよろしくお願いします・・」の定番挨拶は どうしても・・馴染めない 暮れに録画してしまう・・正月特番のタレントみたいだ 下手すると・・10月ころに 「・・あけまして・・おめでとうございま~~す!」って ホントらしく・・そう言えるから役者なのかも 昔は・・年が明けて正月の炬燵の中などで ゆったりと・・10~20枚を手書きした それが年賀状だと・・聞いたことがあるが その方が・・リアリティーがあるってもんだ 陶芸が間に挟まって・・年々数が増えた 仕事にすれば・・それは顧客管理の一部でもあって ご縁は大事にと・・やはり思う 大勢の方のお陰で・・今がある 賀状の数より遥かに沢山の感謝をこめて 今年もまた・・お礼を申し上げねば・・ 「ありがとう・・ございました・・!」 2011年 12月 10日
![]() 「・・私の不用意な発言で・・ 大きなお荷物を背負うことになりました・・」云々 「・・防衛大臣は・・謙虚に過ぎる・・」云々 日本語を話せることと・・ 日本語を知ってることは・・別のこと 知らずに話す日本語の・・何と罪深いことか 不用意発言で背負ったものは・・罪過 その罪過に気づかぬ彼自身が・・ 世間のお荷物だってこと・・そして 謙虚な政治家など見たこともない昨今 その謙虚でない政治家が言う「謙虚に過ぎる」は 謙虚じゃない・・そう言ってることと同じ・・ 褒められたもんじゃない 政治家から言葉をとったら・・何が残る? 多分・・残るのはお荷物 もし・・それが理解できたとしたら それを・・謙虚と言うんじゃなかろうか・・ 2011年 09月 15日
![]() 権力の横暴にいち早く気付いて 世のなかに警鐘を発する・・ それを社会の木鐸という 平たく言えば・・新聞記者のこと 広い意味でのジャーナリストでもいい いずれにしても・・ 権力に屈することなく 真実に立ち向かう勇気を讃える賛辞である 西洋社会にも似た言葉がある 「the fourth estate」が・・それ 第四の権威とか・・階級とかの意味だ profession・・は職業のことだが the professionとなると・・ 数ある職業の中でも・・極めて権威あるものとして 神学・医学・法学に携わる者 つまり・・僧侶・医者・裁判官の三つ つまり・・fourthとは・・その次に序列される仕事 これも・・新聞記者への最大級の敬意といえる だから・・新聞記者は・・ 本来・・極めて大きな敬意を払われて その上で・・その敬意に相応しい 正義の伝達者たらんとする仕事なのだ 鉢呂大臣の辞任記者会見の席で 極めて無礼千万な・・記者発言があった たまたま見てた・・you tubeにもある 「説明しなさい!・説明しろってんだよ!」 如何に不謹慎発言が引き金だとしても 一国の大臣が辞任しようとしてる場面で この言い方は・・不遜も甚だしい 権力に屈しない・・の問題ではない その意味で・・この記者は・・ 四番目の権威でも・・社会の木鐸でもない 心底腹が立った瞬間・・隣りから発言があった 「そのヤクザな言いようは何だ! 敬意を払って質問しろ!・・ どこの社の誰だか名乗れ!」 久しぶりに喝采した このお隣りさんは・・社会の木鐸側だ 自浄が働いて・・ほっとした この無頼記者は・・名乗ることをしなかったようだ 当分・・署名記事は書けまい 日本に限ったことではなさそうだが 世界の劣化は・・なかんずく日本の劣化には メディアの無作法が・・大いに関わってる きちんとした取材もせず 思いつき発言で・・世情を刺激し その結果が・・どれほど世のなかをにミスリードするか 到底考えているようには思えない 失礼では済まない・・恐怖さえ感じる 社会が・・あなた方に向かって 木鐸を叩いていることを・・お忘れなくである つい先日・・私にもこんなことがあった さるコミュニティーペーパーの一社から 私の取材申し入れがあった 了解して・・取材の日がきた 取材も終わって・・撮影したいと言われた 「仕事してるところを・・撮りたいんで 仕事しててください」 大きな皿に向かって装飾の作業を始めた すると・・ 「そのまま・・顔をあげてカメラの方に・・」 断った・・普通 仕事してる最中に顔をあげることはない 屁理屈でしかないが・・ 仕事撮りたいなら・・仕事を撮ってほしい 顔で糸貼ってるわけじゃないからだ 顔は要らない・・でもシャッター音は聞こえた 結局仕事じゃない・・顔が撮りたいのだ・・ その無神経が好きではない 被写体の神経を逆なでしておいて いい取材や記事になるわけがない 昔の同業としては・・今となっても・・ 捨ててはおけないマナーだと思ったのだ ちょっとした事情があってのことだが 後日・・別の編集員さんが撮り直して 仕事の写真が使われることになった 強引な写真である必要は何もない・・と 編集員さんは・・そう言って謝った 大臣会見で名乗らなかった無頼記者に 友好的な解決が・・みつかるだろうか? 謝ることを知らない・・ってことは 傲慢の・・基礎的な一歩 それを思い知るべきだと・・思った 2011年 09月 14日
![]() 今月末からの・・伊勢丹展 還元窯は・・昨日でおしまい 酸化を・・もう一窯と準備しています 彩色済みの・・水指 形に変化を・・と心がけましたが さて・・焼いてどうなる?・・です ![]() 昨日・・窯焚きしながら 長い一日を・・彩色したりして過ごしましたが テレビで・・気になるニュースを聞きました 「最近の世論調査で・・ アメリカ人の70%以上が 今のアメリカの在り方は・・間違っている ・・と答えたというのです 一昔前なら・・考えられない世論です 「世界の指導者・・世界の警察・・」 アメリカの進路に間違いなどあるはずもない 世界は・・アメリカに従ってれば・・happy! と言わんばかりでした 「自信」と書いて・・アメリカと読む 1950年代のアメリカ映画を見て ほんとにそうだ・・と思ったりもしたもんです 多分・・アメリカの輝きに陰りを見せたのが ヴェトナム戦争・・そして 決定的に・・自信喪失の世論を生みだしたのが 9-11テロだったような気がします 同じ報道で・・ ニューヨーク在住のジャーナリストの意見を聞きました 「あの9-11テロを見た日・・多くのニューヨーカーたちは これは・・本気で平和への道を探さなくてはいけない そう感じたのですが・・実際は逆でした アメリカは・・ニューヨーカー以外のアメリカ人の手で 戦争への道を・・歩きはじめたのです」 イラク・アフガン・・アメリカの自信は崩壊してゆきました 70%の自信喪失・・アメリカの歴史上初めてのことでしょう アメリカも・・ヨーロッパも・・中国も・・勿論 私たちの日本も・・決定的に何かを変えて 新しい再建の道を探さねばならなさそうです アメリカ人でさえ・・70%が反省しているのです 日本は・・どうだろう? 70%はいないような気がしてなりません ここでも・・「本気」が問われているのです 2011年 09月 10日
![]() 「知識は・・貨幣」 知識そのものには・・ 何かを動かす力はないが・・しかし これを使えば・・知恵が手に入る 知識を沢山持てば・・沢山の知恵が手にできて それが・・賢さの証しになり得る 仕事しながら・・ついつい 全国高等学校クイズ選手権・・を見てしまった 見たというより・・聞いていたとでも 恐るべき少年たちだ ぶ厚い吸い取り紙は 見たもの・・聞いたもの・・触れたもの 全てを脳に取りこみ そして・・100分の一秒で再生する ただただ唖然として・・聞いていた 番組の間中・・100問以上あったろうか 私に正解できたのは・・多分二つか三つ ![]() この決勝戦にまで残った少年たちは 結果がどうであれ 大した差があるわけじゃない もってる知識量は似たようなものだが 再生する反射力に・・僅かな違いがあっただけだ しかし・・実際の世のなかに出れば 実は・・この反射力のほうが大事かもしれない つまり・・ できるだけ短時間で・・大局を見極め たった今・・何をすべきかを判断するのは 知識ではなく・・知識を活かして決断する適応力だからだ 応用の効かない知識は 暗証番号を忘れたカードみたいなもの 持ってても・・生きてはこない だが・・少なくともこの年ごろに 百科事典かウィキペディア並みに 積み込まれた知識が・・ 近い将来生かすことができるとすれば この少年たちの可能性に期待したいものは多い 丁度50年前に・・私はこの優勝校を卒業した あの時代に・・クイズ選手権がなくてよかった 木偶の坊みたいに・・ただ突っ立って正解2問だったろう 今も昔も・・ この学校でナンバーワンになるのは至難の技 だが・・オンリーワンなら・・? 人生の終章を・・陶芸に進んだのは もしかしたら・・人生の帳尻を合わせるためかも 勉強しなかったつけを・・どこにもってゆくか それは知識ではなく・・知恵じゃなかろうか 同期生に・・プロの陶芸家は私ひとりだ ![]() クイズ選手権・・聞きながら それでもこの一枚に・・彩色した 尻に火がついてる今 漫然とテレビをみてるわけにはゆかない せめて・・耳だけ働かせて 手は・・仕事を・・・ これも・・ささやかな大局観とでも・・笑 2011年 09月 08日
![]() とっくに亡くなった私の祖母は 明治生まれで・・信心深い生き方をした 朝は・・炊きあがった飯の最初の一膳は 仏さんに備えなければ・・箸をつけられなかった 当然だが・・年に二回の彼岸会は それなりに・・しきたりに従った行事だった ささやかでも・・お盆には迎え火・送り火もした 茄子に割りばしを刺したり・・ 近所の川に・・流すのも普通のことだった 私の親父夫婦は・・明治末・大正の生まれ 医者と薬剤師という・・あの年輩にしては 結構科学者だったから・・ 鰯の頭でも・・という信心はなかったかもしれない それでも生前・・時期がくれば ふたりで・・墓守りをしていた みんな異境に旅立ち・・ 今は・・我々夫婦が墓守りしてる 墓守りをするようになれば・・ 次は自分・・そう感じるのも自然なことだ 昭和生まれの私は・・ そのせいとばかりは言わないが・・ 前世・来世には・・もうひとつ(?)を感じながら それでも・・今は亡き先祖たちの 知る限りの面影を思い出しつつ 墓参りには・・でかけている この10年・・多分バブルがはじけてからだろうが 霊園は・・目に見えて変化している 我が家の墓所は・・ 壮大な広さに膨大な墓を構える・・公営霊園だが 正門から・・墓までの長い通路に 茫々として・・参るひとのない墓に気づく それも・・ひとつやふたつではない いずれ手続きがとられ 無縁仏になる運命なのだろうか 墓守がいないとか・・いても参らない きっと・・色々な事情があるんだろう 豊かで・・安寧の日々だったら こころの余裕が・・墓への思いを大事にするだろうが 移動の多いライフスタイルが普通になってしまえば かまってられない事情 かまうつもりもない生き方・・ 墓所の行く末は・・安穏ではない もともと・・未来永劫の墓守りは不可能だ 永代とは・・永久ではない どこかで無縁にならねば・・ 地上は・・墓でつぶれる これもまた輪廻なのかもしれないが ただ・・墓に詣でて 雑草の生い茂るさまを見るのも やはり寂しいものだ 先祖を偲ぶこともままならない日々 生きてる者が優先でいいとはいえ 余裕を失ったこの国が 穏やかで・・温かな国に再生されるには まだ・・困難が山積みのようだ 雑草が刈り取られ・・煙いほどに線香が燻ぶる それも・・この国の余裕を計る目安かもしれない < 前のページ次のページ >
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