カテゴリ:●工房便り( 763 )

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Oさん得意の掻き落とし・・
どうやら素焼きも無事に通過
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正確で丁寧な仕事の面白さと自信が生まれ
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次の素地を作り始めている
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裏だって・・大事だよ!
表面とは一味違うデザインが生きてくるはずだ
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Kさんの出品準備も始まっている
この大皿に魚が泳ぐ日も・・遠くはなさそうだ
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皿を挽くひと・・
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鉢を作るひと・・
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皿を削るひと・・あれば
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カップつくりに勤しむひと・・あり
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素焼きもたまり・・
この2週間は窯焚きの夜が続く・・
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私の皿も・・加飾待ちでひっそりと・・
締め切りが迫ってくる
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みんなが銘々・・思い々に
じっとロクロに向かっている姿を眺めながら
集中の心地よさを・・感じた午後でした
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これ・・子どものころ息子が使っていた卓球のラッケト
いつだったか・・昔の息子の部屋で見つけて
爾来・・工房の便利な道具に変身した
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こうして持つと・・まるで卓球してるみたい・・だが
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ボールの代わりに乗ってるのは・・器
削り終わったあと・・
姿の良し悪しを確かめるのに便利なのです
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手首を回せば・・
色々な面から眺めることができる
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ゴムのラバーが適度な滑り止めになってくれるから
下から見上げたり・・傾げて見ることもできる

器を直接手にするより
はるかに安全に姿を確かめられて
意外に・・スグレモノ・・ですよ・・笑
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器には・・
削っちゃ身もふたもないものもあれば
削らなくちゃ・・身もふたもないものもある
仕上げが何かで決まるが
私の「糸抜き波状紋大皿」の場合
削らなきゃ・・の方である

波状に貼る糸がしっかり定着して
吹きつけた顔料を糸の下に潜らせないために
丁寧に削って・・表面を滑らかにしておかねばならない
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間違えば・・指一本くらい切り落としてしまいそうな
この超鋼カンナ・・鋭利で強靭な優れもの
カラカラに乾いた土の硬さにもめげず
綺麗に削りだす
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だから仕上げ削りは・・このカンナの独壇場だ
様々な形状の刃を使い分けて
思い通りの表面を作らねばならない
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土の乾燥に応じて道具を使い分ける
いつの間にか・・道具が増えて
デリケートな表情づくりを目指すことになる
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この一年ほど・・
いつも出向く益子や笠間の道具屋さんに
超鋼カンナの姿が減って・・手に入れにくくなっていた
なくてはならない道具だけにちょっと不安だったが

先日・・このブログでもお馴染みの藤井さんに相談したら
いっぺんに解決した・・道具屋さんを紹介していただいたのだ
早速注文して・・12本ほど補充できた
これで安心して削れる

私の仕事は・・私独りで作っているようにみえるが
しかし・・なくてはならない材料や道具を調達できなきゃ
何も進まないわけで・・そこらへんのありがたさを
忘れてはなるまい・・と・・ふと自戒でもある
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この数年・・
シルバー人材センターに派遣を依頼して
年配の希望者さんに土練機を回して
粘土の再生をたのんできたのだが・・
そのAさんが急に辞めた

改めて教えるのもやや面倒で
だから久しぶりに自分で再生することにした
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荒練りした土を輪切りにして
その一段づつを横に混ぜ合わせて
土の水分と粘性を平準化してゆくために
何度も土練機をくぐらせる
地味で面倒な仕事だが・・大事な仕事でもある
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基本だから・・しばらく湯呑みを挽いて!・・と言ったら
三個作ってやめた生徒さんがいた
「だって・・そんなに沢山湯呑みがあっても困るんです」

それじゃ稽古にならないから・・
沢山作って・・そこから三個選べばいいさ
そういうわけで失敗土が増える

15キロの大皿を・・一日で四枚挽いて
四枚とも失敗した生徒さんもいた
全部で60キロの失敗・・土練機が忙しい
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ロクロの稽古に失敗はつきもの
避けては通れないから
土練機が忙しいのは仕方がないのだ

教室を終え・・素焼き窯詰めを済ませてから
土練機に向かった
5キロの棒が16本・・80キロが蘇った

誰もいない工房で・・独り静かに・・
地味な仕事で過ごした夜だった
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『昨日』
400点余り搬入した作品の殆どをお買い上げいただいて・・
どうやら無事に個展デビューは終りました
友情・・人情の有難さをしみじみと・・なのです

「定期預金解約か・・年金手帳担保で借り入れか・・
さもなきゃ自宅の権利書持参で・・お越しを!」
ことあるごとに・・ささやき続けたこの脅迫が
もしかしたら・・功を奏したのかもしれません
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次回の案内がきちゃうからと
なかなか署名いただけない芳名帳に
300名からの記載をいただけたとこみると
やっぱり友情・・人情のしからしむるところのようです

全て片付けて引き上げる朝・・ギャラリーさんが
「じゃ次回は・・18ヶ月後に・・!」

「またやるのかよぉ~~!」と言われないためには
これくらいのインターバルが適当なのだとか・・
新手の脅迫を考えるにも・・適当な時間かもしれません

冗談はともかく・・お越しくださった全ての方々に
そして・・陰になり応援してくださった全ての方々に・・
こころからの感謝を捧げます
『ありがとうございました~~!!』
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『今日』
個展の終りが・・半年の工房幽閉刑の仮釈放
娑婆にでたら・・家族にも伝えずに
どこか遠くへ行ってみたい(聞いたことあるなぁ・・)で
車を満タンにしておいたのですが・・・
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この個展をご縁に・・大きな注文をいただきました
事情があって納期が限られ・・のんびりできないことがわかりました
だから・・
会期中も夜帰宅してから深夜にロクロを回しました
週末には・・一気に60個ほどを挽いて削って・・
従って・・工房釈放は・・6週間延期ってわけです
でも・・これもご縁・・感謝しながら
失敗の許されない窯焚きに・・没頭することにします
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『明日』
昨日・・通知が届きました
今年から・・『東日本伝統工芸展』と名前を変えた
従来の伝統工芸新作展の結果通知です

今年もどうやら無事入選しました!
勿論・・糸抜き波状紋大皿・・いつものやつです

制作が個展の準備と重なってしまったから
どうなることかと・・実に不安でしたが
最後の窯でとれた一枚が・・通りました
去年に続く入選で・・飛び上がって喜びました

4月15日から・・日本橋三越です
この日は・・前記の注文の納期
お届けしたら・・三越へ~~!!
嬉しい春です・・
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ギャラリーさんからDMが届きました
いよいよ・・カウントダウンの時期になって
見えてきたものと・・まだ見えてないものの狭間で
微妙な気持ちの揺らぎを感じています
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近日中に・・発送するDMが手を離れれば
もう後戻りのできない道なのでしょう
「初めて・・」から学ぶもの
この10年で随分と・・その「初めて・・」を経験しました
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少し遊びこころもチョロチョロしはじめ
こんな鉄絵もチラリと・・
梨灰を使ったこの黄釉
弁柄を鮮やかに発色させてくれるのを発見して
嬉しい収穫なのでした

すっかりご無沙汰で・・
忘れられたブログになってしまったかもと
少し落ち着いたら・・巻き返すつもりだと
みなさんにお伝えしなきゃ・・

右腕を痛めてしまい
使えば・・激痛に苛まれながら
でも個展開催時期に重なって
締め切りの迫る公募展目指して
糸抜き波状紋大皿も・・始まっています
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本当なら・・
初夏には手元に届くはずだった小型の電気窯が
ようやく使えるようになった
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たったひとつの試作でも
これなら・・ためらわずに火が入れられる
テストにはもってこいだ
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少しづつ色々見えてきた
試作を通して・・形になってゆく
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コンセプトは・・
頭の中ではいつでも理想的なのだが・・
実際には・・思い通りになることは少ない
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やきもの・・って
こんなに難しかったっけ・・
そうぼやきながら
この一ヶ月は・・あっという間に
通りすぎていった
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全てを・・黒で包んでみよう・・と
そう思っただけなのに
不都合は沢山起こった
解かるもの・・解からないもの
ぼやきは続きそうだが
約束は・・確実に近づいてくる
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千差万別・・千変万化のやきものも
墨染めの衣で包んだら
卓の上でおとなしく神妙にしてくれるかと
異質を同化させる触媒効果を期待してみたが
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さてさて・・どうなることやら
試行錯誤に・・終りはないらしい
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未更新が続いて・・だから
身体の様子をご心配いただくメールを
いただいたりしている
おかげさまで・・どうやら順調に回復しているようだ
こころからお礼を申し上げるとともに
まだ暫くは・・夢中で仕事しなくちゃと
そんな気持ちで工房にいるのです
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伝統工芸展の作品までは
春の仕事だった
病気から復帰して・・最初の仕事
それが茨城県展だったが
今年も無事に入選・・9回目である

祭日の月曜日に・・会場に出向いた
最初にしたことは・・
何と・・作品の展示を直してもらうこと
つまり天地が逆さまなのだ

どういうわけか
春の伝統工芸新作展 先日の日本伝統工芸展でも
展示は天地が逆だった

指定どおりに展示してもらうと
この波状紋は・・海の波なのだが
逆さまにしてみると・・
急勾配な瀧の流れのようだ

三度続けて逆さまだったのは
もしかしたら・・・
海より滝のほうがいいぜ・・という評価なのかも
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これが最近の波である
こちらから見れば・・ほら海に見えるでしょう
この波・・今回から新しく取り組んだ作り方である
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拡大するとこうなるが・・
波の分岐をやや複雑に絡ませ
更に・・影の明暗に工夫を加えてみた
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今までだと・・こうだった
単純な波の繰り返しだから
やや動感に欠ける
波にダイナミズムを・・・
新しい課題に編み出した波である

下絵のない素焼きの皿を前に
一番上から下に向かって糸を張り
張りながら・・波を作っては動かしてゆく
途中に大きな岩があったら・・
それも次の課題にしてみようか・・

来週搬入する展覧会から
この波で挑戦することになる
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6/6に工房便り⑭をアップして・・
6/13には・・腰の手術を受けていた
あの日から5週間・・思いがけない入院生活
退院して10日ほどで
ちょっと轆轤を挽いてみた
まだ体力も根気もないのを・・思い知らされたが
それでも・・轆轤の前はいい・・やっぱりいい
少し小ぶりな片口銅鑼鉢四個・・復帰ということにした
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入院前に挽いてあったものを素焼きした
個展のための試作品のつもり・・と書いた
来月からは・・少し馬力をつけなきゃ・・
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釉調を試すぐい呑みも・・結構作ってあった
調合のためのコーナーテーブルも
入院中に親友の大工クロちゃんが用意してくれた
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来月からは・・秋の展覧会の準備も始まる
大皿が5枚ほど挽いてあったのはラッキー
波状紋打ちの作業だけで済むから・・
まだ大皿を挽く力は・・ないかも
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数日後に窯屋さんが・・
小型の電気窯の資料をもって来るはず
色々顔料をかけたりしてテストしたいのである
ひとつふたつでも焼ける・・その小回りが早くほしいのだ

どうやら・・身体に先駆けて
こころは・・復帰に走り始めた
今日も・・ガスと電気・・ふた窯の素焼きを終えた
準備OK・・である

おまけは・・more

More
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この10年近く・・つまりは
全部でも12年ほどの陶歴の殆どということだが
公募展で明け暮れしてきた
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「個展はしないの・・?」
しばしば聞かれて返事に窮したが
個展デビューについては
私なりに結構慎重に考えてきた
しかし・・それも潮時かも・・と
そう思い始めたのは
この春の二つの展覧会の入選だった
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いずれ詳細に書くつもりでいるが
東京の青山のギャラリーさんからオファーをいただいて
来年早々・・個展開催を決心した
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最初の個展は・・大事にしたい
9ヶ月ほどの準備期間をいただいたのも
慣れていないから・・だけでなく
大事にしたい気分を
作品に反映させたいからでもある
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極くおおまかに・・コンセプトはある
これからスケッチし・・試作し・・焼いてみよう・・と
6月に入って・・ロクロに向かっている
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窯屋さんに打診して
テスト用の小さな窯を一基見繕ってもらうことにした
夏の間・・たっぷりテストしたいからだ

今年計画している公募展はあと三つ
並行して小物の制作をすることになるが
大小が混じることで
案外・・バランスが良くなって面白い

忙しくなりそうだが・・楽しくもなりそうだ
9ヶ月・・時間はありそうで・・
しかし・・うっかりはできない

この皿は・・テスト用
土を変えて・・もっと続く
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