カテゴリ:●工房便り( 753 )

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これは何でしょう・・?
数珠球花入れ・・?
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正解は・・これ
八個の小鉢を合わせて積み重ねたもの

組み物の出来を調べるときに
こうしてみると・・揃い 不揃いが判るってこと
そう教えられた

ひとつひとつの球形が・・相似で同じ大きさ
その丸みが同じなら・・案外きれいなシルエットになる
ってわけです

高台の大きさも・・バランスもついでに判る・・
高く積めれば・・口縁の水平も試せるってわけだ
こうして見ると・・平台に並べるよりも
はるかにごまかしがきかない・・もんです・・苦笑


おまけは・・more

More
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昨日から今日にかけて・・
久しぶりに轆轤に向かった
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展覧会の会期中・・
外出が多かったから
終日独りっきりの工房は
ほんとに久しぶりなのだ
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伝統工芸新作展・・日本陶芸展
幸先の良い春だったが
加えて・・新しい展開も見えてきた
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次のステップを目指して
また工房に集中しよう・・
だから・・ウォーミング・アップ
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茶碗 急須 ぐい呑み・・
室の隅で眠っていた唐津の土で
気ままな轆轤・・
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豆皿・・・サイズの勘も大丈夫そうだ
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勿論・・大鉢も挽いた
再び何枚も挽くことになる
7月には次の締め切りが来るし
秋の展覧会のための準備も始まる
また忙しくなるんだろうな・・
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この一週間・・・工房はここだった
陶芸家にはこんな日もある
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桐箱 包装紙 パッケージ用紙箱・・
注文してた数が揃った
挨拶文も陶歴書も・・ 
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死んだ親父への花料のお返し
クリスチャンだったし・・遺言で献体もしたので
四十九日もなければ・・納骨もない
気持ちの上でのけじめ・・そう思って
精一杯作陶した器を送ることにしたのだ
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『伝統工芸新作展』と『日本陶芸展』の会期が近づいたから
その案内状も発送しなきゃ・・と250通あまり
ひとこと書き添えようとすれば
多少時間もかかる
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それに・・
日本陶芸展での併催「ぐい呑み新作展」のための作品も
箱書きして詰め・・大丸に届けたりもした

どうやら概ね済ませることができた
来週からの2週間
会期中は・・結構呼び出しがかかって
会場に出向くことが多い

見てくださる方がいて・・
作品も作者も・・また育つのだ
有難いことだと・・
三越 大丸通いに励もう・・
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ぐい呑みのような小物に波状紋を打つときの特殊兵器である・・笑
小さなすりこぎにウレタンを巻きつけて・・これでぐい呑みは落ちない
その上・・・自由に回転できるからマスキングが楽である
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明日は・・久しぶりにガス窯のほうで本焼きをする
展覧会に出品予定の生徒さんの作品と一緒に私の焼成もある
死んだ親父のお返しのための器である
天目の鉢が15個ほどと・・湯のみを80個詰めた
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更に・・波状紋のぐい呑みも少し入れることにした
夕方から波状紋を打ったのだが・・五個で時間きれ
そのうちひとつは壊れた・・
生ま掛けなのを忘れてたからだ
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還元で焼いてみることにしたのは
いつもの酸化焼成との比較のためである
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白化粧土に外割りで15%ほど3号釉を混ぜた
どんな上がりになるのだろうか・・
明日は3時起き・・少し早目に寝ることにしよう
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余った土を使って・・・
ぐい呑みを少し挽いて・・削った
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日本陶芸展に通ると
暫くしてこの通知が届く
四回とも同じだから・・恒例の行事だ
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入選受賞作家による「ぐい呑み」の展示販売
本会場とは別の売り場で併催される
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五個ほど出品を・・と依頼状にあるが
私の場合・・旧友たちの好意で・・
五個では足りない
有難いことで・・
いつも20~30個用意することにしている
これは前回出品した青バージョンである

素焼きが済んだら・・
波状紋を打つことにしている
黒地に白い波・・趣向を変えた
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諸悪は・・ここから始まった
先月末 日本陶芸展の出品を済ませて
次の準備にかかりはじめた

大分乾いたかな・・って頃
これが起きた・・泣けてくる
ロクロが下手・・ってばそれまでだが
今の季節・・温度の管理が難しい

昼と夜の温度差・・?
暖冬をいいことに・・油断したかもしれない
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頃合の皿・・三枚が藻屑と消えた
慌てて挽きなおしたこの皿
エアコンを入れっぱなし・・加湿器も入れて
工房を室(むろ)に変えた
焦る気持ちを抑えて・・我慢の十日
どうやら・・無事に乾いてきた
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先行して素焼きした二枚に・・波状紋を打ちながら
後続の三枚を・・今日・・ガス窯で少しあぶった
140度辺りで火をとめ・・明日の素焼きを待つことにした
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この週末は・・加飾の波状紋で明け暮れた
顔料を吹きつけた二枚は・・・
明日 別の電気窯で本焼きする
もしこの二枚に不都合があれば
別働の素焼きから選んで・・波状紋を打つことになる
来週の火曜日あたりが最後の窯
できれば・・明日の窯で・・とれてほしいのだが・・

もっと余裕をもって・・
いつもそう思うが・・できたことはない
ギリギリまで・・ねばりと言えば聞こえがいいが

季節のいいときに
素焼き済みの大皿・・をストックしよう
本気でそう思っている
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先日 工房便り(6)で大皿のロクロ挽きをアップした
その続きで・・削りも記録してみた
これまた・・作家によって色々な工夫があることだろう
ご助言があったら・・是非!・・である
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ロクロ挽きしてから三日目の大皿
直径はおよそ58センチ 2センチほど収縮したようだ
しっぴき(切り糸)で切ってない
だから亀板ごと回転させて裏返す
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慣れないと・・ちょっと怖い
剥がれて落下することもあるからだ
もし落下したら・・
ロクロ挽きの際に
底土がしっかりと亀板に接着してなかったことになる
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削り用の亀板に乗せてロクロに据える
こうしておいてから底を切り離すことになる
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挽いて三日ともなると・・底土は結構固い
水糸や細い針金程度では歯が立たないこともある
そこでピアノ線を使っている
知人の調律師さんに分けてもらった
高音の一番細い絃で十分
これなら土に負けることはない
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普通と逆に亀板が天井になるから
切り糸は上で使わねばならない
なるべく亀板に密着させて
底土を無駄に捨てることがないように気をつける
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切り離したところが・・これである
亀板の粘土が薄く切れるように・・がコツである

既に高台らしきものが見えてるが
このままでは高台が大きすぎて野暮になりかねない
高台の大きさをどう決めるか・・それも大事である
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先ずは削り亀板ごとロクロに乗せて芯だしをする
亀板を叩いて芯をだすが
微調整は皿そのものを叩くこともある
うっかりすると壊してしまうから・・慎重に
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高台の大きさを決める目安は・・私の場合はこうだ
口縁部から・・高台脇にかけてのラインを生かして
そのまま延長するつもりで底土を落とす
さっきよりは小さくなりそうな高台の径が見えてくる
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小さくなった天辺のすぐ脇に高台を切る
高台の高さを作って・・
口縁までの丸い曲線の厚みを減らしてゆく
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自作の鉄カンナを使って
曲面を傷つけないように削り
きれいなラインを作ってゆく
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続いて高台内を削る
中心のヘソみたいな削り残しは
どれくらい削ったかの目安
これがあると安心して削れる
あとでこのへそも・・落とすのは言うまでもない
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最後に鉄カンナで仕上げる
高台内を杜撰に削ってる器を見かけることがあるが
ここの削りで・・作者の丁寧さが見られてしまう
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不用意な傷を残さないように
高台にも注意深くカンナを入れる
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高台糸底の幅も・・無神経にはしたくない
口縁の作りと合わせて・・バランスが大事だと思う
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ゴムべらを使って仕上げ・・
土をしっかりと締め滑らかにする
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最後にかたく絞ったスポンジで磨いて終る
後は丁寧に乾燥させること・・である

殆ど乾燥した頃を見計らって
サンドペーパ^で磨いて更に滑らかにして終わり
素焼きにまわすことになる
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大きな展覧会に出品するのは大抵大皿である
最近・・糸抜き波状紋を大壷でも加飾してみようと
壷も挽いているが・・それはいずれのこと
今日は皿の轆轤工程を写真にしてみた

皿の挽き方が・・これしかないわけじゃない
だから・・
これをご覧になった方から
「あそこはこうしてみたら・・!」って
アドバイスがあるかもしれない
そうすりゃ・・またひとつ
大事な勉強ができるってもんである

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最近使っているのは・・黒泥
菊練りの土塊は・・
一個が5キロ・・正確に計る

大皿の制作にかかるリスクは
最後は菊練りの良し悪し・・に関わる
土の性格を悪くしてしまうような菊練りは
乾燥や焼成のプロセスで苦労する
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三個で15キロ
皿の直径が65センチを越えると
私の窯に入らなくなるので
これ以上大きな土塊にすることはない
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土塊の大きさにもよるが
概ね片道50回・・往復100回くらいは揉んで練る
一定のリズムで・・同じ力で練ることが大事
きれいな菊練りは
途中の姿も・・最終的な姿も美しいもの
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亀板をすえつけるための作業ひも
私の場合・・昔からの方法で
少々原始的かもしれないが
これなら・・どこででも挽ける
便利なパッチン亀板もあるが
便利が不自由なこともある
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ひもの上に乗せ・・手で叩いて密着させた亀板
水平を確保するために・・
大きなスポンジで強く押すが
亀板の掃除も兼ねている
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三個の土塊を重ねて積み上げる
勿論よく叩いて空気が入らないように心がける
同時に叩きながらなるべく芯も確保しておいたほうが楽である
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高台の大きさをどう予定するかで
土塊の姿が変わるが
これの場合・・やや小ぶりの高台の予定である
もっと小さいときは茶筒のように置くし
大きな高台なら・・スポンジケーキみたいにすればいい

拳骨を使って中心に穴を開けてゆく
多少の力も使うが
大事なことは・・正確なストローク
そうでないと
後で土殺しをする際に土が暴れる
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土壁を・・
内側に絞めたり
逆に皿にしてしまうように開いたり
これを繰り返して土殺しをしてゆく
ここが一番コツのいるとこだ
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こっちが開いてるところ
内側・・外側に揺すって動かすことで
土は均質になってゆく
十分殺しておかないと
後で大きく開いていったときに
デリケートな力についてきてくれない
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土殺しの最終段階
なめしを使ってしっかり締めておく
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いよいよ土壁を挽きあげる
この高さ次第で・・皿の大きさが決まってしまう
低いと・・サイズがでない分・・当然重い
削り土のほうが多いようでは・・ちと恥ずかしいかも
高すぎたら・・開いてゆくとクラゲのように垂れてしまう
下から上に向かって
厚みになだらかなグラデーションをつけて
挽きあげるのがコツである
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壁を倒して・・皿にしてゆくが
底の広げ方をきちんとしておかないと
土が底に偏って・・
下半身が厚くて重く
上半身は薄くて軽くなりすぎて
乾燥で壊れるのが関の山である
底辺の土で皿全体を支えながら
でも余分に厚くしないよう
壁全体のバランスをとってゆく
一番緊張する場面である
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底の手入れに目処がついたら
あとは勇気をもって倒してゆく
一番怖いとこだけど・・
勇気がないと・・皿は広がらないのだ
きれいな姿の皿になるとしたら
ここが勝負である
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息を止めて・・どんどん倒してゆく
轆轤が回ってるわけだから
土には絶え間なく遠心力がかかってる
時間をかければ・・水分も過剰になって
土は弱くなってしまう
手際よく・・できるだけ短時間で・・が大事だ
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ほぼ挽きあがった時点で
もう一度勇気が必要になる
ここで失敗すれば・・大抵クラゲになる

土は乾燥するにつれ収縮すると同時に
元の姿に戻ろうとする
つまり倒した壁は・・起き上がってくるのだ
だから
その起き上がりを想定して
とりわけ口縁部を余分に倒しておかねばならない

起き上がってきれいなシルエットになるように・・
これが最後の勇気というわけである
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昨日挽いたこの皿
直径は60センチだった
一晩たった今日
少し起き上がって58センチほどになってる
乾けばもっと収縮する
焼成して完成するころには
多分・・53~4センチになるだろう

挽くたびに・・土の性格を知りたいと
色々反応をみる
この土に変えて・・まだ日が浅い
だからまだ思い通りに焼けてくれないが
繰り返して・・土に慣れるしかない
苦労でもあるが・・楽しみでもある
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前回の素焼き済み組み鉢も
どうやら黒天目で無事に焼けた
糸抜き波状紋大皿とともに
26日には搬入の段取りである
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気を緩めると・・
次に迫ってる出品で苦しむことになるから
そのまま緊張を維持して
大皿を挽いている

直径60センチ・・土は13~15キロ
力仕事でもあるが・・
仕上げの段階では
僅かな力の間違いで崩れる
思いのほかデリケートでなのだ
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週に三日の教室日以外の工房は・・
こんな具合である
目いっぱい雑然としたロクロ周りで
挽いたり・・削ったり・・仕上げたり
誰もいない工房で静かに一日が過ぎてゆく・・
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毎日・・一枚づつ挽いて
数日後に削ってゆくが
素焼きまで済ませておけば
その先は計算できる
だからできるだけストックしておかねば・・である
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新年おめでとうございます

今月の末に迫ってきた出品用の組鉢の制作
およそ30数個挽いて・・寸法あわせした18個ほどを
今日素焼きした

本焼きした上で6客の組み物にする予定である
直径が24.5センチ 高さ8.5センチの鉢
直径の誤差は2ミリ以内・・高さに誤差はない

土は半磁土 釉薬は黒天目の予定
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素焼きの前に仕上げの削りをしてるところ
見込みとつばを分ける稜線に
深いため色の発色を期待してこの土を使っている
できるだけ丁寧に削りを仕上げることで
発色の滑らかさが可能になるようだ
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素焼きしながら湯のみを60個ほど挽いた
あと40個ほどと 花いれ15本 波状紋の中皿を10枚ほど
出品の合間に焼き上げねばと・・
それで少しアタフタしている
亡父の献花へのお返しに
こころをこめて焼き上げるつもり・・なのである

圧縮のせいだろうか 写真の輪郭が乱れます 左クリックするとシャープになるのですが・・トホホ
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