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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

カテゴリ:●工房便り( 777 )

展覧会が落ち着いて・・
次の出品制作と・・個展の準備
のんびりはしてられません

挽いて・・掛けて・・焼いて・・
それが日常なのです
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8月に益子でグループ展があります
食器だけでなく・・少し花入れも・・と
久し振りに壺を挽きました
いつも使ってる鉄分の多い土
白化粧するつもりだけど・・さて・・
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マスキングしてある部分は
既に一度白く焼いてあります
残された部分に黒の釉薬を掛けて・・
シンプルな白黒の器にしたいのですが・・

この焼き方は・・初めてだから
どうなるだろ・・・?
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弁柄で葉を描いて
自作の梨灰釉を掛けて焼いたもの
弁柄と釉薬の関係をもう少し調整すれば
結構ゆけるかも・・と
雰囲気は気に入ってるのですが・・
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by touseigama696 | 2009-05-10 01:14 | ●工房便り | Comments(14)
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月曜日は・・夜明けから窯に火を入れた
教室の分だが・・ガス窯と電気窯二基・・
三基がいっぱいになった

焚きながら・・自分の仕事もした
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糸抜き波状紋・・の将来展望も
そろそろ視野にある・・これもテストだ
土は同じだが・・布目で化粧を打ち
もう一度素焼きしてから・・糸を貼ってみようと・・
轆轤で挽いたが・・板で作るのも考えている

少しづつ・・考え考えて・・イメージを作ってゆくつもり
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数日前に挽いた半磁器の器も・・高台を削った
定番の黒釉の合わせ掛けになる予定
今月の末と8月に・・グループ展があるし
秋には個展も予定しているから・・
色々試作しておかねば・・と思いはじめている
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土を変えて・・赤土でも挽いた
部分的に粉引きで仕上げたいと思ってる
見込だけを御本を引いた白にして・・
外は黒・・がイメージである
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特に組ものにしていないが・・
一点づつは・・土を1キロで挽いた
概ね直径が25センチほどの器である

合い間に本を読んだり・・手紙を書いたり
窯焚きをしながらの・・長い一日も
誰に邪魔されることもなく・・
淡々と過ぎて夜中に終わった
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by touseigama696 | 2009-04-08 23:02 | ●工房便り | Comments(25)
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この新年は・・ついに雑誌デビューです
陶遊・・1月20日・・今日発売のようです
イケメン・ヤングというわけにはゆきませんから
あまり期待していただくと気が引けます・・笑

ただ・・この取材を引き受けた理由のひとつは
団塊の世代を含む少々後輩の方々へのメッセージになれば・・と
そう思ったは確かです

大きな展覧会に挑戦する道中を密着するとなると
当然ですが・・入選できたりできなかったり
予想できない結果が待ってるわけで

編集者も書いてくださってますが
「・・こういう取材は引き受け手・・が少ない・・」
というのも本当のことかもしれません

しかし・・通っても落ちても
本気で何かにぶつかるという挑戦なら
得るものはあっても・・失うものはないものです
とりわけ・・少し歳をとると
本気になることさえ・・なかなかないことで
この歳だからこそ・・
本気の清しさを・・再認識することが大事だと思えるのです
これが・・私のメッセージ・・!!

別段・・陶芸でなくても・・
趣味を趣味で終わらせない心意気を
人生の終章を支える力にしたいものだと・・
思っているのです
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昨日の明け方から・・今朝にかけて
出品のための窯を焚きました
万が一に備えてもうひと窯焚ける準備をしながらの徹夜
窯の扉を開けるまでは・・神様まかせ・・です

見開き6ページの記事は・・私の陶歴からはじまり
裸にされてしまったみたいに気恥ずかしが残ります
まだやれることがあるなら・・
搬入の当日まで・・ベストを尽くして
天命を待つことにします
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by touseigama696 | 2009-01-20 13:52 | ●工房便り | Comments(24)
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新年になってからの10日間・・
私の工房は・・私の戦場となった
積み上げた空リールが46本
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幅1mmのテープが一本で16メートル
46本で・・都合736メートルになる
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これが四枚目の作品・・
冷え冷えとした夜の工房で
じっと蹲るようにして・・糸貼りが続いた
下絵はないから・・
ここら辺に新しい波を・・とか
この波は・・少し優しい波にしよう・・とか
考え考え・・糸を貼ってゆく
736メートルは・・こうして皿の上を走っていった
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このアルミケースで保湿しながらストックしてあるテープ
ゴルゴ13の弾薬ケースさながらに・・私の戦場の主役である

粘性の劣化を考えると・・
無暗にストックできないので
仕事を始める直前に発注することにしている
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釉を掛け終えて・・窯づめ直前の作品
ここから先は・・いつでも神様の領域
祈るばかりなのだ
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施釉の済んだ作品が3枚・・作業中が1枚
直近の出品目指しての制作ではあるが
既に・・春のシーズンへの序章
出品に耐える窯だしを期待しながらである
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そうした意味で・・
二の矢・・三の矢の準備を怠るわけにはゆかない
慌ててもすぐには用意できないから・・
ほぞを噛んだ苦い経験が・・そう教えてくれる
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乾燥と素焼きを済ませて予備群が
棚を埋めている・・安心の担保というわけだ
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私の場合・・大皿が主ではあるが
時に組ものの出品もある
並行して・・釉薬を掛け終えた
30個から・・六客
余りは・・個展に備えておくこともできそうだ

いつでも戦場といえば戦場だが
目の前の挑戦に・・集中と緊張の2週間が続く
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by touseigama696 | 2009-01-17 00:09 | ●工房便り | Comments(8)
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こんなところで・・彼女に茶を点てさせてしまった
工房のロクロの上・・風情も何もありはしない
Kさんは・・学校の先生だが・・茶人でもある

真冬の北海道から・・家族旅行で上京して
僅かな時間の隙間に・・工房を訪ねてみえた
かねてからのブログ仲間である

いつか・・彼女のために茶碗を作り
私のために・・茶を点てていただく
そんな日があったらなぁ・・と書いたことがある
実現できた・・思いがけなくである
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折角の機会だから・・せめてもと
私の茶碗の他に
我が家に伝わる茶碗を用意した
茶杓の乗っているのは・・
増田鈍翁作といわれている楽茶碗
その向こうは・・濱田庄司さんの鉄絵茶碗
その右の海鼠風は・・私の筒茶碗である
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一期一会
茶席でのいっときを大事にし
もてなしの後別れて帰る客人を見送ったら
静かに茶室に戻り・・その無事を祈って
独り自分のために点てる一服こそ茶の極意
こう書いたのは井伊直弼だった

私のエッセイ「折々の折り」でふれているのを思い出した
寄り道していただければ・・である
余情残心

彼女の鮮やかな手さばきの中で馥郁として香り 
ほの苦くて・・深い甘さを醸す二服をいただいた
その粉引きの茶碗を気に入ってくださって・・だから
箱書きはあとまわしにして差し上げることにした

やがて立ち去っていったKさんを偲んで
独り自分のために点てるには
茶の手習いをせねば・・
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by touseigama696 | 2009-01-14 00:44 | ●工房便り | Comments(4)
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正月だからといって・・のんびりするわけにもゆかない
締切までに一か月を切ってるから・・
やることは決まってるし・・迷いもない
『集中』・・身動きのできない穴の真ん中に・・
自分を追い込んでゆくような気分
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この季節・・大物は乾燥で切れやすい
養生しながら・・ゆっくりと乾かしたおかげで
暮れに挽いた8枚ほどは・・全部無事
棚にあげた生まが5枚・・素焼き待ち
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昨日素焼きした3枚も無事に焼きあがって
明日あたりから糸貼りの準備に入る
これだけあれば・・
春の出品に慌てることもなくて済みそうだ
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糸抜き波状紋とは別に
組ものの出品も予定している
30個ほど挽いた7寸ほどのつば広鉢
素焼きを終えて・・釉掛け待ちである
天目6客組鉢・・2セット獲りたいけど
焼成を終わって組んでみないと・・
同寸同姿の追求・・これも面白いし好きである

あと3週間・・脇目も振らず没頭しよう
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by touseigama696 | 2009-01-06 01:10 | ●工房便り | Comments(6)
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近頃・・定番にし始めた天目合わせ掛けの鉢・・
酸化焼成の窯から獲れた
つい2週間ほど前のことだ

天目の発色を考えると還元にしたいのだが
合わせる鉄釉がややメタリックになって気に入らないことが多い
そんなわけで酸化で焼いているわけだ
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この日・・三基の窯を同時に火入れした
メインは・・0.4立米のガス窯
この窯は・・ほとんど還元で焼く
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これは・・テストとか上絵・・少量の素焼きでも使う
4キロ・・小回りが効く
その日は急ぎの素焼きを入れてある
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この二基の温度板がこれ・・
ガス窯は22~3時間ほど
小窯は・・素焼きだから9時間ほどで終わる
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こっちは17キロの電気窯・・酸化で使う
60センチに近い私の大皿でも・・4~5枚は大丈夫
概ね・・15時間ほどで1240度にする
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一度に三基の焼成は・・集中力を要求してくる
グラフに記載しながら・・管理すると・・結構忙しい
パイロメーターのデジタル表示を見ながら
時々は・・色見穴で炉内の色を見る

17キロの電気窯が・・焼成250回目
4キロのテスト窯が・・通産33回
0.4立米のガス窯で・・306回目

それに・・すでに壊れて処分した小型の電気窯の焼成が・・
通産152回記録されている
私の陶歴上・・全部で741回炊いたことになる
独立して10年ちょっとの陶歴から言えば
結構焚いているほうかもしれない

三基とも・・同じメーカーの窯
それは意識してそうした
きっとメーカーに固有の窯くせがあるに違いない・・と
そう思ったからだ

700回も焼いていて・・それでも・・
これで掴めたとか・・
窯が分かったとか・・
確信を持ったことはない

窯は一生の勉強だと・・しみじみそう思う
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by touseigama696 | 2008-12-27 01:50 | ●工房便り | Comments(10)
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若いころ・・私は取材する側でした・・だから
カメラマンと一緒に・・あちこちで・・
こうした風景が日常だったのです

しかし・・今日は取材される側です
どうすればいいか・・慣れてはいませんが
でもわかってはいます

カシャッ!・・
小気味よいシャッター音を聞きながら
糸を貼ったり・・轆轤を挽いたりの半日でした
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陶芸専門の月刊誌『陶遊』で
5回にわたって連載されてきた「第20回日本陶芸展への道」
6回目の予告編に・・
・・次回から日本陶芸展に挑戦する陶芸家に
同時進行で密着取材するレポートがスタートします
ひとりの陶芸家が公募展にチャレンジする姿を追います・・

実はそれが私なのです
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3ケ月の連載の予定と聞いています
制作の様子から始まって・・
出品・・審査と密着してゆくのだそうですが・・
ってことは・・当然ながら
結果まで追われることになります

そして・・最後の結果は・・
誰にもわからないのです
歓喜か・・落胆か・・
結構・・罪な密着じゃありませんか・・?
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しかし・・敢えてこのオファーを了解して
今日の取材を迎えたのは
52歳で始めた晩学の陶芸が
大きな公募展でどこまで通じるか・・
の挑戦は言うまでもないのですが

同時に・・
連続4回入選を5回につなぐことができるか
私自身への挑戦と思うからでもあります

連続入選の難しさは・・
応募する者にはひしひしと分かります
しかし・・どんな結果も自己責任で受け入れる
その清しさこそ・・自分の力だけが頼りの
ものづくりの真骨頂だと・・思うのです

長年の仕事をリタイアし・・
長い余生をどう過ごそうかと
楽しみのようでいて・・案外悩ましい問題
そうした世代に・・

何ごとによらず・・
本気で挑めば・・勝つも・・負けるも
どちらも同じ価値だと
ささやかなメッセージが送れれば・・
それが・・私の願いでもあるのです

締切までの時間に追われながら
最善の努力をしてみようと思っています

1月20日に発売になる号から・・連載は始まります
乞うご期待と言いたいところですが・・
さて・・どうなりますか・・?・・笑
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by touseigama696 | 2008-12-20 00:09 | ●工房便り | Comments(22)
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昨日から・・轆轤三昧
今週は教室がお休みで
だから・・
一週間目一杯自分の仕事をすることにした
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目下準備中の展覧会向って
久し振りに・・いつもの波状紋ではなく
天目の組み鉢を作りはじめた
一個あたり1.5キロの土を使って
26センチほどのつば付きの鉢
六客で組むつもりなのだ
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45センチの同じ形の大鉢とセット
6キロの半磁土を使った
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8点ほど作るつもり・・この丸壺も入れたい
切りっぱなしで口をすぼめてみた
きちんと作ったら・・面白くないような気がした
これは確か3キロだった・・はず
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この花入れ・・後ろに穴を開けて
壁に掛けられるようにするつもりである
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白化粧も乾いて・・
粉引きの花器に仕上げる予定
刷毛の生掛けである
口縁と高台まわりは・・
黒釉で額縁のように・・がイメージである

10月中に通知のあった展覧会が三つ
そのどれも入選できたので
11月は少しあわただしい
それにまだ出品の予定が重なるので
この一週間は・・しっかり工房にこもろう
怠けると・・あとが怖いのだ

明日は削って・・
そして大皿に糸抜きの作業が待っている
ガンバリマァ~~ス!!
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by touseigama696 | 2008-10-28 22:31 | ●工房便り | Comments(8)
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今年の3月15日に・・
こんな記事をアップした インディオ直伝
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このときのNさんが・・
後に送ってくれたインディオの伝統的な紋様
ZUNIとある・・ズーニー族に伝わるものだ
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そのデザインブックを参考に
こんなもの作ってみた
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実際にインディオが作ったもの・・のコピーではない
色々なデザインを参考にして
私が勝手に組み替えて・・描いた
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いつも使う黒泥に白化粧で掻き落とした
久し振りに・・細かい道具を持ち出して
結構本気で楽しんだ
雑に過ぎてもまずいが・・
だからといって・・あまりに精緻でも似合わない
『頃合いのラフ』・・これが案外難しい
でも・・楽しかった

まだ生のまま・・
これから素焼き・本焼き
素朴に仕上げてみたいのだが・・
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by touseigama696 | 2008-10-22 22:50 | ●工房便り | Comments(10)