カテゴリ:●工房便り( 753 )

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激痛の胆石のせいで
胆のう切除を余儀なくされた・・あの日
一カ月ほどの入院生活の・・何と長かったことか

一方で・幸いなことに
こっちは未経験で来られたが
当てのない多額な借金の返済が
一カ月後に迫ったら・・その一カ月は
羽の生えた鳥みたいに違いない

同じ一カ月も・・置かれた状態でえらく違う
電磁波の周波数を基準にした・・時間の定義
それは世界共通だが・・個人の身にふりかかれば
およそ定義からは・・かけ離れたものになる

放っとけば・・そこで止まってるはずの
日めくりカレンダー
どうやら私の工房の・・それは
今や高速エンジンの支配下らしい
止まれ!・・って言っても止まらない

だから負けずに・・同じ速さで走るしかないようだ
道理で・・息切れするはずなのである



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6月5日から一週間
あと何枚めくったら・・個展初日?
数えるのはやめた

ひたすら轆轤前に座して
「動かざること・・山の如し」
時間と戦うには・・これしかないようだ



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昨日は・・少し数ものを手掛けた
直径21㎝で・・昔風ならほぼ七寸皿だ
食卓では使い勝手の良いサイズ

久しぶりの同寸同姿のロクロ挽き
揃うかな?・・と気にしたが
始めたら
目が物指になって・・手がそれをなぞってた
トンボ替わりの定規を置いておいたが
頼らず挽けた・・少しギアが入ったようだ


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挽いてる間は・・仕方なく我慢するけど
手を休めると・・これって実に痛い!
何カ所か切れてて・・土塊に穴をあけ
挽き上げたり・・広げたりしようとすれば
10指のあちこちで・・激痛が走る

12月になれば・・必ずやってきて
3月になれば・・必ず去ってゆく
仕事をすれば必至の・・この痛みも
私にとっては・・冬の風物詩である


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素晴らしい快晴だったから
天日干ししたら・・どんどん乾いた
うっかりすれば・・干乾びる
朝のうちに挽いて・・昼頃には頃合いの乾燥


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粗削りをして・・今度は工房の中で乾燥を進めた
天気予報は・・大気の乾燥を伝えていたが
それが・・そのまんま分かるほどに
作業能率の良い一日だった


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仕上げ削りが出来そうに乾くまでの間
素焼き済みのカップに
彩色面を残して養生を施した

糸を貼って・・紋様を入れるのはこれからだが
事前の準備も結構な手間である・・ここら辺は
助手さんがいたらなと・・思わぬでもないが
独りの気ままも悪くないもんで
テレビを聞きながら・・気を紛らせて繰り返すのである


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10枚ほどの皿も
夕方までには・・仕上げ削りもできた
まずますの能率だった

挽くだけなら・・もっと数をこなせるが
削りとの兼ね合いでいえば
これくらいづつが具合がいい
乾燥に追われて・・手抜きになるのが怖いのだ

夜明けから日暮れまで・・江戸の職人みたいだが
案外気に入ってる
まだ夜が明けてないが
今朝も・・これから工房である




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この時期
陽ざしがあれば・・案外乾燥は早い
朝のうちに挽いて・・午後から粗削り
その翌日に・・乾燥を進行させて仕上げ削りができる


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陶芸は
手をかけるタイミングを押しはかる仕事
挽いたら・・もう土に合わせて
絶好のタイミングで進めるしかない
その意味では・・畑仕事などと似てる
自然に逆らえば・・前には進めないのだ


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陽のある間・・ロクロに向かい
陰りだしたころから・・糸を貼った

振り返ると・・夜明けから日暮れまで
ただひたすら手を進めてるだけで
写真は撮れても‥頭は空っぽだ

試作の時期は終わって
まっしぐらに数を稼がねばである
余計なことは考えず
手間を面倒と思わぬ集中を大事にしてる




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ほぼ20年近く
少々ノイジーでも・・故障ひとつせず
D51蒸気機関車みたいに
ゴツゴツと働いてくれた・・コンプレッサーも
さすがに寄る年波とともに
小品へのデリケートな吹きつけが叶わず
この際・・隠居してもらうことにして
昨日から・・新品に変えた

空気の流量を制御するレギュレーターもついて
器肌を撫でるような柔らかな吹きつけも・・可能だ
霧吹きを口にくわえて・・肺活量に頼っていた作業も
一部・・これが代わってしてくれそうだ
寄る年波はこちらも同様・・使いこなせば楽になる



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早速・・ドラ鉢一枚吹いてみた
消火器みたいに爆風を吹き散らした
D51とは様変わりして・・ふんわりと乗ってゆく


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その分・・加減の難しさもありそうだが
無駄なく・・隅々まで張りついてくれた
新しい武器になりそうである


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昨日は・・注文しておいたテープも届いた
制作に入ると・・大量消費は判ってるが
在庫が多すぎても・・劣化する
こまめに注文して調整するしかないのだ


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弾薬庫に格納すると・・少しほっとして
「さて・・やるかぁ!」・・ということになる
この時期まだまだ・・油断はできない
今午前3時40分・・気を引き締めて
夜が明けたら・・いざ工房への朝である




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あと30分もしたら・・色々な意味で
毀誉褒貶を背負って
アメリカに新しい大統領が生まれる
CNNは
既にワシントンから実況を続けている

アメリカが・・もっとも伝統的な儀式を迎える朝
いつになく
世界は・・じっとそれを見つめている

アメリカが変わることは・・世界が変わること
良かれと・・願うばかりである


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今日も工房に籠って・・ささやかだが
やらねばと思うことに・・集中してた

ふと・・思うと
歴史は動いているが・・私はじっとだ
歴史に参加するって・・えらいこっちゃ
きっと・・そうだ



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夜明けから日没まで・・今日も
ここでじっとして・・一日が終わった

手許をしっかりと明るくして
ひたすら・・糸を貼りまくったのだ


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こうした線紋様は
絵付け・彫紋・搔き落とし・象嵌・蝋抜き
練り込み・・色々な技法で表現できる
私が手掛けている糸ぬきは・・蝋抜きの応用
極細で揺らぎない線紋を描くには便利だが
これを素焼き済みの器に貼るのは・・楽じゃない

平面ならともかく・・凸面や凹面では
斜面に引っ張られて剥離に悩まされる


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微弱な粘着力は・・微粉まみれの素焼き肌に弱く
僅かでも剥がれたら・・やり直しである
力ではなく・・流れるようなリズムが大事
乗れないと・・貼ってる傍から剥がれる

それをカバーするのは・・ロクロの良し悪し
破綻のないシルエットと器肌の滑らかさが
リズムに流れを作ってくれるのだ


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とりわけ
小さな器の見込みに貼るのが一番面倒
糸の両端を持った両手を
器の内側で捌くのが窮屈だからである

焦れる気分を抑え・・ピンセットを使いながら
じっと息を詰めて・・不要な力を殺す
感じが摑めれば・・やがてリズムに乗れて
少し捗ることになる・・因果な作業を繰り返し
でもこの三個で・・今日も終わってしまった




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ほぼ毎朝3時半頃には起きます
1時間くらいで・・ブログやメールをいじって
5時前に・・工房に下ります

前日の余熱が残ってたりして
そんなに寒くはありません

私の午前中は
起きてから昼食までの・・8時間
9時から5時までの会社勤務なら
丸1日分の8時間だけど
これで半日と思えるところで
少し気分的に楽になります

大したことしてるわけでもないのに
時間だけはかかるから・・追われたくない
きっと・・そう思うからなのでしょう


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昨日は・・幾つかの作品を貼った上
この皿に化粧泥を吹きつけ
糸をはずして・・一日は終わりました
数量に見合わない一日ですが
だからといって・・独りでやるしかない仕事
頑張ってるのでした


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今朝は
その午前中に・・これを貼り終えました


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昼食を終わらせた今
早朝にできなかったブログ更新を済ませて
これから・・水指に向かいます
日没までに完了が目標です

中身の薄い更新ですが
夜にでも・・加筆できたらです



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焼けばこうなるのが・・定番の「白」
一番古い・・定番シリーズで
公募展でも使ってきたパターンです


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一昨日・昨日と白バージョン用に・・糸貼りでした
この写真の白と黒が逆転して
↑の焼き上がりになるってわけ

だから
白と黒の面積比を・・反転でイメージすれば
こんなもんか・・なのですが
つい錯覚して・・窯から出すと
「あれっ!」ってこともしばしばなのです


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上部に・・線紋とは別の文様
花を描こうとはしていないけど
花弁に見えるかな・・?

極く淡く・・
パステルカラーを差すのもありか?
その場合・・下部の線紋は
黑パターンの方がいいかもしれない


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この尺皿の市松模様・・さすがに面倒でしたが
ほぼ一日がかりで・・貼りました
1㍉の幅の上で・・別糸の端をはみ出さずに切るので
目が疲れ・・肩が凝ります

早朝から夕方まで・・糸だけじゃなく
「意地も張った」・・というわけです


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勿論・・裏貼りも含めてですよ
ところで
裏も表も・・ブロック一個分だけ
枠から外したのは
意地ついでの遊びごころのつもり
果たして‥生きるかなぁ~?




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今日は・・最近仕掛りで作業中だった
那須紺シリーズを含めて・・全てを一気に仕上げた
と言っても・・20数個ほどでしかない

糸を貼ったままの作品には・・顔料を吹き
吹いたものは・・糸を剥がし
バリを整理して・・汚れのチェック
大丈夫なら釉掛けをして・・窯に詰めた

早朝の4時半から・・午後6時まで
長い一日だったが
さすがに少し捗って・・その分疲れた

彩色は・・コンプレッサーを使わず
霧吹きを口で吹くから・・肺活量を使う
長い時間やってると・・頬っぺたも疲れるが
肺のリハビリしてるようなもんか

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焼けば・・こうなる予定
那須紺は・・公募展の大物でも既に使っている
青のバージョンとして・・これも定番シリーズに決めた

黑と青のシリーズに・・白を加えて
その三種が・・ベースになる
若干の応用を加えて‥コンセプトというわけだ

やろうとしてることは見えてきて
あとは・・どう作るか
バランスを考えねばならぬが

全体をまとめようとする思考力の劣化
ここら辺が・・年々頭を悩ませる
光陰が・・ますます矢に見えてくるのは
きっと・・そのせいだ

緩まずコツコツと・・だから
明日も早朝から工房の予定にしてる




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黒土の上に糸を貼り・・黑で彩色したので
焼けば・・全部黑になるが
二種の黑で紋様が浮んでくる

遠目には無地で
寄れば線紋の江戸小紋のようだが
それが狙いである


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この茶碗も・・同じである
このシリーズを・・定番にすることにした
個展のコンセプトに入れるつもりで・・作っている


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土の黑と彩色の黑・・謂わば
焼き締めの地色と釉の黑の混在だから
その振分けに気を使うことになる

色々やりながら・・考えてるが
考える時間も・・やれる時間も限りがあって
ただひたすら・・数に向かって突進してる


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貼るのも面倒な作業だが
剥がすのはもっと大変
油断すれば・・バリで悩まされるからだ
結局・・一本一本丁寧に剥がすことが
一番の近道ってことになる

茄子紺の仕事もしたが
今日は・・この4個に時間をかけた
冷たい雨が降って
足の裏から冬が・・這い上がってきた



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