カテゴリ:●工房便り( 743 )

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as usual・・な日々だけど
その「いつものように感」は
英語的には・・as alwaysかもしれない
ネットの英語の先生の意見だと・・そのようだ

つまり
ちょっぴり積極的な「いつも通り」
そんな感覚なら・・as alwaysらしい
as usualしか知らなかったが
この微妙なデリカシー・・覚えとこ


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そういうわけで
as usualな昨日は・・こうして4個も
糸貼りを進捗させることで
as alwaysっぽくなった


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根気だけが頼りの・・この作業
言い換えれば・・根気さえあれば
何とかなる世界でもある

老いれば・・維持するのが難しい集中だから
なおのこと・・意地でも負けてなるものかなのだ


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昨日は・・教室の新年開始の開講日
まだ正月気分もあって・・出席は少なかったが
みんな10年選手
まるで勤務先の工房で仕事してるみたいに
思い思い・・自分のことに専念してる

折々にお喋りが飛び交い
その声を聞きながら
私も・・自分の仕事をしてた

人の声が少しぼんやりと聞こえる
これって案外集中しやすい環境だと思う
わざわざ喫茶店で原稿を書く作家もいるくらいだ

独っきりの静かさだけが・・集中ではない
そんなこと感じながら・・また一日は
足早に飛び去っていったのだった



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普段は別々に暮らす家族が
同じ日に集まって・・同じ日に帰っていった
孫との一週間は・・瞬く間だった

例年なら・・もう少しかまってやれたものを
今年に限って・・思うに任せなかったのは
一所懸命やってもなかなか捗らない仕事を抱えて
既に時間との勝負を実感してるからかもしれない
ゴメンネ!の正月だった


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多少慣れてはいるものの
この糸貼りの作業は・・手間取る
それでも・・
楽にやれそうなモチーフがないわけじゃないが
やってみれば・・その上がりに満足できたことはない

貼りやすい部位だけに貼って
厄介な内側や隅を除ければ
やはり・・逃げているのが見えるもんだ

今厄介なことを避ければ
いつまで経っても・・厄介のまま
挑んで手の内にすること以外
やりたいことがやれるようにはならない

そう言い聞かせて・・繰り返す日々だから
少しでも長く工房に籠るしかないのだ



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この数年・・転居の前後で
仕事から少し遠のいていたせいもあって
正月の今頃は大抵・・
半日掛かりのウォーキングに出ている
10㌔から15㌔ほど歩いて
正月太りの解消を図っていたのだ

しかし・・今年はやめておこう
工房の棚を眺めれば
もう少し進捗させねばと・・思うからだ

目を凝らしてじっと息を詰める仕事の・・一日
食べなくても太りそう
まして節料理のつけは・・秤の目盛りに出てる
仕方ない・・毎晩の4㌔歩で解消しようっと



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不覚にも・・落として壊した
あと一歩で完了という段階でもないから
少しは凹むが・・慣れてるから回復も早い

「器は壊したが・・技はもらった」
そう思うことにしてる
そして・・更に回復を早める特効薬は
「やぁ~めたっ!」にしないで
すぐにリベンジにかかり
壊した作品以上に・・手を掛けることだ

大したことじゃないを・・自分に実証するなら
自分のために・・大したことをすればいい
凹んだら凸っぱれ!・・はそういう意味だ


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壊した水指も
この茶碗と同じ麦藁手で貼るつもりだった
だからすぐにこの茶碗でリベンジにかかった

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意地の張り方は・・糸の本数でわかる
こんなに細かくしなくても・・と思いつつも
さっきはゆるんで落とした緊張を
この茶碗では・・ゆるめてなるものか
その表れのような気がする


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この貼り方は
見込みから高台脇まで一本だから
茶碗を作業台に置いたままではできない
見込みにきっかけだけつけたら
あとは左手で茶碗をもって
返しながら右手で高台脇までもってゆく
既に貼ってある部分の口を持つときは
剥離させないために・・できるだけ軽く持とうとする

この時の姿勢と力が不自然で
落とせば・・この一瞬が災いかもしれない

これだけ狭い間隔で貼ろうとすれば
リスクは大きいが・・凸っぱるには意地が要る

誰のためでなく自分に向かって
「どぅじゃ!」・・その意地を見せて終えた

大きな声で言いたくないが
ただでさえ・・凹むことが多い昨今
凸っぱるのは容易なこっちゃないのである




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まだ家族が眠っている早朝5時前
元旦の朝も・・いつものように
工房に明かりをつけました
びっくりするほど暖かい朝でした

今している仕事は・・油断できません
時間との勝負みたいなところがあって
捗らないことを頭に置き忘れると
予定の数量を確保できなくなります

きっと目の中に入れたら・・痛いでしょうが
それでも可愛さには勝てない孫たちと一緒の
お節までの数時間
夜明けの光を感じながら・・糸を貼っていました

この水指の外周に糸を貼るのは
貼るだけなら・・左程厄介ではありませんが
0.5㍉の極細テープの粘着力は・・とても微弱
貼った場所が作業台の床面に触れると
剥離してしまう危険があるので

極めて不安定な姿勢で
貼り終えた場所の保護が必要になるのです
これが・・案外つらくて疲れます

皿なら楽にできても・・壺では厄介になる
同じことをしても
そうした差を承知してかからないと
予定通りにはゆかないことになってしまうのです


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昨日は・・これふたつで一日掛かりでした
こんなことを繰り返しながら
100個からの作品に仕上げようとすれば
油断禁物ってことなのです

充分にかまってやれてるとは思えず
ゴメンネ!・・ではありますが
それでも一緒に食べたり・・風呂に入ったり
公園を散歩したり
日ごろ離れて暮らす孫たちとの一会は
その仕種のひとつひとつに成長が見えて
驚かされるばかりです

今日は・・みんなでドライブとか
私は留守番で・・続きを続けます



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この年末年始の休暇は
みっちり仕事しようと
在房のスケジュールを変えることにしました

5時に工房に入り・・朝のうちにロクロを挽き
それを乾燥させてる間は・・素焼きの加飾
養生したり・・糸を貼ったりです


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初日の今朝は・・各種皿5枚と水指一基
それに茶碗を一個挽いて
その間に・・朝ごはんです
まだやや暗い6時半過ぎの朝食なのに
お腹も程よく減って・・美味しく食べられます

天気もそこそこだったので・・午前中
天日干しして様子を窺い
頃合いを待ちました

その間は・・加飾
素焼きにせっせと糸を貼りました
そして・・昼食後
削りに入り・・挽いたものは全部
粗削りまでは済ませることができたのです


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手間どるこの糸貼り作業を
出来るだけストックしておけば
一気に顔吹きにもってゆけるので
効率をあげることができます

長い一日なので
あまり根を詰めても疲れて
集中を妨げます
途中で読みかけの本を読んだり
息抜きをしながらの13時間

夕方の6時ころに
「ご飯ですよぉ~!」と妻に呼ばれ
初日を終えたのでした

食後30分ほどで・・日課のウォーキング
44分47秒・・5,649歩で4㌔歩き
風呂に入って・・全てが終わりました

これを書いてる今は・・10時半
そろそろベッドに入ります
3時には起きて・・二日目を始めます
おやすみなさい!!




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昨日は・・急ぎの作品があって
朝から豆窯に火を入れ
窯番しながら・・加飾の続きでした


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前日・・陶画糊(ラテックス)で
黑土の素焼き皿に・・紋様を入れておきましたが
一晩乾かし・・化粧泥を吹きつけたのがこれです


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染色に・・ろうけつ染めという伝統技法があります
溶かした蝋を筆に含ませて・・布地に紋様を描き
それを染めると・・蝋の部分が白く抜けるという技法

同じ技法は・・陶芸でも使います
陶画糊は・・蝋ではなくゴムですが
原理は一緒で・・上から化粧泥を吹きつけ
それを剥がすと・・黒い紋様が浮かび上がります


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この皿の場合
硬い藁刷毛の穂先を数本束ね
その先に粘性のある陶画糊を含ませ
皿の表面を軽く走らせました
柔らかい筆より・・とぼけた紋様が描けます

細くて正確な紋様には不向きですが
こうしたラフな可笑しみを出すには好都合です


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実は・・私のアイデンティティーみたいな
糸抜き波状紋大皿は
伝統技法のろう抜きを応用して
極細の線紋を描けないものか・・から
たどり着いたアイデアでした
この意味でいえば・・「ろう抜き」は
「糸抜き」には・・故郷の実家みたいなものです

たまには・・おふくろの味を懐かしみ
ゴムを楽しみました


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これは別もの
糸を貼って化粧泥を吹くまでは
似たようなものですが
升目には・・スポンジを使って
別の化粧泥をタップしています


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多色にしてペタペタ叩けば
時々やってるタッピングの器にもなります

先生が疾走してくれるもんだから
年の瀬は・・すたこらサッサです
明日で・・今年の教室も終わります

例年のように
シェフ〇原の手打ち年越し蕎麦を
みんなで頂くことになっています

長めの年末年始休暇
孫たちの来訪もあるから
賑やかな正月になりそうですが
工房を独居房で専用できるこの期間
仕事もはかどらせねばと
頭の痛い昨今ではあります




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体調のこともあってのことですが
このところ・・工房に引き籠って
仕事一途の毎日なので

日課のダイアリーを見ないと
何をして過ごしたのか
区別がつかないほど・・似たような毎日です

そうした日々の中・・こんな紋様を作るのが
案外苦労なのに・・気づいています
不規則性といえば・・理屈ですが
要するにデタラメとかランダムに貼ろうとすると
私には・・これが案外難しいんです

無意識に規則性を追い求めるのは
もしかしたら・・性格的なのかもしれません
長いこと組織に所属して・・個人技よりも
チームプレーで仕事してると
ついつい
ランダムに・・規則を作ろうとしますからね
長年の習性が・・紋様にもでてくるんでしょう

デタラメに!・・デタラメニ!って
呪文を唱えながら・・こんな貼り方してみたのです

昨日書いた秘境でのカオスの話題
多分・・信じられない!ってなことが
日常茶飯に起きて不思議でなく
それがまた・・長い間に成果を得て
新たな美を定着させるキャンパス

そんなバカな!・・がタブーの日常
藝大の偉大なところと云えそうです


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同じ器だけど
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これ規則性と不規則性の真ん中
規則っぽいけど・・不規則紋です
面を変えると・・分かります

エイヤッ!っと・・グルグル巻きにしてこれ
手だけで貼ったようなもんです
このまま使うことにしました

勝手にイメージした枠の中で
こじんまりと納まり良く収まる
その弊害から逃れることの難しさ
こじんまりした工房に籠って
行きつ戻りつ・・惑ってるってわけです




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この一両日・・思いあたる節はないのに
珍しくお腹の具合が悪く
ノロだったりしても困るので
自分の体に耳をそばだて
じっと静かに工房にいて
穏やかな食事で回復を待っています

独り仕事というのは
体を整えることも仕事の内で
技術と同じくらい注意深く観察して
大事に至らないことが肝要だと思っています


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昨日吹きつけた茄子紺の器
新年早々のGP展のための一部
糸を外して・・筆差しの補正
毎度の手順で済ませました
後は・・釉を掛けるだけです


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リベンジかけた4本の花入れ
乾燥も程々になってきたので
仕上げ削りに入りました

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これも僅かに芯をはずして削り
微妙な揺らぎを狙っています

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芯をずらしてると
カンナ傷がつきますから
それを消しながら削るので
多少手間がかかります

湿台を上手く使い
天地を返すときにずらして
あとで真ん中で調整する
そこら辺が秘訣かもしれません



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カラフルなものが欲しいというご注文
明日・・色を差す予定にしました

今夜は歩くのをやめて
じっと体力温存です
大したことないを期待して
早めに休むことにしたのでした




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一昨日・・糸を貼り終えて

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昨日・・顔料を塗った
黑に黑の濃淡の花入れ

後は・・糸を剥がせばいい
それなりに時間もかけてるから
気をつけていたつもりだが
うっかり倒してしまった
結果は・・音で判る

ピシッ!・・小さいが嫌な音だった
ゴツンやゴロンは・・案外大丈夫だが
ピシッ!はだめ・・口にひびが入っていた

材料はともかく・・時間は惜しい
一日何個の進捗の中の一個
結構喪失感に襲われるが
それを逃れる方法は・・ひとつ


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すぐに挽くことだ・・そこで
昨日・・似たような花入れを4本挽いた
倍返しの倍・・気分的に挽回のつもりなのだ

今日・・粗削りをしたところで
少し乾いてから・・仕上げるつもりである


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焼きあがれば・・同じ手の茶碗がこれ
夕方片づけてから・・茶を点てた
漆黒に浮ぶ茶もきれいである

使い込んで良くなる茶碗になってほしい




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昨日は・・予定を変更して
朝一番・・作品を積んで銀座まで走った
いつものフォトスタジオで・・賀状用の写真撮影
毎年・・今頃慌てふためく
そのデータを印刷屋さんにメール添付すれば
かろうじて・・年内に間に合わせてくれる
もっと早く準備すればいいものを・・
毎年後悔しては・・毎年忘れる
困ったもんである

暖かな日差しだが・・冷たい朝だった
つい先日までの秋が嘘みたいに・・冬が来た

しかし
どんな低気圧が・・雪を降らそうが
どんな高気圧が・・寒波を誘い込もうが
私にとっての冬は・・


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これがサインである
しかも・・仕事をしてる証拠でもある

10本の指の何本が切れるかで・・その冬
働いたか働かなかったか・・一目瞭然になる
早ければ11月の末・・師走の声を聞けば
大抵は・・この痛みと闘うことになるのだ

手当してみても・・ロクロを回せば剥がれる
土が手指の油分を奪って・・亀裂は深くなる
困り果てると・・医療セメンダインで閉じる

私にとっての風物詩は
痛みさえなければ・・我慢するのだが
今年も・・どうやらやって来た


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我慢して・・ロクロを回している
表面的だが鋭い痛みが走る
委細構わず回し続けるが
結構自虐的な仕事だと・・自分でも笑う

20年以上も繰り返してるというのに
指はちっとも学習せず
防御の構えさえ作ってはくれない

それでいて・・年が明け3月になると
ある日・・忽然とクレバスは消える
仕事してたって・・消えるのである
ここら辺には
きちんと生理的なメカニズムがあるようだ

私の冬は・・寒いより痛いなのである



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