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2012年 05月 15日
![]() 大皿に比べりゃ・・何のこれしき・・ そう思いながらも 遅々として捗らぬ糸貼りに・・焦れもする ![]() 1mm幅の糸を・・1mm間隔で貼ってる 定番の波状紋ではなく・・ 規則的に平行の線紋 やってみると判るが・・この方が面倒である 何故かと言うと・・ 貼ってるときに・・リズムがないからなのだ 波を作るような・・リズムのアクセントがないと 同じ調子を維持するのが難しい それにしても・・1mmづつの歩み エライコッチャ!・・とボヤキながら それでも機織りの横糸に比べりゃ・・まだ太い そう・・言い聞かせている ![]() 午前中一杯かけて貼った壺 釉薬を掛けて・・糸をはずせばこうなる どんなにのろくても・・我慢してれば必ず終わる 大皿での経験が・・そう教えてくれる 焼きあがるまでは油断できないが それでも・・釉掛けを済ませると ちょっとした達成感を味わえる ![]() 同じ作業を・・二個続けるのも飽きる 気分転換に・・こっちを 貼った糸は・・何本でもないが この皿は・・三種の色化粧の重ね吹きつけ 白っぽくみえてるベースは・・焼けば白ではない 前作のようにスポンジのタンピングはしていないが まだらな茶系の皿に・・黒い線紋 何層かに吹いた色化粧の風合いが・・ 柔らかい雰囲気を醸してくれれば・・いいのだが・・ 2012年 05月 10日
![]() 10年以上使い続けてきた・・この糸状テープ 「糸抜き」と・・自分で名づけた技法に なくてはならない・・テープである メーカーさんから直送してもらうが 普通はリール状のカートリッジに入っている 仕事するときは・・剝き出しにしてつかうので 最近は・・リールなしで送ってもらうようにした 作業的には・・剝き出しのほうが便利だが ひとつだけ・・厄介なことがある リールには表示されているテープ幅が 当然だが・・剝き出しでは判らなくなる 一種類だけで作業するときは問題ないが デザイン的に・・幅を変えて使いたいとなると その都度・・幅を確かめなきゃならない ![]() しばらくは・・考え考え選んでいたが やはり面倒なので・・トレイを使って区別することにした 0.5mmの極細から・・0.5mm単位で幅が変わり 0.5-1.0-1.5-2.0-2.5-3.0mmまでで6種類 5.0mmが最大幅で・・使い分けている トレイに貼ったテープに表示して そこに置くようにルール化したわけだ 大分・・簡単になった ![]() 細いテープなので・・紙の上ならいいが・・ 素焼きが相手では・・接着が悪い 素焼きは・・必ず水洗いして粉気を取り除く 薄くCMCを塗布して補助したりもする そういうわけで・・鉛筆などの下絵も描けない 全ては・・フリーハンドで貼ってゆく 定規を当てることもない・・ ![]() この曲線も・・勘だけで貼ってる 始めたころから・・下絵が無理だと感じてから フリーハンドのハンデを跳ね返すには 数をこなして・・「自在」を手にすることだと 覚悟して繰り返してきた 完璧はないにしても・・次第に・・ イメージ通りに走らせることもできてきた ![]() 大皿に貼った波状紋は・・何よりの稽古だった 曲げることのできるテープの 最大の効果は・・曲線にある 曲線を如何に美しく貼れるか この技法にこだわる間中・・ 頭にこびりついた課題なのだ ![]() 言うまでもなく・・直線は楽である たまに直線を貼るのは・・気分転換でもある ![]() 今日の三個目は・・これ 少し疲れていたが・・ 窯が終わるまでととりかかった 今・・午前1時 あと1時間ほどで火を落とす 昨日まで作業してた分が入っている 願わくば・・上手く焼けてくれますように・・ 最後は・・いつでも神頼みの世界である 2012年 05月 08日
![]() 今・・飽きるほどに仕事しとかないと 期日が迫れば・・きっと苦しむ 徹夜を重ねれば・・解決するという作業じゃないから 毎日コンスタントにこなしておかねば・・ ![]() 昨日貼ったリム鉢・・ 釉薬を掛けて・・糸をはずした この紫がかった色がいい・・と おっしゃって下さることもあるが これは・・釉薬の色 マンガンの紫が反映しての色である ![]() 焼けば・・こうなる・・白黒のモノトーン 酸化鉄とマンガンの働きで・・ 黒く発色するというわけだ ![]() 昨日の素焼きも・・無事に済んだ これは・・これで あれは・・あれで・・ 一応・・仕上がりを目論んで目安をたてる ![]() ランチは・・妻が用意してくれた雑煮 正月でもないのに・・と言われそうだが 私は・・一年中餅を調達して食べる 具沢山の鶏出汁雑煮・・我が家の定番である 「お雑煮でいい・・?」 そう訊かれて・・断ったことはない 熱々の雑煮に・・キリン・フリー 舌と喉を冷やしながら・・満足である ![]() 写真にはしていないが・・ 追加の注文の壺・・というより 一個だと思ってた注文が・・実は二個 慌てて・・挽いた壺を削って乾燥にまわす 間一髪・・間に合いそうな時期に気づいて良かった 色々終えてから・・新たに糸を貼った 紋様を打って・・色化粧を重ねて吹きつけ その上を更に・・スポンジでタンピング 余分な化粧を削り落して・・マチエールを整える 埋もれていた糸が・・顔を出して これからの彩色を促してくる ![]() この皿は・・黒で入れた 予定通りなら・・キャメル系のまだらバックに 黒の線紋ってことになる 滅多なことじゃ・・イメージ通りにならない 苦労は・・その都度の結果で報われるわけじゃない 「可能性の予感」・・これがあれば満足しなきゃである 2012年 05月 08日
![]() 見込みの深いリム鉢の そのエッジでマスキングするために 2.5mmのテープを貼りますが これが・・実に面倒です 素焼き相手では粘着の弱いテープを エッジのギリギリに貼るためには 無理な力を入れずに・・そっと置いてゆくように・・ ということになりますが よたらず剥がれずには・・少し慣れが必要 根気よくくり返して・・段々に思い通りになってきました 黒い部分が・・その糸状テープ 広い面積は・・紙の養生テープを使っています ![]() 他にも方法がないわけじゃありません ラテックスや撥水剤でも・・同じことができます 手間でいえば・・そちらの方が楽かもしれません でも・・上手く貼れれば すっきりと抜けるのは・・テープが一番 面倒を承知でするのは・・そういう理由なのです ![]() 素焼きの窯を焚きながら 今日も・・糸抜きのマスキングで明け暮れでした ![]() 養生のためのマスキングも・・ 紋様のためのマスキングも・・ 糸状テープの糸抜き技法なのですが 紋様のための糸は・・ここでは0.5mm使用 更に一段と接着が弱くなりますので 力加減が難しくなります ちょっとでも引っ張れば・・ その分が収縮して剥がれます だからといって・・怖がれば糸はヨレヨレ リズミカルに・・やさしく追ってゆくのが秘訣ですが これは・・そのヨレヨレを活かしてみようかと おっかなビックリ風です 案外面白い・・線紋ができてきました 完成予定図では・・見込は真っ白 つばの部分は黒釉で・・糸が白く抜けます 初めてのヨレヨレが・・どんな感じか ちょっと楽しみに・・焼いてみます 2012年 05月 07日
![]() 今日が・・GWの最後の一日 いつが休日で・・いつが平日か さっぱり区別をするでもなく・・ 工房での・・day-by-day・・が続いた ![]() 世間が動いていない・・ってことが 工房に・・奇妙な静けさをもたらす GWは・・good-workのための一週間かも ![]() もともと・・人混みが好きでない 待ったり・・並んだりが好きじゃない ![]() 桜は好きでも・・花見は好きじゃない・・とか ルーブルのミロは好きだが・・上野でのミロは好きじゃない 待ったり・・並んだりだから ![]() ひとがいる景色と・・いない景色 そこに何があるでなくても・・ ひとがいないだけで・・美しい景色ってのもある ひとの予定に入ってこない景色 聞こえる筈のない音が・・聞こえてくる景色 GWの工房は・・そういう景色だったみたいだ ![]() 少しづつ・・材料が溜まり 少しづつ・・前が見えてくる そして・・少しづつ不満が湧いてもくる 作りたいものは・・これか? もの作りが・・作ってるあいだ中 常に・・自問自答する問いだが これが作りたかった・・と思えるのは いつでも・・ほんの一瞬でしかない 材料は・・溜まってきたが 作品が溜まるか・・それが問題なのだ 2012年 05月 03日
![]() 定番のつば広のリム鉢・・30cmほどの大きさ 今夜も一枚・・彩色が済んだ ![]() ベージュの化粧の上に・・同系の線紋 釉薬を掛けて・・酸化で焼成することになる ![]() 曲面に糸を貼って・・それが真っすぐに見える どうってことないようで・・ 器面の処理が悪いと・・線が歪む ![]() すっきりとした線紋は・・器形が左右する 糸抜きの技法を・・10年繰り返して 経験で学んだ気がする ![]() 今回予定してる個展は・・糸抜きをコンセプトにしてる だから・・挽くも削るも曲線が大事 粗削りに仕上げ削り・・おまけに研摩もする 糸が・・きれいに走って欲しいからである ![]() 水指6個・・仕上げ削りを終えた 十分乾くのを待って・・研摩する 糸を貼るとは・・糸を追うこと 決して引っ張るのではない 引っ張れば・・糸は剥がれてしまう 引っ張れば・・糸は不自然に曲がる ![]() 糸をリズミカルに追って・・ラインを作るが 器面に僅かでもコブがあると ラインは引きずられて・・あらぬ方向に走る 気に入らないのは・・そういう時なのである 何度も苦い経験をして・・だから今は 躊躇わずに手間を掛けている どうってことなく・・ 真っすぐが真っすぐに見え 曲線に破たんのないラインが・・ 欲しいからなのだ いつまでもじゃないかもしれないが 今は・・これにこだわっている 奈良 2012年 05月 02日
![]() 「筆洗うときはさ・・蛇口で洗うんじゃなくて ボウルに水入れて・・水の色が透明になるまで洗ってね・・!」 弁柄やコバルトみたいに色の強い材料を使った筆は きれいに洗わないと・・次に使う釉を汚してしまう 汚れた水が・・きれいになってゆくのを見るには 何度もボウルの水を取り替える必要がある 今日・・筆を洗っていて 「・・うん・・?」ってことに気づいた ![]() たまたま使ってたジョウロを・・筆で洗おうとして・・ 「これって・・ジョウロを洗うというより 筆を洗うのに便利・・と気づいた ジョウロは・・当然だが水は常に流れ落ちる しかし・・見込みの部分に溜まった水で筆を洗うと 汚れが落ちるにつれて・・そのまま水がきれいになってゆく ボウルに溜まるのを待って・・洗う必要もなく 水の入れ替えで・・ 汚れの具合がよく判らないってこともない どなたかが・・既に気づいていることかもしれないから 大袈裟に・・書くつもりはないけど ご存知なかったら・・試してみてください 案外・・いけそ!かも ![]() 酸化鉄とマンガンをたっぷり使った鉄釉 これで使ってた筆を洗って気づいたことだった 昨日糸を貼った・・花器 ![]() 糸と養生をはずして・・こうなった 一度・・このまま本焼きして 更に・・白い部分に釉薬を掛けて 二度目の本焼きにまわし・・更に 上絵で・・銀彩を施したいと思ってる 銀彩のテストが・・まだ満足できてない 上絵を・・何度か重ねて試してるところなのである 2012年 05月 01日
![]() 私の工房には・・窓がない 建物の構造上・・やむなくそうしてるが 教室日以外は・・シャッターを閉めてると 昼なお夜・・みたいな工房なのだ 朝から・・細かい仕事してたらなおのこと いつの間にか・・昼 多少夢中になって何かしてると・・いつでも 一日は・・いつの間にか過ぎてゆく ![]() 一枚が・・5cmほどの豆皿に 養生して糸を貼り エア・ブラシで化粧して・・更に色を差す 終えたら・・糸と養生をはずす それが・・上の写真 30cmの亀板に乗ってしまう・・10枚ほどの豆皿 でも・・これで午前中は終わってしまった 釉掛けは・・あとでまとめて ![]() 次はこれ・・白と黒の花瓶 糸を貼って・・養生しておいて ![]() 黒釉の甕に・・ずっぽりくぐらせる 乾いてから・・養生をはずせばこうなる 糸が貼れれば・・ あとはそう手間がかかるわけじゃないが 白のラインを・・どうとるか 何度か・・やり直しが必要だった このパターンは・・結構気に入って これからも・・何体かやってみようと思う ![]() 今日の最後は・・これ 皿も含めて・・何度かやってるパターン 慣れてはいるが・・やはり手間がかかる 一本一本・・ピンセットと小ばさみで まるで・・外科手術の縫合の練習みたいだ 終わってみたら・・いつの間にか夜 面白がってやってはいるものの やっぱり・・能率の悪い仕事だと しみじみ・・痛感する 時間との勝負・・コツコツやるしかない 2012年 04月 30日
![]() 今日のロクロ挽きは・・ 明日のための材料作り ![]() 今日の削りは・・ 昨日の材料の継続 ![]() 粗削りしておいた皿には・・データーが 27.5cmの直径・・ 見込みの深さが3.5cmで・・皿の高さが5.0cm 粗削りで1220gだったものを・・ 仕上げ削りで・・1120gに 6枚の皿は・・ほぼ近似値に揃える ![]() 仕上げ削りを済ませた6枚を・・庭に出して コンプレッサーで・・白化粧を吹きつけた ![]() 小鉢にも・・白化粧 こちらは・・甕でずぶ掛け どちらも・・生ま掛けだから 崩落の危険はあるが・・どうやら無事だった ![]() 夕食後は・・明日のためのロクロ挽き 水指6個と・・尺皿2枚 昨日と今日と・・明日が 一連で上手く流れるようになると・・捗る それもリズムなのである 一日分の量を調整して 全てが頃合いで作業できるように・・ そこらへんが秘訣で リズムを作るのが・・何より大事なのである ![]() 誰もいない工房で 結構よく働いた一日だった いつものラジオを消して この二枚・・どちらも名盤だが ウィントン・ケリーのケリー・ブルー ビル・エヴァンス ジム・ホールのアンダーカレント ずっとこれを繰り返し聞きながら・・だった 2012年 04月 28日
![]() 朝から・・ロクロを挽いた 定番とは別の赤土・・久しぶりだけど この土・・実に挽き易い ![]() 個展のための準備を始めると・・ いつも気になることがある 挽いたり・・削ったり・・加飾したりの 大量の作品を・・管理するための場所の確保 これが・・案外厄介なことなのだ ![]() 存分に挽こうとすれば・・ 場所づくりをしておかないと・・片づかない ![]() 決心して・・午後の数時間 乾燥棚を整理した 何となく置いてあるものの この先どうするか・・決めてないものを壊す あるいは・・焼成したが気に入らないもの それも処分・・迷いながらもげんのうで叩き壊した ![]() 整理してみると・・全体が見えてくる 場所を作るためだったが・・ 今やってるものを・・一望できれば 足りてるものも・・足りてないものも判る そこが・・一番肝心なことだ 棚の整理は・・頭の整理でもある < 前のページ次のページ >
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