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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

2017年 12月 17日 ( 1 )

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江戸小紋の古帛紗三枚・・大事にしてる
私が糸抜き技法で・・細かい紋様に挑んだきっかけは
江戸小紋の魅力に惹かれてだった

遠目には無地だが・・近寄れば極細紋
京が絢爛なら・・江戸は粋が売り
武士の裃の模様付けが始まりらしいが
遠目には・・何処の藩の者かが判別できない
そこら辺が武門の美学にもつながったのだろう

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江戸小紋という呼称は・・古いものではない
今年お亡くなりになった人間国宝小宮康孝氏の尊父
小宮康助氏が戦後・・人間国宝に認定される際
京の小紋と区別するために作られた呼称だと聞く

たまたま・・小宮康孝さんのかかりつけ医が
私の旧友で・・ここでもしばしば書いた
浅草の主治医〇山クン・・彼も既に異郷だが
そのご縁で頂いたのが・・この帛紗である

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当代の小宮康正さんのご好意で
江戸小紋の工房にお招きいただき
息を詰める細かい作業を拝見した日
驚愕の思いで圧倒されたことを忘れない


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単純なものほど難しい・・だから
その分美しくもなる

今・・やきものに
この麦藁手の紋様を打つとき
あの工房の空気を思い出す

緊迫した工房に漂う「気」
得難いものを味あわせていただいた午後だった



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by touseigama696 | 2017-12-17 09:24 | ●エッセイ | Comments(0)