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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

2017年 10月 22日 ( 1 )



60年代初頭のころ
亡父は五十そこそこだったが
ほぼ1年間・・自分の専門医療の研究で
イギリスとアメリカに渡り
関わりの深い大学に滞在していたことがある
その時の話で忘れられないエピソードをひとつ

「ある時‥研究室のドクターに夕食に招かれたが
食事を済ませて・・珈琲をいただいていたら
DR.Misaki・・あなたのクリスチャンネームは?
と聞かれたんだ
日本人でとなれば・・持ってない方が多い
それならそれで・・ない!でいいのだが
たまたま・・私は持ってるんだ
生まれた時・・祖父母夫婦がクリスチャンで
教会で洗礼を受けさせられたわけさ
ところが
実際には教会にも行かずに育ったから
自分の洗礼名を忘れてしまったのさ
そこで・・咄嗟には答えられなくて
思わず・・覚えていた祖父の洗礼名を
言ってしまったんだ

でも・それを信じた先方のDR.は
その先・・とても親密感を持ってくれて
よくしてくれたんんだよ
仲間にもその洗礼名を紹介してくれて
壁がひとつなくなったみたいだった
ヨーロッパはやはりキリスト教文明圏だからね
洗礼名を持つ持たないには・・違いがあったね

でも・・祖父の洗礼名を名乗った罪悪感は
丸々嘘ではないにせよ・・やはり心にあって
帰国するまで気になっていたさ」

そこで・・亡父は帰国して暫くすると
自分で八王子の教会に出向き
誕生時の記録を辿ってもらい
そこに書かれていた正式の洗礼名発見したわけだ
今では・・私も知っているが
それを書くのは個人的なこと・・やめておこう

やがて大学をリタイアして
自宅で過ごす日々がきて
これからは日曜礼拝には出席すると
地元の教会に通いだした
最初はひとりで出かけたが
後には亡母も同伴し
やがて・・母も洗礼を受け
そして二人とも
地元の教会で昇天したのだった

多分・・母の葬儀の後だったと思うが
神父さんが・・私にこう言った
「これを機会に・・あなたも教会に来ませんか?」

爾来・・この言葉を忘れてはいない
自分の余生を思えば
縁のある浄土宗・・カソリック教会
のどちらか・・あるいは
無宗教の家族葬を・・選ぶか
私なりの遺志を決めておくべきかもしれない

もし選ぶとすれば
私のこころに自然なのは
キリスト教のような気がする

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別に意識してのことではないが
聖書だって随分長いこと
手許に置いてある

音楽にしても文学にしても
慣れ親しんできたバックグラウンドは
キリスト教の西洋文化だった

少しこころに静けさが欲しいとき
ナナムスクーリのアメイジンググレイスは
何のよどみもなしに胸に沁みる
この旋律自体が・・「アメイジング・グレイス」
「素晴らしき恩寵」のように思えるのだ

仕事を整理して・・日曜日を空け
教会に通う・・できるだろうか?
そこら辺をもう少しきちんと考え
そして・・決めようと思う



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by touseigama696 | 2017-10-22 05:19 | ●エッセイ | Comments(4)