2017年 09月 14日 ( 2 )

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BBpinevalleyさんの許可を得て
ブログ「アメリカからニュージーランドへ」
2017/09/07からお借りした写真です

「この砂漠を真っすぐ歩いたら・・どこに行くの?」

1965年の冬・・初めての欧州の旅の最後
カイロ郊外のギゼーのピラミッドを訪ねた時
遥かなサハラ砂漠を見やりながら
現地のひとに・・そう訊ねた

その若者は・・素っ気なく英語でこう言った
「となりの国」
どれ位歩けばそこに行けるのか
そして
それは何という国なのか・・私には判らない
でも・・そう言うしかない壮大な広さと遠さ
それも「隣り」なんだと・・妙に納得した覚えがある

自分が今立っている・・その足元から
遥か彼方で・・道は空と交わり消えてゆく
そこを地平線といい・・消えた点を
バニシングポイント(消失点)という
そこまで歩けば・・その先にまた新たな
地平線とバニシングポイントが現れる
切りがないが・・歩けば歩ける
それが「道」なのだ

お借りした写真を見つめながら
ふと・・感じるものがある

近代化された都市空間の中でとなると
「我々が今歩いている道は・・道とは言えない」
ってことだ
限られた用途のための通路
利便と簡便が綾なす破線の通路
始終途切れ・曲がり・ぶつかる
そんな通路の角に立って
「これ真っすぐ歩いたら・・どこ?」
「そさな・・駅かな」
間違っても・・隣の国とは言うまい

かつてひとは・・空の星を頼りに
どこまでも真っすぐ歩いた
何度も地平線に達し・・次の消失点に向かった
それは通路ではなく・・道だった
強靭な体と心は・・道で培ったのじゃなかろうか
通路に立って歩きたいとは思わぬが
この道に立ったら・・きっと歩きたくなる
駅ではなく・・隣りの国まででも歩きたくなる

それにしても・・お借りした写真
キャプションによれば
この道は・・お隣りの農場への道とか
なんと素晴らしい道ではないか
決して通路ではない

バニシングポイントは
途中は人生の頂点であり・・最後は終点でもある
叶う間どこまでも・・いつまでも
真っすぐ歩き続けられたら・・なのだ




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昨日の朝のこと
たっぷりと大服に点てた茶が
喉越しに・・頭の靄を連れ去ってくれる
緞帳を引くように・・夜明けの幕開け
日に日に・・日暮れは早く夜明けは遅い
日の出を待ちながら・・ゆっくりと茶を点てる
このところ・・そんな朝が多くなって
個展の追作の日々に終わりがきたようだ

旧宅時代・・私は夜更かしだった
転居して早起きに替えた
旧い町並みから・・新しい町並み
夜更かしよりも早起きが似合う町に転居し
新しい家の暖かさに救われて
真冬でも・・夜明けが寒くないのだ

だから
このまま早起きを続けることにして
3時半から6時半の朝食までの3時間
かねてから密かにリベンジしたかった
読書時間の奪還に充てようと思う

頭の劣化・・目の劣化
はたまた・・根気の劣化に記憶の劣化
読書が縁遠くなって
昔を今にかえすよしもがな
最後のチャンスと決めて
しっかりとした本を・・しっかり読みたい

転居の折に無慮数千冊を処分したが
これはと思う数百を残したから
せめてこれには手をつけたいし
ついついその後に買い置きした分も
出来るだけ読破したいと思うのだ

近々に眼科でチェックして
白内障の手当が必須かもしれない
必要なら手術も受け
視野と視力を確保しなきゃとも思う

75歳からの最晩年
何と言って欲があるわけじゃない
せめてものリベンジが・・読書時間の奪還
可愛いもんだ

今5時になった
さっき火を入れた窯をチェックしながら
今朝も茶を点てることにしよう

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少し秋めいて・・だから
今朝はこの茶碗で




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