2017年 08月 01日 ( 1 )


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6月の会期だった個展ですが
私には・・まだ終っていません
ですから
ご注文いただいた追作が終るまで
緊張を解くわけにはゆきません

どうしたって時間のかかる糸貼りに
集中を切らさずに・・向き合っています

特段に暑い夏ですが
こうして工房に籠って過ごす時間は
もしかしたら・・一番の避暑かもしれません

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昨日も・・夜明けから仕事してましたが
一段と進捗させるため
夕食後も・・残業することにしました
40㌢の皿に・・糸抜き波状紋の定番です

裏面の養生準備で・・30分ほど使い
一気に表面を攻めることにしました


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表面の・・最初の一線がこれ
何のあたりも入れてない皿に
この一本からの上下は
最後までフリーハンドで
頭に浮かぶイメージを指で走らせてゆきます

最初のころ
大皿にこの一本を入れると
皿の広さと・・終りの遠さに怯えて
「えらいこと始めちゃったぁ~!」って
恐怖みたいなものさえ感じたものでしたが
「慣れ」という経験は・・大きな財産です

ある程度自由にモチーフを表現できるスキルが
道中を楽しませてくれるようにもなるもんです

「ここら辺で・・この波消して新しい波を・・」とか
「この波は・・ちょっと荒々しく・・」など
そんなこと考えながら・・進めてゆきます


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30分ほどで・・こんな感じです
少し離れて全体を俯瞰し
おおよその流れを・・確かめるのも大事
夢中になって近視眼になると
全体のバランスを壊してしまうことがあるからです

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1時間くらいで・・ここまできました
昨晩は・・結構いいリズムで貼れました
体調とか気力によるところもありますが
一番大事な条件は
この皿のロクロ挽きが上手く出来てるか?・・です
見込みの曲面が・・スムーズで滑らかでないと
糸は・・思い通りに走ってくれないのです
僅かでもコブがあると
糸は・・その頂点で狙ったコースを外れ
おまけに下り斜面で・・剥離してしまいます

ですから・・この糸抜き技法の場合
ロクロの挽きと削りは
手の勢いを生かすというより
糸の走りに合わせて・・微妙な滑らかさを追います

その意味で
この皿は・・仕事しやすい皿なのでした

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2時間で・・貼り終えました
初心のころを思えば・・嘘みたいです
多分このサイズでも
丸一日はかかっていたかもしれません

割合い・・穏やかで優しい波模様になりました
リズムに乗れて
無駄なやり直しのなかったことが
気分を良くしてくれます
いつでもそうだといいのですが
思い通りにならないことだらけで
悪戦苦闘する日々でもあります

これから裏面を貼ることにします




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