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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

2017年 07月 11日 ( 1 )

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先月・・個展が終った直後に
75歳の誕生日が通り過ぎていった
一瀉千里のごとく・・時は流れるが
だからといって
仕事は・・一瀉千里に走ってはくれない

今年になって半年
その殆どを工房に籠って暮らしてきたが
個展の追作を終えるまで
緊張を緩めるわけにはゆかず
依然として夜明けから日没までと
更に・・30分のマッサージを受けてから
残業と称して・・10時くらいまでは工房である


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昭和17年生まれの・・75歳
身長183センチ(多分少し縮まっている)
体重78キロ(少し増えてる)
肺活量5.000cc(昔は6.000cc超だった)
握力50キロ(昔は60キロ強だった)

ついこの間まで
25㍍のプールなら・・潜ったまま泳げたし
結構大きな皿でも鉢でも
高台を摑んだまま釉瓶でずぶ掛けもしていた

大して威張るほどのことじゃないが
要するに図体がでかいというだけでの
幾つかの利点を重宝してたってこと
それが
それこそ一瀉千里に衰えてゆく様は
いささかめげるものがある

かかりつけの主治医の言によれば
目下・・命に係わる動力系の病はなさそう

どんなに緊張しても
ストレス性腸症候群にはなっても
食欲不振になったことはないし
不眠で悩んだことも・・75年一度もなしだ
そこら辺は・・真に頑丈にできてる

しかし・・一方で
躯体系の仕掛けは・・かなりボロボロだ
両肩の肩腱板は断裂したままで
それでもイテテッ!とわめきながら
両手を掲げて棚板の上げ下げもしてるが
左足は・・他人に気づかれるほどに不自由
前屈しても・・指先は膝までしか届かないし
正座は勿論・・胡坐さえかけなくなった
だから
畳に寝ることと・・落ちたものを拾うのが大嫌いだ
それでいて・・よくものが落ちる
誰もいない工房のときは
何処かの女性代議士のごとく
わめき散らしながら・・必死で拾ってる


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体の劣化は・・まだ仕方ないと受け入れてるが
頭の劣化には・・かなり怯えている

直感的に不安になるのは
全体をまとめる力が衰えてきたことだ
ひとつの仕事を・・企画して計画をたて
作業の進行をチェックしながらまとめ
きちんとした結果に落ち着かせる

それが仕事の殆どというような人生だったから
これの劣化は・・一段と厳しく自分に迫るのだ

若いころと比べてみても意味ないが
「たったこれだけで・・こうも手間取るのか?」
ついつい比較してみじめになってるようだ
そして・・当然の帰結のごとく
疲れを感じる日々になってきた

妻も言うが
「疲れたとかだるいって・・言ったことないのに」
今ではしきりに口にする・・確かにそうだ

目が覚めて
「今日はどうして過ごそうか・・あそこに行ってみるか
それともじっとしてるか?」
そんな朝に・・微かな憧れを感じる

老いが・・段々それらしくなる
それが・・一番の「老い」なのかもしれない



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by touseigama696 | 2017-07-11 07:21 | ●エッセイ | Comments(0)