ブログトップ

桃青窯696

touseigama.exblog.jp

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

2017年 04月 20日 ( 1 )

d0085887_00380399.jpg

一昨日・・工芸会の事務局から
この図録が送られてきました

第57回東日本伝統工芸展は
昨日が初日で始まりました


d0085887_00382210.jpg

9回目の入選は・・9冊目の図録
プレイバックすれば・・自分の足跡が見え
歩いてきた道が辿れます
d0085887_00383299.jpg

今年は・・この作品が通りました
相変わらず写真写りの難しい作品です
私のトレードマークみたいな
「糸抜き波状紋大鉢」ですが
早晩このモチーフを離れ
新しい展開を形にすべき時期です

進展なく続けることは・・自作の写し
公募展では嫌われる「怠惰」と云えます

新しいモチーフと個性
もの作りは
この関係と無縁に過ごすことはできません

d0085887_00385339.jpg

どんな名工たちにも
そのキャリアに・・初日はあった筈です
最初から得意な技法が使えたわけでなく
個性的な表現を満たすモチーフを
温めていたわけでもなさそうです

試行錯誤を繰り返しながら
作品が体を成す日に向かっての
心もとない旅の挙句・・運も手伝って
それらしい境地に辿り着けるのです

技術は・・
弛まざる訓練が担保する帰納的な積み上げですが
個性は・・
演繹的な閃きに依存するイメージの世界
帰納と演繹を両輪にして走るのは
考えてみれば・・そう簡単ではありません

技術はあっても・・個性には遠く
個性的だが・・技術が届いていない
こうしたジレンマの中で
我が道を模索する日々が続くのです

d0085887_02205144.jpg

殆どを独学で過ごしてきた私の教科書は
書架の図録と・・NHKの「やきもの探訪」
折に触れ・・飽きずに繰り返し見つめ
名手の仕事の隙間に垣間見る
一条の光明を探してきたようにも思えます

定評のある公募展に通ることは
自分への厳しさを課すこと
それに尽きるのかもしれません

送られてきた図録を眺めていて
まだ新しい道があって
それを見つけた作家が現れた
新鮮な驚きとともに・・どんなに狭い隙間にも
2分の1は無限にあるということ

図録は・・
それを教えてくれているように・・思うのです




人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!

[PR]
by touseigama696 | 2017-04-20 02:30 | ●エッセイ | Comments(2)