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桃青窯696

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50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

2012年 01月 03日 ( 2 )

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正月三日・・我が家も今日からはもう普段通りだ

桃次郎を連れて散歩したけど・・
凧が揚がるわけでも・・独楽が回るのを見ることもない
羽根つきの音も聞こえず・・こどもたちの賑わいもない
昔の正月は・・もう何処にもなさそうだ・・?

ゆっくりと工房を掃除し・・夕方から
手始めに・・皿一枚挽いて
今年が・・始まった
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お祝い事の記念品に差し上げる何かを・・
去年の暮・・新年の仕事の注文をいただいた
お孫さんのお食い初め一式・・
このご注文も・・暮れにいただいた

どちらも・・時間的に切迫してるわけじゃないが
今年は・・スロースターター返上
仕事始めに・・早速轆轤に向かうことにしたのだ
静かに・・音もなく新しい年が動きだした

私が子どものころ・・
正月は・・町中がにぎやかだった 
大人も子供も・・精一杯の晴れ着を着て
繁華街は・・ひとで溢れた
終戦直後の・・あの貧しさの中で・・

しかし・・思えば
貧しかったからこそ・・賑やかだったともいえる
せめて正月くらい・・ささやかに贅沢をしたかったのだ
晴れ着も・・節料理も・・お年玉も
一年に・・たった三日間だけの夢だった
済めば・・つましい日常が待ってた

あれから半世紀を遥かに超え
不景気とはいえ・・往時に比べれば
毎日が正月みたいに・・贅沢な暮しになった
だから正月が静かなのも・・当然でもあろうか

クリスマスに・・ケーキが飛ぶように売れ・・
ジングルベルが鳴り響き
銀座が酔いどれ三角帽子で溢れた・・
60年代の終いころ
たまたまロンドンで出会ったクリスマスは
実に静かで・・ほんとうの豊かさとは・・
そうしたものだと実感したのを思い出す・・

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明日から・・千葉県在住の
日本工芸会会員によるグループ展
「第7回伝統工芸陶葉会展」が
千葉三越で開催されます

もしお近くでお時間があったら
ご覧いただければ・・です

私も・・
糸抜き線紋彩色器シリーズで出品します

第7回 伝統工芸陶葉会展

会期: 2012年1月4日(水)~10日(火)
会場: 千葉三越 7階特選画廊

1月9日は・・午後から当番で在廊します






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by touseigama696 | 2012-01-03 23:45 | ●工房便り | Comments(4)
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昔・・死んだ親父が自慢げに
「この時計・・1年に1秒狂わないんだ・・」と言って
腕時計をはずして見せたことがあった

「そりゃすごいけど・・1年に1秒狂ったら・・
仕事や生活に差し支える人生って
一体・・どれほどあるんだろ・・?」
そう言い返した覚えがある

1秒・・ひとつ息つけば過ぎてしまう時間
しかし・・その長さは時に千差万別である
1秒の長さを・・正確に体得してるひとは少ない
「10数えてごらん!」と言えば
大抵は・・早すぎて5~6秒分でしかない
つまりは・・殆どの生活の中では
1秒が正確でなくてもちっとも困らないのだ
1秒どころか・・1分だって同じようなものだ
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制作に追われてるとき・・
ましてそれが約束だったりすれば
時は・・まさしく矢の如く走る

一方で・・搬入した作品の入落を待つ間
まるで・・時は止まったかのようだ
時間に・・目安はないものか・・?
ふとそう思ったら・・あった!

1秒の定義・・
「1秒はセシウム133原子(133Cs)の
基底状態にある二つの超微細準位間の遷移に
対応する放射の 9,192,631,770(約100億)周期にかかる時間」
とある・・何のことやらさっぱり
でも少し安心した・・何故ってないも同然だからだ

置かれた状況で・・こころに感じるままの時間
その長短の中で・・人生は進んでゆくのだ

つい数日前の年末まで
約束を果たすため・・時は矢の如く走ってた
そして・・年が明けて二日
もしかしたら・・これが普通かもと
少しゆったりと・・流れてゆく

しかし・・それも走ってる電車を降りて
乗り継ぎに・・プラットフォームを歩いている早さとでも
乗り替えれば・・また早くなるに違いないのだ

腕時計をはずして・・10年以上
殆ど困ったこともない
心に感じるままの振幅を頼りに
短いときは・・短いままに
長いときは・・それもまた

全ては・・過ぎゆくままに
悪くはないな・・そう思ってる




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by touseigama696 | 2012-01-03 00:44 | ●エッセイ | Comments(4)