ブログトップ

桃青窯696

touseigama.exblog.jp

50歳からのプロ・・・ここでは陶芸家らしく・・

2011年 11月 10日 ( 1 )

d0085887_23232385.jpg

上〇さんは・・入門してまだ一カ月
普通なら・・菊練りに悪戦苦闘してる頃だが
どういうわけか・・
既にもっともらしく・・ロクロを挽いている

勿論完全ではないが・・初めての菊練りで
菊練りの本質を見抜いたらしく
土は回転しながら・・軸に巻きつき
おまけに・・まとめの姿におさまった
「やったことあるでしょ・」「・・いいえ!」
正直言って・・びっくりした

強いモチベーションがあっての
入会希望だったから・・
それだけ思いも強いのかもしれないが
それにしても・・驚きのスタートだった

しかし・・だからと言って
次回は・・鉢だ皿だと進めるつもりはない
当分は・・土管作りを繰り返そう・・と話した
器ではなく・・土管
私は・・この土管作りを大事にしてきた
最も大事な基本だと・・信じてるからだ
d0085887_23233335.jpg

一定の量の土を・・
細く・・高く・・真っすぐに挽きあげる
それを・・土管と称している
どんなに似ていても・・
湯呑みではない・・土管ということにしてる

細く・高く・真っすぐに挽きあげるには
その殆どの作業は・・左手がする
(時計回りのロクロ挽きの場合)
ところが・・右利きのひとに
左手だけで・・というのは案外厄介である
ついつい右手が動いてしまい
細く・高く・真っすぐ・・のはずが
太く・低く・丸くなって・・へたる

ここで失敗することが多いのだが
私は・・この失敗を避けずに
どんなに厄介でも・・左手を使えるように指導する

初心のうちに経験しておかないと
右手一本やりのロクロになってしまい
使える技が・・うんと減ってしまうのだ

土管にならず・・湯呑みのように膨らんで
結果的に・・「できた・・できた・・」と喜んではいけない
それは似て非なるもの・・
いわゆる文珍湯呑みといって・・厚くて重い
削りで軽くするのは・・所詮誤魔化しにすぎない

左手を自由に使えるようになってこそ
やがて薄くて・・高くて大きな器ができる
ビギナーのうちは・・器形にこだわってはいけない
左手4~5手で・・土管ができるようになれば
得意な右手を使って作る姿や形は・・決して難しくはない

上〇さんの手つき・・左手は・・
真っすぐ指腹の面で土を捕まえているし
内側中心に向かって押し込んでいる

2~3回目のロクロにしては・・出色のできである
しかしなお・・小さな成功に満足せず
数多くの失敗を繰り返しながら
確実な技を・・身につけてほしいものだ

失敗してもいい時期に・・一杯失敗すること
失敗しない技は・・そこからしか生まれない
そう信じている・・
d0085887_2323433.jpg

今日の昼は・・シェフ藤〇の手作りランチ
居合わせたみんなで・・美味しくいただいた



人気ブログランキングへ応援してくださる方・・クリックしてネ!
[PR]
by touseigama696 | 2011-11-10 00:46 | ●窯だ行進曲 | Comments(8)